洗濯物の放置・干し忘れはリスクだらけ!原因と対処方法を解説

洗濯物をまわした後、干し忘れてしまい放置してしまうとどうなってしまうのでしょうか?洗濯物を放置してしまった時の臭いや菌などの原因や対処方法などを解説します。記事を参考に、干し忘れてしまった時や放置した後の対処を上手く行いましょう。

洗濯物の放置・干し忘れはリスクだらけ!原因と対処方法を解説のイメージ

目次

  1. 1洗濯物を放置したらどうなるかを解説!
  2. 2洗濯物を放置するといけない理由
  3. 3洗濯物の放置臭の原因は?
  4. 4洗濯物を干し忘れた時の対処法
  5. 5まとめ洗いも臭いの原因に?
  6. 6洗濯物の放置は避けた方が良い!

洗濯物を放置したらどうなるかを解説!

洗濯物放置した状態

洗濯機をまわした後に寝てしまったり、時間がなかったりと洗濯終了後すぐに干せなかった時、いざ干そうと思うと匂いがすることがあります。目には見えないところでいろいろな菌が付いていることが原因です。

匂いの元となる原因や、匂いが付いてしまった時にできる対処方法、改善方法など詳しく紹介します。ぜひ、参考にして洗濯を上手く行いましょう。

洗濯物を放置するといけない理由

洗濯をした後、どうして放置すると良くないのでしょうか?洗濯物を放置した後、どのようなことが起こるのか詳しく紹介します。

雑菌が繁殖

洗濯をした後に洗濯物を放置するといけない理由の1つに、雑菌が繁殖することです。洗濯槽は、洗濯直後とても湿度が高く、洗濯で落とし切れなかった皮脂や汚れなどをエサとして、雑菌が繁殖します。

元から洗濯槽内には雑菌がたくさんあり、そのうえエサもたくさんあるので、さらに洗濯物が雑菌だらけになります。せっかく洗濯した物が雑菌だらけになる前に、洗濯後は洗濯槽に入れっぱなしにはせず、早めに干しましょう。

シワができる

すぐに干さないと、シワのついたまま乾いてしまいアイロンがけしなければなくなる。

洗濯槽の中ではいろいろな衣類と一緒にぐるぐる回り、衣類同士が絡み合い、濡れたまま放置することで洗濯時にできたシワが取れにくくなります。洗濯物を干す時にも、一度シワをのばしてから干しますが、伸ばさずに干してしまうとシワが残ったままです。

洗濯後すぐに取り出しシワを伸ばしながら干すことで、シワが伸び乾いた後もアイロンなどかけることなく片づけることができるので、洗濯後は放置しないで干すようにしましょう。

カビてしまう

黒カビが点々と生えてしまったら、漂白しても完全に取り除くことはぜきません。

洗濯槽内の湿度はとても高く、カビが生えやすい環境でもあります。カビは、衣類の汚れをエサにして増殖しやすく、洗濯物を放置することでさらに増えます

衣類についたカビの胞子が人間の体内に侵入してしまうと、喘息や鼻炎などのアレルギー症状をおこしてしまう危険性もあります。体内だけでなく、皮膚にも影響が出ることもあるので、カビには十分注意しましょう。

洗濯物が臭う

洗濯物を放置した後に一番感じるのが、臭いです。においの原因はいくつかありますが、一番は雑菌の繁殖になり、濡れた状態で洗濯物を放置することで雑菌が増え匂いを発生します。においを発生させないためにも洗濯後は早めに干しましょう。

洗濯物が痛む

放置した洗濯物

洗濯物を洗濯しないまま放置してしまうと、生地が傷みます。生地の傷む原因としては、汚れです。汚れた状態で洗濯物を放置することで、汚れが落ちにくくなり、生地が傷みます。痛みを防ぐためにも早めに洗濯したり、早く洗濯できない場合には部分洗いなどしましょう。

洗濯物の放置臭の原因は?

洗濯物の放置臭の原因とはいったい何が原因となるのでしょうか?放置臭には、いくつかの原因があります。原因を知って、上手く対処しましょう。

生乾きの臭いの原因はモラクセラ菌

生乾きの原因ともいわれているモラクセラ菌は、人や動物の口や鼻などにいる常在菌です。モラクセラ菌が洗濯物に付着し、増殖した後に水分や皮脂などを栄養にしてフンのようなものを出して、臭いを発しています。放置していた洗濯物に放置臭として発生します。

特に部屋干しの場合は乾くのに何時間もかかるため、菌が増殖しやすく臭いが発生しやすいです。乾燥にも紫外線にも強い菌で、一番は熱に弱いので菌が気になる時には、乾燥機にいることで増殖を抑えることができます。

モラクセラ菌以外で臭う理由

モラクセラ菌以外での臭う理由としてはいくつかあり、その1つ目に洗濯槽内の雑菌です。洗濯槽は湿気、温度、栄養を菌が増殖しやすい要素がたくさんあり、その中で洗濯することでにおいが付いてしまいます。その他にも洗濯槽はカビも生えやすく、洗濯槽の内側にカビや汚れが付いていることが多いです。洗濯槽は定期的に掃除しましょう。

また、柔軟剤の匂いが逆に不愉快な香りになってしまうことがあります。すすぎで洗い流し切れずに、雑菌やカビ菌と柔軟剤の香りが混ざり臭うことがあるので洗剤や柔軟剤は入れすぎないようにしましょう。

もう1つの原因としては、排水口のトラップが付いていなかったり、排水口トラップと排水口が汚れていることで排水の流れを悪くして異臭を発生していることがあります。排水口付近は、こまめに掃除しておきましょう。

 

洗濯物を干し忘れた時の対処法

洗濯物を干し忘れてしまい、嫌なにおいや菌が付いてしまった時はどのようにしたら良いのでしょうか?嫌な菌やにおいを上手くとり除くことができる対処方法がいくつかあるので、詳しく紹介します。においや菌が付いてしまった後も諦めずに対処することで、においや菌が気ならなくなります。

アイロンや乾燥機にかける

洗濯物を干し忘れた時の対処方法の一つに、干す前にアイロンをかけたり乾燥機に入れたりしましょう。臭いの原因となるモラクセラ菌などは熱に弱いので、アイロンや乾燥機で熱を加えることで殺菌効果があります。

熱湯につける

洗濯物の干し忘れをしたときに、気になる臭いを取り除くには熱湯につけるのもおすすめです。熱湯につけることで洗濯物についた菌の繁殖を抑え、雑菌を死滅させることができます。ただ、熱湯につけることで生地が傷みやすくなるので、傷みやすい生地などは注意しながら行いましょう。

再度洗い直す

せっかく洗濯したけどなんだか臭う・・・

と思ったら面倒ですが、

洗いなおしてしまうのがベストです。

洗濯したけど、干し忘れてしまい干そうと思ったけど臭いが気なる方は、洗い直しすることがおすすめです。洗剤を入れて洗ったから大丈夫と思っていても、洗濯後の濡れた状態で放置した洗濯物には、カビや雑菌がたくさんついている状態になります。時間がない方などは急ぎ洗いコースでも良いので洗いなおしてから干しましょう。

洗い直しが必要な時間の目安

洗い直しが必要な時間の目安としては、菌の繁殖時間を考えると夏場は気温が高いので1時間ほど、冬場は1~2時間ほど放置してしまった洗濯物は洗い直ししましょう。

臭いが取れない時は洗濯槽を掃除する

臭いが取れない時には、洗濯槽を掃除しましょう。表にはカビがなくても、実は洗濯槽の裏側にはカビがびっしりついていることが多いです。溶け残りの洗剤や洗濯物の汚れがカビの原因となり、洗濯槽の裏側にたくさん生えてしまいます。

洗濯槽を手入れせずにそのまま洗濯をしていると、洗濯物にカビが付くこともあります。カビは臭いも発生するので、せっかく洗った洗濯物に臭いが付いてしまいます。臭いが付かないためにも洗濯槽は定期的に掃除しましょう。

手順①お湯を溜める

洗濯槽を掃除するときには、水ではなくお湯を溜めるようにしましょう。お湯の温度は40度~50度にすることで汚れを浮かし、洗剤も溶けやすくなります。洗濯槽全体がお湯で浸かるぐらいまで水位を溜めましょう。

手順②酵素系漂白剤を入れる

洗濯槽にお湯を溜めた後に酸素系漂白剤を入れます。お湯の中に酸素系漂白剤を入れることで発泡し汚れを剥がしてくれる役割があるので、洗濯機全体に酸素系漂白剤が行き渡るようにしましょう。

手順③放置する

酸素系漂白剤を入れた後は15分程洗濯機をまわし、排水が始まる前に洗濯機を止めて2時間以上放置して、洗濯槽をつけ置きします。洗濯槽のにおいや汚れがすごい場合は、5時間ぐらいつけ置きするのがおすすめです。つけ置きの後は再度10分程洗濯機をまわすことで汚れがさらに浮いてきます。

手順④汚れを取る

ハンガーなどに古いストッキングなどをかぶせて、浮いてきた汚れをすくい取ります。その後脱水を行い、水をため直して洗濯機をまわし、汚れが出たらすくい取ると言ったことを繰り返し、汚れが出てこなくなるまで行いましょう。

つけ置きする

洗濯物をお湯につけ置きすることで、菌の繁殖を抑えることができます。菌の繁殖を抑えるだけでなく、匂いも取り除くことができるのでにおいが気になった時はつけ置きしてみましょう。

用意するもの

つけ置き洗いをする場合に用意するものは、酸素系漂白剤、洗濯物を入れるタライや桶、ぬるま湯です。

手順

つけ置きの方法は、タライや桶に30度~40度のぬるま湯を入れ、水量に応じた酸素系漂白剤を入れてしっかり溶かします。そこへ、洗濯物を入れて1時間ほどつけ置きし、つけ置きした後は洗濯機に入れて通常のコースで洗濯します。洗い終わったら、洗濯機から取り除き風通しの良いところでしっかり乾かしましょう。

ポイント

浸け置き洗いのポイントとして、つけ置きする布の成否によって酸素系漂白剤を使い分けると良いです。過酸化水素系の物は色柄物に適していて、シミや汚れに直接つけることができます。

また、過炭酸ナトリウムは漂白力があり、ウールやシルク洗いには適しません。長時間のつけ置き洗いもできないので使用する際には気を付けましょう。

煮洗いする

用意するもの

煮洗いする際に用意するものは、大き目のホーロー鍋またはステンレス製の鍋、酸素系漂白剤、重曹または粉せっけんなどの弱アルカリ性の洗剤、トングや菜箸です。

手順

煮洗いの方法は、鍋に水をたっぷり入れて、火をかけ40度前後まで温めて弱アルカリ性の洗剤を溶かします。その後煮立たせて、水の量に応じた分量の酸素系漂白剤を加えてかき混ぜて洗濯物を入れます。

弱火で10分程洗濯物をかき混ぜながら煮込み、鍋から洗濯物を取り出して冷ましましょう。冷めたら、洗剤が落ちるまでしっかりとすすぎ風通しの良い場所でしっかりと乾かしましょう。

ポイント

煮洗いする場合のポイントとして、鍋は洗濯専用で用意する方が良いですが、もしない場合調理鍋を使って煮洗いするときには、重曹などは食用の物を使うのをおすすめします。

その他にも、酸素系漂白剤を使う場合、50度前後のお湯で洗うと効果が出ます。高熱に弱い繊維もあるので、煮る場合には長時間煮詰めないようにしましょう。また、色移りしてしまうこともあるので、色物や柄物は白物と分けて煮洗いするとよいです。

まとめ洗いも臭いの原因に?

1回の洗濯の量が少ない時や時間が取れなくて、まとめて洗う方もいますが、実はまとめ洗いにも嫌なにおいに関係してくる原因があります。まとめて洗うのには、メリットやデメリットがあるので紹介したうえで洗い方のコツも解説します。

まとめて洗濯するメリット

大きなメリットは節約だろう。洗濯にかかる光熱費は大した金額ではないように思われるが、1年単位で見ればそれなりのコストとなる。

1人暮らしの人は特にまとめて洗濯する方もいますが、まとめて洗濯することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?一番は節約になると言うことです。電気代、水道代などの光熱費を年間で計算してみると約1万円ぐらい節約できます。その他にも、洗濯物を干したり、片づけたりといった時間を無くすことができます。

まとめて洗濯するデメリット

衣類に雑菌が繁殖したり、大量に洗濯物を洗うことで汚れをしっかり落とせない可能性が高い。

まとめて洗濯するデメリットとしてあげられるのが、汚れたまま洗濯物を放置することで雑菌が繁殖しやすくなり、生乾き臭が残ってしまう原因の一つでもあります。その他にも、大量に洗濯物を洗うことで、洗濯物を詰め込みすぎてしまい汚れをしっかり落とせなかったり、干すときにも洗濯物同士の間隔を開けることができず乾きが遅くなります。

まとめ洗いのコツ

まとめ洗いをする際にはいくつかのコツがあります。まとめ洗いのポイントを抑えることで、気になる臭いや雑菌などを残さずに上手く洗濯できます。いくつかポイントを紹介するので参考にしましょう。

コツ①洗濯物を洗濯槽の中に長時間入れておかない

まとめ洗いのコツとして、1つめに洗濯物は洗濯槽の中には長時間入れておかないようにしましょう。脱いだ衣類、使用後のタオルなどを洗濯槽に入れてしまうと菌が繁殖してしまいます。

すぐに洗濯を行わない場合には、洗濯槽に入れるのではなく通気性の良いかごやネットなどに入れておきましょう。

コツ②風呂の残り湯は使わない

その他にも、洗濯をする際にはお風呂の残り湯は使わないようにしましょう。節水のためにお風呂の残り湯を使う人も多いですが、お風呂の残り湯には雑菌が多く含まれています。もし、お風呂の残り湯を使う場合には、洗いの部分だけで使用し、すすぎの時には残り湯は使わずに、水道水ですすぎ洗いをしましょう。

コツ③酸素系漂白剤や重曹で殺菌

雑菌に効果的なのが、酸素系漂白剤や重曹を上手く使うことです。洗濯の際に、酸素系漂白剤や重曹を一緒に入れることで黒ずみもなくなり、カビの原因を抑えることができます。塩素系漂白剤もありますが、塩素系漂白剤は使いすぎてしまうと洗濯物を傷めることもあるので気を付けましょう。

コツ④シミになりそうな汚れは事前処理を

シミになりそうな汚れの対処方法としては、洗濯する前に一度部分洗いをしたり、つけ置き洗いをしましょう。すぐに洗濯ができない場合でも、ひと手間かけることでシミを防ぐことができます。

洗濯物の放置は避けた方が良い!

放置した洗濯物

洗濯物を干し忘れてしまったり、放置してしまった時のリスクについて紹介しました。湿気などからカビが生えやすかったり、いろいろな菌が増殖しやすく、菌から嫌なにおいを発生します。もし、洗濯物を放置してしまっても諦めずに対処方法で改善することができるので試してみましょう。洗濯物は、干し忘れや放置をしないように気を付けましょう。

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