エマールに柔軟剤は必要?効果を上げる使い方のコツや注意点も紹介

エマールでの洗濯に柔軟剤は必要なのかを解説!エマールや柔軟剤の特徴や成分についても説明します。エマールの効果を最大限に発揮する使い方や、衣類別に洗い方のコツや注意点も併せて紹介。おしゃれ着を自宅でお手入れしたい方は必見です。

エマールに柔軟剤は必要?効果を上げる使い方のコツや注意点も紹介 のイメージ

目次

  1. 1エマールとは?
  2. 2エマールに柔軟剤は必要ない?
  3. 3エマールと柔軟剤の使い方【服別】
  4. 4エマールの効果を上げる使い方
  5. 5エマールを使うときの注意点
  6. 6エマールと柔軟剤を組み合わせて毎日いい匂い

エマールとは?

エマールとはおしゃれ着洗剤です。普段クリーニングに出してしまいがちなニットやワンピース、スーツなどを、簡単に家庭で洗うことができます。通常の洗濯洗剤では傷んでしまうような衣類も、ダメージを防ぎながら洗うことができるのがおしゃれ着洗剤です。

販売元と値段

エマールは花王から発売されています。渡辺直美さんの出演するCMも有名です。価格は店舗により違いはありますが、通常サイズ(500ml)が200円~300円で販売されています。ドラッグストアやスーパーマーケットにも並んでおり、入手しやすい洗剤です。

エマールの種類

エマールは2種類の香りが販売されています。販売店で香りのテスターが置いてあることもありますので、実際に嗅いで好みの匂いを選ぶとよいでしょう。

エマールの種類①「リフレッシュグリーンの香り」

イエローのパッケージが「リフレッシュグリーン」の香りです。グリーンシトラスとグリーンアップルがブレンドされており、爽やかで瑞々しい香りが特徴です。すっきりとした香りが好みの方におすすめです。

エマールの種類②「アロマティックブーケの香り」

ピンク色のパッケージが「アロマティックブーケ」の香りです。ローズやミュゲなどの花の香りとサボンの香りをブレンドしており、女性らしい華やかさと清潔感が組み合わさった香りです。リフレッシュグリーンよりも、香りが長持ちするようです。

エマールの特長

エマールには3つの特徴があります。自宅でも大切にお手入れしたいおしゃれ着を、よりダメージを少なく綺麗に洗うことができるよう工夫されています。どのような特徴があるのかを紹介していきます。

エマールの特長①カタチコントロール洗浄

エマールでニットを洗濯すると、繊維の折り目が整いしなやかになります。通常の洗濯だと傷んでしまう恐れから、ニットを洗わずに着用し続けると、織物の糸間が引っかかってしまい形がヨレたり伸びたりしてしまいます。袖口や襟ぐりの形が崩れているような状態です。

しかし、エマールは洗うたびに衣服のヨレや形崩れを整えてくれるので、洗うたびに綺麗な仕上がりになります。

エマールの特長②洗濯ダメージを防いで洗う

通常の洗濯洗剤を標準コースで使用すると、衣類同士の擦れから毛玉が発生したり、衣服がヨレや型崩れが起こったりします。デリケートな素材の衣類は、通常の洗濯ではダメージを受けやすいです。

繊細な素材の衣類も、エマールならダメージを防ぎながら洗濯することができるので、洗い上りがとても綺麗です。さらに、色あせも防いでくれるので、色柄物も安心して選択することができます。ただし、標準コースではなくドライコースを使用する必要がありますので、注意してください。

エマールの特長③汚れとニオイをしっかり落とす

デリケートな衣類をやさしく洗おうとすると、ドライコースを使用するか手洗いを行う場合が多いです。しかし、やさしい洗い方だと汚れやニオイがしっかりと落ちるか心配です。ドライコースや手洗いの際にエマールを使用すると、衣類の繊維に洗浄成分が浸透するので、汚れやニオイをしっかりと落としてくれます。

エマールに柔軟剤は必要ない?

無くても良いですが、柔らか目にしたいときは少な目に入れるとよいです。

「エマール」で洗うだけでも柔らかな肌ざわりに洗い上がりますが、さらに風合いよく仕上げたい時や、静電気の発生を防ぎたい時は「ハミング」などの柔軟仕上げ剤をお使いください。

ドライコースや手洗いをするときにエマールを使用すると、衣類を型崩れなく綺麗に洗うことができます。通常の洗濯では、衣類が滑らかに仕上がるように柔軟剤を使う場合が多いですが、エマールを使用する場合、柔軟剤を併用した方がよいのでしょうか?エマールや柔軟剤の成分についても併せて解説します。

エマールに柔軟剤の成分は含まれている?

アクロンもエマール、ボールドも成分表示を調べてみると、主成分は非イオン系の界面活性剤『ポリオキシエチレンアルキルエーテル』というもの。

通常の洗濯洗剤の主成分は陰イオン系の「アニオン界面活性剤」というもので、洗浄力の高い成分です。陰イオン系の界面活性剤により、衣類はマイナスの電荷を帯びてしまい、静電気の発生やごわつきの原因になります。一方、柔軟剤の主成分は陽イオン系の「カチオン界面活性剤」で、これにより衣類はプラスの荷電を帯びます。

陰イオン系の成分に陽イオン系の成分を合わせると、中和されます。これが柔軟剤を使用する理由で、陰イオン系の洗濯洗剤のあとに陽イオン系の柔軟剤を使用することで中和を行い、衣類への帯電を防ぎ、静電気やごわつきを防いでくれるのです。

エマールの主成分は、「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」という非イオン系の界面活性剤です。非イオン系の界面活性剤はそもそも衣類への帯電を起こさないため、衣類のごわつきや静電気の原因にはなりません。

エマールに含まれる成分により、通常の洗剤よりも洗い上りが滑らかになるのです。さらに、エマールには柔軟剤と同様の成分「カチオン界面活性剤」が数%含まれています。

主成分が滑らかな洗い上りになる成分であること、柔軟剤成分が多少含まれていることから、基本的にはエマールでの洗濯に柔軟剤は不要であるといえます。さらに風合いをよく仕上げたい、静電気を防止したい、と考える場合には、柔軟剤を併用するのもよいでしょう。

エマールに合うおすすめ柔軟剤

では、エマールと相性のよい柔軟剤はあるのでしょうか?エマールの販売元である花王からは柔軟剤もいくつか販売されているため、紹介していきます。

花王「ハミングNeo」

ハミングNeoは衣類をふわっと仕上げ静電気を防止するだけでなく、洗濯物の気になる汗ムレや臭いを解消してくれる柔軟剤です。部屋干しにも向いており、抗菌力も高い商品になります。エマールと合わせて使用することで、さらに衣類をふんわりと洗い上げてくれます。

花王「フレアフレグランス」

フレアフレグランスは柔軟剤としての効果の他に、香りに特化した商品です。香りセンサーが汗や体温に反応して、約12時間香り続けます。併用する場合はエマールと相性の良い香りを選んで組み合わせるとよいでしょう。

エマールと柔軟剤の使い方【服別】

エマールと柔軟剤の使い方を服別に解説します。服の素材によってはエマールだけでも綺麗に仕上がる場合と、柔軟剤を使用した方がより風合い良く仕上がる場合があります。下記で紹介する使い方を家庭洗濯の参考にしてみましょう。

ニット/カーディガン

ニットやカーディガンの素材は、主に毛やウールです。エマールだけでも柔らかな仕上がりにはなりますが、柔軟剤を使用するとよりふんわりと仕上がり、静電気も防止できます。

洗濯表示を確認し、洗濯表示に合ったコースで洗濯を行います。どんな服においても共通ですが、洗濯できないマークだった場合は洗濯できません。洗剤と柔軟剤の使い方としては、通常の洗いでエマールを、最後のすすぎの際に柔軟剤を入れます。

ワンピース/ドレス/カットソー

ワンピース、ドレス、カットソーの素材はレーヨンやポリエステル、絹や綿などの化学繊維や天然繊維の組み合わせが多いです。レーヨンやポリエステルはエマールのみでも十分滑らかに仕上がります。絹や綿などの天然繊維は、柔軟剤を使用するとさらに風合いが良くなります。使い方は洗濯時にエマールを、最後のすすぎに柔軟剤を入れましょう。

浴衣

浴衣の素材は主に綿です。エマールのみでも滑らかに仕上がりますが、柔軟剤を使用することでさらにふわっと柔らかく仕上がります。使い方は他の衣類同様、洗いの際にエマールを、最後のすすぎで柔軟剤を入れでください。

エマールの効果を上げる使い方

エマールの洗濯効果をより引き出すための使い方を紹介します。エマールの特徴である型崩れ防止力、ダメージ防止力、洗浄力を最大限に引き出すために、参考にしてみましょう。

洗濯機のドライコースを使用する

エマールは衣服へのダメージを防いでくれる洗剤ですが、洗濯機の標準コースだと洗い方が強くなるため、その分衣類へのダメージが大きくなってしまいます。ドライコースであれば、洗い方が弱く優しくなるため、衣服へのダメージが軽減できます。おしゃれ着をエマールで洗濯する際はドライコースが必須です。

ただし、洗濯機によってはドライコースがありません。手洗いコースやおしゃれ着コース、おうちクリーニングコースなど名称が異なります。ご自宅の洗濯機の使い方に合わせて洗濯してください。

手洗いで洗う

1 エマールの洗濯液をつくります(水4Lにエマール10ml)

*水温は必ず30℃以下に。温度が高いと縮みやすくなります。

2 衣料をたたんで、やさしく「沈む」「浮かせる」を20~30回繰り返します(もんだりこすったりは厳禁です。)

3 たたんだまま、洗濯機で軽く脱水(15~30秒程度)します。

4 きれいな水ですすぎを2回行います。すすぎ方は、2と同様にやさしく「沈める」「浮かせる」を10~15回行います。柔軟仕上げ剤を使う時は、2回目のすすぎ時に入れます。

5 もう一度洗たく機で軽く脱水して、形を整えて干します。

汚れがひどいものや色柄物などは、手洗いをするとよりきれいに仕上がります。手間はかかりますが、確実に洗濯のダメージを少なくできる方法です。大切な衣類を洗う際は、手洗いにも挑戦してみましょう。

漂白剤を併用する場合

家庭での洗濯が可能な衣類の場合は、エマールと漂白剤を併用することができます。しかし、漂白剤の種類によっては相性の合わない衣類があるので注意が必要です。

洗濯用漂白剤の中には、「弱アルカリ性」のものと「弱酸性」のものがあります。弱アルカリ性の漂白剤は粉末タイプのもの、弱酸性の漂白剤は液体タイプのものです。洗浄力は弱アルカリ性の方が弱酸性のものよりも勝ります。

弱アルカリ性の漂白剤は、毛や絹などの天然素材や中性洗剤指定のある素材の場合は使用できません。天然素材はたんぱく質でできており、アルカリ性と反応すると素材が変形し、固まりやごわつき、黄ばみの原因になってしまうためです。

天然素材の洗濯には、弱酸性の漂白剤を併用するとよいでしょう。シミや汚れの気になるところには、洗濯の前にエマールの原液を汚れに直接塗布するか、弱酸性の漂白剤を併用して洗うときれいに洗うことができます。

服別の洗い方のコツ

おしゃれ着は服の種類によって洗い方にポイントがあります。いくつか解説していきますので、自宅クリーニングの際に試してみましょう。

セーター

セーターの洗濯は、衣類同士の擦れによる毛玉の発生や、袖などの絡まりによる型崩れ、ビーズなどの装飾の破損などが心配です。そういった服へのダメージを防ぐため、ネットの使用をおすすめします。基本的にはネット一枚につき衣類は一枚入れるようにしましょう。

エマールを使用し、洗濯機のドライコースで洗います。素材がウールや毛の場合は、最後のすすぎで柔軟剤を入れるとより仕上がりが滑らかです。脱水後は素早くしわを伸ばし、型崩れを防ぐために二つ折りで竿に干すか平干しをしてください。

アウター

アウターを洗う前には、必ず水洗いが可能かどうかを洗濯表示で確認します。基本的にはネットを使用して洗いますが、大きすぎてネットに入らない場合は汚れの部分を外側にして畳み、ボタンやファスナーを閉めて洗濯機に入れてください。脱水が終わったら素早くハンガーに干して形を整え、陰干しをしましょう。

浴衣

浴衣を袖畳みした後にびょうぶ畳みにし、ネットに入れてください。ネットに入れる際は汚れの気になる部分を外側にして入れると汚れが良く落ちます。洗濯機に入れてエマールで洗うことができますが、ダメージや色落ちが気になる場合は手洗いをする方が良いです。

脱水は短時間で行い、手で絞る場合も優しく弱くします。脱水後は素早く広げてしわを伸ばし、縫い目も軽く引き伸ばして形を整えてください。

エマールを使うときの注意点

エマールを使うときには、いくつか注意した方が良い点があります。大切な衣類を守るために、以下の点に気を付けてみましょう。

注意点①型崩れしやすい衣類の場合

エマールには型崩れを防ぐカタチコントロール洗浄という特性があります。しかし、衣服同士の擦れや絡まりによって起こる型崩れは、エマールの特性だけでは完全に防止できません。洗濯時の衣類ダメージを軽減するためには、ネットの使用が必要です。エマールでおしゃれ着を洗濯するときは、可能な限りネットに入れて洗うことをおすすめします。

注意点②汚れやシミがある場合

汚れやシミが気になる場合、洗濯前にエマールの原液を直接汚れに塗布しておくと、汚れ落ちが良くなる場合があります。袖や襟、わきや裾などの汚れが頑固なときは、洗濯前に漬け置きをするとよいでしょう。

しかし、漬け置き時間が長くなると色落ちの原因になります。色落ちには水温も関係しており、水温が高いと洗剤や漂白剤の洗浄力を上げてしまいます。高めの水温洗濯液に衣類を長時間漬け置きしてしまうと色落ちしてしまうため、特に夏場などは注意が必要です。

注意点③色落ちが心配な場合

色柄物は色落ちして、他の衣類に色移りする可能性があります。色落ちが心配なときは、他の衣類と分けて単独で洗濯することがおすすめです。濃物や色柄物は洗濯の前に、エマールの原液を衣類の目立たない場所につけ、5分ほど置きます。5分後に白い布を押し付けたときに、布に色がつくようなら色落ちしている証拠です。単独で洗いましょう。

エマールと柔軟剤を組み合わせて毎日いい匂い

エマールはデリケートな衣類を風合い良く滑らかに洗い上げてくれる洗濯洗剤です。基本的に柔軟剤は併用しなくても大丈夫ですが、柔軟剤を使用するとさらに柔らかく仕上げることができ、静電気防止効果も高まります。素材によっては柔軟剤を使用した方がより良い仕上がりになることもあるので、洗濯表示や素材をみて使い分けましょう。

エマールと柔軟剤を併用するときは、香りの相性がよいものを選ぶと洗い上りの香りもよくなります。大切なおしゃれ着をいつまでもきれいに着るために、紹介したエマールと柔軟剤の使い方を参考にしましょう。

Thumbコストコの柔軟剤のおすすめランキング!人気商品やカークランドも! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb洗濯機で洗剤の使い方は?入れる場所の掃除・量・おすすめ洗剤を紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbコストコの洗濯洗剤でおすすめを厳選!コスパが良い商品のランキングも | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ