不織布マスクは洗濯できる！正しい洗い方や注意点をリサーチ！

不織布マスクは基本的には使い捨ての商品ですが、一度使っただけで捨てるのはもったいないと感じることもあるでしょう。洗って再び使うこともできますが、洗い方が悪いとマスクが傷んで使えなくなってしまいます。

本記事では、不織布マスクの洗い方や洗う時の注意点を解説します。普段からよく不織布マスクを使う人は、ぜひ一度チェックしておいてください。

不織布マスクは普通の布と違ってデリケートであるため、基本的には手洗いするのがベストです。手洗いする場合は、水かぬるま湯をためた洗面器などを使って洗いましょう。熱すぎるお湯は生地を傷めるため、お湯を使う場合は35℃前後のぬるま湯がおすすめです。

水やお湯が用意できたら、その量に適した割合の中性洗剤を入れてマスクを浸しておきます。そのまま5〜10分浸け置きしたら、押し洗いをして汚れを落とします。洗ったらきれいな水でよくすすぎ、タオルで挟んで水気を拭き取りましょう。形を整えてから陰干しをすれば、洗濯は完了です。

もしも汚れが頑固な場合は、水やお湯に漬けておく時間を30分〜1時間くらいに伸ばすと良いでしょう。また、時間がある時は、すすぎの後にキッチンハイターで消毒をするとさらに効果的です。水に漂白剤を入れて30分ほど浸け置きをし、水で十分にすすいでから同じようにタオルで水気を取りましょう。

洗濯機の使用はできれば避けたいところですが、どうしても洗濯機を使いたい場合は必ずネットに入れて洗うようにしましょう。また、他の衣類と一緒に洗ってしまうとこすれたりして傷んでしまう場合があるので、不織布マスクのみで洗うのも大事なポイントです。

普通洗いをすると水流が強すぎるので、手洗いコースやオシャレ着コースなどの優しく洗ってくれるコースを選択してください。また、脱水までしてしまうと不織布がシワになってしまうので、洗濯機を使うのはすすぎまでにしておきましょう。すすぎが終わったらマスクを取り出し、手洗いと同じようにタオルではさんで水気を拭き取れば洗濯完了です。

不織布マスクは基本的に使い捨てを前提に作られているため、何回まで洗えるという基準はありません。丁寧に正しい洗い方をすれば10回は洗えることもあるようですが、何回も洗ってしまうと効果がだんだん薄れていってしまいます。

不織布マスクはたいてい3層構造になっていて、真ん中の層がホコリやウイルスを集めるフィルターの役目を果たしています。このフィルターは帯電することによってホコリなどを集めるのですが、洗ってしまうとこの帯電効果が落ちてしまうのです。

一度洗っただけで効果がまったくなくなるわけではありませんが、それでも洗うたびに効果が薄まっていくことは確かです。できれば洗うのは数回までにしておいて、少しでも劣化が見られたらすぐに新しいマスクに交換するほうが良いでしょう。

不織布マスクを洗う時の一番の注意点は、こすらずに優しく洗うことです。不織布はとてもデリケートな素材ですので、ちょっとした衝撃でもすぐに傷んでしまいます。できるだけ長持ちさせるためにも、洗う時は優しく洗うことを心がけましょう。

不織布マスクはシワができやすく、一度シワができてしまうとキレイに干しても元に戻りません。不織布は熱に弱くアイロンも使えないため、初めからシワをつけないようにするのが大事です。水気を切る時にギュッと絞ってしまうと、どうしてもシワができやすくなります。

水気を拭き取る時は、必ずマスクをタオルで挟んで優しく水を吸い取るようにしましょう。水気を拭き取ったら干す前にしっかりとシワを伸ばし、形を整えてから干すようにしてください。

不織布マスクの洗い方や注意点をまとめました。不織布マスクは正しく洗えば複数回使うことも可能で、マスク代の節約にもなります。しかし、もともとが使い捨ての商品であるため、洗い方を間違えればあっという間に使えなくなってしまいます。

マスクをできるだけ長持ちさせるためにも、不織布マスクの正しい洗い方をしっかりと覚えておきましょう。