柚子ジャムの簡単レシピ！作り方のコツやアレンジもあわせて紹介！

柚子ジャムはビタミンCが豊富で、風邪予防やアンチエイジングに良いとされている食材です。美容大国である韓国では、柚子茶として親しまれています。柚子ジャムはジャムとしてもとても美味しいですが、ドリンクやスイーツ、おかず料理など様々な使い方ができます。

本記事では、柚子ジャムの作り方や簡単にできるアレンジレシピなどを紹介します。アレンジレシピはお菓子や肉料理など多様な料理があるので、大量に作っても飽きずに柚子ジャムを消費することができます。ぜひお家で柚子ジャムを楽しんでください。

柚子ジャムは、家で簡単に作ることができるお手軽アイテムです。柚子を丸ごと使ったレシピですので無駄もなく、柚子の美味しさを堪能することができます。トッピングに使ったり料理の隠し味に使ったりと家に1つ柚子ジャムがあると大活躍すること間違いなしです。ここでは、基本的な柚子ジャムの作り方を紹介します。

【材料】

• 柚子…3個（そのままで約380g)
• 水…ゆずの果汁+水=450gになるように調整する
• グラニュー糖…380g(柚子皮の重量と同じ)

1. 柚子を半分に切って果汁を絞り、果汁を濾します。
2. 皮をさらに半分に切り、ユズのワタと種を取り除いて3㎜角に切ります。
3. 切った皮を水で2回サッと洗います。

柚子ジャムに使用する柚子を選ぶときは、より黄色の発色が良くて香りが豊かな柚子を選びましょう。皮を切る時になるべく細かく切ると口あたりよく仕上がり、様々なアレンジレシピにも使い勝手が良いです。柚子の食感や苦さを残したい場合は細切りにするのがおすすめです。

柚子の苦い風味が苦手な場合は、皮を切った後に数時間水にさらすと苦味が少なくなります。さらせばさらすほど苦味の少ない柚子ジャムになるので、自分の好みに調整しましょう。皮を切って冷凍保存しておけば気が向いたときにいつでも柚子ジャムを作ることができるのでおすすめです。

1. 絞った柚子の果汁と水を合わせて450ｇになるように調整します。
2. 柚子、水、細かくカットした皮を鍋に入れて火にかけます。
3. 沸騰したら弱火にして煮汁がひたひたになるまで煮込みます。アクが出てきたら取り除きます。
4. 鍋にグラニュー糖を加え混ぜながら煮込みます。
5. 沸騰したら火を止めて常温で冷ましたら完成です。

ここでは、柚子ジャムの最も簡単なレシピを紹介します。様々な工程を簡素化したシンプルな作り方です。砂糖を入れた後は焦げ付きやすいので、目を離さないようにしましょう。

柚子ジャムを常温で冷ました後は冷蔵庫保存、冷凍保存、脱気保存など様々な保存方法がありますので用途によって使い分けましょう。冷凍保存しておくと料理のアレンジなど使い方が広がりとても便利です。

柚子ジャム作りはとても簡単な工程ですが、その中にいくつか美味しく作るためのコツがあります。それさえ押さえておけば料理初心者でも美味しい柚子ジャムを作ることができます。ここでは、柚子ジャムを美味しく作るコツを紹介します。特に柚子独特の苦味を抑えたい方などは作る時に取り入れてみてください。

上記のレシピでは柚子の種を捨てていますが、種を一緒に入れるとジャムにとろみがつくので一緒に入れるレシピもあります。もし一緒に入れる場合は種をお茶パックなどに入れると後ほど取り除きやすいのでおすすめです。砂糖を入れるタイミングで一緒に入て煮詰めましょう。

また、果実や果汁と種を一緒に全部煮て柚子を丸ごと使った柚子ジャムレシピもあります。自分の好みに合うレシピを使用しましょう。

柚子ジャムを作るときに、柚子の皮と砂糖の量を同量になるように調整すると美味しく仕上がります。柚子が10〜15個でだいたい1kg程度ですので参考にしてください。

また、通常のジャムレシピは最初に砂糖を加えて具材と一緒に煮詰めていく料理法が多いですが、柚子ジャムは煮詰めた柚子の皮に砂糖を加えて仕上げる方法を使用したレシピが多いです。

柚子の皮をゆでこぼすと柚子の苦味が無くなり爽やかな甘みを楽しめる美味しい柚子ジャムが仕上がります。ゆでこぼすとは具材を入れて沸騰したらざるにあげ、煮汁を捨てることです。柚子ジャムの場合は3回ほど皮をゆでこぼすのがおすすめです。柚子の独特な苦味を楽しみたい場合はこの手順を飛ばしても大丈夫です。

種を入れた場合は冷める時に固まるので、柚子ジャムがゆるめの状態で火を止めましょう。あまり煮詰めすぎるとジャムが硬くなったり皮の部分だけになってしまったり焦げ付いたりするので注意が必要です。瓶などで保存する場合は冷める前に移し替えるのがおすすめです。

柚子ジャムは鍋で煮る方法が一般的ですが、圧力鍋や電子レンジを使ったレシピもあります。すぐ柚子ジャムを作りたい場合や作る量が少ない場合は電子レンジを使用したレシピがおすすめです。また、大量に作る場合は圧力鍋を使うとあっという間に柚子ジャムを作ることができます。ここでは、圧力鍋や電子レンジで作るレシピの一例を紹介します。

圧力鍋を使用すれば煮込む時間はわずか数分で済むので、時間が無い場合や柚子ジャムを大量に作りたい場合にとてもおすすめです。

煮込む前の工程はほとんど変わりませんが、大量に柚子の皮を刻む場合はフードプロセッサーなどを活用しましょう。鍋の前でひたすらグツグツ煮込むのは少しめんどくさいという方は、圧力鍋を使ってチャレンジしてみましょう。

【材料】

• 柚子…小4個(約250g)
• 砂糖…120g

1. 柚子を半分に切り、果汁を絞ります。
2. 薄皮を取り、皮を細切りにします。
3. 種等を取り除いた果汁、刻んだ皮、砂糖をボウルに入れます。
4. 600wの電子レンジで3分加熱します。
5. ゴムベラで混ぜ、再び電子レンジで3分加熱します。
6. 混ぜて常温になるまで冷ましたら完成です。

柚子ジャムを少量作る場合は電子レンジで作る方法が簡単でおすすめです。はちみつなどで甘さを調整しましょう。ホットドリンクや柚子ハイボールなど簡単なアレンジレシピを作る時に活躍する方法です。

柚子ジャムは、様々な料理にアレンジすることができる便利な料理アイテムです。ここでは、柚子ジャムを使った様々なアレンジレシピを紹介します。ドリンクやおかず料理、スイーツなど多彩なラインナップとなりました。

柚子ジャムの他にも柚子マーマレード、柚子茶などはどれも柚子ジャムと同じような作り方の料理ですので、それらを使ったアレンジレシピも掲載しています。ぜひチャレンジしてみてください。

【材料(2人前)】

• 柚子ジャム…適量
• 水…350ml
• しょうが…1/2片分
• 葛粉…20g

1. 生姜をすりおろします。
2. ボウルに葛粉を入れて水を3回に分けて加えます。
3. 泡立て器でだまにならないように混ぜて漉しながら鍋に移し、火にかけます。
4. 木ベラでよく混ぜながら中火で2〜3分加熱します。
5. 固まってきたら弱火で2〜3分加熱し、さらに練り混ぜていきます。
6. 柚子ジャムと生姜を加えて弱火で1分軽く混ぜて器に注いだら完成です。

ゆずジンジャー葛湯は、身体が温まる簡単アレンジレシピです。柚子の香りがトロッとした葛湯から広がり、生姜のピリッとした味わいがアクセントとなります。ほっと身体をリラックスさせてくれるホットドリンクです。仕事や勉強の気分転換になるようなちょうど良い作業量ですので、疲れた時にぜひ作って欲しい1品です。

【材料】

• レモン…1切れ
• ミント…7g
• 柚子ジャム…大さじ2
• お湯…30ml
• 炭酸水…150ml

1. レモンを適当な大きさにカットします。
2. グラスに柚子ジャムとお湯を入れ、混ぜます。
3. 混ぜた柚子ジャムの上にミントを入れ、軽く押しつぶします。
4. 炭酸水を入れ、お好みで氷を入れたらレモンを飾り付けて完成です。

ノンアルコールの柚子ジャムモヒートは、家で簡単にバーのようなドリンクが作れるアレンジレシピです。爽やかなミントの香りと柚子の味わいにほんのりと甘さが加わって、思わずごくごく飲んでしまう一品です。ノンアルコールですので、ちょっと気分転換をしたい時などにもおすすめです。

【材料】

• 食パン…2枚
• 卵…2個
• 牛乳…適量
• 砂糖…お好みで
• マーマレード…お好みで
• バニラエッセンス…数滴
• バター…適量

1. 卵をトレーに割り入れ、牛乳と砂糖を加えて混ぜたらバニラエッセンスを加えます。
2. 食パンに柚子マーマレードを塗り、挟みます。
3. 食パンの両面をを卵液に1分ずつ浸します。
4. フライパンにバターを溶かし、中火でパンを焼きます。
5. きつね色になったらひっくり返し、両面焼いたら完成です。

マーマレードのフレンチトーストは、休日のゆったりとしたブランチにぴったりの簡単アレンジレシピです。2枚のパンで柚子ジャムをサンドするので、食パンは薄めのを使用するのがおすすめです。生クリームを乗せたりバターを乗せたりして楽しみましょう。柚子ジャムを入れた紅茶とともに楽しむと柚子ジャムの美味しさを堪能することができます。

【材料】

• 卵…2個
• 砂糖…大さじ2
• 溶かしバター(無塩)…100g
• 柚子茶(柚子ジャム)…大さじ2
• ホットケーキミックス…200g

1. 卵、砂糖、バターをボウルに入れ、混ぜます。
2. 柚子茶(柚子ジャム)を加えてさらに混ぜます。
3. ホットケーキミックスを加え、さっくりと混ぜます。
4. クッキングシートを敷いた型に流し入れ、トントンと揺らして中の空気を抜きます。
5. 170度のオーブンで40分ほど焼きます。
6. 中まで焼けたら型から外し、最後に柚子ジャムをトッピングして完成です。

柚子茶の濃厚パウンドケーキは、柚子のさっぱりとした美味しさを堪能できる簡単アレンジレシピです。ケーキの甘い香りの中に柚子の爽やかな香りが漂う一品です。柚子茶はほぼ柚子ジャムと同じですが、甘さに違いがある場合もありますので砂糖や蜂蜜を加えるなどお好みで加減しましょう。

【材料】

• 無塩バター…100g
• 薄力粉…120g
• 砂糖…90g(上白糖70g＋黒糖20g)
• アーモンドパウダー(プードル)…40g
• 卵…3個(1個は卵黄のみ使用)
• ベーキングパウダー…小さじ1
• 柚子マーマレード…80g

1. 薄力粉とアーモンドパウダーを混ぜてふるいにかけます。
2. ベーキングパウダーを混ぜ、再びふるいにかけます。
3. 室温に戻したバターボウルに入れ、砂糖を3回ほどに分けながら加えて混ぜます。
4. 全ての卵を溶き、先ほど混ぜたバターに少しずつ加えて混ぜます。
5. ふるいにかけた粉類を加え、ゴムベラで混ぜます。
6. マーマレードを加えてさらに混ぜたら容器に移します。
7. 170度に温めたオーブンで20分ほど焼きます。
8. 型から外し、冷ましたら完成です。

柚子マーマレードのケーキは、おやつにぴったりの柚子ジャムを使ったケーキレシピです。柚子ジャム以外にもオレンジやレモンなど、柑橘のマーマレードを使ってアレンジすることも可能です。柚子ジャムのシンプルなケーキは紅茶とも相性抜群ですので、毎日のティータイムにとてもオススメのスイーツです。

【材料】

• 人参…1本
• ミックスナッツ(砕いたもの)…20g
• レーズン…20g
• 柚子茶…大さじ1
• 塩…小さじ1
• 甘酒…小さじ1
• オリーブオイル…大さじ1

1. 人参を千切りに切ります。
2. 塩を入れて揉み込み、10分ほどおきます。
3. 出た水分を絞り、柚子茶、オリーブオイル、甘酒を加えて混ぜます。
4. よく混ざったら、レーズンやミックスナッツを加えてさらに混ぜます。
5. よく混ざったら完成です。

柚子茶のキャロットラペは、切って混ぜるだけの簡単アレンジレシピです。人参の甘さの中に柚子の爽やかな甘さやレーズンの甘さ、ナッツの香ばしさを感じることができる1品です。野菜嫌いのお子様にもオススメのレシピです。

【材料】

• 手羽元…600g
• 醤油…大さじ2
• 酒…大さじ2
• みりん…大さじ1
• 柚子茶(柚子ジャム)…大さじ2
• 油…適量

1. 材料を全てシップロックの中に入れて揉み込んだら、しばらく漬け込みます。
2. フライバンに油を引き、味が馴染んだ手羽元を焼きます。
3. 手羽元の表面に焦げ目がついたら蓋をして2分焼きます。
4. タレの残りをフライパンに全部入れ、焦げないように弱火にしながら煮からめます。
5. タレと手羽元がよく絡んだら完成です。

鳥手羽元の照り照り焼きは、食卓の主役にとてもおすすめのアレンジレシピです。手羽元は前日の夜に仕込んでおくと味が染みて美味しいのでとてもおすすめです。仕込んでストックしておけば焼くだけになるので、調理も簡単です。

柚子茶は韓国の伝統茶で、柚子ジャムを使った最も簡単なアレンジレシピです。作った柚子ジャムにお湯を注ぐだけですので、柚子ジャムのストックがあれば簡単に作ることができます。

身体の温まるホット優しいドリンクです。柚子ジャムの量は好みによって調節しましょう。紅茶に入れれば柚子ティーに、炭酸で割れば柚子ジュースになります。ジンジャーエールとの組み合わせもとてもおすすめです。

ヨーグルトを器に盛り、作った柚子ジャムを上に乗せるだけの簡単アレンジレシピです。酸味のあるヨーグルトと柚子のほのかな苦味、豊かな香りのマリアージュを楽しむことができます。

お好みではちみつやフルーツなどを入れるのもおすすめです。時間のない朝にもおすすめです。ミキサーにかけてスムージーにアレンジしたりグラノーラに足したり、自分なりのアレンジを楽しみましょう。

生姜柚子味噌は、材料を混ぜて電子レンジで温めるだけの簡単アレンジレシピです。こっくりとした味噌と爽やかな柚子、ピリッとしたアクセントの生姜はどんな野菜にもマッチします。作り置きしておいてお弁当のサラダなどにも使えます。野菜と一緒に食べれば、おつまみにもなる万能調味料です。

紫たまねぎと豚しゃぶの甘酸っぱい柚子風味マリネは、おつまみにもぴったりの簡単アレンジレシピです。玉ねぎと豚しゃぶのさっぱりとした味わいに柚子ジャムの爽やかな香りとほのかな甘さが良いアクセントとなっています。紫たまねぎを使っているので色合いも鮮やかで、食卓をカラフルに彩ります。お酒とともについつい箸が進む一品です。

真鯛あらの柚子ジャム煮は、ほのかに漂う柚子の香りが食欲をそそるアレンジレシピです。アラのこってりとした味わいと柚子のさっぱりとした香りが相性抜群です。いつものあら煮とちょっと変えたい時などは、柚子ジャムを使いましょう。

舞茸と柚子ジャムの白みそ和風パスタは、この料理1つで献立が完成するおすすめレシピです。こっくりとした甘みが特徴の白みそとさっぱりと爽やかな柚子は、相性抜群です。パスタ自体の味付けを薄めにすると、舞茸の味や柚子ジャムの味が楽しめておすすめです。

柚子ジャムに限らずジャムは保存方法を間違えるとすぐ傷んでしまうので、家で手作りジャムを作った時は保存方法にも気を配りましょう。

消毒したりよく乾かしたりと手間のかかる作業ではありますが、美味しくジャムを保存するために必要不可欠な手順のため、必ず行いましょう。ここでは、柚子ジャムの保存におすすめの方法を紹介します。目的や保存期間によって使い分けてください。

ジャムの保存方法で一般的なのは瓶に詰める方法ですが、その他にもタッパーやラップなど様々な保存方法があります。どの容器で保存する場合も一度口を開けてしまうとあまり長くはもたないので、小さめのサイズのものがおすすめです。きちんと判断して正しい保存方法で柚子ジャムを保存しましょう。

保存瓶を使用する場合は常温に冷めるまで蓋をしない、冷蔵庫に入れないのがポイントです。温度差によってできる水滴や水蒸気は、ジャムの保存性をぐっと下げます。ラップをして冷ましてから蓋をして、冷蔵庫に保存しましょう。もちろん瓶はあらかじめ煮沸消毒等で消毒をしておきましょう。

脱気をする場合は、ジャムが暖かい間に瓶に移しましょう。脱気保存は比較的長期間保存できるので、大量に柚子ジャムを作った場合などにおすすめの保存方法です。

冷凍保存する場合は柚子ジャムを容器に移し、常温まで冷めてから冷蔵庫に保存しましょう。冷蔵より保存期間が長く脱気より簡単ですのでとてもオススメの保存方法です。

冷凍しても柚子ジャムはガチガチに固まらないので、アレンジ料理に使用したい時もさっと取り出して使えます。タッパーで冷凍すればスプーンですくってシャーベット感覚で食べることができます。ヨーグルトやアイスのお供にもおすすめです。

柚子ジャムは、家に常備しておけば朝食から晩酌のおつまみまでオールマイティに大活躍間違いなしの万能アイテムです。いつもの料理に柚子ジャムを加えるだけで料理の幅が広がります。

作る工程も簡単ですので、お子様とも一緒にチャレンジすることができます。ぼーっと何かの作業に没頭したい時にもとてもおすすめです。ぜひ手作りの柚子ジャムを作って食卓に華を添えましょう。