焼酎の栄養と効果効能まとめ!芋焼酎は体に良い?健康的なのか解説

焼酎の栄養と効果効能について解説します。芋焼酎が体に良いというのは本当なのか、焼酎の栄養に健康になる効果があるのかを解説します。焼酎の栄養成分やカロリー、芋焼酎の意外な効果などを詳しく見てみましょう。

焼酎の栄養と効果効能まとめ!芋焼酎は体に良い?健康的なのか解説のイメージ

目次

  1. 1 焼酎は栄養のある体に良いお酒?
  2. 2焼酎の栄養成分とカロリー
  3. 3焼酎の栄養による健康への効果効能
  4. 4焼酎の健康的な飲み方
  5. 5焼酎は栄養のある体に良いお酒

焼酎は栄養のある体に良いお酒?

焼酎のイメージ画像

焼酎は、芋・米など種類が多く、昔から日本人に馴染みのあるお酒です。しかし、お酒というイメージから「体に悪そう」と思われがちです。実は、焼酎は栄養があり、体に良いお酒です。体を冷やしにくく、特に女性にはオススメしたいお酒、といわれています。一体どんなところがオススメでしょう?

そこで、焼酎と芋焼酎の栄養や効果効能をまとめてみました。栄養成分や効果効能を知って、賢く美味しく飲みましょう。

焼酎の栄養成分とカロリー

焼酎の栄養成分

焼酎の栄養成分とカロリー(100mlあたり)
焼酎(100ml)の栄養成分 栄養数値
エネルギー 196kcal
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 0g

甲類焼酎100mlの栄養成分とカロリーです。焼酎は、甲類・乙類・混和に分類され、連続式蒸留機で作られたものを甲類、単式蒸留機により作られたものを乙類(本格焼酎)と呼び、両方を組み合わせたものが、混和です。

甲類は糖蜜やとうもろこしを原料とし、乙類の原料となるのは、芋や麦・米といった穀類が多いです。原材料によって若干異なるものもありますが、カロリー数値は100mlで196kcalという数値が出ます。

しかし、焼酎の栄養成分であるたんぱく質・脂質・炭水化物は0gです。焼酎の栄養成分について分かったところで、続いてはカロリーについて詳しく見てみましょう。

焼酎のカロリー

焼酎は100mlで約196kcalです。アルコール度数は若干高めの15~30%ぐらいが平均です。生産過程でアルコール度数を強めにしてあるので、焼酎は日本酒に比べてアルコール度数は高めです。少量でも酔っぱらってしまう事も少なくないので、注意が必要です。

アルコールのカロリーは、食べ物のカロリーとは異なります。体に蓄積する栄養成分などを含まない、といわれています。このことからアルコールのカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれています。エンプティとは「空っぽ」といった意味を表します。

しかし、焼酎の飲み方には水割り・ソーダ割り・ジュース割り・お茶割り・ロックなどがあります。割ることで焼酎は飲みやすくなる分摂取カロリーも増えやすいです。健康面や栄養面考えると、純粋に水割りやお茶割り・ロックを選ぶのが、賢いです。

代表的な焼酎の栄養成分とカロリー

代表的な焼酎の栄養成分とカロリー(100mlあたり)
商品名 アルコール分 エネルギー たんぱく質 食塩相当量
極上<宝焼酎>25° 25% 139kcal 0g 0~0.02g 糖質0g
宝焼酎35° 35% 195kcal 0g 0~0.02g 糖質0g
宝焼酎20° 20% 111kcal 0g 0~0.02g 糖質0g
純 35° 35% 195kcal 0g 0~0.02g 糖質0g

代表的な焼酎100mlあたりの栄養成分とカロリーをまとめました。原材料に関しては、ほとんど違いはありません。有名酒造メーカーの商品を見ても、焼酎の栄養成分における部分は、種類によって多少異なる点が分かります。

また、焼酎の栄養成分はビールやワインに比べてプリン体が少なく糖質は0gです。飲み方次第で、上手にカロリー摂取を抑えることができます。

焼酎の栄養による健康への効果効能

血栓症・心筋梗塞・脳梗塞の予防

アルコールにはプラスミンを増やす力があると言われており、その中でも芋焼酎には特に多くのプラスミンを増やす能力があるという実験結果が出ているようです。

 

血栓症・心筋梗塞・脳梗塞は、血液がドロドロの状態で血管に血が詰まることによって起こる病気です。血管が詰まることで高血圧にもなり、様々な病気を引き起こす原因にもなります。

焼酎に含まれている栄養成分の1つであるアルコールには、プラスミンと呼ばれている酵素を増やす効果があります。特に焼酎には多くプラスミンが含まれていることが研究で発見されました。

なかでも芋焼酎は、プラスミンの他にt-PAとウロキナーゼの分泌の活性を高めることが実験で分かっています。これらは、血栓を除去する働きがあり、血栓症・心筋梗塞・脳梗塞の予防に有効的である、と考えられています。

善玉コレステロールを増やす

コレステロールには、HDLコレステロール(善玉コレステロール)とLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の2種類があります。善玉コレステロールが少なすぎる場合や中性脂肪が多すぎる場合は、コレステロール値が極端に高いと動脈硬化の原因になり、血栓ができやすくなります。

また、血液中の脂質の異常があっても自覚症状がない場合がほとんどです。放置すると、血管の壁に血液中のコレステロールが付着して動脈硬化が進行します。そして、心筋梗塞、脳梗塞、下肢の動脈閉塞など命に関わる病気や日常生活に支障をきたす病気になる確率が高くなります。

焼酎には善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減少させる効果があります。この効果は血管内に脂肪を付きにくくし、動脈硬化を予防する効能があります

芋焼酎はリラックス効果も

焼酎の匂いを嗅ぐ着物の女性の画像

焼酎の中でも芋にはリラックス効果があると言われています。芋焼酎の香りの成分には「リナロール」という成分が含まれています。バラやラベンダーなどの香りを構成する成分で、アロマテラピーでは抗不安や鎮痛への、効果効能があります。

アロマテラピーのように、芋焼酎をお湯と一緒に火にかけて香りを広げることで、リラックス効果を得られることが、できます。眠れない夜に香りを嗅ぐことでぐっすり眠れる効能もあるので、オススメです。

焼酎の健康的な飲み方

お湯で割って飲むと効果的

焼酎のお湯割りを注いでいる画像

冷え冷えの焼酎を一気に飲みたいところですが、冷酒は一気に飲めてしまうことや、酔いの回りが早いことから健康的な飲み方とは、いえません。栄養面でも期待できる焼酎の飲み方は、お湯で割って飲むことが効果的です。お湯割りは、胃や腸など体を冷やさない飲み方です。胃や腸を疲れさせずに、ゆっくりと酔いが回ります。

さらに、お湯割りは冷えを大敵とする女性にも優しい飲み物です。ダイエットだけではなく生理不順や浮腫み、便秘や肌荒れなど女性に嬉しい体質改善の効果効能も期待できます。女性の方は特に焼酎のお湯割りを飲んでみては、いかがでしょう。

休肝日を作って飲みすぎない

焼酎ロックとおつまみの画像

焼酎を健康的に賢く飲むには、1週間に1日「休肝日」を設けましょう。休肝日とはお酒類を一切飲まない日です。健康的と言われている焼酎ですが、飲み方や栄養成分でもアルコールは、胃に負担がかかります。

また、休肝日を作ることはアルコール依存症を防ぐことにも繋がります。お酒が強い人だと毎日飲んでいるうちに、飲まずにはいられなくなりその結果アルコール依存症になってしまう危険性があります。

しかし、自分自身で休肝日を決めることで、「今日は自分の意思で飲酒をしない」という気持ちを自己確認できます。そのため、休肝日を設けて節度ある飲酒を心掛けることが大切です。

焼酎と一緒に食べると良いもの

食べ物が胃に入っていると、アルコールの吸収は緩やかになり、肝臓の負担も少なくなります。ただ、食べすぎには要注意。

食べ物が胃に入っていると、アルコールのみのときよりも、アルコールの吸収は緩やかになる傾向があります。酔いが回る速さや肝臓への負担も軽減されます。そのため、焼酎を飲むときには一緒に食べ物を口にすることがオススメです。しかし、ご飯やラーメンなど炭水化物や脂質といった栄養価が高いものを一緒に食べるのは、かえって逆効果です。

一緒に食べると良いものは、胃の粘膜を守ってくれる効能があるチーズもおつまみには、ベストな食べ物です。1切れ用意しとくだけでも、胃の粘膜の保護に役立ってくれます。

また、アルコールを分解する肝臓にはたんぱく質が必要ですので、肉や魚、大豆などたんぱく質の豊富な食べ物をおつまみに選ぶと、良いでしょう。ダイエット中の方は、シラスとおろし大根を合わせたシラス大根・湯豆腐・枝豆がオススメです。

焼酎は栄養のある体に良いお酒

グラスに注がれた焼酎と焼酎の瓶

焼酎の栄養成分や効果効能について紹介しました。お酒といっても健康を害する飲み物ではありません。適量を上手に飲むことで栄養成分の効果が発揮され、善玉コレステロールが増やせたり、血栓症・心筋梗塞・脳梗塞の予防などが期待できます。過剰な飲酒は控え、健康的に賢く自分に合った焼酎の飲み方を探してみましょう。

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