ポリエステルのアイロンのかけ方!しわができた時の対処法も紹介!

ポリエステルのアイロンのかけ方を徹底解説します。ポリエステル素材をアイロンがけする場合、温度が重要になってきます。そこで、適切な温度のアイロンのかけ方と、しわができた時の洗濯の仕方などの対処法もあわせて紹介します。

ポリエステルのアイロンのかけ方!しわができた時の対処法も紹介!のイメージ

目次

  1. 1ポリエステルのアイロンのかけ方が知りたい!
  2. 2ポリエステルのアイロンのかけ方
  3. 3ポリエステルのアイロンがけの失敗例
  4. 4ポリエステルにしわができた時の対処法
  5. 5洗濯物にしわがつきにくい洗濯方法
  6. 6ポリエステルのアイロンのかけ方をマスターしよう!

ポリエステルのアイロンのかけ方が知りたい!

ポリエステル素材の洋服は、着まわしているとよくしわになってしまいます。また、汚れた時に洗濯機に入れて洗ったら、前以上にしわになったという経験もあるでしょう。しかしアイロンをかけると、熱で溶けてしまうかもと不安になります。

そこで、しわが出来た時どうすればきれいにしわが伸びるのかを徹底検証します。アイロンの適切なかけ方もあわせて検証しますので、本記事を読んで失敗しないポリエステル素材の扱い方法を覚えてください!

ポリエステルとはどんな素材?

まずは、ポリエステルの特性を知りましょう。ポリエステルは石油から作られる素材の一種で、一般的にはPETと呼ばれるペットボトルの原料と一緒です。軽くて耐久性が高く丈夫なのが大きな特徴で、その他に吸水性が低いためすぐ乾きやすいという特徴もあります。

反対にデメリットは、静電気が起きやすいことです。また毛玉もできやすく、ウールなどの天然素材から作られている毛玉とは違い、ポリエステルは合成繊維で強いため毛玉ができたら取れにくい性質があります。

ポリエステル100%はアイロンをかけても良い?

ポリエステル100%の服にアイロンを掛けていたら、温度が少し高かったようで、アイロンの型がいってしまいました。どなたか、この型を消す方法ご存じないですか?

ポリエステルの特徴の一つとして、しわになりにくいということが挙げられます。とはいっても丈夫な素材のため、一度しわになると洗濯をしてもなかなか取れないことがあります。そのような時にはアイロンを使うのですが、かけ方によってはアイロンの跡がつくことがあるので注意してください。

ポリエステル100%の素材でも、アイロンをかけることはできます。しかし他の素材と混紡していたり、アイロンの温度設定をきちんと把握していなければ、お気に入りの洋服を失うことになってしまう可能性があります。本記事では、アイロンのかけ方を徹底検証していますので、ぜひしっかり読んでください!

ポリエステルのアイロンのかけ方

どうしてもついてしまったしわを取るには、アイロンが最も有効な手段です。しかし、衣類が溶けてしまうかもしれない、アイロンの跡がついてしまうかもしれないという不安要素が沢山あります。そこで、ポリエステル素材のアイロンのかけ方のポイントを詳しく紹介します。

ポリエステルと一緒に他の素材も入っているとき、ポリエステルの割合によっては注意しなければいけない時がありますので、必ず洗濯表示を確認してアイロンがけをしてください。

アイロンの温度設定

ポリエステルの服にアイロンをかけるときのやり方は、「低温~中温で、あて布をしながらかける」が基本です。

まずは、アイロンの設定温度を把握しましょう。高温(180~210℃)で使える素材は麻・綿、中温(140~160℃)で使える素材はレーヨン・ポリエステル・ナイロンなど、低温(80~120℃)で使える素材はシルク・ナイロン・アクリルなどです。この温度設定を間違えてしまうと、ポリエステルが溶けてしまうなどの失敗になります。

低温でアイロンをかけるという口コミもありますが、しわによっては取れない場合があります。最近できた新しいしわは低温でも良いですが、腕や足の関節部分にあるくせのあるものは、中温でアイロンがけをしてください。

あて布の使い方

忘れてはいけないポイントは、必ずあて布をしてアイロンをかけることです。それをすることによって、ほとんどの失敗は防げるでしょう。あて布の素材は、綿でできた薄めのハンカチが一般的です。厚手のあて布だとしっかりしわを伸ばす事ができず、ポリエステルの素材をだめにしてしまう可能性があります。

使わなくなったハンカチやあまった布切れなどを使い、跡がつくのが不安であれば二枚重ねにしてあててください。直接ポリエステルにアイロンをあてるとあて布をするより消えるかもしれませんが、テカリが出てしまいます。

しわの伸ばし方

アイロンの温度を中温程度にして、あて布をあてながら普通通りアイロンがけをすれば、しわを伸ばすことができます。その他に洗濯するときに洗濯ネットに入れて柔軟剤を入れると、しわを緩和する事ができます。また、完全に乾ききらないうちにアイロンをかけると頑固なものもとれます。

このほかにごしごしと強くアイロンをかけるのではなく、押し当てるようにアイロンをかけるとうまくいきます。温度を中温でアイロンをかけるなら、約5秒ほど押しあてるようにしてください。

スチーム機能を使う

アイロンのスチーム機能は、しわ伸ばしには最適の方法です。しわになってあまり日が経ってない時や薄い場合は、アイロンをあてずにスチームの蒸気で部分的にあててみましょう。そのあとしっかり伸ばせば消えてしまいます。通常はスチーム機能に設定してアイロンがけをすると、ほとんどのしわはききれいに取れます。

かなり頑固なしわになるとスチームだけでは取れないことがありますので、霧吹きでまんべんなく水分を含ませ、中温であて布をしてアイロンがけをしてください。

短時間で仕上げる

ポリエステルの生地は、他の生地と比べてしわになっても簡単に伸ばす事が出来ます。レーヨンやシルクはしわになりやすく、アイロンをかけると縮む可能性がありますのでメンテナンスがとても大変です。ポリエステル素材の洋服をアイロンがけするときは、さっと押しあてながら短時間で行ってください。

もし長時間アイロンを押しあててしまうと、その部分だけテカリがでて着心地が悪くなります。あて布をするのはもちろんですが、出来るだけ短時間でアイロンがけを済ませましょう。

装飾部分は裏からアイロンをあてる

しわになる部分は、伸縮することが多い部分やチャックなどの装飾がある部分です。ボタンやチャックなどがある部分は、アイロンがけをしたくても装飾が邪魔できちんとかけられません。そのような時は、生地の裏からアイロンをかけるときれいにしわが取れます。

また、装飾によっては高温すぎると、変形や変色などをする可能性があるかもしれません。装飾がついている所は、アイロンの温度を低温に設定して行ってください。

冷めるまでたたまない

生地はアイロンした後にすぐたたんでしまうと、くせがついてしまいます。なぜかというとアイロンした直後はまだ生地に熱がこもっているため、たたみじわがついてしまうからです。できればアイロンがけをしたら、冷めるまでハンがーで吊るして収納するか、床にそのまま置いて待ちましょう。

ポリエステルのアイロンがけの失敗例

次に、アイロンがけの失敗例を紹介します。ポリエステルは他の生地より耐久性が高いため、しわが強くついてしまったときに高めの温度でアイロンをかけてしまうことがあるでしょう。油断すると、生地をだめにしてしまう可能性があります。その中でも一番失敗しやすい事例を3つ挙げますので、参考にしてください。

失敗例①テカリが出てしまった

一番失敗しやすいのは、テカリが出てしまうことです。通常のポリエステルは、目視はできませんが繊維の表面ががデコボコしています。その状態だと光が当たっても拡散してテカリはでません。

しかし、アイロンをかけることによって摩擦が生じ、繊維のデコボコが失われていくと表面がツルツルして鏡のようになります。そうすると、光を吸収しテカる原因となるのです。これを防ぐためにはアイロンをかけるとき必ずあて布をして摩擦を最小限に抑えましょう。

失敗例②アイロン跡が残った

ポリエステルの生地をうっかり高温でアイロンがけをしてしまったら、跡が残る可能性があります。その場合、テカリがあればある程度跡は消えますが、100%ポリエステルやテカリがない時は、残念ながら跡を消すことはできません。

跡を消す方法としては、メラミンスポンジで跡がついた場所の繊維をこすって毛羽立ててください。次に、酢と水を1:2の割合で混ぜ合わせたものをあて布に浸します。あて布を絞って、跡がある場所にアイロンをかけます。この方法でアイロン跡が薄くなったという書き込みもありますので、試してみてください。

失敗例③生地が溶ける・溶けた

繊維の種類を確認せずにアイロンをかけたら、溶けてしまったという失敗談が書き込みにありました。ポリエステルだけではなく、温度が高いと溶けてしまう生地が沢山あります。溶けた繊維はもとには戻らないため、諦めるしかありません。お気に入りの洋服ならなおさら諦めるのはショックです。

そうならないためにもアイロンをかける前に必ず洗濯表示を確認して、温度の確認をしてください。また、洗濯表示がなかったり、生地の種類がわからない時はあて布をしてまずは目立たない場所で試してみてください。そうすることによって、生地が溶けることなく最小限に失敗を抑える事ができます。

ポリエステルにしわができた時の対処法

アイロンを使うと、あて布をしても摩擦が生じるのでどうしてもテカリが出てしまいます。ジャージやスーツなどの場合は、目立つ部分にテカリが出ると気になるでしょう。そこで、できるだけアイロンを使わずにしわを取る方法を紹介します。

軽く湿らして乾かす

服をハンガーに吊って、シワが気になる部分に霧吹きなどでしっとりするまで水分を含ませ、風通しのいい場所でひと晩干すだけです。

まずはしわになった部分に水をしみこませ、しわを伸ばしてください。ポリエステルは速乾性が高く、吸湿性が低いため、びちょびちょになるまで水分を含ませても問題ありません。そこでしっかり伸ばし、洋服の形を整えてハンガーに吊るしておけば、一晩で気にならなくなります。

洗濯してしわを伸ばす

洗濯をすると逆にたくさんしわがついてしまうかもと不安になるかもしれません。しかし、洗濯することによって干すときにしっかりしわを伸ばしますので、きれいに仕上がります。前述でも説明した通りポリエステルの場合、水分を含んでいる方がしわが伸びますし、洗濯しても洋服の縮みは殆どありません。

ただ、ポリエステルとの混紡素材がウールやレーヨンなどの水分に弱い素材だと縮む可能性があるため、洗濯表示を見て洗濯機で洗えるのか、手洗いなのか、それとも洗濯できない洋服なのかをしっかり確認してください。

洗濯物にしわがつきにくい洗濯方法

最後にしわにならない洗濯方法を紹介します。今まではしわがついてしまったときのアイロンのかけ方を紹介しましたが、アイロンがけにはテカリがでたり、跡が残ったりと多少のリスクが出ます。その前に洗濯する時しわにならないよう予防をすれば、アイロンをかけなくても気にすることなく着ていくことができます。

柔軟剤を使う

柔軟剤はその名の通り、繊維を柔らかくしてくれるますので、しわがつきにくくなります。その他にポリエステルは静電気が起きやすい洋服ですが、それも抑制してくれます。また、毛羽立ちや毛玉も予防する事ができるため、洗う時は柔軟剤やおしゃれ着洗い用の洗剤を使うことをおすすめします。

ネットに入れて洗濯する

しわを作りたくない洋服は、洗濯ネットに入れて洗濯をするのが必須です。特にポリエステル100%の洋服は摩擦によってテカリが生じてしまいますので、必ず洗濯ネットにいれましょう。またポリエステルは、汚れを吸収しやすい生地です。他の衣類の汚れや黄ばみ、黒ずみがついてしまう可能性がありますので注意してください。

脱水時間を短くする

どんなに洗濯機で洗えると言っても脱水時間を長くしてしまうと、速乾性のあるポリエステルは洗濯機から出した状態のまましわがついてしまいます。他の衣類と洗濯したときは脱水時間を短くして、あまり脱水がかかってないと感じるくらいでハンガーに吊るしましょう。そうすると水分によってしわが伸びて、アイロンがけしなくてもよくなります。

干す前に形を整える

今まで説明した通り、洗濯機に柔軟剤を入れ、洗濯ネットに入れて脱水時間を短くすると、しわがつきにくくなります。最後の仕上げとして、ハンガーに吊るしたとき洋服全体の形を整えます。しわになっている場所はもちろん、しわになりやすい部分や袖口、襟元などを強めに形を整えることによって洋服のバランスがつきます。

クリーニングに出す

ポリエステルの衣類の中にはドライクリーニングの洗濯表示がついているものがあります。ドライクリーニングとは、水を使わないで工業ガソリンのような有機溶剤を使って汚れを落とすことです。これは自宅では簡単にできないため、クリーニング店へ行ってお願いすることになります。

しかし、ドライクリーニングは汗や醤油などの水溶性の汚れには不向きです。しわはきちんと取ることができるかもしれませんが、ついでに汗の汚れも取ってもらうということはできませんので気を付けてください。

ポリエステルのアイロンのかけ方をマスターしよう!

ポリエステルの衣類はアイロンをかけるとテカリが出てしまったり、アイロン跡をつけてしまうかもと不安になります。しかしアイロンのかけ方をマスターすれば、きれいにしわを取る事ができます。ポイントは温度設定、あて布、スチーム機能です。この3つを間違わずアイロンがけをすれば、クリーニング店に出したような出来栄えになるでしょう。

また洗濯機で洗う時に丈夫で速乾性があるポリエステルの特徴を使えば、ほとんどアイロンを使わずしわを取ることもできます。お気に入りのポリエステル素材の洋服を長持ちさせるなら、アイロンがけを焦って失敗しないように、洗濯方法とアイロンのかけ方をしっかり知っておきましょう!

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