デニム洗剤のおすすめ商品まとめ！思い通りの色落ちになる洗濯が可能？

ネットで調べてみると、たくさんのデニム洗剤が販売されていることが分かります。デニム洗剤とはどんな商品なのでしょうか？また、市販されている普通の洗剤とはどのような違いがあるのか調査してみます。

多くの人が使用している有名な家庭品メーカーの洗剤は蛍光増白剤・漂白剤などが含まれています。そのためデニムを洗うと、汚れと一緒にインディゴ(藍色)も落ちてしまって全体に白っぽく色落ちしてしまいます。

この色落ちを防ぎ、濃淡ある色落ちを目指している人のために、デニムの洗濯用に設計されたものがデニム洗剤です。

デニム洗剤には、中性タイプと弱アルカリ性タイプの2種類があります。それぞれ異なった特徴があるので、状況に応じて使い分けましょう。

中性タイプの洗剤は色落ちを最小限に抑えられるため、見た目をキープしたい人におすすめのタイプです。その分弱アルカリ性タイプに比べて汚れを落とす力が弱いため、やさしい仕上がりになります。

弱アルカリ性タイプの洗剤は食べこぼしがついてしまった時など、汚れをしっかり落としたい時におすすめのタイプです。色落ち防ぐ力は中性タイプに比べて劣りますが、気になる汚れもキレイに落としてくれます。

市販されている一般の洗剤は合成洗剤が多く、界面活性剤・蛍光増白剤・漂白剤・酵素などが含まれています。一方でデニム洗剤は生地に優しく、界面活性剤・蛍光増白剤・漂白剤・酵素が含まれていない洗剤が多いです。

合成洗剤は、複雑な構造をしている化学物質を使用しています。対してこのデニム洗剤は、天然油脂とアルカリで作られた昔からあるシンプルなものです。

おしゃれ着洗剤は、中性で生地を傷めにくく色落ちを防いでくれる設計になっているので、デニム洗剤の代わりに使用できます。おしゃれ着洗剤には、LION(ライオン)のアクロンや、花王のエマールなどが有名で、蛍光増白剤などが不使用のものが多いようです。

おしゃれ着洗剤はデニムだけでなく他のおしゃれ着と一緒に洗濯でき、尚かつスーパーやドラッグストアで購入可能なため、とても便利です。

一般的に使用される市販の洗剤では汚れを落とすことに重視した合成洗剤が多いため、デニムを洗濯すると色落ちする可能性があります。色落ちを防ぐためには、デニム専用洗剤を使用しましょう。そこで、安心してデニムが洗えるおすすめの専用洗剤をいくつか紹介していきます。

最初に紹介する市販のデニム用洗剤は、近年はジーンズショップにも置かれるようになったウェアハウスのナノコロイドデニムウォッシュです。ボトルはフランスの古いガラスビンをイメージしています。濃いブルーのカラーリングが美しいため、棚に置いていても絵になります。

この洗剤は、細かな粒子により活性化した大豆脂肪酸が、衣類に付着した汚れだけに吸着し分離させるという強力なものです。香りはシルバーラベルのシトラスとゴールドラベルのフローラルで2種類用意されています。販売価格はそれぞれ2,592円（税込）です。

続いて紹介する市販の専用洗剤は、弱アルカリ性の合成洗剤で、蛍光増白剤・漂白剤が入っていないドイツメーカーのドマルブルーデニム専用染色成分配合洗剤です。アミノ酸誘導体配合の色落ち防止剤により色落ちを防ぎ、しかも3種類の酵素でしっかり汚れを落とします。

またブルー系の着色剤が含まれていて、洗うと同時に染めることで色落ちも無くします。着色料が含まれているため、デニムだけをまとめて洗いましょう。この洗剤は、デニムを洗うためだけに作られています。したがってデニムの洗い方が分からない方でも、通常の洗剤と同じように洗濯機に入れて洗うだけですのでおすすめです。

続いて紹介する市販のデニム用洗剤は、人や環境にも配慮されたハッピートークジーンズ専用洗剤のジェイウォッシャーです。汚れ落ち成分の界面活性剤と、自然分解しやすい原料で作られています。

この洗剤は泡が少なく、すすぎも水が少量で済むために節水できます。5ℓの水にキャップ1杯分で洗濯液が作れて経済的。河川や海を水質汚染の影響が無いということで人や自然にも優しい洗剤です。

続いて紹介する市販のデニム用洗剤は、ステゥディオ・ダルチザンがプロデュースするヤシの油ベースで作られた液体タイプの洗剤です。ジーンズの風合いをキープするために普段使用されている市販の洗剤と違い、漂白剤や柔軟剤、蛍光増白剤を含まれていない無添加で石鹸成分がベースとなります。

さらに石鹸ベースで手肌にも優しく、環境にも優しいエコな洗剤でもあります。基本的に無香料ですので、洗い上がりも特に匂いがありません。洗剤自体は石鹸からで発生する独特のやさしい香ですので、この匂いが苦手な人はほとんどいないでしょう。

ちなみに1回に使用する洗剤の量は、水分量30ℓに対し30ccです。この商品は800g入っているので、一度買っておくと当分使用できて安心です。

続いて紹介するのは弱アルカリ性の合成洗剤で、黒色に特化した衣類専用洗剤です。欧州ブランドのヘンケル社で市販されています。衣類の色あせを防ぎ、服本来の色を保つように洗濯することが可能です。この洗剤はTシャツやジーンズなどの綿、麻、合成繊維の衣類にも使用できます。

洗い上りは柔軟剤を使用しなくても洗濯物が柔らかい仕上がりになります。柔軟剤や漂白剤と一緒に使用可能ですが、色移り防止剤が入っていないため、他の洗濯物と洗うときには注意して下さい。

続いて紹介するこのスプーマディシャンパーナネロプーロ(イタリア)というデニム専用洗剤は、特に色合いが濃いジーンズを洗濯するのに有効です。洗うたびに色落ちしたデニム生地の色を蘇らせてくれます。成分は弱酸性で、蛍光増白剤、漂白剤不使用の合成洗剤です。

この洗剤は柑橘系のさっぱりした香りが特徴です。そして、柔軟剤を使用しなくても良い程柔らかい仕上がりになります。このデニム専用洗剤はイタリアメーカーで市販されています。

続いて紹介するのは、洗濯機を使用せずに汚れや匂いを落とせるデニムウオッシュ(ザ・ランドレス)です。ザ・ランドレスはドライクリーニングを家庭で行えるようにこだわっている、ニューヨーク生まれの洗剤専門ブランドです。

デニムウオッシュは洗剤、柔軟剤、色の保護剤をブレンドした独自の洗剤ですので、色落ちを保護し、優しい肌触りに仕上げてくれます。サンダルウッド・イランイラン・シトラスといったエッシェンシャルオイル配合で、良い香りが広がります。

続いて紹介するのは、国産デニムブランドである桃太郎ジーンズのジーンズ用洗剤です。この洗剤は、弱アルカリ性の合成洗剤で、石鹸成分が多いのが特徴。ヤシ油が原材料のパッケージがレトロでかわいい液体洗剤です。

蛍光増白剤・漂白剤・酵素・柔軟剤などの添加物が配合されていないため、色落ちを心配する必要がなく、自然な風合いに仕上がります。デニム以外の洗濯にももちろん利用可能です。

続いて紹介するのは、洗濯の基本を守り続けるサムライ雷石鹸です。環境や人にもやさしい純度99%の無添加石鹸です。材料は大豆油と苛性ソーダ、水の3点のみで、香料を一切加えていない伝統的製法を守り続けています。

自然な仕上がりで、生地に負担を与えず余分な汚れを落とすデニム用石鹸です。デニムの自然なカッコいい色落ちができるサムライ雷石鹸は、デニム好きには必至の一品と言っても良いでしょう。

続いて紹介するのは、汚れを落とし色は落とさない！自宅でそんなプロ級の洗濯が実現できるゼブラブラックです。クリーニング屋も使用しているという色落ち防止剤の酢酸を配合しているため、雑菌の繁殖を抑えることができます。蛍光増白剤不使用で中性かつ濃色衣料専用、ノンシリコンの合成洗剤です。

またすすぎ1回でも柔軟剤不用で、ふんわりとした仕上がりになります。ジーンズを美しく保ちたいならゼブラブラックがおすすめです。

最後に紹介するのはデニム用洗剤BEYONDEXX（ビヨンデックス）です。これを使えばデニムが色褪せる事なく色合いをそのままに、汚れだけを落とせるというもので、ヴィンテージデニムを洗うのに適しています。

アメリカン・ヴィンテージ・ショップBerBerJin（ベルベルジン）のカリスマスタッフで、古着に造詣の深い藤原氏も開発スタッフに加わっている事で有名です。

デニムを洗濯する際に、色の濃い状態をキープしたい時はありませんか？またメリハリがある色落ちに仕上げたい人も多いでしょう。そのためには、それに応じた洗剤を選ぶ必要があります。

洗濯方法に関しても他の衣類などと一緒に洗ってしまうと、お気に入りの色合いやダメージ感が色あせをおこしてしまいます。きちんとした洗濯方法を行わないと、生地を傷めたりしてせっかくのデニムが台無しです。そこでデニムの正しい洗濯方法や手順、注意点をそれぞれ紹介していきます。

今までためらっていたデニムの洗濯は、コツを掴み工夫さえすれば色合いやダメージ感をキープして洗うことができます。その方法を次の2つの場合に分けて紹介します。

デニムを洗濯機に入れる前に、目立つ汚れは部分洗い剤やおしゃれ着用洗剤の原液を汚れに直接塗り込みます。その際にズボンは色落ちを防ぐため、また表生地を傷めないようにファスナーやボタンなどを閉めて裏返しにしておきます。そして、二つ折りにして洗濯ネットの中に入れましょう。

ジャケットも裏返しにして前身頃のボタンを開けて袖を内側にたたみ、ズボンと同様に洗濯ネットのサイズに合わせて二つ折りにします。たたんだ状態で洗うことにより伸びやヨレ、縮み、色落ち、型くずれ等の洗濯ダメージを防ぐ効果があります。

手洗いの場合も目立つ汚れには、部分洗い剤やおしゃれ着用洗剤の原液を塗り込みます。さらにこちらも同様、ズボンとジャケットのファスナーやボタンを閉めて裏返してたたみ、洗濯ネットに二つ折りにして入れましょう。そして洗濯桶に水を張り、洗剤を手洗い時の使用濃度にして溶かします。

洗濯ネットに入れたデニムを水に浸け、やさしく両手で押し、それを持ち上げるという工程を数回繰り返しましょう。これを押し洗いといいます。押し洗い後、軽く絞り水を替え、すすぎを行います。

洗剤が残っていることがあるので、すすぎも複数回行ってください。仕上げの脱水は洗濯機を使用し、デニムを傷めないように最短時間に設定して脱水しましょう。

デニムを洗濯するときには、洗剤の種類に注意が必要です。蛍光剤や漂白剤が配合されている洗剤を使用してデニムを洗濯すると、インディゴ(藍色)などの色が落ちる危険性があります。

色落ちしたデニムが好みな場合は、それらが配合されている洗剤を使用しましょう。一方、濃淡のはっきりとした色落ちを楽しみたい方であれば、蛍光剤や漂白剤の入っていない洗剤を使用するのをおすすめします。

洗濯時にもう一つ気をつけたい点は、デニムを洗う際に使用する水の温度です。洗濯機の場合は冷たい水で問題ないのですが、手洗いの場合はお湯を使用するとインディゴ(藍色)の色落ちが進んでしまうためにNGです。皮脂汚れが気になる場合はぬるま湯で、それ以外の洗いやすすぎは水ですることをおすすめします。

デニムの乾かし方にも注意が必要です。洗濯が終わると他の衣類と同じような干し方をしてしまいますが、しっかり乾かすために直射日光にさらすのはNGです。デニムに直射日光を当ててしまうと色落ちの原因になるため、風通しの良い日陰に干すようにしてください。

さらにデニムは、ほかの衣類と比べて乾きにくいです。そのため取り込み時に生乾きのまま保管してしまうと、雑菌が発生してしまいます。取り込む際には、完全に乾いているかどうか確認してからするようにしましょう。

また部屋干しも湿った状態が長くなると雑菌が発生しやすくなるので、できるだけ風通しの良いところに干すことをおすすめします。

デニムを洗濯機で洗う際には単体で洗うことが望ましいです。デニムは色落ちしやすく他の衣類に色移りする可能性が高いです。また、デニムを単体で洗うことにより他の衣類との生地擦れがなくなり、デニム生地に傷が付きにくいというメリットがあります。

デニムは乾燥機に入れて乾かすと、縮んでしまったり、色落ちしてしまう可能性があります。乾燥機は熱風で濡れた衣類を乾かすのが特徴です。しかし、この熱風がデニム生地の綿に含まれている繊維の油や僅かな隙間を縮ませたり、色落ちを発生させる可能性があります。

したがって綿100％のジーンズやピタッとしたスキニーデニムなどは、乾燥機の使用を避けた方がいいでしょう。また、高価なジーンズやお気に入りのジーンズも縮んでしまったり、歪みを避けるためには乾燥機にかけない方が無難です。

もし乾燥機にデニム生地を入れる場合には、乾燥時間を短めに設定し、その後陰干しすることをおすすめします。

デニムを洗う頻度は特に決まっていません。しかし、洗濯をしていない日が長期間続いてしまうと、匂いや汚れが気になってしまいます。そのため、夏など汗をかきやすい時期では最低でも月に1～2回、さらに匂いが気になるようであれば、週に1回は洗濯すると良いでしょう。

冬の寒い季節では月1回程度の洗濯が目安です。またデニムは履く度に洗濯することで、汗や皮脂による生地の傷みを防いだり、清潔に保つことができます。

デニム洗剤のおすすめ商品を解説してきました。市販で売られている専用のデニム洗剤を使用すれば、理想的な色落ちを再現することも可能です。デニム洗剤には多彩な種類があるので、自分が持っているデニムに合わせたデニム専用洗剤を選び、おしゃれな色落ちを実現させてみませんか?