洗濯機のインバーターを徹底解説!ノンインバーターとの違いやメリットは?

洗濯機のインバーターについて徹底解析を行います!。インバーターとは一体どの様な機能を担うモノなのでしょうか?インバーター洗濯機とノンインバーター洗濯機との違いや、メリット&デメリットについても詳しくまとめてみました。

洗濯機のインバーターを徹底解説!ノンインバーターとの違いやメリットは?				のイメージ

目次

  1. 1洗濯機のインバーターとは?
  2. 2洗濯機のインバーターとノンインバーターの違いは?
  3. 3インバーター洗濯機のメリットとデメリット
  4. 4おすすめのインバーター付き洗濯機
  5. 5洗濯機のインバーターまとめ

洗濯機のインバーターとは?

水を溜めた洗濯機

洗濯機を購入する際に、インバーターという言葉を聞いたことはありませんか?縦型洗濯機の一つにインバーターモーター搭載型洗濯機というものがありますが、これには一体どのような機能が備わっているのでしょうか?

そこで本記事では、インバーター付の洗濯機の仕組みやノンインバーターとの違いについて紹介します。また、メリットやデメリットはどのようなものがあるかについても詳しく説明します。

インバーターとはモーターのコントロール装置

インバーターとは、電気の流れる量を調整する装置のことです。洗濯機は、洗濯物を洗うためにモーターを使って洗濯槽を回転させます。コンセントから流れる電気の量は一定なので、洗濯機のモーターはほぼ一定の速度で回転します。

しかし、洗濯は洗いや脱水など工程によって洗濯槽の動きを変えた方が汚れ落ちが良いと言われており、モーターが一定なのはデメリットに当たります。インバーターがあることで電気の流れる量を調整し、モーターの回転速度を変化させ、洗濯槽をそれぞれの工程に合わせた回転数に変化させることができるのです。

よって、インバーター式のモデルは必要な分だけパワーを出せるので、電気代を抑えられるなどのメリットがあります。他にも、運転音が静かになったり節水などの効果もあります。

インバーター式洗濯機の仕組み

続いて仕組みについて説明します。私たちが日常使っている電気には2種類あります。一つ目は、乾電池などに該当する直流です。これはプラス極とマイナス極があり、常に向きと電圧が一定です。

二つ目に、コンセントなどに該当する交流があります。電流の向きが周期的に変化するので、プラス極とマイナス極を気にすることなく使うことができるという違いがあります。洗濯機を使用する際に使うのは、コンセントから流れてくる交流なので、基本的には電圧と周波数が決まっており変えることができません。

しかし、インバーターがあることによってこのデメリットを変えることができます。交流を直流にした後で、再度交流に戻せば電圧や周波数を変更できるようになります。こうすることで、簡単に電圧と周波数を変えたり、動きの細かい調節が可能になるのです。

洗濯機のインバーターは必要?

洗濯機のインバーターは必要かどうかを、容量ごとに説明します。インバーター式を検討した方がいいのはどういう場合なのでしょうか?このタイプをおすすめする家族の人数やライフスタイルについて紹介します。

5kgタイプの洗濯機の場合

家庭の洗濯物は1日で1人あたり約1.5kgと言われています。5kgタイプの洗濯機は、学生や一人暮らしの人から選ばれることが多いです。衣類中心で、シーツなど大きなものを洗う頻度が少ない人は5kgタイプの洗濯機で十分だといえます。

インバータータイプのものとインバーターがついていないノンインバーターのものでは、洗濯機の代金がかなり違ってきます。購入代金としてはインバーター式洗濯機の方が約1〜2万円高いことが多いので、ノンインバーターのものを選ぶ人が多いです。

また、5kgの洗濯機はノンインバーターのものがほとんどなので、ノンインバーターでもできる限り静かで省エネのものを購入するようにしましょう。

6kgタイプの洗濯機の場合

2人家族や新社会人には6kgタイプの洗濯機が選ばれることが多いです。洗濯物がそれほど多くなく、音があまり気にならないという人は値段などを考慮し、ノンインバーターのものを選ぶ人もいます。

しかし、夜間に洗濯をする人やおしゃれ着などを自宅で洗濯したいという人はインバーター式のものを購入するのをおすすめです。静音タイプや風呂の水の組み上げ機能がついた製品もあります。

6kgの洗濯機を使っています!
2人共働いているので洗濯物はシャツと肌着類程度、毎日は面倒なので3日に1回程度の頻度で洗濯しています!

7kgタイプの洗濯機の場合

7kgタイプは4人家族や子どもがいる世帯に選ばれることが多いです。子どもがいる世帯は、公園遊びや部活などで洗濯をする頻度が多くなります。また、子供がいると泥汚れや食べ物のシミなどの取れにくい汚れが多くなるので、洗浄力の高いインバーター式の洗濯機がおすすめです。

もちろん、子供がいなくてもまとめて洗濯をする人や洗浄力にこだわりたい人にもインバーター付の方がメリットが多いです。毛布や大きいものを洗う際は、7kg以上の洗濯機が必要になることが多いです。7kgタイプの場合はインバーター付のものがほとんどになります。

一人暮らしの場合

一人暮らしの人は、一般的には5kgタイプのコンパクトな洗濯機を選ぶ人が多いです。しかし、週一などまとめて洗濯する場合は7kgの洗濯機など大容量のものをおすすめします。ライフスタイルが変わっても同じ洗濯機を長く使いたい場合や、夜遅くに洗濯をして近隣への騒音が気になる人はインバーター式の方を購入しておくと良いでしょう。

一般的には、容量が大きくなるほど高性能のものが多いです。自身がどのような洗濯機が欲しいかをしっかりと考え、選択するようにしましょう。

洗濯機のインバーターとノンインバーターの違いは?

洗濯機のインバーターとノンインバーターにはどのような違いがあるのでしょうか?二つを比較しながら、違いについて紹介します。

機能の違い

インバーターとノンインバーターの機能の違いについて説明します。インバーターは必要な分だけモーターを回すので、音は静かで、洗浄力が優れており、省エネ効果もあります。また、洗濯槽を清潔に保つ機能や、風呂水ポンプがある場合も多いです。洋服に合わせた洗い方をするので、洋服も長持ちするといわれています。

一方、ノンインバーターは電流を調整する機能がないので、同じ速さでしか回転できないというデメリットがあります。そうすると、洗剤の入った水が回転するだけで汚れ落としを期待するしかないということになります。洗浄力はインバーター式の方強いといえます。

電気代・水道代の違い

インバーター式洗濯機には節電節水効果もあります。電気代・水道代は具体的にはどれくらい違うのかを説明します。

使用電力の比較

7kgタイプのインバーター式洗濯機の場合は、使用一回あたり消費電力が79Wh、電気代が2.1円ほどだといわれています。一方で、ノンインバーターの場合は消費電力が約110Wh、電気代が3.4円ほどとなっています。

したがって、一回あたりに換算すると約1.3円インバーター式洗濯機の方が節電になります。毎日1回洗濯すると計算して、1年間で475円ほどの節約になります。

使用水量の比較

インバーター式洗濯機は使用水量が少なく抑えられるので、1回につき約15L程度水の使用を軽減することができます。前述した使用電力の比較の際と同じ洗濯機を使ったとして、水道代は1回につきインバーター式のもので24.7円、ノンインバーターのもので28.5円となります。

したがって一回の洗濯につき3.8円ほどインバーター式の方が安くなります。1日1回洗濯をするとして、1年間で1387円ほどの節約になります。

製品の金額の違い

インバーター式の洗濯機は、製品価格が高いといわれています。ノンインバーターのものと比べると、約1万円ほど高いです。この価格の高さがインバーター式洗濯機の唯一のデメリットです。使用頻度やコインランドリーなどの使用を考慮し、このデメリットをどう考えるのか最終決定をしましょう。

インバーターがついているかの見分け方

インバーター式洗濯機

インバーターを搭載していても、表示されていない製品が多くあります。そのような時のために見分け方を知っておきましょう。まず、乾燥機機能のついた洗濯機はインバーター機能がついています。そして、最も特徴的なのは、運転音が静かということです。

また、洗濯槽の自動洗浄機能や風呂水ポンプ機能が搭載されていたり、節水節電効果などの記載があったらインバーター式だと思ってよいでしょう。

インバーター洗濯機のメリットとデメリット

続いてはインバーター洗濯機のメリットとデメリットについて紹介します。インバーター洗濯機には具体的にどの様なメリットがあるのでしょうか?デメリットと共に詳しく説明します。

運転音が静か

メリットとして挙げられるのは、運転音が静かという点です。インバーターによってモーターが制御された洗濯機は、運転音が非常に静かという特徴があります。滑らかにモーターが動くので洗濯機特有の音が抑えられます。

早朝や深夜に洗濯をする人にとっては洗濯機の音を気にしなくていいので、特におすすめです。一方で、ノンインバーターのものは作業音が大きいというデメリットがあります。

節水効果

節水効果があるのもメリットの一つです。水の使用量は一回の洗濯につき15ℓほどの節水になります。モーターを制御することによって、少ない水でも効率的に汚れを落とすことができます。環境にもやさしい洗濯機であるといえます。

節電効果

インバーター搭載の洗濯機

節電効果が高いのもメリットです。モーターを制御することにより余計な電力を使わなないため、節電に繋がります。一般的にインバーター洗濯機はノンインバーターのものの半分程度しか電力を使わないとされています。また、洗濯の目安時間も短縮されるので、省エネに繋がります。

そのため、エコ重視の洗濯機にはインバーターを搭載されているものが多いです。世帯人数が多く洗濯をより多くするほど、節電節水効果が高くなるためおすすめです。

洗浄パワーがある

インバーター洗濯機はモーターが制御されているため、水流がスムーズで滑らかです。そのため、汚れが落ちやすく洗浄パワーがあるというメリットがあります。特に、縦型洗濯機の場合はインバーターがあることで汚れがより落ちるようになります。
 

絡んだ洗濯物をほぐす機能

タオルをインバーター式洗濯機に入れている様子

インバーター洗濯機のメリットとして、絡んだ洗濯物をほぐす機能がついているという点が挙げられます。洗濯物が絡まって取り出しにくいという経験をした人は多いです。インバーター洗濯機にはほぐす機能のついたものがあり、洗濯物同士が絡んでしまい洗濯物を傷めることも少なくなります。絡んだ洗濯物を解くストレスもないので、おすすめです。

洗濯層裏のカビ予防にも効果的

洗濯槽裏のカビ予防ができるというメリットもあります。洗濯槽の裏側などの見えない部分には、カビや洗濯カスなどの汚れが付着しやすいです。インバーター洗濯機にはそのような汚れの元を、自動で洗い流す機能が備わっていることが多いです。幼い子どもがいる家庭には、嬉しい機能です。

今だとシャープやパナソニック、東芝辺りが洗濯槽裏の自動洗浄機能を付けて、洗濯槽裏のカビ予防ができるようになっています。この機能がついていると、穴有りタイプでの、わかめ状のカビなどの混入が防げます。

インバーター洗濯機は値段が高いのが欠点

デメリットとしては、唯一値段が高いことが挙げられます。ノンインバーター洗濯機と比べて値段が1〜2万円ほど高いといわれています。節電節水効果も期待できますが、使用期間中に元が取れるかといったら難しいです。

金額面だけを比較するとノンインバーターのもので良いと考える人もいますが、機能面で見るとインバーター式の方が圧倒的に性能が良いです。家族の人数や洗濯頻度が多い場合や、洗濯に品質を求める人はインバーターを検討してみてください。

価格が低価格帯の洗濯・脱水機能がメインの全自動洗濯機ではインバーターが搭載されていないものもあります。そういった洗濯機は非常に価格が安いので、短期間の使用だったり目的が限られており、使用頻度が低くない場合には購入するメリットもあるでしょう。

おすすめのインバーター付き洗濯機

日立・全自動洗濯機ビートウォッシュ(8kg)

日立のビートウォッシュは高性能でおすすめです。洗剤によって洗い方を変える機能や洗濯のたびに洗濯槽裏の自動洗浄を行う機能がついています。また、ナイアガラビート洗浄で、頑固な襟汚れや泥汚れはもちろん、落としにくかった食べ物の油汚れまですっきり洗い上げ、予洗いの手間を軽減できます。洗浄力が高い洗濯機です。

口コミ

断然インバーターに決まってる。
日立の”からまん水流”だってインバータ制御で細かく回転を調整できるおかげ

東芝・全自動洗濯機ZABOON(10kg)

東芝のZABOONもおすすめです。目には見えないナノサイズの泡が洗剤の力を引き出して繊維の奥まで徹底洗浄できます。洗浄力が強いので、子どもがいる世帯におすすめの洗濯機です。すすぎも強力なので、汚れも洗剤もスッキリ落としてくれます。

口コミ

パナソニック・全自動洗濯機(8kg)

パナソニックの全自動洗濯機も人気の商品です。泡洗浄、パワフル立体水流機能で洗浄力がアップし、しっかり汚れを落とします。また、しっかりすすぐパワフル滝すすぎコースも搭載されているので、洗剤や汚れの洗い残しの心配もありません。

口コミ

東芝・全自動洗濯機(10kg)

東芝の全自動洗濯機は家族の人数が多い人におすすめです。まとめ洗いや毛布など大物洗いに適した全自動洗濯機です。多くの衣類でも大きな洗濯槽と循環水流で、洗剤液を浸透させてしっかり洗うことができます。洗濯物をまとめて洗うという人にもぴったりです。

口コミ

日立・ヒートリサイクル 風アイロン(12kg)

日立のヒートリサイクルも非常に評判のドラム式洗濯乾燥機です。風アイロンを採用しており、時速約300kmの高速風を衣類に吹きかけてシワを伸ばし、アイロンがけの手間を減らすことができます。また、洗剤の種類をセンサーが自動で見分け、予洗いの手間を軽減してくれる機能もあります。フィルター類のお手入れが簡単なのも魅力の一つです。

口コミ

洗濯機のインバーターまとめ

インバーター付のドラム型洗濯機

洗濯機のインバーターについて説明しました。高価格以外のデメリットはなく、インバーター付のものの方が圧倒的に高性能であることがわかりました。

家族が多い人や洗濯をする頻度の高い人、夜間や早朝に洗濯をする機会が多い人は購入を検討してみるのもいいでしょう。洗濯機ごとに搭載されている機能が違うので、自分にあった洗濯機を探してみてください。

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