洗濯機の静かなモデルの選び方！静音のおすすめ洗濯機を解説

洗濯機は日常生活に欠かせない家電の1つです。共稼ぎや一人暮らしの方などは、騒音を気にして限られた時間帯の中で洗濯しなくてはならなくて、不便に感じる方が多いでしょう。しかし静かなモデルの洗濯機ならば、共稼ぎの方や一人暮らしの方でも、快適に洗濯生活を送れます。

静音性の高い洗濯機だと、周辺の方々に迷惑をかけることなく洗濯ができ、有意義に時間を活用することが可能です。本記事ではそのような静音性が高い洗濯機を購入したいという方のために、静かな洗濯機の選び方を調査しました。また各メーカーの特徴を比較しながら、おすすめの商品を紹介します。

洗濯機の音は騒音問題に発展することもあるので、選ぶ基準として静かさを重視する人は多いでしょう。そこで騒音が少なく、静かな洗濯機を選ぶ時に注意すべきポイントを紹介します。

各メーカーが販売している洗濯機の仕様を見る時は、どれくらいの騒音が発生するのかを表す運転音の表記があるので、必ずその数字を確認するようにしましょう。音の強さを表す単位はdb(デシベル)と呼ばれます。

環境省は、住宅地なら昼間には55db夜間には45db以下の数値を洗濯機に関する騒音の基準として設定しています。一般的にも、音量が45db以下なら静かだと感じる人が多いようです。30dbは、郊外における深夜のささやき声ぐらいの音ですので、ほぼ気にならないレベルでしょう。

45db以上の音は隣人からうるさいと言われる可能性が高くなるので、購入する際には注意が必要です。一人暮らしなどで静かさが重視された設計の洗濯機を探している場合は、45db以下の運転音が設定されているものを選べばいいでしょう。最近は、低振動で静音設計の商品が増えているので、購入しやすくなっています。

洗濯機は、縦型とドラム式の2種類があります。直立していて上部から洗濯物を入れるのが縦型で、洗濯槽が斜めに傾いていて、側面から洗濯物を入れるのがドラム式です。この2つの洗濯機を比較すると、一般にドラム式の方がより音が大きくなっています。

その理由は、洗濯方法の違いから来ているようです。洗濯槽のドラムが縦に回るドラム式は、縦型に比べてどうしても振動が大きくなってしまいます。よって静かさにこだわるのならば、ドラム型の洗濯機は避けて縦型の洗濯機を選んだほうが良いでしょう。

現代は忙しい人が多いので、ひとつの洗濯機で洗濯と乾燥を同時にしたいと思う人も多いでしょう。しかし、乾燥機能がついている洗濯機は音が大きい傾向があります。どうしても静かに洗濯したいという人には、乾燥機能の付いていない洗濯機を選ぶことをおすすめです。

乾燥機が欲しい場合は、洗濯機とは別に乾燥機を設置すると良いかもしれません。乾燥機が一体型になっている洗濯機を使用するより、乾燥機を別にした方が静かに洗濯できるでしょう。

コスパ重視で選びたい人におすすめなのが、縦型タイプの洗濯機です。ドラム式の洗濯機に比べて、静かな音で安価な商品が多く設置場所も取らないため、一人暮らしの主流となっているタイプです。デメリットとして、ドラム式の洗濯機と比べて水道代がかかる点と乾燥機能がそこまで高くない点が挙げられます。

そのため基本外干しの方に向いている洗濯機かもしれません。そんな縦型タイプからおすすめの洗濯機を調査しました。

TOSHIBAの縦型洗濯機であるAW-6G8を紹介します。こちらは、脱水時間を長くして風による簡易乾燥装置を備えた洗濯機です。洗濯・脱水容量は5kgで、一人暮らしの人にぴったりです。少ない水で高濃度の洗剤液を作り、繊維の奥まで浸透させて汚れを落とす浸透パワフル洗浄を採用しており、頑固な汚れをしっかり落とします。

この洗濯機は室温から水温を予測して、洗濯時間をコントロールしてくれる温度センサーを搭載しています。そして洗濯時の音は38db、乾燥コースは43dbと静かさが重視された設計のため、深夜や早朝に静かに洗濯したい一人暮らしの人にもおすすめの洗濯機です。

続いてはパナソニックの10kg全自動洗濯機であるNA-FA100H5-Nを紹介します。こちらは洗浄力が高く、洗いあがりも良いと評判の洗濯機です。前のモデルより泡の量を増やした泡洗浄Wシステムにより、衣類をたっぷりの泡で包むことで汚れを浮かせてしっかり洗うことができます。

この洗濯機は柔軟剤の香りを衣類にしっかり浸透させるフレグランスコースを用意しており、洗濯するたびに自動でお手入れする自動層洗浄を搭載しています。ネット上の口コミでも、たまに動いているのを忘れるぐらい静かでビックリするという声や、大容量なのに音が静かな洗濯機でとても助かりますという声がありました。

他の口コミに、乾燥機能はいらないので家族5人分が一度に洗えて泡洗浄と静かさとパナソニックブランドでこの洗濯機に決めた、という声がありました。

続いては、日立の縦型洗濯乾燥機であるビートウォッシュBW-D8WV-Nを紹介します。こちらの洗濯機は、運転音が静かで気にならないだけでなく操作性がよく汚れがよく落ちると高評価を得ています。

BW-D8WV-Nの特徴は、ナイアガラすすぎという機能によって、繊維の隅々まで汚れを落とすことができるところです。また、洗濯槽の掃除を自動でする機能もあるので、清潔な状態をずっと保つこともできます。長く良い洗濯機を使いたい人におすすめの機種です。

BW-D8WV-Nの参考価格は、79,800円と他のものに比べて安い商品と言えるでしょう。ちなみに日立のヒートウオッシュシリーズは、縦型タイプとドラム式タイプの両方を用意しています。自分の用途に合ったタイプの洗濯機を購入されてはいかがでしょうか？

続いては、パナソニックのNA-FR80S6-Sを紹介します。この洗濯機は静かさに優れているモデルで、カタログに記載されている運転音も洗濯時26db、脱水時37db、乾燥時45dbとなっています。

この洗濯機の洗濯槽に衣類を入れ電源をオンにし、スタートボタンを押すと洗濯槽が軽く数回回って止まり、この時に衣類の重さを計測します。その後使用する水の量が表示され、それから洗剤と柔軟剤を入れて上蓋を閉じると洗濯の開始です。

カタログでは乾燥時の方が脱水時より騒音が大きくなっていますが、実際に使用した人によると、脱水時のゴゴゴゴという音の方が乾燥時のヒーター音よりも気になるそうです。

ドラム式洗濯機は少ない水で汚れを落とし、衣類を痛めにくいというメリットがあります。また、乾燥機能が搭載されている洗濯機は、騒音が大きくなるということがデメリットです。そこで、音の静かなおすすめドラム式洗濯機をいくつか紹介します。

日立のBD-S8800Lは、温水ナイアガラ洗浄と風アイロンなどの機能が装備されているドラム式洗濯機です。温水ナイアガラ洗浄とは、温風で温めた高濃度洗剤液をミスト状にして吹きつけ循環させることにより、衣類を温めてから黄ばみの原因となる皮脂汚れなどを洗浄しやすくなる機能です。

また、たっぷりの水と遠心力で残った洗剤もしっかり落とすナイアガラすすぎや、シワを伸ばしてそのまま着られる風アイロン機能を使用することでアイロンがけも不要になっています。このことから、共稼ぎの方や一人暮らしの方に適した洗濯機と言えるでしょう。ちなみにこの洗濯機の販売商品は、328,000円です。

パナソニック製のNA-VX9600Lは、ドラム式の洗濯機です。ドラム式の中でもこの機種は、騒音レベルが最大で46dbと静音性に優れています。静かさに加えて、明るく見やすいカラー液晶の大画面タッチパネルにより、夜間に洗濯機を回す方にも最適です。

さらにヒートポンプ乾燥（温水に変えるヒートポンプから発生した熱を用いて衣類を乾燥させる）であるため、洗濯や乾燥の途中で入れ忘れた洗濯物を追加したり、乾燥時に乾きやすい洗濯物だけ早めに取り出すことも可能です。こちらの洗濯機は170,049円で販売されています。

シャープのコンパクトドラムES-S7C-WRは、インバーター制御機能が搭載され、モーターの回転を制御して運転時の音を抑える設計です。またその他の機能では、温度や水位、振動や重量を検知する4種類のセンサーが洗濯の状況をしっかり見分けて省エネや節水運転をします。

さらにこの洗濯機にはプラズマクラスター消臭コースと言う機能があり、水で洗えないぬいぐるみや靴もスピーディーに消臭することができます。スリムでコンパクトなサイズ感も、一人暮らしの狭い部屋向きです。こちらの洗濯機のお値段は127,438円となっております。

続いて紹介するのは、アイリスオーヤマのドラム式洗濯機 HD81ARです。こちらは2019年10月10日に発売されたモデルで、店頭予想価格は128,000円です。この洗濯機は乾燥機を搭載していません。

この洗濯機は、銀イオンカートリッジがついているため殺菌効果を持ち、部屋干しの臭いを抑えることが可能です。カートリッジは約2年利用可能で、取り替え時期はランプでお知らせされます。また、洗濯時に40℃から60℃の温水を使用した温水コースも利用できます。

静音の洗濯機を紹介しましたが、実は縦型とドラム式を比べると構造上ドラム式洗濯機が起こす騒音の方が激しいといわれています。しかしメーカーによっては例外が存在し、東芝やパナソニック、日立は洗濯機の静音性が高い傾向にあるようです。次はその洗濯機メーカーの特徴について詳しく調査していきます。

まず始めに紹介する日立洗濯機の特徴は、ナイヤガラビート洗浄と自動おそうじ機能が付いていることです。ナイヤガラビート洗浄は、まるでナイアガラの滝を想像させるほどの大流量で洗うことにより、ミートソースのような落ちにくい食べこぼしや首回りなどの皮脂汚れをしっかり落とします。

そして自動おそうじ機能は、すすぎ後にきれいな水道水のシャワーで上からステンレス層の外、内槽と底面を洗い流す機能です。また旧式の静御前といわれていた機種とは違い、一部の洗濯機ではAIお洗濯機能も付いて、洗い方や時間を自動で任せられる日立の先端テクノロジーが備わっています。

次に紹介する洗濯機のメーカーは、あらゆるジャンルでも信頼がおける東芝です。東芝洗濯機の特徴は、振動や運転音に静かさを追求し、一人暮らしで早朝や深夜でも気兼ねなく洗濯できるほど静音性に優れているところです。

またウルトラファインバブル洗浄という洗浄方法を採用しており、目に見えない繊維のすき間にさらに小さなナノサイズの泡が入り込み、衣類をキレイに洗浄します。

パナソニックは、グッドデザイン賞を受賞するほど美しい設計に定評があります。その設計は、人間工学に基づいて作られているため、日常の中でその使いやすさを実感するはずです。

また洗濯槽の汚れもパナソニックなら洗濯の度に自動で洗浄し、さらに定期的なメンテナンスも不要で清潔に保てます。洗浄方法は、濃密な泡を使って頑固な汚れを包み込み浮かせて落とします。

シャープ洗濯機は、洗濯槽の穴が無いという画期的なものです。そのため、黒カビが発生しないというメリットがあります。また、1回あたり数十リットルの節水が可能で、巻き上げ水流など独自の洗浄を行います。そしてシャープがウリにしているのがプラズマクラスター機能で、洗濯槽のカビを抑制して清潔に保てるでしょう。

また長雨や花粉の時期、ハンガーにかけて衣類を乾かすハンガー乾燥を使用すると、シワを抑えてスピーディな乾燥ができるでしょう。

ハイアールは中国製ですが世界的な知名度は抜群で、最近では家電量販店でもよく見かけるようになりました。ただ安いだけではなく、日本のメーカーには無い小さい容量の洗濯機が揃っているのも特徴の一つです。

機能面では明らかに国産メーカーに劣りますが、一般的に必要とされる基本機能があり、安くてコンパクトが良いという一人暮らしの方におすすめです。

洗濯機の静かなモデルを紹介してきました。共稼ぎや一人暮らしの方は夜間や早朝に静かに洗濯したいなど、騒音を気にすることが多いでしょう。しかし本記事には、そのような悩みやストレスを解決するヒントがあるかもしれません。

洗濯機ごとに搭載されている機能や音の静かさを比較するなど、自分に合った静かなモデルの洗濯機を検討し、日々快適な洗濯生活を送りましょう。