大根が腐る・カビるとどうなる?見た目やにおいから見分け方を解説
大根が腐る・カビるとどのような状態になるのか分かり易く紹介します。皮の状態や切り口が白い・茶色・透明などの変化で傷み具合を判断することができます。腐る・カビが生えている大根の見分け方を詳しく解説していきましょう。
大根がカビた・腐った時を解説!
調理力尽きて、セールで買った大根を台所にほおって置いたら腐ってしまった😭買ってすぐに切って冷凍予定だったのに。
— ひかり (@hikarisea) September 30, 2019
腐った部分取って、食べるよ😭 pic.twitter.com/cFqdVDoLK1
大根は野菜の中でも腐りにくい部類ですが、長期間放置しておくと当然腐ってしまいます。実際にカビたり腐ったりした時は、どのように対処したら良いのでしょうか?また大根が腐るとどうなるのか、その見極め方を知っておくと役に立ちます。本記事では、大根がカビたり腐ったりした時の見た目や臭いの特徴などを詳しく解説していきましょう。
この大根は怪しいなと思った時に、まだ食べれるかどうか的確な判断ができれば食中毒予防になります。大根をなるべく長く保存することができる方法も紹介しますので、是非参考にして下さい。
大根のカビや腐ったものの見分け方
長く放置していた大根をいざ食べようとした時に、腐っているのかどうか分からない微妙な状態だと食べるかどうか迷ってしまいます。大根はカビたり腐るとどうなるのか、見分け方を分かり易く解説していきましょう。
異臭がする
大根のにおいの元は「メチルメルカプタン」という成分です。
『大根特有の匂いの主成分はメチルメルカプタンという硫黄を含んだ化合物です。』
『これには抗酸化作用や抗がん作用があります。』
大根の傷み具合が見た目で判断することができない時は、まずにおってみて下さい。明らかに異臭がした場合は腐っていると考えて良いでしょう。大根は腐っていなくてもにおいの強い野菜ですが、腐るとどんな悪臭を放つのか解説します。
酸っぱい臭いがする
大根が腐っている時の一番のにおいの特徴は、普通ではない酸っぱい臭いがすることです。さらに傷みが進んでいる状態だと鼻を突くようなツンとした刺激臭を感じます。このようなにおいがしたら完全に腐っていますので食べないようにして下さい。
カビの臭いがする
大根をにおってみてカビ臭かったら、大根にカビが生えているか生え始めている可能性があります。大根の皮の部分や断面などにカビが生えていないか、よく確認してから料理に使用しましょう。
触感に違和感がある
部室の窓を開け放っていたのは僕です。合宿から持ち帰った大根が腐れて悪臭を放っていたもので、、
— ぼり(旧銀影編集部) (@ginei_ed) August 17, 2015
握っただけでどろっと崩れ落ちました。植物とは思えない腐敗臭だったなあ。 pic.twitter.com/99cgc3nySR
新鮮な大根はみずみずしく皮の表面にも張りがあり、手に持つと少し硬めの触感です。大根が腐ると触った時に違和感がありますが、どのような触感になるのか一緒に見ていきましょう。
手で触るとぬるぬるしている
皮の表面が湿っていて手で触るとぬるぬるとしています。また、大根を切った時に切り口がヌメリやネバネバした触感であれば、中まで腐りきっているので食べないようにしましょう。
柔らかくて持つと崩れる
さらに傷みが進んでいる状態だと、大根を持つだけでフニャっと形が崩れてしまいます。これは明らかに食べることができる状態ではないので、処分するようにして下さい。
ぶよぶよとした感触で柔らかい
大根が腐ると皮の表面だけでなく内側もぶよぶよした感触で、全く張りがなくなってしまいます。これは中まで腐っているサインなので食べないようにして下さい。
見た目に異変がある
購入した時のみずみずしい白い大根と比較して見た目で異変を感じたら、腐っているかどうかを確認する必要があります。大根が腐ると見た目がどんな風になるのか解説します。
切ってみると中身がドロドロしている
腐っているかもしれないと感じたら包丁で切ってみて下さい。中身がドロドロとして溶け出したような状態であれば、完全に腐っています。
切り口が茶色に変化している
切り口を見て腐っているかどうか判断する方法があります。普通なら白い切り口の断面が茶色っぽくなっている場合は、傷み始めている状態なので注意しましょう。切り口の断面が白い部分より茶色い部分の方が多くなっていたら、かなり傷みが進んでいるので絶対に食べないで下さい。
表面にカビが生えている
白い皮の表面に黒い斑点のようなものが見られると、カビが生えているサインです。カビが生えた大根は、皮を剥いても完全に取り除くことは難しいので絶対に食べないようにしましょう。
大根のカビや腐ったもので大丈夫なもの
新鮮な大根に比べて味や風味は落ちますが、大根にカビが生えたり腐ったりしても食べて大丈夫なものもあります。その見分け方をここで詳しく解説していきましょう。
内部に白い筋や隙間が入っている
大根を切ったら切り口の断面がこのような状態になっていた経験はありませんか?これは収穫時期が遅かったか保存状態が悪かったかが考えられます。しかし、腐っているのではなく空気穴の役目をするためにできた白い筋や隙間で、養分や水分の不足が原因です。食べることはできますが、味が落ちて少しパサついた食感になるでしょう。
中心部がぼんやり青いまたは黒い
おつとめ品だった大根切ったら青くなってて、カビかと思ってビックリしたけど、調べてみたらこれ「青あざ症」っていうのですね!初めて知りました!
— ねり子@京都合同【追加-06】 (@neriko_nerineri) December 6, 2018
味は落ちるが食べても大丈夫らしいのでお味噌汁にしちゃおう。 pic.twitter.com/Yjl71W0qcI
大根の切り口の断面中央部分が、うっすらと青いまたは黒い場合があります。外観上では分からないので、切ってみてこのような状態を見たら腐っていたとがっかりするものです。しかし、これは大根の栽培中の環境で起こる青あざ症というもので、少し固くて苦味がありますが食べたとしても問題ありません。
円の外側に黒い筋がある
有機栽培を続けていると、こんな大根が多くなってくる。切り口に何やら黒い筋が…。味には関係ないけど、見た目に悪い。これはバクテリア病で、野菜クズを堆肥として使うと起こりやすい。「バイオダルマ菌」などの有効微生物素材を土に施すといい。 pic.twitter.com/2NVhcYGG
— 光田 重幸 (@greenpal31) November 13, 2011
土壌伝染病の黒点病の症状で、外観上では見分けることはできないそうです。しかし、これは味に影響はなく食べても問題ありません。白い大根に黒い筋が入っていると目立って見かけが良くないので、気になる方は黒い筋の部分を取り除いて料理に使用しましょう。
断面が透明っぽい黒
ちょ、大根切ったら断面が青黒いwww
— ダッチャス (@da_da_dattsu) November 14, 2018
調べたら水晶現象って言うらしい、食べるのも何ら問題ないらしいけど焦ったわwww pic.twitter.com/ASodHfpkWf
切り口が透明または透明がかった黒になっていた場合は、保存時の温度変化による水晶現象が起こっています。特に真冬の寒暖差が激しい環境で保存した場合に多く見られる現象です。食べても問題ありませんが、生で食べると味に少し雑味が入るので、火を通した料理に使用するのが良いでしょう。加熱すると黒っぽさが消えて普通の透明色に戻ります。
また、購入した時点で切り口がすでに透明になっている場合もありますが、食べることができます。透明や透明がかった黒に変色させないためにも、購入したらすぐに冷蔵庫で保管しましょう。
大根のカビや腐った時の対処法・予防法
大根がカビたり腐っていることを確認したら、どのようにしたら良いでしょうか?ここではそんな時の対処法と大根が痛むのを予防する方法を解説します。
対処法
大根は95%が水分でできているためカビが生えやすく、そこから傷みが進んでいきます。すでに腐っていると判断したら速やかに廃棄しましょう。状況によっては手で持てないくらいブヨブヨになっていたり、部屋中に漂う程の異臭を放つことがあります。ここでいくつかの対処法のポイントを見てみましょう。
新聞紙に包んで袋で縛って早急に捨てる
腐ってしまった大根をいつまでも家に置いておいても、傷みが進むだけなので保存しておく必要はありません。腐った臭いが漏れないように新聞紙に包みポリ袋などに入れて、しっかり口を縛って捨てましょう。
カビや腐ったものは絶対に食べない
カビの毒は液体なので餅のようにその部分を取り除いても
駄目なんです。
カビが出来た時点で全体に広がっています。
野菜であろうが果物であろうが食べないのが賢明です。
すでに茶色に変色して腐っているのに、まだ白くて食べれそうな部分だけを食べようと考える方もいるかもしれません。しかし、それは食中毒になる可能性があり大変危険です。大根が茶色に変色したり黒カビが生えてしまった場合は、絶対に食べないようにして下さい。
予防法
仕事前に大根とみょうがをお買い物して来た♪ 今晩はこれ1本を豪快におろして冷凍保存、みょうがも刻んで同じく冷凍保存しる予定!(^^)v pic.twitter.com/ZeETs8VI
— Boss@Archrival (@ArchrivalJP) June 6, 2012
大根の賞味期限は保存方法によって大きく変わってきます。常温保存で夏場は約1週間、冬場は約1ヶ月が目安です。ここでは少しでも長く良い状態で保存することができる方法を解説します。
キッチンペーパーを使用
大根は皮を剥かずにそのままキッチンペーパーで1~2周包むように巻き付けて、ビニール袋に入れます。冷蔵庫の野菜室で土に埋まっていた時と同じように立てて保存しましょう。キッチンペーパーが湿ってきたら、新しいものに替えてあげると大根がクタクタになりません。
葉っぱを切る
大根に含まれる栄養成分は、主に葉に吸収されるという性質があります。葉が付いたまま保存しておくと、日が経つごとにだんだん葉に栄養を奪われていき、大根の栄養価が低下すると共にシワシワになり傷み始めるのが早いです。
保存する時は大根の葉の根元を2cmほど残してカットすると、より新鮮な状態を保つことができます。大根の葉は炒め物やふりかけにしても、美味しく食べることができるので捨てずに再利用すると良いでしょう。
冷凍で保存する
大根は冷凍保存をすれば、傷むことも茶色に変色することもないので安心です。すぐに食べきれない場合は冷凍保存が最適でしょう。
大根を冷凍する時のポイントは、そのまま一本冷凍するのではなく大根おろしにしたり、皮を剥いて短冊切り・イチョウ切り・輪切り等にカットすることです。ちなみに大根の葉も細かく刻んで冷凍保存することができます。冷凍保存をすれば約1ヶ月は日持ちするので、いろいろな料理に活用することができて便利です。
大根のカビ・腐った時まとめ
大根がカビたり腐るとどうなるのか、見た目やにおいから見分ける方法を解説してきました。まとめると、茶色に変色したり黒いカビが生えた場合、刺激臭を伴う臭いや手で触ってブヨブヨした場合は腐っていると見分けることができます。
大根はいろいろな料理に合う美味しい野菜です。保存方法によって傷み具合が違うことも分かったので、上手に保存して腐る前に使い切りましょう。