2018年09月27日公開
2024年08月07日更新
米粉の作り方と使い方のコツ!スイーツのレシピなども紹介!
最近話題になっているのが米粉です。コンビニエンスストアやスーパーマーケットでも米粉を使ったパンなどが売っていますが、米粉自体はあまり売っていません。仮に米粉が売っていても値段がある程度高いです。しかし、お米と水があれば自宅でも作ることができます。そこで今回は米粉の作り方について紹介していきたいと思います。作り方は簡単で、誰でも作ることができるので、良かったら参考にしてみてください。
目次
米粉の作り方と使い方を詳しく知りたい
多くの人が1回は食べたことがあるお米ですが、そのお米を粉末状にして別の料理に使う米粉が今話題になっています。コンビニエンスストアやスーパーマーケットで米粉を使ったパンやデザートを見たことがあると思います。しかし、米粉自体をを扱っているお店は少ないのが現状です。なので、今回は米粉の作り方を紹介します。そして作った米粉の使い方やレシピも解説していきたいと思います。良かったら参考にしてみてください。
米粉の特徴を知っておこう
米粉の作り方と使い方を紹介する前に、米粉の特徴について説明します。どんなに米粉を作っても、その特徴を把握せずに料理に使ってしまうとせっかく作った米粉の魅力を最大限発揮せずに消費してしまいます。なので、そうならないために米粉の特徴について紹介していきたいと思います。これから紹介する米粉の魅力を参考にして米粉を使ったレシピを確認すれば、米粉が使える理由もわかってくるので、ぜひ一読してみてください。
米粉の特徴
米粉の特徴はいくつかあります。まず、サラサラした手触りになっています。小麦粉のような固まりができるほど固くもありません。イメージ的には片栗粉に似ています。そしたら、片栗粉と同じなのかというと、そうでないのは自明です。片栗粉は大豆を粉末状にしたものに対して、米粉は読んで字のごとく、米を粉末状にしたものになります。もちろん、米からできているので炭水化物を米粉から摂取することもできます。
米粉を使うメリット
次に米粉を使うメリットについて紹介していきたいと思います。まず、最初に考えられるメリットにして、米粉の最大のメリットは、グルテンフリーであるということです。グルテンフリーとは、小麦粉を使っていない食品を指しています。米粉には小麦粉が含まれていないので、小麦粉アレルギーの人でも安心して使うことができます。
しかし、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで売っている米粉には少量の小麦粉を含んでいる場合があります。これは、米粉自体だけではなく、米粉を使った食品でも同じことが言えます。なので、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで米粉を購入する場合は注意してください。また、もしもスーパーマーケットやコンビニエンスストアで買う場合は、パッケージにグルテンフリーと書いてあるものを選ぶようにしてください。
そして、米粉は小麦粉の代用品になるのです。小麦粉は多くのレシピで使われているものなので、料理においてなくてはならない食品の一つです。しかし、その反面、小麦粉を調達するためにはコンビニエンスストアやスーパーマーケットで購入する必要があります。しかも、小麦粉アレルギーの人は使うことすらできません。しかし、小麦粉の代用として米粉を使えばこれらの問題をすべて解決することができます。
次に挙がるメリットは、米粉はダイエットをしている人には最適の食品であることです。多くの人はお米からできているという理由でカロリーが高いと思い、米粉を避けようとします。意外かもしれませんが、小麦粉のカロリーは100gあたり368kcalに対して、米粉のカロリーは100gあたり362kcalです。微妙な差になってますが、カロリーが低いことは確かです。しかし、ダイエットに向いているというのはカロリーだけではありません。
多くの人が知らない事実だと思いますが、米粉は油の吸収率が小麦粉より低いです。これを聞いていまいちピンとこないと思います。例えば唐揚げを作るときにほぼ必ず小麦粉を使うと思います。そんな小麦粉の油分吸収率は50%弱になっています。一方米粉を使うと、油分の吸収率は30%まで下がります。しかも、米粉を使った唐揚げはサクサクした仕上がりになるので、カロリーカットもできてなおかつ美味しくできるということです。
米粉をミキサーで作る作り方を解説
米粉の特徴とメリットについて説明しました。これらをまとめると、米粉は白くて片栗粉のような手触りという特徴があります。また、グルテンフリー、小麦粉の代用になる、ダイエットに向いているということになります。なので、ミキサーを使って自宅で簡単に作れる米粉の作り方を紹介したいと思います。作り方はとても簡単なので、良かったら参考にしてみてください。
米粉を作る材料と道具を揃えよう
米粉の作り方を説明する前に、米粉を作るための材料と道具について紹介します。まず材料ですが、お米1合とたっぷりの水のみです。材料はこれだけなので、簡単に準備することができます。そして、米粉を作るために必要な道具が、ボウル、ざる、キッチンペーパー、そしてミキサーです。
今回使うキッチンペーパーは水分を取るために必要です。もしもキッチンペーパーがない場合は他の水分を取れるものを代用品として使ってください。また、お米を粉々にする過程でミキサーを使います。ミキサーがない場合は、ミル、フードプロセッサー、もしくはすり鉢でも問題ありません。しかし、すり鉢を使うと粒子が大きいものになり、粘り気が増すので、作る料理に合わせてすり鉢を使ってみてください。
米の下準備をしよう
米粉の作り方を紹介する前に、米粉を作るためのお米の作り方を紹介します。お米を洗う作業です。この作業を適当に行うと、完成した米粉にえぐみが加わり美味しくない米粉になってしまいます。なので、この洗う作業はできるだけ丁寧かつ綿密に行ってください。お米を洗い終わったら、水に洗ったお米を3時間ほど浸けときます。そうすることで、お米が水分を吸収して柔らかくなるまでしばらく放置です。
3時間ほどたってお米が水分を十分に吸収したら、浸けるために使っていた水を流してください。目安としては、1粒のお米を爪で潰してみてください。その時にお米が2つに割れたら十分に水分を吸収した目印になります。もしも、お米が2つに割れなかったらもう1時間ほどお米を水に浸けて放置してください。そして、お米に水分を取り除くためにキッチンペーパーを使ってください。
キッチンペーパーを使って水分が取れたら、トレイなどにお米が重ならないように広げてください。そして、1時間から2時間ほど自然乾燥をさせてください。お米が重ならないようにするためにできるだけ広いスペースを確保することをおすすめします。大体2時間後にお米の水分が取れたら下準備は終了です。この作り方は時間をかなり取られてしまいます。しかしこの作り方は確実なので、初心者はこの作り方を参考にしてください。
米粉の作り方
下準備が終わったら、米粉の作り方を紹介していきます。とはいっても下準備に少し手間がかかるだけで、米粉の作り方自体はとても簡単です。誰でも簡単にできるので気軽にやってみてください。まず初めに、乾燥した米粉をミキサーに入れてください。ちなみに、米粉の粗さは、すり鉢>フードブロセッサー>ミキサー>ミルといった感じになります。米粉が荒いほどお米に近い食感になるので、参考にして選んでみてください。
ミキサーにお米を入れるときに注意する点があります。この時にお米を1回ですべて入れないようにしてください。すべて入れてしまうとミキサーの刃が回りにくくなります。なので、4回ほどに分けて少しずつ粉々にしていくことをおすすめします。ミキサーを使ってお米を粉々にできたら、ほぼ完成です。しかし、もっと米粉を細かくしたい場合はざるを使って米粉をふるってください。そうすることできめ細かい米粉だけが出てきます。
そして、残った大きいお米をもう一度ミキサーにかけてください。その後、もう一度ざるに粉々のお米を入れてふるってください。これを、お米がなくなるまで繰り返してください。この作業を終えたら、きめ細かい米粉の完成です。米粉の作り方は難しいものはないので、だれでも簡単に挑戦することができます。料理を始めたばかりでの人でもこの作り方は簡単なのでやってみてください。
米粉は玄米や無洗米でも作ることができる!
米粉の作り方について紹介してきました。この作り方は基本的な方法になります。作り方を紹介しているときに勘の良い人なら考えたと思いますが、この米粉の作り方において、お米は玄米でも無洗米でも作ることができます。玄米で作る米粉は先ほど紹介したメリットだけではなく、さらに玄米本来のメリットも加わります。なので、基本的な作り方でもさらにヘルシーな米粉を作ることが可能になります。
さらに、無洗米を使うことでもメリットあります。それは下準備の時間を短縮できることです。無洗米は既に洗ってあるお米を集めたものです。なので、下準備の最初に行う「お米を洗う」作業をしなくても良くなります。これは冬場などにはかなり嬉しいメリットです。あとは、先ほど紹介した作り方で問題ありません。これら2つのお米を使った作り方は時間があるときにやってみてください。
自家製の米粉の長期保存は避けよう
先ほど紹介した作り方は、長期保存ができません。コンビニエンスストアやスーパーマーケットで売っている米粉には多少の保存料が含まれているので、ある程度の期間は問題なく保存できますが、自家製の米粉はそうでもありません。目安としては作った日から5日以内に使い切るようにしてください。もし無理でしたら、隣人に分けるようにしてください。
米粉のおすすめの使い方
米粉の作り方を把握できた人はさっそく作ってみてください。そして、すでに作り終えた人や、今まさに米粉を消費しないと腐ってしまうという人の為に、米粉のおすすめの使い方について紹介していきたいと思います。色々な使い方がありますが、今回は3つほどおすすめの米粉の使い方について紹介しますので、良かったら参考にしてみてください。
ケーキやホットケーキを作るときの小麦粉の代わりとして使う
まず最初に紹介するお米の使い方は、ケーキやホットケーキといったもので使う小麦粉の代わりに米粉を使うことです。米粉を少し荒く仕上げることで、もちもち感がでてくるので、ホットケーキには最適です。また、ケーキに使う場合はきめ細かく仕上げて使ってみてください。米粉を使うことでカロリーもある程度抑えられるので、ぜひ試しに米粉を使って作ってみてください。
ホワイトソースを作るときに使うと失敗が少ない
次に紹介する使い方は、ホワイトソースを作るときに小麦粉の代わりに米粉を使うことです。ホワイトソースを作るときに必ずと言って良いほど起こることが、混ぜているときにダマができてしまうことです。このダマができてしまう原因は、小麦粉に含まれているグルテンです。しかし、先ほど紹介したように米粉はグルテンフリーなので、ダマができずに混ぜることができます。ホワイトソースを作るときは米粉を使ってみてください。
唐揚げに使うとさくさくした仕上がりになる
そして、先ほど紹介しましたが、唐揚げを作るときに小麦粉の代わりに米粉を使うとさくさくした仕上がりになります。油分の吸収率が小麦粉より低い米粉は、唐揚げ作りに最適です。使い方も普通の小麦粉と同じように使うだけなので、面倒ではありません。なので、唐揚げを作るときにさくさくした感じに仕上げたい場合は米粉を使って唐揚げを作ってみてください。
米粉を使ったおススメスイーツレシピ
実は、米粉の使い方次第では、スイーツも作ることができます。最近では、米粉を使ったスイーツがお店やカフェでも見かけるようになりましたが、どれも複雑な作り方をしているイメージがあると思います。しかし、小麦粉の代わりに米粉を使っていると考えるとハードルがかなり下がると思います。なので、今回は米粉を使ったスイーツのレシピについて紹介していきます。
ヘルシーに仕上がる「シンプル簡単米粉のシフォンケーキ」
まず最初に紹介レシピは、「シンプル簡単米粉のシフォンケーキ」です。シフォンケーキといえば、ふわふわで柔らかい食感のケーキで、紅茶とも合う美味しいケーキです。このシフォンケーキで米粉を使うことによってヘルシーに仕上げることができます。従来のシフォンケーキの作り方で作れるので、気になったらぜひ作ってみてください。
卵やミルクを使わない「さくほろ米粉クッキー」
次に紹介するレシピは、卵やミルクを使わない「さくほろ米粉クッキー」です。クッキーといえば食物アレルギーを持っている人にとってはなかなか食べれないものの1つですが、卵もミルクも使わないとなってさらに米粉も使わないとなるとかなり嬉しいレシピです。さらに、アレルギーがある人でなくても、クッキー自体がヘルシーにまとめられているので、美味しくヘルシーに食べることができるので、ぜひ作ってみてください。
子供と一緒に簡単に作れる「米粉で十五夜の月見だんご」
最後に紹介するレシピは、簡単に作ることができる「米粉で十五夜の月見だんご」です。9月になると、お月見シーズンということもあって、子供と一緒に月見だんごを作る家庭もあると思います。そんな月見だんごを作るうえで米粉を使ってみてください。粗目に仕上げた米粉を使うことで月見だんごがもちもちに仕上がります。お好みでみたらし団子も作ってみてください。
米粉の作り方をマスターして普段の料理に使ってみよう!
いかがでしたか。今回は米粉の特徴とメリット、作り方、使い方、そして米粉を使ったおすすめデザートのレシピについて紹介しました。米粉の作り方を確認した人ならわかったと思いますが、だれでも簡単に作れるようになっているので、作り方を確認しながら作ってみてください。また、米粉を使ったレシピはどれも難しいものではないので、良かったらぜひ作ってみてください。