2021年10月02日公開
2024年05月14日更新
ダージリン紅茶「ファーストフラッシュ」「セカンドフラッシュ」とは?
ダージリンの「ファーストフラッシュ」について解説します。ダージリンのファーストフラッシュとはどのような紅茶か、その特徴やセカンドフラッシュとの違いなどについて詳しく説明します。美味しい淹れ方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ファーストフラッシュがどのような紅茶なのかを解説!
ダージリン ファーストフラッシュ
— コノハズク (@konohazuku__tea) March 20, 2020
サングマ茶園 フラワリー DJ-1 よもぎ大福と共に頂きました( ̄▽ ̄)#木漏れ日のお茶会 #茶好連 #ティータイム pic.twitter.com/PZB7ka7QHT
ダージリンは紅茶の中でも有名な銘柄ですが、その中でも「ファーストフラッシュ」という茶葉があるのを知っていますか?紅茶好きの間ではよく知られた茶葉で、熱烈なファンも多く存在します。
本記事ではダーリジンのファーストフラッシュの特徴や、美味しい淹れ方をまとめました。ダージリン紅茶にあまり詳しくないという人は、ぜひ一度目を通してみてください。
ファーストフラッシュの特徴
春摘みのダージリン「ファーストフラッシュ」
ダージリン・ファーストフラッシュ茶葉がごく少量入荷致しましたので、明日より銀座・青山・横浜の各喫茶にてリクエスト頂いたお客様に通常価格でご提供させて頂きます。但しお一人様1杯、お代わりは通常のダージリンティーでお願い致します。香りの違いをお楽しみ下さい。無くなり次第終了致します。 pic.twitter.com/EukO12JtNw
— 銀座ウエスト (@ginzawest) May 7, 2018
ダージリンの茶葉は旬の時期が3回あり、それぞれ「春摘み」「夏摘み」「秋摘み」に分かれています。春摘みの時期は3〜4月ですが、その時に摘まれた新芽のお茶を「ファーストフラッシュ」といいます。日本茶だと一番茶が高級茶葉として扱われますが、紅茶の場合は最初に摘んだものが良いというわけではありません。
春の時期に摘まれたものであればすべてファーストフラッシュになり、中でも質の良いものだけが商品として販売されます。ただでさえ収穫量の少ない茶葉から商品用に厳選しなければならないため、どうしても他の紅茶より値段が高くなりがちです。
特徴や味わい
食後にコチラ #紅茶
— まりも@taryanf (@marimo_taryanf_) September 22, 2021
セカンドフラッシュの時期に
ファーストフラッシュを🫖
水色は黄金色ですね✨
見えますか?💦#ダージリン #ひしわ #菱和園#ファーストフラッシュ #2021年#おうちご飯 #おうちカフェ#おうち時間#紅茶好きな人と繋がりたい#料理好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/VdYVtQIshJ
ダージリンの茶葉はもともと含まれているタンニンの量が少なく、他の紅茶よりも緑がかった色をしています。タンニンが少ないと発酵の進み具合も遅くなりますが、ダージリンの春摘みの茶葉はさらに工程の段階で意図的に発酵を止めています。
そのため、茶葉の色も青々としており、淹れたお茶の色も他の紅茶より薄くなるのです。その味わいは緑茶や烏龍茶のようでもあり、爽やかな香りとみずみずしい風味が口いっぱいに広がります。旨味成分が多いため甘みも感じつつ、ほのかな渋みも同時に感じられる独特な味わいが特徴です。
セカンドフラッシュとの違い
リーフルさんのダージリン
— のち (@nochi_cha) September 22, 2021
2021セカンドフラッシュ キャッスルトン農園 マスカテルDJ-195
3g/熱湯300ml/6.5分
ドライいちじくと一緒に。
マスカテルフレーバーといちじくはよく合いますね。#木漏れ日のお茶会#おうちカフェ#紅茶 pic.twitter.com/JwKHeOWM9j
5〜6月頃に摘まれた茶葉を「セカンドフラッシュ」といいますが、こちらはもう少し発酵が進んだ紅茶らしい紅茶です。淹れた後のお茶の色を比べてみても、その濃さの違いは一目瞭然です。
セカンドフラッシュはコクのある味わいで、まるで熟した果実のようなフルーティーな香りがします。ファーストフラッシュは個性が強く好みも分かれやすいお茶ですが、セカンドフラッシュはどちらかといえば万人受けしやすい風味です。
ファーストフラッシュの美味しい淹れ方
ホットティー
これダージリン、ファーストフラッシュ。
— スマイル (@MSSPlover) September 26, 2021
紅茶だけど、色もほんとせん茶に近い。 pic.twitter.com/StJF5Wp0ex
ファーストフラッシュは発酵が浅いため、他の紅茶よりも多めの茶葉を使うのが美味しく淹れるポイントです。150mlのカップを使う場合は、茶葉の量は3〜3.5gを目安に使いましょう。沸騰したお湯をそのまま使ってしまうと雑味が出てしまうので、少し冷ましてから使うのがおすすめです。
ポットに茶葉を淹れたらひと冷まししたお湯を注ぎ、2〜2分30秒ほど蒸らします。蒸らし時間が少し変わるだけで味を濃く感じることがあるので、味を見て少し足りないと思うくらいでカップに注ぐようにすると良いでしょう。
アイスティー
( ´ー`)_旦""本日は、ダージリンファーストフラッシュをアイスティーでいただいています。爽やかな香気とすっきりした味わいがしっかり感じられるので、じめっとした日にオススメです。https://t.co/ZgZshDp2Ex pic.twitter.com/6BtfRTN9Wj
— LUPICIA ルピシア (@LUPICIA_jp) June 28, 2016
アイスティーにする場合は、水出しで作るのがおすすめです。熱湯を使わない分渋みが少なく、まろやかですっきりとした味わいになります。茶葉の量は、1Lの水に対して10g程度が目安です。清潔な容器に茶葉と水を淹れたら、冷蔵庫で8〜10時間ほど置いておきます。色が出たら茶葉は取り出して、冷蔵庫で保管するようにしてください。
水出しの紅茶は日持ちしないため、24時間以内に飲み切るようにしましょう。茶葉が浸るくらいのお湯で2〜3分蒸らしてから冷水を注ぐと、さらに香り高い味わいを楽しめます。
ファーストフラッシュの独特の味わいを楽しもう!
本日の紅茶はナバラサのダージリン・ファーストフラッシュ
— 宮嶋厚 (@miyajima1985) January 24, 2021
優雅です👌 pic.twitter.com/pZ8AOe53DF
ダージリンのファーストフラッシュについて、その特徴や美味しい淹れ方などをまとめました。ファーストフラッシュは紅茶の中でも珍しい半発酵の茶葉で、その味や風味にも独特のものがあります。
緑茶にも似た爽やかな飲み心地は日本人の舌にも合い、和菓子との相性も抜群です。他の紅茶よりも値が張る商品が多いですが、ぜひ一度その個性的な美味しさを味わってみてください。