虫干しとは?その効果と正しい方法・時期も解説【洋服/着物/本】

虫干しって何?どんなやり方があっていつやればいいの?という疑問に答えます。洋服や着物、本をきれいに長持ちさせる正しいやり方や適切な時期、その効果についても紹介します。またや虫干ししないとどうなってしまうのか?についてもまとめました。

虫干しとは?その効果と正しい方法・時期も解説【洋服/着物/本】のイメージ

目次

  1. 1虫干しのやり方を知りたい!どんな効果がある?
  2. 2虫干しに最適な時期はいつ?
  3. 3虫干しの正しいやり方
  4. 4虫干しをしないとどうなる?
  5. 5虫干しまとめ

虫干しのやり方を知りたい!どんな効果がある?

虫干しという言葉は衣類や本の保管に関してときどきでてくる言葉ですが、どういうものなのでしょうか?衣類や本などを仕舞いっ放しにすると、虫に食われたりカビが生えたりします。それを防ぐために行うのが虫干しです。

とはいえ虫干しがどういうことをするのか、はっきり判らないこともあるでしょう。ここでは虫干しとは何なのか、虫干しを行うとどんな効果があるのかを説明します。

虫干しとは?

衣服、書物、掛軸、諸道具などの湿気を除き、カビや虫害を防ぐために保管場所から取り出して風を通すことをいう。土用干し、夏干しともいい、夏の土用(立秋の前の18日間)に行う。古くは曝涼(ばくりょう)といい、現在でも正倉院の宝物の曝涼、各寺院の蔵物の曝涼などがそれぞれ行われる。

虫干しとは昔から行われてきた、洋服や着物、本などを長くきれいに保つためのものです。日本は1年を通して湿度が高く、カビが生えたり虫が付いたりしやすい気候です。そこで定期的に衣類や本を保管場所から出し天日干しにして、湿気を取る作業が必要なのです。

普段から使っている衣類だけでなく、本や貴重品など大切にしまっているものほど定期的に虫干しを行い、風を当て傷んでいないか確認しておく必要があります。

虫干しの効果

着物のトラブルを防ぎ、長く綺麗に保管するためには、定期的に自宅で虫干しを行うことが非常に大切です。~中略~全体を確認すれば、万が一着物に損傷があっても早めに対処できますから、点検の意味でも虫干しはしっかりと行いましょう。

虫干しを定期的に行うと、どんな効果があるのでしょう?使用しないのであれば、ちゃんと防腐剤を使って仕舞っておく方が良いようにも思います。しかし清潔にして衣類や本を仕舞っておいても、取り出したときに白い小さな虫がついていることがあります。

また虫はいなくてもカビが生えていたり臭いがすることもあります。1年間仕舞っていたセーターを出してみたら小さな穴が開いていることがありますが、これが虫食いの穴です。

虫干しは衣類や本を広げて風に当てるので、乾燥させることになりますし、広げた際に傷んでいる箇所がないか確認する意味もあります。特に絹でできている着物は虫食いが起きやすいので注意が必要です。

虫干しに最適な時期はいつ?

虫干しを行うのが良いとはいっても、初めて行う時にはいつ頃行えばいいのか迷います。やみくもに虫干しをしても湿気の多い日だと逆効果になりかねません。いつが適した日なのか、目安はあるのでしょうか?

日本の場合大まかにいって年に3回ほど虫干しに適した時期があり、これをそれぞれ土用干し・虫干し・寒干しといいます。ここではその時期について紹介しましょう。

虫干しに最適な時期は年3回

衣類や本にとって虫干しが大切なことはわかりましたが、いつ行ってもよいというわけではありません。衣類や本を乾燥させるのが目的なので、空気中の湿気が少ない晴れた日に行うのが基本です。年間で3回、気候が安定していて虫干しを行うのに適切な時期があります。

土用干し

1つ目は梅雨が明けた7月下旬から8月上旬の、いわゆる「土用」の頃がそれにあたります。これを「土用干し」と言います。この時期は梅雨が明けて空気が乾燥しており晴れの日が多く、虫干しに適しているといえます。また梅雨の間にため込んだ湿気を追い出すのに適した時期でもあります。

虫干し

2つ目は10月上旬から11月上旬です。この時期は晴れの特異日があることからも判るように、台風シーズンが終わって晴天の日が続き、夏の間にため込んだ湿気や汚れを落とすのにも適しているからです。衣類などは夏物と冬物の衣替えをする際に、ついでに行うと良いでしょう。

寒干し

3つ目は1月下旬から2月上旬です。この時期はインフルエンザが流行することからもわかるように、1年の中で最も寒く空気が乾燥しています。部屋を暖房であたためたり加湿することによって、衣類や本にこもった湿気を外気に当てて取り除くのに適しています。

虫干しに最適な時間帯は?

虫干しに適した時間帯はいつでしょう?それは太陽が最も高い位置にある、午前10時頃から午後2時ぐらいまでの4時間程度が最適です。衣類は4時間程度で大丈夫ですが、本はもう少し長く、6時間程度を目安にしましょう。晴れた日に行うのは当然ですが、虫干し当日だけではなくその前後も2日間ぐらい晴れて乾燥している日を選ぶほうが望ましいです。

また衣類の数が多くて一度に虫干しできない場合、同じ引き出しやケースの中のものは同時に虫干ししましょう。そうしないとせっかく干した衣類にまた、湿気が移ることになります。

虫干しの正しいやり方

虫干しに適した時期はわかりましたが、正しいやり方はどうするのが良いでしょうか?衣類、特に洋服と和服では干し方にも多少の違いがありますし、本の場合も効果的なやり方が存在します。

虫干しのやり方【洋服】

洋服を虫干しする場合は、直射日光を避け風通しの良い場所でハンガーにかけるか直接物干し竿やロープに拡げます。できれば扇風機などで風を送るとなお良いでしょう。そのまま4時間ぐらい陰干ししたら、ブラシなどで表面を払ってから仕舞います。その際に汚れやシミ、虫食いなどがないかチェックしましょう。

虫干しのやり方【着物】

着物を虫干しする場合も、直射日光を避けて陰干ししてください。風通しの良い部屋で、着物を広げるようにして湿気を抜きます。着物ハンガーなどで吊るせる場合は吊るすほうが良いですが、部屋に拡げるだけでも大丈夫です。その場合は2時間ほど干したら裏返しておきましょう。

また着物を包んでいるたとう紙も一緒に干しておきましょう。しまう際には虫食いなどがないか確認して、乾かしたたとう紙に包んで仕舞います。

虫干しのやり方【本】

二度吹き不要の「弱アルカリ性洗剤」が家庭にあるなら、それを使いましょう。ガラス用洗剤や、お家用洗剤で二度吹き不要の洗剤が売られています。乾いた布にシュッと吹きかけてから、本の表紙を拭き取ります。

本の場合は衣類よりも長めの6時間ぐらいを目安に虫干しするようにしましょう。直射日光の当たらない風通しの良い場所で、必ず本を開いて中のページに風を当てるようにします。本を立てておく方がよく湿気を抜くことができますが、平置きして中を開いても大丈夫です。

数が多いと大変ですが、全部のページをパラパラめくって風を当てるようにしましょう。そうすることで本の中に潜んでいる湿気や虫を追い出すことができます。

中のページだけでなく表紙にもカビが生えることがあります。その場合は家庭用の弱アルカリ性洗剤を使いましょう。二度拭きしなくてよいタイプのものを選び、布に吹き付けてから表紙を軽く拭くようにします。直接、洗剤を吹き付けるのは本が傷んでしまうのでやめましょう。

虫干しをしないとどうなる?

とはいえ年に3回も虫干しを行うのは大変です。つい後回しにしてしまうこともあるでしょうし、雨が多くてなかなか晴天が続かない年もあるでしょう。では、虫干しをしないで衣類や本を仕舞ったままにしてしまうと、一体どうなってしまうのでしょうか?

カビが生える

衣類や本を湿ったまま放置するとカビが生えてきます。結露した窓をそのままにしておくとカーテンに黒っぽい汚れの様なものがついていることがありますが、これは汚れではなくカビです。衣類に生えるのもこれと同じカビですが、きちんと仕舞っている場合にはこれほどはっきりとわかるカビは生えにくいです。

しかし最近の住宅は気密性が高くなっています。湿気がこもりやすくなっていますし、加湿器などを使うこともありますので、これと同じことが衣類や本にも起こります。

虫食い

洋服や着物を久しぶりに出してみたら穴が開いていた、という場合は虫食いの被害が考えられます。衣類を食べるのは主に「カツオブシムシ」と「ヒメカツオブシムシ」、それと蛾の一種「イガ」と「コイガ」の幼虫などです。これらは衣類害虫と呼ばれています。

これらの衣類害虫は身の回りに多く生息しています。洗濯物を干した際などに成虫が卵を産みつけ、ふ化した幼虫が衣類を食べます。

一般的に冬になると虫の活動は止まりますが、気密性が高くエアコンなどを使って温度が一定に保たれている住宅では、1年中いつでも活動していることも多くあります。これを防ぐためにも虫干しは必要なのです。

本の場合も同様で、久しぶりに本棚から取り出してページを開いたら白い小さな虫が出てきた、という場合は「チャタテムシ」や「シバンムシ」、「紙魚(シミ)」の可能性が高いです。

変色する

着用した衣類を洗濯せずにしまうと皮脂や汚れ、食べこぼしなどがついていることがあります。これらを放置するとそこにカビが生えたり変色することがありますので、長期間しまう場合は必ず洗濯して汚れを落としておくことが大切です。

汗をかいた衣類をそのままにしておくと黄ばんでくることもありますので、なるべく早く洗濯して清潔に保つようにしましょう。

また本も同様で何かを食べながら本を読み、ページをめくる手に食べかすや油がついていると、そこから変色してしまうことがあります。直射日光の当たるところに保管すると黄ばんだり色があせたりするので、保管場所にも気を付けると良いでしょう。

虫干しまとめ

ここまで虫干しの意味やいつ行うのが良いか、虫干しをしないとどうなってしまうのか、についてまとめてきました。時期については土用干し・虫干し・寒干しが目安ですが、晴天が続いて湿度の低い日があればこだわることはないでしょう。

衣類の虫食いに関しては清潔に保つことも重要ですが、防虫剤を使用することも有効です。虫干しを行うことは重要ですが、なにより普段から風通しを良くして置き、定期的に取り出してみるのが良いでしょう。大切な衣類や本を守るために、適切に虫干しを行いましょう。

Thumb陰干しのやり方まとめ!適した服とは?時期や時間帯は?生乾きを防ぐ! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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