きゅうりの保存方法と日持ち期間は?長持ちさせるポイントまとめ!

みなさんサラダにかかせない物と言えば何を思い浮かべますか?レタス、トマト、後はそう「きゅうり」です。今回はその保存方法に迫ります。炒めものにもきゅうりは合います。味噌をつけて丸かじり、塩だけでも食べられて大変便利な野菜です。水分も豊富で夏にはかかせない野菜の1つです。しかし日持ちがあまりきかないという話もききます。それならなおさら保存方法が重要になってきます。きゅうりはどう保存するのが最適なのか調査します。

きゅうりの保存方法と日持ち期間は?長持ちさせるポイントまとめ!のイメージ

目次

  1. 1きゅうりと保存方法・きゅうりは大和時代から日本に伝わっている
  2. 2きゅうりと保存方法・傷んだきゅうりはどう見分ける?
  3. 3きゅうりの保存方法・まず水気を取るのが大事
  4. 4きゅうりの適切な保存方法・常温では
  5. 5きゅうりの適切な保存方法・冷蔵庫では?
  6. 6きゅうりの保存方法・冷凍保存のレシピを紹介!
  7. 7きゅうりの保存方法・塩漬物編
  8. 8きゅうりの保存方法・ピクルス編
  9. 9きゅうりは日持ちしない野菜なので工夫して保存を!

きゅうりと保存方法・きゅうりは大和時代から日本に伝わっている

きゅうりは古墳が多く残っている6世紀大和時代に中国より伝来したとされていますが、実際に栽培が始まったのは江戸時代だそうです。きゅうりを切るとわかりますが、徳川家の御紋、つまり葵の御紋にそっくりです。その影響からか当時の武士は恐れ多くて食べなかったという逸話が残っています。しかし現在の日本ではサラダ、漬物、サンドイッチと欠かせない食材です。特に漬物は長持ちさせる保存方法としても優秀です。

水分の多いきゅうりは痛みやすく期間放置しておくとすぐ傷んでしまいます。そんなきゅうりを長持ちさせる方法はないのか?レシピは?と気になるところです。長持ちさせる、長期保存させておくには、まずきゅうりそのものを選ぶところからが大事なようです。全体的に色が濃い緑色で、切り口が新鮮、長さ、大きさが均一のものが理想です。保存時にはまず水気をしっかり取ってやる事が大事です。

きゅうりと保存方法・傷んだきゅうりはどう見分ける?

きゅうりが長持ちする期間はどの程度でしょうか?実は野菜室に入れておいたとしても1週間が長持ちする限界なのです。それも水分を拭き取って袋に入れて立てて保存してですから、きゅうりをむき出しで何もせず、野菜室に入れると4日も期間が経過すれば、グニャグニャして、きゅうりの良さであるシャキシャキさがなくなってしまいます。

きゅうりの保存に失敗すると、きゅうりはぬるぬるして、鼻をつく異臭を放ち、白い濁った液体を出します。そういったものがなくてもヘタの部分を見て、白カビが生えていたり、ブヨブヨしていたり、色が変色していたら腐っています。カットもしてみて色が変色していたら、もう食べられる状態じゃありません。間違いなく腐ってしまっています。黄色いきゅうりが、ありますがあれは古なったきゅうりなので食べない方が良いです。

きゅうりの保存方法・まず水気を取るのが大事

きゅうりは表面に水分がついているとその部位から腐り始めます。きゅうりの水気を取り、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ラップをします。きゅうりを長持ちさせる、すぐ食べずにある程度期間をおいても食べられるようにするには基本的なところで、きゅうりは”立てて”保存する事が大事です。野菜室でヘタを上にして保存しましょう。牛乳パックやペットボトルを切って中に入れる形で保存すると便利です。

水気をふき取り、立てて野菜室に保存する事によって少しの期間長持ちさせる事ができます。保存期間の目安は常温ですと2日といったところです。きゅうりの保存に適した温度は10度前後と言われています。しかし、季節によって温度が違いますので、常温だと1日持たずに終わったり、3~5日持つ時もあります。ポリ袋などで、野菜室で保存したケースだと2~4日、適切な保存方法を取った場合は10日ほどの期間長持ちします。

きゅうりの適切な保存方法・常温では

きゅうりの保存・低温障害とは?

きゅうりは温度が低すぎても”低温障害”と言って、ふにゃふにゃになったり、くぼんだり、斑点ができたり、水っぽくなったりします。きゅうりに最適な温度は10~13度ほどです。元来温かい場所で栽培されるので寒い場所に置くと低温障害になるのです。温度がさらに低い5度あたりの場所にきゅうりを置くと、乳白色の濁った汁が出て、その場所から腐敗していきます。酸化現象によるもので色が変色するだけでも味は落ちます。

冷暗所があるならきゅうりの常温保存にうってつけ!

冷暗所を古い屋敷などの軒下でみかけた方もいるでしょうが、ちょうどきゅうりの適温にあった13度くらいで風通しが良い、直射日光を受けない場所です。単純に温かいと、野菜の痛みが進むと勘違いしてきゅうりも冬だと外に出しておけば良いと勘違いしている方もいますが、低すぎてはダメです。10度以上14度以下の場所で新聞紙に包み、ポリ袋に入れておくと3~5日は常温でも持ちます。

きゅうりの適切な保存方法・冷蔵庫では?

冷暗所と同じ環境の温度と言えば冷蔵庫の野菜室です。きゅうりは急激な温度変化に弱く、熱にも冷たさにも劣化しやすいので、冷蔵庫にそのまま入れるのではなく、15度ぐらいの、野菜室の方に入れましょう。1本ずつにわけてキッチンペーパーで包み、牛乳パックなどを切ったものにへたを上にして、きゅうりを立てて野菜室にいれます。

スーパーなどで買ったきゅうりでしたらビニールから出して、キッチンペーパーで綺麗に水気を拭き取り、新聞紙などに包むだけでもいいですが、その後ポリ袋に入れても良いです。この時注意したいのは、空気を抜き取るなど密封状態にしない事です。そうすると、きゅうりの水分が行き場をなくして、きゅうりの表面に付着してしまうのです。そうなると水気に弱いきゅうりは痛みます。

きゅうりの保存方法・冷凍保存のレシピを紹介!

きゅうりの冷凍保存・塩編

きゅうりを冷凍保存するためのレシピを紹介します。冷凍保存すれば痛みやすいきゅうりも3週間ほど持ちます。レシピですが、まず、する料理に合わせて小切りにしていき、塩を振ります。60秒ほど待ち、キッチンペーパーで水気を取り、フリーザーバッグに入れて袋ごとモミモミして閉じます。なるべくなら、金属トレイに乗せて急速に凍らせておきましょう。

きゅうりの冷凍保存レシピを紹介しましたが、解凍する時に注意が必要です。きゅうりは熱や冷たさに弱いですから、急激にレンジなどで解凍したり、水で解凍したりすると大事な栄養素が失われてしまうからです。常温での解凍をおすすめします。冷蔵庫で低温解凍もいいでしょう。とにかく水気だけはきゅうりの大敵なので、冷凍保存のレシピを実行する時には、霜がつかないように十分キッチンペーパーなどで水気をとってください。

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きゅうりの冷凍保存・酢編

きゅうりを塩で冷凍保存する方法とほぼ同じレシピなのですが、まず適当なサイズに輪切りにします。そのままフリーザーバッグに入れて酢を加えます。そして袋ごとモミモミしてよく酢ときゅうりをなじませると、閉じて冷凍します。これが酢の下処理レシピになります。塩同様、解凍は常温でゆっくり解凍してください。流水やレンジなどは使わないようにしましょう。

きゅうりの冷凍保存期間は2,3週間が限界です。ですから冷凍した日時を正確に覚えておく必要があります。フリーザーバッグなどを活用して冷凍したのなら、冷凍した日付は書いておきましょう。そうすれば気がついたら食べられる期限が過ぎていたなんて事を回避できます。冷凍で長期保存をする場合はきゅうりに限らず期限を忘れてしまいがちなので保存用の袋にいつ冷凍したかをきちんと記述しておく癖をつけましょう。

きゅうりの保存方法・塩漬物編

きゅうりを漬物にした長期保存のレシピを紹介します。まず、水洗いしたきゅうりを水切りし、さし水2リットルに塩を200gほど溶かします。分量の塩を7:3の割合に分け、7割を使用しきゅうりを漬けます。容器を用意し、容器の底に少量の塩を振っておき、きゅうりを並べ置き、さらに上から塩を振り、この行動を繰り返し、7割の塩を使い切ります。

容器にきゅうりおよび7割の塩を全部入れたら、上に残り3割の塩を乗せます。そして容器に塩水を溶かした差水を注ぎます。この時差し水は容器のふちから流すように入れましょう。差し水を入れたら押し蓋をして重い石を乗せます。重い石を全部乗せたら容器をポリエチレンシートで包みます。7~10日経ったら付け替えしましょう。

紹介した塩漬物の方法だと塩分が10%です。長持ちさせる方法には付け替えが必要になります。それには塩分を20%以上にしてやる必要があります。塩分が20%ある塩漬物は漬け液がきゅうりの上面までたってしていれば、かなり長持ちします。付け替えに必要な塩はポリエチレン袋に入れておくと便利です。漬け替えは1.1gぐらいの塩でやりましょう。漬け替えの方法は塩の分量が違うだけで紹介したものと同じ作業です。

きゅうりの保存方法・ピクルス編

きゅうりをピクルスにして保存するレシピを紹介します。まず、ピクルス液を作ります。1片のニンニクを薄切りにして、ワインビネガー1カップ、水1カップ、砂糖大さじ2杯、塩大さじ2杯、ローリエ2枚、唐辛子4本、クローブ4粒、黒胡椒3粒をステンレス鍋に全部入れます。そこで沸騰させ、よく砂糖と塩をかき混ぜましょう。沸騰したら中火に変え、10分ぐらい煮込みます。

次に細菌が繁殖しないようにします。上手く作れれば1年は持つピクルスができます。きゅうり3本、塩大さじ3杯、ピクルス液2杯を用意し、きゅうりを洗浄し、ヘタを切り落とし、容器に入る大きさ、半分か1/4ぐらいに切り、ボウルに移し、大さじ塩3杯をきゅうりにすりこんで、2分置きます。そして水が容器をほぼ満たすぐらい水を入れ、冷蔵庫で一晩漬け寝かせます。

1晩漬け寝かせたら、耐熱容器を殺菌のため沸騰したお湯に入れ、10分待ちます。同じようにお湯で殺菌したトングできゅうりを取り出し、清潔に保っているふきんの上に下向きにして置きます。ここで完全にきゅうりを乾燥させましょう。ピクルス液も冷ましておきます。湯を沸騰させ、冷蔵庫に入れておいたきゅうりを1本ずつ箸を使用し湯に入れていきましょう。

きゅうりの色が変わったら取り出し、キッチンペーパーなどで水気をふき取ります。そのまま直接きゅうりに手が触れないように瓶の中に、きゅうりを詰めていきます。そしてきゅうりを全部詰め終わったら瓶にピクルス液を注ぎ込み、きゅうりの上部を完全に覆うまで入れます。容器の瓶を軽く締めたら、沸騰したお湯にビンごと入れて10分消毒します。

そうしたらしばらく瓶を放置して、熱をとります。あら熱が完全になくなったら冷蔵庫に保存します。3日ぐらい経てば食べられるようになるでしょう。このような方法でピクルスにすると1年間は冷蔵庫で保存できるようです。注意するところは一度開けてしまうと、1ヶ月ほどしか保存がきかないという点です。

きゅうりは日持ちしない野菜なので工夫して保存を!

きゅうりは熱さにも冷たさにも弱い野菜です。安易に冷蔵庫に入れておけば長持ちするという野菜でもありません。きゅうりの保存には工夫が必要です。特に水気は敵なので、保存する時は丁寧にふきとる事が1番大事です。温度も常温保存なら10~14度あたりで保存しましょう。ただ、漬物にしたり、ここで紹介したような正しい保存方法を使えば長持ちさせる事も可能です。

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