麻婆豆腐のレシピ・作り方！簡単なのから本格的なのまで紹介！

辛さが決め手の中華料理の中で大人にも子供にも人気のメニューが麻婆豆腐です。中華料理店で食べるような本格的な麻婆豆腐も麻婆豆腐の素がスーパーで簡単に手に入るため、家庭でも本格的な麻婆豆腐を簡単に作ることができます。麻婆豆腐は、本来複数の調味料を混ぜ合わせて作ります。辛さのコントロールなども自由自在にでき、風味もオリジナルに作ることができます。麻婆豆腐の味を気分によって変えることも可能です。

スーパーで麻婆豆腐の素と材料を使って作るのが初心者でも簡単に作る一番の方法なのですが、オリジナルの麻婆豆腐を一から作ることにチャレンジしてみませんか？手間と時間はかかりますが、オリジナルの本格的な麻婆豆腐が完成した時には嬉しさもひとしおです。中華料理店で出されるような本格麻婆豆腐の簡単な作り方を紹介します。もちろんアレンジ可能なレシピなので、オリジナルに仕上げることも可能です。

麻婆豆腐は中華料理の代表的なレシピの一つです。中華の中でも四川料理に該当し、唐辛子を使って辛みを活かしたレシピです。ひき肉と赤唐辛子、山椒、豆板醤、トウチなどを炒め、鶏ガラスープと豆腐で煮た料理です。本場四川では、花椒は粒でいれるのに加えて、花椒を粉状にしたものを全体が黒くなるほどたっぷりかけて食べます。その辛さは火を噴くほどの辛さです。日本では辛さを控えめにした麻婆豆腐が主流です。

しかし、昨今の激辛ブームなどに則り、四川と同じような辛さに仕上げた麻婆豆腐を提供する店も増えています。麻婆豆腐をベースに発展した料理も数多くあります。代表的なレシピが麻婆春雨や、麻婆飯、麻婆茄子などです。日本で広く普及したのは、陳建民が昭和27年に来日して広く麻婆豆腐を広めた事から始まっています。日本では豆腐料理の一環として親しまれており、豆腐のレシピとしてしばしば麻婆豆腐が登場します。

料理が趣味である人が増加していることもあり、本格的な料理を作りたいと考えている人も数多くいます。家電量販店には、専門店で使用するような調理器具を家庭用にアレンジした調理器具を販売して人気を集めています。中華料理と言えば、大きな火力と大きく重い鉄鍋と鉄の玉杓子、そして長方形の形が特徴な中華包丁です。これらを駆使して自宅で本格的な中華料理を作ることを試みる人も増加しています。

様々なレシピを一つの中華鍋だけで作り上げてしまうため、フランス料理やイタリア料理の繊細さとは別の趣がある中華料理は、男の料理ともいわれており、男性の間で人気になっています。また、中華料理に欠かせない調味料もスーパーなどで簡単に手に入るようになっている背景からも手作りにチャレンジしやすい環境が整っていることも後押ししています。既に道具がある人は、材料とチャレンジ力だけ備わればいつでも開始できます。

家庭で作る手作りの麻婆豆腐のレシピを紹介します。本格的な四川の辛さを再現した麻婆豆腐から、ちょっと変わった具材を入れることでオリジナルの味にすることができるレシピ、そして子供にも食べさせることができる辛さをコントロールした麻婆豆腐まで様々なレシピを紹介します。スーパーで市販されている麻婆豆腐の素を使わなくても簡単な作り方のレシピもあります。ぜひ献立の参考にしてみてください。

まず最初に紹介するのは最もスタンダードな麻婆豆腐です。本格的な中国四川のスタンダードではなく、日本人に馴染みのある麻婆豆腐です。オイスターソースを使うレシピです。市販の麻婆豆腐も素を利用するのと同じくらい簡単に作ることができます。準備する材料は豆腐、鶏ガラスープ、豆板醤、甜麺醤、醤油、オイスターソース、酒、ラー油、片栗粉、生姜、にんにく、塩、胡椒、一味唐辛子、花椒です。

豆腐は木綿でも絹ごしでもどちらでも構いません。お好みで選びます。作り方です。豆腐は湯通しします。湯通しし終わったらざるにあけておきます。調味料を炒めながら加えるのが本格的ですが、火が通っているときに入れるのにはコツがいるため、あらかじめ別な器で混ざておくのがおすすめです。大きめのフライパンに鶏ガラスープを入れます。もし中華鍋があるのであれば、中華鍋を利用するのがおすすめです。火力は最大にします。

鶏ガラスープを煮立たせて、調味料を一気にすべて入れます。先に片栗粉を入れていますのでとろみがつくまで混ぜます。とろみがついたころに豆腐を入れます。豆腐を入れた後はスープが馴染むように混ぜますが、あまり強く混ぜすぎると豆腐が崩れてしまいますので、玉杓子の背の部分を使用して軽く押すように混ぜるのがコツです。器にあけて盛りつけた後、花椒をお好みでかけて完成です。ごはんにピッタリのシンプルな麻婆豆腐です。

麻婆豆腐のコクと味の深みを出すために欠かせない甜麺醤を日常にある調味料で手作りする麻婆豆腐のレシピです。コクや風味は料理の本質的な味を左右します。自家製にすることでオリジナリティの溢れた麻婆豆腐を作ることができます。自家製といっても簡単です。チャンレンジしがいのあるレシピです。麻婆豆腐を作るための材料は豚ミンチ、豆腐、ネギ、にんにく、しょうがです。

次に調味料の材料です。鶏ガラスープの素、酒、豆板醤、塩、胡椒、ごま油、片栗粉、山椒です。甜麺醤の材料は赤みそ、砂糖、酒、みりん、醤油、ごま油です。甜麺醤の作り方ですが、味噌と砂糖を混ぜ合わせて、酒を入れます。味噌は赤みそを使うことでより本格的な甜麺醤に近くなります。さらにみりんを入れて混ぜます。そして醤油、ごま油と入れて混ぜれば完成です。入れる順番が大事なので注意しましょう。

自家製の甜麺醤ができたところで麻婆豆腐のレシピの作り方です。豆腐は水切りして2センチ角程度の大きさにカットします。ネギは小口切り、ニンニクとしょうがはみじん切りにします。中華鍋にサラダ油を入れてにんいくとしょうがを炒めます。中華は火力勝負ですが、この段階ではまだ弱火で調理します。ミンチを入れて火を中火にあげます。ミンチはすぐに混ぜず、焼き目が両面についたころを見計らってほぐすのがコツです。

豆板醤と甜麺醤を加えて炒めます。ここで火を強火にします。しっかりと炒めてから酒と水を入れて鶏ガラスープの素をいれます。さらに塩と胡椒、しょうゆで味付けします。豆腐を加えて煮立たせます。豆腐を煮るのは約2分程度です。豆腐は崩れるためゆっくりと混ぜるのがコツです。火を中火に戻してから水溶きした片栗粉を注ぎ込みます。とろみ具合を見るため一気に入れずに少しずつ入れてかき混ぜるのがコツです。

とろみがついている状態でかき混ぜると豆腐はすぐに崩れてしまいます。そのためとろみの確認は、豆腐に直接触らないように行うのがコツです。ネギを加えてごま油を鍋肌を伝えて入れます。最後に全体を一気にかき混ぜれば、麻婆豆腐の完成です。器に盛りつけたあとに山椒をお好みで振りかければ完成です。甜麺醤を手作りする手間と時間は必要ですが作り方は簡単です。満足できるオリジナルの麻婆豆腐ができます。

次に紹介するレシピは家庭で作る本格麻婆豆腐です。激辛ブームが話題になり、辛さを売りにする店を良く見かけるようになりましたが、家庭でも同じような激辛の麻婆豆腐を作ることができます。辛さで言葉を失うほどの激辛麻婆豆腐のレシピを紹介します。準備する材料は豚ひき肉、豆腐、にんにく、しょうが、甜面醤、豆板醤、赤みそ、紹興酒、醤油、オイスターソース、みりん、砂糖、創味シャンタン、片栗粉、ごま油、ネギです。

甜面醤、豆板醤は市販のものを用意します。純粋であるほど辛さを追求できるため、余計な味付けなどが施されていない甜面醤、豆板醤を選択します。にんにくとしょうがはみじん切りにします。ネギもみじん切りにしておきます。まずは中華鍋にサラダ油を入れて弱火に熱します。にんにくとしょうがを炒めます。にんにくに色がつく程度がベストです。甜面醤、豆板醤、赤みそを入れてしっかりと混ぜます。

中火に火力を強めて豚ひき肉を入れます。炒めすぎと思うくらい炒めるのがコツです。豚のひき肉を炒め続けると油が出てきます。その油が浮いてくるような状態がベストなタイミングです。そのタイミングで水と紹興酒、醤油、オイスターソース、みりん、砂糖、創味シャンタンを加えます。ここで火力を強火にします。既に辛い状態ですが味見をします。少し濃いめの味と感じる程度がベストです。

火を中火に戻して片栗粉を入れます。水分があるため水溶きする必要はありません。まとめて投入するとダマになりやすいため、振りかけるようにして投入します。粉っぽさが消えることとろみが出てきます。次は豆腐の準備です。沸騰したお湯の中に豆腐を入れてひと煮立ちさせます。すぐにざるにあけて水切りします。豆腐とネギを麻婆豆腐のベースの中に入れます。ここで一緒にネギも入れます。

崩れないようにかき混ぜるのがコツです。豆腐にタレが馴染んだころにごま油を入れます。ごま油を入れてひと煮立ちさせれば完成です。山椒や花椒をかけて食べます。四川風にするのであれば、花椒をたくさんかけます。本格的に辛いのですが、さらに辛くすることができますのでお好みの量でふりかけます。赤みその代わりに豆鼓醤を使うとより本格的になります。汗をかきながら食べることができる絶品麻婆豆腐です。

少ない材料で簡単に麻婆豆腐を作ることができるレシピを紹介します。麻婆豆腐の素のようにいつでも簡単に作ることができます。利用するのはピリ辛にんにく味噌です。日本人の口に合うピリ辛の味噌は作り置きしておくこともできます。必要な時にいろんな料理に活用することができます。野菜サラダにつけて食べるなど利用方法も満載です。ピリ辛にんにく味噌の材料は味噌、すりおろしにんにく、豆板醤です。

味噌は赤みそがおすすめです。豆板醤は市販のものでかまいません。できる限り純粋な豆板醤がおすすめです。これらの材料をよく混ぜて冷蔵庫に保管するだけの簡単手軽さです。麻婆豆腐の材料ですが、豚ひき肉、豆腐、しょうが、ネギ、醤油、片栗粉、ごま油、胡椒です。家庭にある材料だけで簡単に作れてしまいます。これにピリ辛にんにく味噌を用意します。しょうがとネギはみじん切りにします。豆腐は一口サイズにカットします。

豆腐は湯通しします。沸騰した熱湯に入れてさっと湯通しさせます。その後、ざるにあけて水分をしっかりと切っておきます。フライパンにごま油を敷いてしょうがを炒めます。香りが立ち上るころ、豚ひき肉を入れます。しっかりと豚ひき肉を炒め、脂分を出します。そしてピリ辛にんにく味噌を加えます。水と醤油と片栗粉を混ぜてとろみをつけるために注ぎ込みます。一気に注ぎ込まず、少しずついれるのがコツです。

とろみがついたら豆腐とネギを入れます。豆腐が馴染むように混ぜます。軽く混ぜるのが豆腐の原型を壊さずに完成させるコツです。しっかりと味が馴染んだころに胡椒を振りかけます。辛さのお好みに応じて胡椒の量は調整します。調理方法も簡単なレシピです。献立にもう一品加えたいと感じたときにも使える便利なレシピです。ごはんの上にかけて麻婆豆腐飯にすることもできます。

豆腐の原材料は大豆であるため、麻婆豆腐そのものは栄養価値が高い食べ物です。そんな麻婆豆腐にさらに栄養満点のニラを加えて栄養価値を高めたレシピです。ニラは独特な苦みがあり、調理方法に困ることもあります。そんな時は麻婆豆腐に入れてしまうことでニラを大量に摂取できます。二ラの臭みや苦みはほとんどありません。辛さを調節すれば子供にもおすすめです。豚ひき肉ではなくニラと相性が良い鶏ひき肉を使用します。

材料は、鶏ひき肉と豆腐、ニラ、にんにく、しょうが、ネギ、豆板醤、ごま油、オイスターソース、豆鼓醤、鶏ガラスープ、醤油、片栗粉、山椒、ラー油です。にんにくとしょうがはみじん切りにします。ニラとネギは小口切りにします。豆腐はキッチンペーパーの上で水切りをしておきます。中華鍋にごま油を敷き、にんいくとしょうが、ネギを炒めます。香ばしい香りがする頃に豆板醤を入れて炒めます。火力は弱火です。

火を中火にして鶏ひき肉を入れます。ひき肉は焦げ目がつく程度までしっかりと炒めるのがコツです。ひき肉全体に豆板醤が行き渡るように混ぜます。さらにオイスターソース、豆鼓醤、鶏ガラスープ粉末、醤油を入れます。豆鼓醤がない場合には、赤みそで代用できます。水を追加して水切りした豆腐を入れます。さらにニラを加えます。ニラは一束使って豪快にいれるのがポイントです。

最後に、水溶きした片栗粉を入れます。片栗粉はとろみをつけるために必要ですが、豆腐がすでに入っている状態なので優しくかき混ぜます。煽りを入れるのと上手にできます。ダマにならないように素早く行うのがコツです。最後に山椒とラー油を垂らして完成です。ラー油と山椒は盛りつけた後にかけても構いません。ニラと豆腐がマッチした食感を楽しめます。辛さでニラの臭みや苦さを感じることはありません。

最後に紹介するのはひき肉の代わりにキャベツを使用したヘルシーな麻婆豆腐のレシピです。麻婆豆腐をはじめとして中華料理は比較的カロリーが高めな料理です。肉や肉の脂などがふんだんに入っているため、どうしても高カロリーになってしまいがちです。ダイエット中だからと麻婆豆腐を食べるのを諦めていた人もキャベツの麻婆豆腐であれば、カロリーを気にせず食べれます。キャベツのシャキシャキ感がたまらないレシピです。

準備する材料は、豆腐とキャベツ、創味シャンタン、甜麺醤、豆板醤と片栗粉です。材料も少なく、簡単にできるレシピです。キャベツは粗くざく切りにします。豆腐は角切りにします。フライパンに水を300ミリリットル程度注ぎ沸騰させます。そこにキャベツと豆腐を入れます。キャベツが少ししんなりしてきた程度のところで創味シャンタン、甜麺醤、豆板醤を入れます。辛さの程度でいれる量はお好みです。

別な容器で水溶き片栗粉を作ります。一度火を止めて水溶き片栗粉を回すようにして注ぎます。そしてすぐにダマにならないようゆっくりとかき混ぜ、とろみをつけます。盛りつけた後にお好みで山椒や胡椒をかけるとインパクトのある味になります。辛みの中にあるシャキシャキのキャベツが絶品です。レシピのアレンジとして豆腐とキャベツの代わりに揚げ茄子を入れれば、簡単に麻婆茄子も作ることができます。

麻婆豆腐を美味しく仕上げるための調味料はたくさんあります。本場四川や日本の中華料理店でもよく使う調味料を紹介します。調味料の組み合わせ次第で麻婆豆腐の味は無限大に広がります。まずは甜麺醤です。甜麺醤は中国の赤褐色の味噌です。小麦粉と塩と麹によって作られています。火を通すと強い香りが出るのが特徴で麻婆豆腐の香りづけとして隠し味的な存在です。スーパーでも手に入りますが赤みそを使って代用もできます。

次は豆豉です。味の素などからも瓶詰めで販売されていることから手に入れやすい中華料理の調味料です。豆豉は黒大豆に塩を加えて発酵させた調味料です。風味が強いのが特徴ですが、うまみ成分を多く含み、香りと同時にコクを出すこともできる調味料です。麻婆豆腐ではまろやかなコクを出すために使用され、料理の味に奥行きを出すことができるとして使われます。

麻婆豆腐を支えているといっても過言ではない調味料が豆板醤です。豆板醤もスーパーで簡単に手に入る調味料です。唐辛子とソラマメをベースに発酵させた調味料です。唐辛子を使用していることからも辛さを出すための調味料です。熟成させればさせるほどマイルドな味になるため、熟成期間の程度は麻婆豆腐の辛さをコントロールする目安になります。麻婆豆腐では熟成期間が比較的長い豆板醤が使用されます。

日本の山椒とは別に中国の山椒として使われているのが花椒です。日本の山椒よりも辛さが際立つのが特徴です。麻婆豆腐には仕上げの段階で上から振りかける使い方が一般的です。表面が黒くなるほど花椒をかけるのが本場四川の麻婆豆腐です。また砕いていない花椒も使用しており、ヒーヒーいうほどの辛さがあります。特に四川山椒を使うと本場の麻婆豆腐らしくなりますが、手に入れにくいため普通の花椒でも問題ありません。

別名、スターアニス、八角とも呼ばれるのがトウシキミです。中華料理にはよく使われるスパイスで特に四川料理には数多くの量にこのトウシキミが利用されます。医薬品として漢方薬にも利用されているトウシキミは、料理の風味を出すのに使われます。麻婆豆腐の風味を出すためのスパイスとして隠し味で使われています。香辛料であるため辛さもあり、入れすぎると逆に風味を壊してしまうためバランスが大事です。

麻婆豆腐は作るが難しいと思っていませんか？スーパで簡単に市販の麻婆豆腐の素が販売されており、家庭でも簡単に本格麻婆豆腐を作ることもできますが、豆板醤や甜麺醤などを使って本格的な四川の麻婆豆腐を作ることも可能です。中華料理店ごとに味が異なるように、家庭でもオリジナルの麻婆豆腐を作れます。美味しい中華料理の麻婆豆腐作りに挑戦してみませんか？本場四川料理のような激辛レシピも可能です。