ズボンの正しい干し方をリサーチ！早く乾かすポイントもチェック

毎日のお洗濯は、短時間でカラッと乾かすことができたら気持ちがいいです。ですが、生地の重なる部分が多いズボンは、なかなか乾かないことも多いでしょう。本記事では、乾きにくいズボンの干し方について解説します。

ジーンズやスウェットなど、生地が厚手のものでも、干し方のコツをつかめば短時間で乾かすことが可能です。愛用しているズボンを気持ちよく着るために、正しい干し方をチェックしていきましょう。

さまざまな種類があるズボンは、素材によって干し方を変えてみましょう。早く乾かすために知っておきたい基本のやり方はもちろん、ズボンの種類別の干し方も紹介します。

中に空洞があるズボンは外側からだけでなく、内側からも乾かすことが必要です。内部の風通しを良くすることで、早く乾かしましょう。厚手のズボンは、乾かす時間が長くなることもあります。生地が重なり合う部分をなるべく少なくして、短時間で乾くように工夫をしてください。

おすすめの干し方は、ズボンの腰部分をピンチハンガーなどでとめる方法です。4か所ほどピンチでとめて、ズボン全体が筒状になるように乾かしてください。乾きにくい股部分も風通しがよくなり、早く乾かすことができるでしょう。室内などのせまい洗濯干しスペースの場合は、裾部分もピンチでとめてW型になるように干すのがおすすめです。

ポケット部分が多いジーンズは、干す前に裏返しましょう。ポケットの裏生地などを早く乾かすことができるので、雑菌の繁殖を防ぐことができます。また、色落ち防止にもなりますので、大切に着ているジーンズはこのひと手間を忘れないようにしてください。あえて色落ちさせたいジーンズは裏返さずにそのまま干しても構いません。

重みがあるジーンズは、上下逆に干すとしわを伸ばすことができます。これは、腰のベルト部分やチャックなど、重みがある部分がすべて上部にあるためです。重い部分を下にすることで、ジーンズ自体の重みで生地全体が引っ張られてしわが伸びます。

厚手で乾きにくいスウェットは、ゴム部分にピンチを多めにつけて干しましょう。スウェットは伸びやすいので、しっかりとピンチでとめておかないとゴムが型崩れすることもあります。お気に入りのスウェットは、丁寧に扱うことで長持ちさせましょう。

基本の干し方と同様に、ズボン全体にしっかり空洞を作って乾きやすくしてください。ポケットがあるものは、生地が重なっている部分が乾きずらくなってしまいます。干す前に裏返して、ポケットの内側を外に出してから干すようにしましょう。

洗えるスーツなどのズボンは、折り目を崩さないように干します。お洗濯したズボンの折り目を合わせて、しわを伸ばしましょう。軽く引っ張ったり手でたたくと、簡単にしわ伸ばしができます。ある程度しわが整ったら折り目に合わせてピンチで裾部分を挟み、ズボンを逆さまにして干してください。

洗えるスーツなどは、陰干しを推奨しているものが多いです。洗濯表示を確認して、推奨されている干し方で干すようにしましょう。しわが残ってしまった場合は、ズボンプレッサーやアイロンなどを使用して綺麗にしわを伸ばしてください。

小さな子供用ズボンは、ポケットを裏返して干すようにしましょう。裏返すことで中を乾きやすくするだけでなく、色落ち防止にもなります。洗濯する前に裏返しておけば、ポケットの忘れ物チェックもできて一石二鳥です。子供のポケットは意外なものが入っている可能性もあるので、チェックしておきましょう。

何本も子供用ズボンを干す場合は、パラソルハンガーに裾を通して干すのもおすすめです。その場合、干す場所を一か所ずつ空けてウエスト部分を交互にすると良いでしょう。ズボン同士の感覚があいて、乾きやすくなります。

厚手の作業服は洗濯をする時、通常よりも長めに脱水してください。しわが気になる方は途中でいったん取り出し、軽くたたんでからもう一度脱水しましょう。干す前に裏返して、ポケット部分などを外に出した状態で干すと良いです。ボタンやファスナー部分は開けておくと、通気性がよくなります。

しっかりとしわを伸ばしたい学生服のズボンは、上下さかさまに干してください。裏返してズボンの裾を4か所ほどピンチでとめると、全体が筒状になって早く乾きます。

直射日光が当たると色落ちしてしまいますので、陰干しするようにしましょう。長く着る学生服は、干し方を守って丁寧にお手入れすると卒業式まで状態が保てます。しわになってしまった場合は、ズボンプレッサーなどでしわ伸ばしをすると良いです。

洗濯するときはもちろん、干すときにも丁寧に扱うことで衣類は長持ちします。早く乾くだけでなく、衣類を綺麗に保ってくれる干し方のコツを解説していきましょう。

時間が経った洗濯物は、生乾き臭がすることが多いしょう。これは濡れた状態で長時間衣類を放置した結果、細菌が繁殖してしまったためです。また、しわが付いたまま放置された衣類は、乾いた後もしわが残ってしまいます。

短時間でしっかり干すためには、なるべくしわを作らないようにする必要があります。そのためには洗濯が終わったら、できるだけすぐに干すようにしましょう。濡れたまま放置する時間を短くすることで、アイロンがけの時間も短縮することができます。

洗濯機でかき回された衣類は、しわが多く残っていることも多いです。しわが多い状態で干してしまうと、乾いた後もしわが残ってしまいます。また、しわによって衣類が重なりあう部分も増えてしまうと、乾く時間が遅くなる可能性もあるでしょう。

アイロンがけの時間も長くなってしまいますので、干す前にある程度しわを伸ばしておきましょう。ジーンズなどの重量があるズボンは、上下逆さまにするとしわ伸ばし効果があります。乾いた後にしわが残っているばあいは、ズボンプレッサーなどでしっかりとしわを伸ばすと良いです。

しわくちゃになっている衣類は、干す前にしっかりと振るようにしてください。このひと手間を加えるだけで、衣類全体のしわをある程度伸ばすことが可能です。

また、脱水で残ってしまった水分も飛ばせるので、早く乾かすこともできます。ですが、傷みやすい生地を使っているズボンは、刺激を与えすぎると傷んでしまいます。あまり激しく振らずに、しわを軽く伸ばすだけにとどめておきましょう。

生地が重なり合う部分は、乾く時間が長くなってしまいます。特にポケット部分などは、他の部分より乾きにくいのが難点です。中の生地をすべて外に出しておくと、ズボン内部の風通しがよくなります。その結果、中からしっかりと乾かすことができるでしょう。

洗濯前に余裕があるときは、洗濯を回す前にポケットの外にだしておくのがおすすめです。内側までしっかり洗えるだけでなく、ポケットの忘れ物チェックも行えます。子供用の衣類などは忘れ物が多くなりがちですので、しっかりチェックしてから洗濯しましょう。

ファスナーやポケットが多いズボン上部は、乾く時間が他の箇所よりも長くかかります。洗濯ものは上から乾いていきます。そのため、ズボンの上下を入れ替えると、乾きやすい部分から効率的に乾かすことが可能なのです。

また、重量のあるウエスト部分を下にすることで、しわ伸ばし効果も期待できます。裾部分が乾いてきたら、再び上下をひっくり返してウエスト部分を上に干すと良いでしょう。

忙しい時は洗濯物を干したまま放置しがちになります。ですが、乾いた洗濯物を長時間放置すると、夜露に濡れてしまう可能性もあるのです。太陽が落ちてくる3時以降からは気温が下がり、洗濯物が湿ってしまいます。カラッとした状態をキープするには、午前中に干して、乾いたら太陽が陰ってくる前に取り込むようにしましょう。

また、乾いた洗濯物から順に取り込んでいくと、残っている乾きにくい洗濯物の風通しがよくなります。薄手のシャツなど、乾きやすい衣類は先に取り込んでいきましょう。このひと手間を加えるだけで、効率よく洗濯物が乾きます。

室内に干す場合は、外干しよりも時間がかかってしまいます。少しでも早く乾かすために裏技を使いましょう。室内干しでも早く乾く、お洗濯のコツをまとめました。

早く洗濯物を乾かすには、干す場所の風通しを良くすることが大切です。室内では扇風機やサーキュレーターなどの家電で、衣類に風を送ると良いでしょう。扇風機は、長時間運転させていても電気代が安く抑えられるのでおすすめです。

ですが、寒い季節はエアコンとの併用をしないと短時間で乾かない可能性もあります。エアコンがない部屋では除湿器を併用して使うなど、湿気対策を行いましょう。

自宅に衣類除湿乾燥機がある場合は、フル活用しましょう。多少光熱費がかかってしまいますが、普通に部屋干しするよりも格段に速く乾きます。室内全体の除湿もしてくれるので、湿気による部屋の不快感も軽減することが可能です。

除湿乾燥機がない場合は、新聞紙などを洗濯物の下に敷くと除湿になります。効果は除湿乾燥機よりも劣りますが、普通に乾かすよりも早く乾かすことができるでしょう。

ズボンを干す前に、洗濯物の水分を抜くと早く乾きます。脱水の回数を通常よりも増やすと、水気をしっかりと抜くことができるでしょう。ですが、脱水機能を長時間使用した場合、通常よりもしわになりやすくなります。干す前に丁寧にしわを伸ばしてから干すようにしてください。

乾燥機付きの洗濯機を使っている場合は、乾燥機能もフル活用しましょう。洗濯物の量が多いと、水分が残ってしまう可能性もあるので注意してください。薄手の衣類は取り除いて先に干し、乾きにくいズボンなどだけを乾燥機にかけると良いです。

干し方にコツがいるズボンは、専用ハンガーを使用すると簡単に干すことができます。外干しはもちろん、室内干しにも活用できるおすすめハンガーを紹介します。

100円均一のダイソーでも、ズボン専用ハンガーが販売されています。4つの大きめピンチでウエスト部分を挟むと、ズボンを筒状に干すことが可能です。ピンチに滑り止めが付いていますので、重量のあるジーンズなども干すことができます。

基本的に1つのズボンハンガーに一本しか干せないので、何枚か干したい場合は複数購入しておくと良いでしょう。コンパクトな商品になっているため、旅先で室内干ししたい時にも持ち運びが簡単です。

セリアのジーンズハンガーは、厚手のジーンズも干すことができます。少し大きめのハンガーになっているので、男性物のジーンズでも筒状に干すことが可能です。ピンチがしっかりしていて、風が強い日でも落ちる心配はありません。

ズボン以外にも、スカートや厚手のタオルなどを干すときにも重宝する商品です。下着や靴下などの小物を干すときにも良いでしょう。

300円ショップのスリーコインズでは、ボトム用収縮ハンガーが人気です。スライドアームになっているため、ズボンに合わせてハンガーサイズを変えることができます。

ピンチが多めに作られているので、裾部分を持ち上げてW型に干すことも可能です。この形状で干すと、狭い室内でもコンパクトに干すことができるでしょう。ズボン以外にも靴下などの小物を干すときにもおすすめしたい商品です。

通販やホームセンターでハンガーを購入したい方は、サワフジの折りたたみ式ジーンズハンガーがおすすめです。横に長い作りのジーンズハンガーは、サイズが大きいジーンズでも筒状に干すことができます。

ジーンズ用に作られていますが、ほかの衣類も筒状にして干すことが可能です。ズボンを干すときにはもちろん、ジャケットや厚手のセーターを干すときにも大活躍するでしょう。使用しない時はコンパクトに収納できますので、旅先用のハンガーとしても使ってみてください。

横に伸縮して大きなズボンも干しやすい、レックのらくらくズボンハンガーです。最大38mmまで伸縮させることが可能で、サイズの大きいズボンでも筒状に干せるでしょう。

横軸のピンチが多めに作られているため、裾を持ち上げてW型干しもできます。低い位置の物干しざおや、せまい室内でもらくらく干すことが可能です。ズボン以外にもスカートやタオル、帽子などの小物を干すときにも重宝します。

外干しの時はもちろん、室内干しでも使えるズボンの干し方について解説してきました。乾きにくいズボンは、干し方を間違えると乾燥に時間がかかってしまいます。

長時間水分が残っていると、細菌が繁殖して生乾き臭の原因になってしまうでしょう。本記事で紹介した干すコツを実践して、お気に入りのズボンを短時間で効率よく乾かしてください。