こたつ布団はコインランドリーで洗おう！洗い方や所要時間・料金は？

こたつ布団は意外と汚れているので、そのまま収納すると匂いやカビの原因になってしまいます。クリーニングに出すという人も多いですが、コインランドリーを活用すれば安い料金で洗濯することができます。

そこで本記事では、コインランドリーの使い方を、初心者にもわかるよう詳しくまとめました。コインランドリーの料金や時間など、使い方の気になる項目をひとつずつ解説していきます。こたつ布団を洗う際の注意点やコツも紹介するので、コインランドリーを上手に活用してみましょう。

こたつ布団には細かいチリや埃がついているので、汚れをサッと払っておきましょう。布団などのデリケートな洗濯物は、洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめです。中綿の偏りを防いだり、表面の毛羽立ちを抑えることができるので、布団用の洗濯ネットをぜひ用意しておきましょう。

布団用の洗濯ネットは千円前後で購入できます。丸めてネットに布団を入れる必要があるので、あらかじめ自宅で入れるとスムーズです。こたつ布団は厚さにもよりますが、大体15〜20kg前後ですので合う容量の洗濯機で洗いましょう。

洗剤は自動投入される場合がほとんどですので、入れる必要はありません。手動で入れなければならない場合のみ、用意しておきましょう。

洗濯が終わったら乾燥機に移す前に、こたつ布団に損傷がないか確認しましょう。コインランドリーは強力ですので、場合によっては破れたりほつれが生じる場合があります。ネットに入れていれば損傷の心配は少なくなりますが、ネットに入れない場合は確認しておくと安心です。

乾燥機に入れる際はできるだけ、使用直後のまだ温かい乾燥機を選びましょう。庫内がすでに温かいので、素早く高温になり効率よく乾燥させることができます。ムラなく全体が乾くよう、しっかり広げながら乾燥機に入れるのがポイントです。

乾燥機は途中で扉を開けることができます。時々開けて乾き具合を確認し、ひっくり返しながらまんべんなく乾燥させましょう。乾燥時間は50〜60分が目安ですので、途中1〜2回ひっくり返すとまんべんなく乾燥させることができます。

50〜60分乾燥させてもまだ湿っている場合は、料金を追加することで乾燥追加することができます。ですがあまり長時間乾燥させると、こたつ布団が傷む場合もあるので注意しましょう。乾燥機の熱ダメージが心配な場合は、自宅で天日干しすると安心です。

乾燥機で完全に乾いたとしても、そのままクローゼットや押し入れにしまうのはやめましょう。乾燥したてのこたつ布団は、熱とともに湿気を含んでいます。そのまま収納すると湿気で、カビが発生したり臭いの原因になってしまいます。

また、完全に乾いているつもりでも、こたつ布団の中心部は乾いていない可能性もあります。必ず自宅で自然乾燥させて、湿気を逃してから収納しましょう。

こたつ布団を毎年クリーニングに出すという人も多でしょう。こたつ布団の種類や厚さによっても違いますが、クリーニング店の相場は3000〜5000円ほどです。プロが仕上げてくれるので安心感はありますが、コインランドリーの使い方をマスターすれば料金を節約することができます。

薄手のこたつ布団をコインランドリーで洗う場合は、15kg前後で400〜500円程度かかります。厚手の場合は容量も大きくなり、20kg前後で料金は1000円前後です。大判のこたつ布団や敷布団などは、30kg前後で1200〜1800円程度を目安にすると良いでしょう。

洗ったこたつ布団は重く、干すスペースも必要になるので、乾燥までコインランドリーで行うのがおすすめです。洗濯と乾燥を一度に行える洗濯機と、洗濯、乾燥を分けて行う洗濯機がありますが、性能に特に違いはありません。洗った布団を乾燥機に移す手間をかけたくない場合は、洗濯乾燥まで一度に行える洗濯機を選ぶと良いでしょう。

洗濯乾燥まで一度に行う場合、15〜20kg前後で料金は1200〜1600円程度です。乾燥機は1回8分で100円です。6〜7回まわすのが目安ですので、乾燥のみの場合料金は600〜700円となります。コインランドリーの乾燥機は高温で乾燥できるため、ダニを死滅させる効果も期待できます。

コインランドリーで洗濯する時に気になるのが、所用時間でしょう。コインランドリーでも、自宅で洗濯するのと変わらず30〜40分はかかります。どのような容量でもかかる時間は同じですので、こたつ布団にあったドラムを選びます。

洗濯完了まで時間がかかりますので、その間に用事を済ませたり、カフェでお茶をするなど有効に過ごすと良いでしょう。

洗濯の場合かかる時間は30〜40分が目安ですが、乾燥は容量よってかかる時間が変わります。一般的な厚みのこたつ布団の場合、乾燥は50〜60分が目安となります。ただし場合によってはもっと時間がかかることもあるため、必ず乾燥できているかチェックしましょう。

乾燥できていなければ追加で乾燥させるか、自宅で天日干しするようにします。洗濯乾燥時間は全て合わせると、70〜100分程度かかると考えておくと良いでしょう。

コインランドリーの使い方で注意して欲しいのが、洗濯物に合った容量を選ぶということです。大きいドラムを選べば早くきれいになるというわけではなく、料金が無駄にかかることになります。コインランドリーの容量はkgで表示されていますが、これは乾いた状態の洗濯物の重さです。

通常のこたつ布団は15〜20kg程度ですので、重さに合った容量のドラムを選びましょう。もしも容量がわからない場合は、布団を入れて8〜9割程度埋まっている状態であればOKです。ぎゅうぎゅうに詰め込むとしっかり洗えないので、余裕を持って入れましょう。

乾燥の場合はもっと余裕を持たせ、5割程度埋まっている状態が理想です。洗濯と乾燥が一度にできる洗濯乾燥機の場合は、乾燥に合わせた容量を選ぶようにしましょう。

コインランドリーでこたつ布団を洗う場合は、必ず洗濯表示を確認しましょう。水洗い不可の表示がある場合は、残念ながら洗濯できません。また、こたつ布団の中綿が綿(コットン)の場合も、コインランドリーで水洗いは不可です。コットンには油分が含まれているため、水洗いすると固くなってしまうのでクリーニング店に出すようにしましょう。

さらに乾燥機を使う場合は、タンブル乾燥が可能かどうかの確認も必要です。タンブル乾燥とは、洗濯を回転させて温風で乾燥させる方法です。高温の温風を当て続けるため、素材によっては使用不可の場合もあります。

また、敷布団の場合、裏に滑り止めのゴムがついていることがあります。乾燥機の熱でゴムが溶けてしまうこともあるため、心配な場合はやはりクリーニング店に出すのが無難です。

洗濯するときは、ドラムの中に洗濯物をぎゅうぎゅう詰めにしないようにしましょう。容量より多く洗濯物を入れると、中までしっかり洗うことができません。汚れが落ちないだけでなく、洗濯物を傷める原因にもなってしまいます。時間も料金も無駄にしてしまうことになるので、容量や使い方を守って洗濯しましょう。

洗濯ネットを使用した場合、こたつ布団をネットから取り出して乾燥機に入れましょう。タンブル乾燥は、回転させながら温風を全体にまんべんなく浴びせます。ネットに入ったままだと全体に温風が当たらず、乾燥ムラができネットの中は乾きません。必ずネットから取り出し、5割程度の余裕がある状態で乾燥させましょう。

素早くムラなく乾燥させるには、こたつ布団を乾燥の途中でひっくり返しましょう。ひっくり返すことで中綿を均等に乾燥させることができ、乾燥ムラを防ぐことができます。また余裕があれば一度取り出し、パタパタと振って中綿の偏りを整えると良いでしょう。

食べこぼしなどで汚れがつきやすいこたつ布団は、収納する前にコインランドリーで洗濯するのがおすすめです。クリーニング店よりもリーズナブルに洗濯できるので、コインランドリーの使い方をぜひマスターしましょう。

こたつ布団の洗濯表示を確認し、容量に合ったドラムを選ぶことがポイントです。コインランドリーを上手に活用して、清潔な状態で収納しましょう。