さつまいもの栄養価と効果効能6選!女性に嬉しい美肌効果も?

デザートからおかずまで幅広い料理に活用できる食材・『さつまいも』。そんなさつまいもには豊富な栄養成分が含まれており、期待できる効果・効能も、美肌効果や便秘解消などと非常に多いです。では、さつまいもに含まれている栄養成分や、期待できる効果・効能とは一体どのようなものが挙げられるのでしょうか…?今回は、さつまいもに含まれる栄養成分や期待できる効果・効能について調査してみましょう!

さつまいもの栄養価と効果効能6選!女性に嬉しい美肌効果も?のイメージ

目次

  1. 1さつまいもの栄養成分と効果効能6選!
  2. 2さつまいもの栄養成分をより摂取できる食べ方とは?
  3. 3さつまいもの栄養成分が豊富だった!

さつまいもの栄養成分と効果効能6選!

食物繊維

さつまいもに含まれる栄養成分としてまず注目して欲しい栄養成分が、『食物繊維』です。じゃがいもやヤーコンなどといったいも類には可食部100gあたりで約1gの食物繊維を含んでいるのですが、さつまいもには可食部100gあたりに(生・皮つき)、約3gの食物繊維が含まれており、他のいも類と比較しても食物繊維が豊富です。

さつまいもには『不溶性食物繊維』の『セルロース』という栄養成分が豊富に含まれています。この、『セルロース』が腸を刺激して働きを活性化にさせる作用があるため、便通を促進する効果や便秘解消に期待できると言われています。また、『食物繊維』には血糖値の上昇を防いでくれる効果が期待できますし、『コレステロール』などの余分な脂質を排出してくれる効果があります。

ヤラピン

いも類ではさつまいもにしか含まれていない栄養成分・『ヤラピン』にも注目です!『ヤラピン』とは、さつまいもを切った際に切り口から出てくる白い液体のことです。いも類ではさつまいもにしか含まれていないという栄養成分・『ヤラピン』には、胃の粘膜を保護する役割や腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進して、便を柔らかくするといった効果(緩下作用)があります。

『ヤラピン』は、さつまいもの根・葉・茎にも含まれており、加熱しても変質しない栄養成分です。嬉しい効果があるこちらの『ヤラピン』に加え、先ほどご紹介させていただいた『食物繊維』の相乗効果によって、さつまいもは便秘に効果的だと言われています。

ビタミンC

さつまいもには、いも類でトップの含有量を誇る栄養成分・『ビタミンC』が含まれています。一体どれくらいの含有量かというと、『ビタミンC』を豊富に含んでいるりんごの約7倍にも昇るほどです。そんな『ビタミンC』といえば美肌に欠かせない栄養成分としてお馴染みの栄養成分です。

『ビタミンC』の一体何が美肌に効果があるのかというと、『ビタミンC』は抗酸化作用が強く、肌細胞が酸化することによって生じるたるみやシワなどの肌の老化を予防してくれる効果がある為です。また、さつまいもに豊富に含まれている『ビタミンC』には、肌に欠かせないコラーゲンの生成を助ける補酵素の働きがあります。

さらに、シミ・そばかすといった肌トラブルの原因・『メラニン』色素を作る『チロシナーゼ』の生成を抑える効果が、『ビタミンC』にはあります。コラーゲンの育成を促して健やかな美肌を作ることに欠かせない栄養成分といっても過言ではない『ビタミンC』が豊富に含まれているさつまいもですから、美肌効果を期待してさつまいもを食べているといった女性も多いようです。

このように、さつまいもには美肌効果に期待できる『ビタミンC』が豊富に含まれていますが、美肌効果の他にも、ストレスを軽減させる作用や免疫力を向上させる効果から風邪予防にも有効とされています。抗酸化作用を持つ『ビタミンC』ですから、ガン予防や老化防止にも期待できるでしょう。さらに、鉄の吸収促進効果もあり、貧血予防にも期待ができると言った万能な栄養成分です。

カリウム

さつまいもには、ミネラルの一種・『カリウム』という栄養成分も含まれています。生のさつまいもに含まれているカリウムは100g当たり470mgですが、蒸し芋にすることで480mg・焼き芋にすることで540mgにまで増えます。『カリウム』には『ナトリウム(塩分)』を汗や尿として体外に排泄する働きがあり、血圧を下げる働きや筋肉内でエネルギーを作り出す作用があります。

血圧を下げる働きがある『カリウム』には、高血圧予防に効果が期待できます。また、さつまいもに含まれている『カリウム』には筋肉の収縮を正常に行う効能があるので、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きにも効果が期待できると言われています。

さらに、『ナトリウム(塩分)』濃度を調整する働きがある『カリウム』は、過剰なナトリウム(塩分)や余分な水分を排出してくれるので、むくみやすい人にオススメの栄養成分です。さつまいもに含まれている栄養成分・『カリウム』が不足してしまうと、血中ナトリウム濃度を保つために体は血液の水分量を増やそうとしてしまいます。

塩分を過剰摂取してしまうと、血液が詰まりやすくなり、高血圧や脳梗塞などといった原因を引き起こしてしまう恐れがあります。『カリウム』が豊富に含まれているさつまいもには、むくみ解消はもちろんのこと、高血圧や脳梗塞などといった原因も防ぎ、様々な効果に期待できる栄養成分です。

ビタミンB群

さつまいもには、『ビタミンB1』・『ビタミンB2』・『ビタミンB6』・『ナイアシン』・『葉酸』・『パントテン酸』などといった『ビタミンB群』が豊富に含まれています。これらの『ビタミンB群』にはダイエット・美容などと様々な効果に期待できます。

糖質や脂質・たんぱく質の代謝を促してくれたり、皮膚や粘膜を保護する働きがあるので、肌荒れやニキビなどといった肌トラブルにも効果的です。また、さつまいもに含まれている『ビタミンB群』はエネルギーの代謝を良くし、太りにくくしてくれるのでダイエット効果に期待できます。また、髪や爪・粘膜を健康に保つ効果やホルモンの分泌を高める作用などにも期待できます。

ビタミンE

美肌に欠かせない栄養成分は『ビタミンC』だけではなく、『ビタミンE』もです。さつまいもに含まれる栄養成分・『ビタミンE』は、体の中の活性酸素を減らしてくれる効果があります。酸化してしまった『ビタミンE』は、細胞を傷つけてしまい、シミやシワなど肌老化の原因を作ります。ここで、さつまいもに含まれている『ビタミンC』が役立ちます!

『ビタミンC』には酸化してしまった『ビタミンE』をフレッシュな状態に戻す働きがあります。つまり、『ビタミンC』から酸素をもらった『ビタミンE』がリフレッシュされることで、再度抗酸化作用を発揮できるということです。さつまいもに含まれている『ビタミンE』と、前述した『ビタミンC』とのダブル効果で、美肌効果により期待できるでしょう!

さつまいもの栄養成分をより摂取できる食べ方とは?

さつまいもに含まれる栄養成分は非常に多く、様々な効果・効能に期待できることがわかりました。そんな豊富な栄養成分を含んでいるさつまいもですから、嬉しい栄養成分をより摂取できる食べ方が是非とも知りたいものです。

では、さつまいもに含まれる嬉しい栄養成分をより摂取できる食べ方とは一体どのような食べ方が挙げられるのでしょうか…?お次は、さつまいもに含まれる嬉しい栄養成分をより効率良く摂取できる食べ方について学んでみましょう!

皮ごと食べる

さつまいもの栄養成分をより摂取する食べ方としておすすめなのが『皮ごと食べる』といった食べ方です。焼き芋などを食べる際、さつまいもの皮を剥いてから食べる方が多いですが、さつまいもには皮・実と皮の間に多くの栄養成分が含まれています。さつまいもの皮に含まれているカルシウムの含有量はさつまいもの実部分と比べて5倍にも昇るというほどです。

さつまいもの皮には『ポリフェノール』の一種である『アントシアニン』と『クロロゲン酸』という栄養成分も含まれています。この、『アントシアニン』と『クロロゲン酸』はさつまいもの皮部分のみに含まれている栄養成分です。さつまいもに含まれている『ポリフェノール』には強い抗酸化作用がありますのでガン予防効果やアンチエイジングなどの美肌効果、動脈硬化などの生活習慣予防効果にも期待できます。

また、さつまいもに含まれている『ビタミンC』もさつまいもの実よりも皮部分に多く含まれています。『ビタミンC』は本来、熱に弱い栄養成分とされているのですが、さつまいもの皮に含まれている『デンプン』によって、熱に強くなるという特徴があります。つまり、さつまいもの『ビタミンC』は加熱しても破壊されにくいということです。

このように、さつまいもの皮・実と皮の間に多くの栄養成分が含まれているので、皮ごと食べるといった食べ方をすることで、よりさつまいもの栄養成分を摂取できるのでおすすめです。スイートポテトや栗きんとんなどのように、さつまいもの美しい黄色い色味を求める調理の際にはついついさつまいもの皮を剥いてしまいがちですが、栄養成分が豊富に含まれているので是非皮ごと食べましょう!

水にさらさず加熱

次におすすめしたい、さつまいもの栄養成分をより摂取する食べ方が『水にさらさず加熱する』といった食べ方です。さつまいもをカットした際、変色を防ぐ為にさつまいもを水にさらす方が多いですが、さつまいもに豊富に含まれている栄養成分・『ビタミンC』などは水溶性のビタミンなので水にさらしてしまうと栄養成分が流れ出てしまいます。

また、『ビタミンC』に限らず、さつまいもを長時間水にさらしてしまうことで水溶性の栄養成分や『ヤラピン』も減少してしまいます。さつまいもを調理する際は、水にさらさずに丸ごと加熱するのがおすすめです。加熱時には手軽さゆえに電子レンジを使いがちですが、電子レンジよりも時間をかけて蒸したりオーブンで加熱した方が甘味が増して美味しくなります。

さつまいもを水茹でする調理法は基本的に避け、焼く・炒める・蒸すなどの調理法を行うことがおすすめです!また、さつまいもをみそ汁やスープの具として使用するのであれば、汁ごと食べられるので栄養成分も一緒に食べられるのでおすすめです。

さつまいもの栄養成分が豊富だった!

さつまいもの栄養成分・効果・効能・食べ方調査まとめのご紹介はどうでしたか?さつまいもに含まれている栄養成分は非常に多く、便秘予防・解消などといった効果やダイエット効果・美肌効果などと、女性にとっても非常に嬉しい効果がたくさん含まれている栄養成分が多いです。

そんなさつまいもの嬉しい栄養成分をより体に取り入れるためには食べ方が重要です。可能であれば、さつまいもを食べる際には、皮ごと食べるようにしましょう!そうすることでさつまいもの栄養成分がもたらしてくれる美肌効果をはじめとする嬉しい効果に期待できます。美味しくて栄養豊富なさつまいもを食べて、体に嬉しい効果を実感させましょう!

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