ホッピーはどのような味?種類別の味を解説!おすすめの飲み方も

ホッピーの味について解説します。ホッピーには白・赤・黒と種類がありますが、初心者にとっては違いが分からず、どれを注文してよいのか戸惑ってしまうことでしょう。本記事では種類別の味の説明と、居酒屋などでの頼み方やおすすめの飲み方を紹介します。

ホッピーはどのような味?種類別の味を解説!おすすめの飲み方ものイメージ

目次

  1. 1ホッピーとは?
  2. 2ホッピーの種類別の味の特徴
  3. 3ホッピー初心者向けに飲み方を伝授する
  4. 4ホッピーの飲み方をアレンジする
  5. 5ホッピーの味に関する口コミ
  6. 6ホッピーの種類別の味・飲み方まとめ

ホッピーとは?

関東では有名な飲み物ですが、関西ではほとんど見かけない飲み物です。ホッピーについて知らない人や名前しか聞いたことのない人のために、まずは基本的なことを紹介します。

ホッピーはどんな飲み物?

ホッピーとは、ホッピービバレッジ社が70年以上前に発売したビアテイスト飲料のことです。戦後ビールは高価な飲み物として市場に出回っていましたが、高価な飲み物だったため気軽に庶民が購入することができませんでした。そこで生まれたのがこのホッピーです。

市場に出回っている、質の良くないまずいお酒を割っても美味しく楽しめるように開発されたのがホッピーです。発売してから、ビールよりも安く酔えるということで瞬く間に庶民の間で広がり人気になりました。今では居酒屋でも人気のメニューとなっています。

ホップーのアルコール度数は約0.8%です。全く0.00%ではないので全くのノンアルコール飲料ではないですが、ほぼノンアルコールに近い飲料です。アルコールが苦手な人でもビール感覚で飲むことができます。また、割るお酒の量を調節することでアルコールの度数も調節できるのも人気の一つです。

ホッピーの味は?

気になる味ですが、製造方法がビールと一緒なので味もほぼビールと同じ味です。飲みやすく、ビールほど苦みがないのが特徴です。ビールの苦みが苦手な人にも苦みが少なく飲みやすいと人気です。軽い苦みと風味が日本人の舌にも合っていたことがヒットした要因となっています。

ホッピーはビールより健康的⁉

ホッピーは、低カロリー・低糖質・プリン体ゼロのビアテイスト飲料です。そして、アルコール度数も低くほぼノンアルコールなので、女性や健康に気をつけている人にはおすすめの飲み物です。

プリン体を大量に摂取すると、痛風や高尿酸血症などの病気になると言われています。ビールにはプリン体が含まれている為、飲み過ぎると将来的に病気になる確率が高いと言われています。プリン体がゼロなので、痛風や高尿酸血症が気になる人には嬉しいです。

また、ビールはカロリーも高いので中性脂肪も付きやすくなります。また、カロリーも11kcalとビールの4分の1程度です。ビールのプリン体やカロリーが気になる人にはおすすめのビアテイスト飲料です。

関西でもホッピーを提供する店が増加?

ホッピーは当初関東圏内を中心に販売していた商品だったため、関西圏ではあまり知られていませんでした。なので関西の人にとっては「ホッピーはまずいや怖くて飲めない飲み物」というイメージが強かったのだとか。しかし最近では関西でもホッピーを提供するお店が増えたとか。とは言っても、関東と比べるとまだまだ提供する店舗は少ない様です。

ホッピーが飲めるお店は現在東京都内で約2350店舗、関西だと約120店舗です。そのうち大阪市内が約40店舗ほどを占めています。関西ではまだまだマイナーなホッピーですが、確実にファンを増やしているのも事実です。

ホッピーの種類別の味の特徴

種類は3種類あります。白と黒と赤の3種類で、業務用と一般用を合わせると5種類の瓶で販売しています。白・黒・赤それぞれ味が違うので、味の特徴を紹介します。

ホッピーの種類①白ホッピー

白ホッピーは昔っから流通している一般的なホッピーのことを言います。すっきりとして飽きがこない味わいで、長年に渡り愛されています。白は業務用として販売されている商品です。瓶は昔っぽさを感じさせるシンプルなデザインで、茶色の瓶に白のロゴになっています。

ホッピーの種類②黒ホッピー

ビールに黒があるようにホッピーにも黒があり、居酒屋では黒と呼ばれています。黒ホッピーは4種類の麦芽をブレンドし作られていて、香ばしさと苦み、そしてまろやかな甘みもある奥深い味わいが特徴のホッピーです。ベテランになると白や赤よりこの黒を好むといった傾向があると言われています。

黒も業務用として販売されている商品で、見た目も白と変わらない茶色の瓶に白のロゴです。見分け方としては王冠に注目してください。白の王冠は赤色ですが、黒はシルバーの王冠となっています。

ホッピーの種類③赤ホッピー

赤ホッピーは、メーカー商品名は55ホッピーと呼ばれています。赤は、ホッピーの中でもレアな種類になります。赤は、ホッピー発売55周年を記念して発売されたビアテイスト飲料です。

麦芽使用率100%・海洋深層水を一部使用しています。醸造時間は通常の倍かけてます。ビールに一番近い味に仕上げていて、2013年度モンドセレクション銀賞を受賞しています。麦芽のコクとホップの爽やかな香りが特徴です。赤は、なかなか取扱店が少ない貴重なので、見かけたら試してみてください。

瓶のデザインも、少しおしゃれなデザインになっています。なかなか手に入らないですが、ネットなどで売られていることもあるので、気になる方はネットで買うのも一つの手です。容量は330mlになります。

ホッピーの種類④その他

通常販売されているホッピーは、白ホッピーと黒ホッピーと赤ホッピーの3種類です。ただ、種類としてホッピー330とホッピーブラックと言う種類があります。この種類は、一般家庭用に売られているものになります。

ホッピー330が白で、ホッピーブラックが黒と同じ味になります。名称と瓶の容量が違うだけで味は一緒です。また、居酒屋で提供している瓶は普通の一般用では販売してません。ただし、業務用酒店などで取り扱っているのでそういうところで入手することは可能です。一般用の瓶の容量は、330mlになります。

ホッピー初心者向けに飲み方を伝授する

初心者向けの、一般的な基本の飲み方を紹介します。また、居酒屋で頼むときのメニューの見方も少し独特になります。頼み方も一緒に説明します。

ホッピーの基本の飲み方は「三冷」

ホッピーで最も基本的な飲み方である三冷ホッピーです。この三冷ホッピーはホッピービバレッジが推奨する飲み方で、一番美味しくホッピーを楽します。初心者の方はまず三冷ホッピーからチャレンジしてみましょう。

三冷ホッピーの作り方は至ってシンプルです。ジョッキを冷凍庫で凍らせて、冷えたホッピーと焼酎を注ぐだけと実に簡単です。これならどんな初心者でも自宅で作ることができるでしょう。暑い夏の季節などに最高の飲み方です。

この三冷ホッピーは、当然ですが居酒屋でも飲むことができます。ですが、提供している居酒屋が限られているので、どのお店でも飲めるわけではありません。

居酒屋のホッピーの飲み方

初心者の言葉としてよく耳にするのが、居酒屋でのホッピーの頼み方がわからないという意見です。居酒屋で、ホッピーのメニューを見るとと言う用語を見かけます。この用語が、初心者にはハードルが高いと思わせている要因となっているのです。

まず、初めに居酒屋でホッピーを頼む際はセットで頼みます。メニューに白と黒がある場合は、白ホッピーか黒ホッピーかも合わせて注文します。メニューにある中と外は、2杯目の注文から使います。

セットで頼むと、焼酎と氷が入ったジョッキ又はグラスと瓶に入ったホッピーがきます。自分でジョッキにホッピーを注いで濃さを調整します。大体、1瓶で2杯・3杯飲める量です。濃さを自分で調整できるので、先に焼酎がなくなったりホッピーがなくなったりと、人によってバラつきが出てきます。

なので、次に頼むときに中と外の注文方法が役立ちます。中はジョッキの中に入った焼酎と氷のことで、外はホッピーのことを指しています。居酒屋によってはおかわりなどの別の呼び名があったりしますが、基本的には中と外も通じるので、覚えておくと良いでしょう。初心者でもこの用語の意味さえ押さえておけば頼むときに迷うことはありません。

ホッピーハーフ&ハーフ

ホッピーにもハーフ&ハーフというメニューがあります。生ビールでもあるメニューですが、内容もほぼ一緒で、白ホッピーと黒ホッピーを1対1で割った飲み方です。こちらもシンプルな作り方なので、初心者でも自宅で簡単に飲むことができます。

シャリキンホッピー

シャリキンホッピーとは、ジョッキと焼酎を冷凍庫でシャリシャリのシャーベット状に凍らせた飲み方です。凍結した焼酎が氷の代わりとなり、冷たくて濃厚なホッピーを楽しめます。暑い季節に最適な飲み方で、三冷ホッピーよりも更に冷たく美味しく頂けます。夏の仕事帰りの1杯などには最高の飲み物と言えるでしょう。

普段氷入りで飲んでいると時間とともに氷が溶けて最後の方は薄まっているのですが、シャリキンホッピーは薄まることがないので、最後までアルコール度数が変わらず飲めます。

よってこの飲み方で頂く時は、ホッピーの量でアルコール量を調整して飲んでください。アルコール度数を調整しないといつもよりも酔いが早く回るので、初心者の人やお酒に弱い人は注意してください。

生ホッピー

関東の限られた居酒屋では、生ホッピーを提供している居酒屋があります。かなり貴重なので、生ホッピーを見かけたらぜひとも飲んでみてください!これまで味わったことがない格別のホッピーを堪能することができます。

この生ホッピーは、生ビール同様に樽に入ったホッピーをサーバーで注ぐタイプです。生ホッピーなので、もちろん瓶に入っているホッピーとも味が違います。生ビールと同様に楽しめるので、ホッピーの中でも極めて人気が高いです。ただ、レアである故になかなか巡り会えないのが残念なところであります。

ホッピーの飲み方をアレンジする

一般的な三冷やハーフ&ハーフ以外にも色々な飲み方のアレンジがあり、自宅でも簡単に愉しむことができるアレンジも少なくありません、ここではホッピーをアレンジした飲み方をいくつか紹介します。

ウメッピー

ウメッピーは名前の通り梅酒で割ったカクテルです。梅酒の甘い味と白ホッピーのスッキリとした味が、女性を中心に人気を集めています。麦芽特有の苦みが苦手な人でも、梅酒で割ることによって飲むことができる様になります。割りと居酒屋でもよく見かけるメニューの1つです。

コーラで割ってディーゼル風

コーラで割るとちょっと大人な味のコーラが楽しめます。特に黒ホッピーとの相性がピッタリなので、黒ホッピーで割るのがおすすめです。また、レモンを絞るとさわやかな味に変わります。これなら初心者でも気軽に手を出すことができるでしょう。

トマトで割ったレッドアイ風

トマトで割るレッドアイ風も人気です。ただしそトマトジュースだとお酒が入っていないので、割る場合はトマトリキュールで割ってください。トマトの酸味と白ホッピーのスッキリとした味わいがさわやかなカクテルです。

ジンホッピー

ジンビールというカクテルがありますが、こちらをホッピーで再現したのがこのカクテルです。焼酎で割るとちょっと甘みがある味わいですが、ジンで割ることによって引き締まった味わいへと早変わりします。

ジンの爽やかな味と白ホッピーのすっきりとした苦みのある味が、ちょっと大人な風味を感じさせます。ただし、ジンは度数が強いお酒ですので飲むときは注意してください。

ワインで割ってスパークリングワイン風

白ワインと割るカクテルです。白ワインと割ると炭酸が微妙に効いて、まるでスパークリングワインのような味わいになります。白・黒・赤とそれぞれの特徴の苦みや甘みなどを生かしてお好みのスパークリングワインを作ることもできます。

ビールの味が苦手な人でも、スパークリングワインなら楽しめながら飲むことができおすすめです。自宅でスパークリングワイン風を楽しみたいときなど試してみてください。

ホッピーの味に関する口コミ

口コミを見ると、仕事帰りに居酒屋や自宅問わず楽しんでいる人たちが多いです。関西の人でも、ファンの人たちが多く出張やわざわざ飲みに来るために東京に来ている人もいます。

関東以外には、黒が置いてあるお店が少ないのでしょうか?黒を目当てに東京に来たという口コミもありました。そしてビールと同様、焼き鳥や揚げ物系のこってりした料理と一緒に飲んでいる人たちが目立ちます。また、休肝日としてビールやお酒の代わりに楽しんでいる人もいました。

ホッピーの種類別の味・飲み方まとめ

ホッピーは、ホッピービバレッジ社が庶民のために作ったビアテイスト飲料です。70年以上も長い歴史の中で、人々に愛され続けて居酒屋などで飲まれています。関東地区では昔から慣れ親しまれた飲み物ですが、最近では関西地区の居酒屋でも提供するお店が増えてきました。

通常の白や黒の他にも、なかなか手に入りにくい赤や関東でしか飲むことのできない生など、さまざまな種類のホッピーが存在します。基本的な飲み方である三冷の他にも、さまざまなスタイルで味わえるますし、そこがまたホッピーの魅力の一つでもあります。初心者にも敷居が低いお酒なので、見かけたらぜひホッピーを味わってみてください!

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