きゅうりは腐るとどう変化する?見分け方は?賞味期限や保存方法も紹介!

きゅうりは腐るとどうなるか解説!白いカビや柔らかい・しなしなになった、断面が茶色や黄色、白い、空洞があるなどの状態は食べても大丈夫なのか説明します。きゅうりがしなびた状態や腐る前に正しく保存する方法・賞味期限を長持ちさせる方法も紹介します。

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目次

  1. 1きゅうりが腐るとどう変化する?
  2. 2きゅうりが腐った時と大丈夫な時の見分け方
  3. 3きゅうりが腐る前の正しい保存方法
  4. 4きゅうりが腐る前に賞味期限を保つ方法
  5. 5新鮮なきゅうりを選ぶコツ
  6. 6きゅうりの漬物の賞味期限
  7. 7きゅうりの腐る時まとめ

きゅうりが腐るとどう変化する?

きゅうりがしなびていたり断面が白い状態や空洞になっていたりして「食べても大丈夫なのかわからない」と迷った経験はありませんか?サラダや漬け物だけでなく加熱しても美味しいきゅうりですが、あまり日持ちしないのが難点で、気が付くと柔らかい状態やしなしなになっていたということもよくあります。

そんな時にきゅうりが腐るとどう変化するか知っておけば、少し劣化しただけなら安心して食べることができます。

きゅうりが腐る状態と腐ってはいないけど劣化した状態について詳しく紹介します。また、腐る前に正しく保存する方法や、賞味期限を長持ちさせる方法、新鮮なきゅうりを選ぶ方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

きゅうりが腐った時と大丈夫な時の見分け方

きゅうりがしなびた状態や柔らかいなど傷んで変化している状態はいろいろありますが、全部が腐っているわけではなく、食べても大丈夫な場合もあります。きゅうりが腐った時と食べても大丈夫な時の見分け方を詳しく紹介します。

きゅうりが腐った時の危険な変化

きゅうりが傷んでいる時は、しなびた状態・白カビが生えている・が出ているなどの見た目で分かる状態柔らかいなど触って分かる状態断面が白い・黄色い・茶色い・空洞になっているなど切ってみないと分からない状態があります。きゅうりが腐る時の危険な変化についてそれぞれ詳しく紹介します。

断面が茶色や黄色に変色する

きゅうりの断面が茶色や黄色になっていることがあります。少しくらいの変色だと食べても大丈夫と思ってしまうかもしれませんが、断面が茶色や黄色になっている場合は腐っていますので絶対に食べてはいけません。

また、一部だけの場合は茶色や黄色になっている部分を取り除けば大丈夫だと思いがちですが、それもやめましょう。「茶色や黄色になっているものを食べても何ともなかった」という方もいるかもしれません。食中毒になるかどうかは体質や体調・食べた量によります。

「自分はお腹を壊したことがないから大丈夫」という方も、茶色や黄色に変色したきゅうりは味も落ちているため食べるのはやめましょう。

きゅうりにヌメリがある

きゅうりにヌメリがある場合は洗って食べても大丈夫と思う方もいるかもしれませんが、腐敗が進んでいる状態ですので潔く捨てましょう。

表面が柔らかくなる

きゅうりの表面が柔らかい時は、腐る手前の傷みかけている状態の場合とすでに腐っている場合があります。新鮮なきゅうりは食べるとシャキシャキとして触ると張りがあり硬い状態です。日にちが経ち、水分が抜けてくると少しずつしなしなになって柔らかい状態になってきます。

柔らかい状態になり始めた頃はまだ食べても大丈夫ですが、やがてしなびてきたりヌメリや白い汁が出てきたりします。柔らかい状態に加えて他にも変化がある時はもう傷んでいますので、食べるのはやめましょう。

白い液体が出てきている

きゅうりが柔らかい状態になりヌメリが出てきて腐敗が進むと、やがて透明や白い液体が出てきます。この状態は完全に腐っていますので、絶対に食べないでください。

白カビが生えている

きゅうりの表面に白カビが生えている時は、中まで菌が繫殖していますので食べないで処分しましょう。白カビは傷んでいるきゅうりに生えるものなので柔らかい状態やしなしなになっているなど他にも腐る変化が出ていることがあります。

糸を引いている

きゅうりが糸を引いている状態は、こちらもかなり腐敗が進んでいます。これらの断面が茶色や黄色になっている・白カビが生えている・ヌメリがある・白液体が出ている・糸を引いているなどの腐る変化が起きている時は、中身も菌が繫殖しています。

傷んでいる部分だけ取り除いて食べるのはお腹を壊すことや食中毒になる可能性もあり危険ですので、全部処分しましょう。

きゅうりが腐ったわけではないが劣化した時の変化

きゅうりの断面が茶色や黄色になる・ヌメリがある・柔らかい・白い液体が出ている・白いカビが生える・糸を引いているなどは腐る変化ですが、腐るわけではないが劣化した変化というのもあります。断面が白い・空洞がある・苦味がある・しなびた状態などは劣化した状態です。

この場合は腐る変化ではありませんが腐る手前の傷みかけている状態です。身体に害はありませんが味は落ちていますので食べない方が無難でしょう。

きゅうりの断面が白い

きゅうりの断面が白い場合は水分が蒸発して鮮度が落ちている状態です。断面が茶色や黄色になっている場合と違い食べられますが、食べてもパサパサして美味しくありません。見た目が少ししなびた状態になっている場合もあります。

きゅうりの中身に空洞がある

きゅうりに空洞がある場合は食べても大丈夫ですが、水分不足の状態ですのであまり美味しくはありません。加熱して食べるとあまり気にならなくなりますので、空洞があるものはできるだけ早く食べてしまいましょう。

きゅうりをカットしたときに

空洞がある場合があります。

 

これは空洞果(くうどうか)といって、

水分不足、高温などが

原因で発生します。

 

この空洞は

腐っているわけではないので、

たべることはできます。

きゅうりの味が苦くなる

きゅうりには苦味成分のククルビタシンというものがあり、この成分が多いきゅうりは苦味が強くなります。これは栽培中の条件が揃うとできてしまうもので腐る変化ではありませんが、大量に摂取すると食中毒を起こすこともあります。

少量なら問題ありませんが大量に食べないようにしてください。お腹を壊しやすい体質の方や体調が悪い時は控えた方がよいでしょう。

きゅうりで食中毒?腐ったきゅうりの怖さ

「きゅうりが少し傷んでいるくらいなら大丈夫だろう」と軽く考えて食べてしまって大変なことになる場合があります。きゅうりはサラダや酢の物・即席漬けなど生で食べることが多い野菜であることが危険性を増幅させます。

加熱調理した場合は熱に弱い菌は死滅して減る可能性がありますが、生食の場合は菌は死滅しませんし調理してしばらく置いておくと菌が増える可能性もありますので、危険性が高まるのです。O157など熱に強い菌もありますので加熱すれば大丈夫というわけではありませんが、傷みかけているものを生で食べるのはやめましょう

きゅうりが腐ってしまった時の対処法

きゅうりが腐ってしまった場合は、すぐに捨てましょう。ビニール袋などを使って、他の野菜などに菌が付かないように気を付けて捨て、十分に手を洗ってください。腐る前にはしなしなになる・柔らかくなるなど少しずつ劣化した症状が出るものですので、そのような時は早めに食べるようにしましょう。

きゅうりが苦い時の対処法

きゅうりの苦味にはククルビタシンという成分が関係していますが、苦味を取り除く方法がいくつかあります。切ったきゅうりを適量の塩で10~15秒ほど水分が出てくるまで揉み、水で洗い流します。

他にはきゅうりのヘタと反対側の部分を切り落とし、切り落としたヘタと本体の切り口をこすり合わせます。ククルビタシンが含まれた白い泡が出てきますので出てこなくなるまでこすり、泡を取り除きます。また、ククルビタシンは加熱すると取り除くことができますので、スープや炒め物などに使うのもおすすめです。

きゅうりが腐る前の正しい保存方法

しなしなになるなどのきゅうりの劣化を防ぐためには正しい方法で保存することが大切です。きゅうりが腐る前の正しい保存方法を常温・冷蔵・冷凍それぞれ紹介します。

常温の場合

きゅうりの常温保存は賞味期限が短くなるため気温が低い冬の時期しか向きません。常温保存できるのは20度以下ですが、すぐにしなびた状態になってきて長持ちしませんので、早めに食べるようにしましょう。

冬場に常温保存をする場合には、風通しの良い場所を選んでください。20度を超えるときゅうりは傷みやすくなります。

また、反対に10度以下になると低温障害が起きます。極端に寒くなる場所では冷蔵庫に入れるほうが安心できるでしょう。

冷蔵庫の場合

室温が高い時期や低すぎる時は野菜室に保存しましょう。水分を拭いて1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包みラップなどに包んでください。

できれば畑に実っていた時と同じようにヘタを上向きにして立てて保存すると長持ちします。牛乳パックやマグカップなどを使うとよいでしょう。立てて保存すると、横にして保存するよりも倍程度長持ちするそうです。冷蔵保存の賞味期限は4~10日程度です。

冷凍の場合

意外かもしれませんが、きゅうりは冷凍保存もできます。冷凍保存の目安は1ヶ月ほどですので、家庭菜園でたくさんできた時などにおすすめです。スライスして塩を振り水気を絞ってからジップ付きの袋などに入れて冷凍しましょう。

きゅうりが腐る前に料理で大量消費もアリ

きゅうりは生で食べる以外にも加熱調理や漬け物など様々な調理法で使えますので、探してみるとたくさんのレシピがあります。腐る前に料理で大量消費するのもおすすめです。

棒棒鶏などきゅうりをたくさん使うレシピもありますし、スープや炒め物など加熱するとたくさん食べられるのでおすすめです。少ししなしなになってしまったり空洞があったりするきゅうりも油で炒めると気にならなくなるので、ぜひ試してみてください。

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きゅうりが腐る前に賞味期限を保つ方法

きゅうりが腐る前に加工して賞味期限を長持ちさせる保存方法がいくつかありますので紹介します。

ピクルスなどにして浸けて保存する

きゅうりの保存食として代表的なのがピクルスです。ピクルスは長期間保存する場合はきゅうりに火を通してピクルス液も加熱して熱々の状態で漬ける本格的なレシピで作ってください。

しなしなになった状態ではなく新鮮なうちに作った方が長持ちします。すぐに食べる場合は空洞があるものやしなびたものを使ってもよいでしょう。瓶をきちんと煮沸消毒して冷蔵庫で保存したピクルスなら未開封の状態で約1年持つそうです。

家庭で作るピクルスは賞味期限はもう少し短めに考えておいた方がよいかもしれません。開封してしまったら無菌状態ではなくなりますので1ヶ月以内に食べるようにしましょう。

塩もみして冷凍保存する

きゅうりは塩もみして冷凍すると1ヶ月ほど保存できます。しなびた状態になる前に冷凍しましょう。洗ってスライスしたきゅうりに塩を振り全体に混ぜポリ袋に入れて冷蔵庫に数時間~半日ほど置いておきます。袋に入れたまま水分を絞って水だけ捨てます

時間がない場合は塩を揉み込んで数分ほど置いて水気を絞っても大丈夫です。そのままポリ袋の空気を抜いて平らにして縛るかジップ付きの袋に入れて冷凍します。使う分だけ割って適量のお湯で解凍し、水気を絞って使います。

乾燥させて保存する

きゅうりは乾燥させて保存することもできます。輪切りや斜め切り・細切りなど用途に合わせた形に切り、干し物ネットに並べて天気のいい日に風通しの良い場所で3~4日ほどしなしなになって完全に乾燥するまで干します。気温や空気の乾燥状態で変わりますので状態を見ながら調節してください。

夜露に濡れないよう夕方には取り込み、朝になったら外に干すのを繰り返します。常温で1ヶ月ほど日持ちします。乾燥剤を入れてジップ付きの袋などに入れて保存しましょう。干すと甘味が増して美味しくなりますのでおすすめです。

元々少ししなびたきゅうりは水分が抜けてきている状態になので乾燥させてみてもよいかもしれません。しなしなになった干しきゅうりは水やお湯で戻して使います。

ピューレ状にする

きゅうりをミキサーにかけるか、すりおろしてピューレ状にして保存するのもおすすめです。ジップ付きの袋に入れて冷凍保存し、食べる分だけ割って使います。少ししなしなになってきたきゅうりもピューレにすると気にならなくなりそうです。冷たいスープやスムージー・ソースなどに使うとよいでしょう。1ヶ月ほど保存できます。

漬物にする

きゅうりを漬け物にするのも昔からある保存方法です。漬け物にすると日持ちするだけでなく、ぬか漬けは乳酸菌が増えるなど栄養価も高まりますので、おすすめの保存方法です。少ししなびたきゅうりも漬け物にするとパサパサした食感が気にならなくなるので、作ってみてはいかがでしょうか?

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新鮮なきゅうりを選ぶコツ

お店できゅうりを購入する時新鮮なきゅうりを選ぶコツを知っていれば、購入したその日にすでに傷んでいたなどということもなくなります。新鮮なきゅうりの見分け方は、太さが均一緑色が濃くツヤがありヘタの切り口がみずみずしい状態です。

おしり(ヘタの反対側の花が咲く方)が膨らんでいるものは水分がたまって空洞ができているものもあり、味が落ちています。収穫して時間が経つほど色は薄くなってきます。

とげ(いぼ)がある品種は新鮮なものは触るとチクチクしますが出荷の過程で取れてしまうこともあります。表面に張りがあり、しなしなしていないものを選びましょう。新鮮なものは水分が抜けていないため重みがあります

きゅうりの漬物の賞味期限

きゅうりの漬け物の賞味期限はピクルスほど長くありませんが、塩分濃度が濃い場合は1ヶ月程度浅漬けは2日ほどになります。漬け方によっても変わりますのでレシピなどを参考にしてください。

ぬか漬けの場合はあまり日持ちはしません。24時間以内か長くても2~3日が目安ですが、漬けすぎると塩辛くなるので気を付けましょう。空洞があるきゅうりもぬか漬けにするとあまり気にならなくなるのでおすすめです。しなびたきゅうりも美味しくなるかもしれませんので試してみてもよいでしょう。

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きゅうりの腐る時まとめ

きゅうりが腐るとどうなるか、腐る前に正しく保存する方法や賞味期限を長持ちさせる保存方法・新鮮なきゅうりの選び方などについて紹介しました。

きゅうりは腐るとヌメリが出る・白い液体が出てくる・白カビが生える・糸を引く・断面が茶色や黄色になるなど変化します。また柔らかい状態やしなびた状態は水分が抜けて傷みかけているサインです。傷んでいるものは食中毒になる可能性があるので食べないようにしましょう。

また、断面が白い・空洞があるなどの状態は腐ってはいませんが味が落ちています。このような状態になる前に正しい方法で保存してください。新鮮なきゅうりを購入したら美味しいうちに食べるようにしましょう。

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