焼酎は低カロリー?太る?糖質が0で糖質制限ダイエット向き!
焼酎はカロリーや糖質が低いと話題のお酒です。ダイエット中でも安心して飲むことができると人気です。醸造酒と比較して製造工程で糖質をすべて排除する蒸留酒は糖質がゼロです。糖質制限ダイエット中におすすめのお酒です。焼酎のカロリーや糖質について紹介します。お酒で太る要因はお酒自体よりもおつまみにあります。低いカロリーやゼロ糖質でもおつまみでカロリー過多になり太ることもあります。焼酎に合わせるおすすめの太らないおつまみのセレクト方法も紹介します。
目次
焼酎のカロリーや糖質は低い?太る理由はある?
忘年会や新年会、送別会や新年会など一年の中でお酒を飲む機会はたくさんあります。お酒は太るからと普段から飲まない人も付き合いで飲むこともあります。お酒にも種類があります。ビールやワイン、日本酒、焼酎、ウィスキーなどです。その中で焼酎は太らないお酒と話題になっています。
太らないと人気の焼酎のカロリーや糖質について紹介します。一言で焼酎といっても種類があります。また焼酎を飲んでも無条件で太らないとは言いきれません。焼酎を飲んでも太る理由などについても紹介します。
焼酎の種類は2種類
無意識に飲んでいる焼酎ですが、大きく二種類に分類できることを知っていますか?焼酎は焼酎甲類と焼酎乙類に分類されます。1949年に焼酎甲類と焼酎乙類に分類され始め、今でもこの分類方法は健在です。焼酎甲類と焼酎乙類は原料や製造方法が異なります。
焼酎甲類
歴史的には、焼酎甲類は焼酎乙類より後に登場した焼酎です。そのため新式焼酎とも呼ばれるのが焼酎甲類です。伝統的な焼酎は焼酎乙類に区分されます。そして焼酎甲類は焼酎乙類と比べ、連続式蒸留機で蒸留する製造工程に違いがあります。
焼酎は醪を原材料に蒸発、分縮、還流の作用によって高純度のアルコールを取り出す製造です。蒸留工程に仕組みが複雑でこれを連続して何回も繰り返すことで無色透明でピュアな焼酎が完成します。
焼酎甲類はクセがないため、焼酎をサワーとして飲む方法に適しています。またアルコール度数は36%未満と決められているのも焼酎甲類の特徴です。
焼酎乙類
焼酎乙類は焼酎甲類の新式焼酎に対して旧式焼酎とも呼ばれます。昔からある伝統的な焼酎が焼酎乙類に該当します。地酒など日本各地で製造している本格焼酎が焼酎乙類です。蒸留は単式蒸留機で行われるのが特徴です。蒸留の仕組みはとてもシンプルでアルコール以外のうまみ成分も一緒に引き出されます。
逆にこのうまみ成分がそれぞれの焼酎を特徴づけることになり、各地の焼酎で異なった味を楽しむことができる理由でもあります。原材料は様々で米、麦、さつまいも、そば、黒糖などを利用しています。ロックやお湯割りで焼酎本来の味を楽しむことができます。アルコール度数は45%以下と定められています。
焼酎のカロリー
焼酎のカロリーは、焼酎甲類と焼酎乙類とで異なります。焼酎はストレートで飲むことが少なく割って飲むため、カロリーはその分減ったり増えたりします。他のお酒と比較するとカロリーは低いわけではありませんが、割って飲むことを考慮すれば、比較的低カロリーで飲むことができます。
焼酎甲類
焼酎のカロリーは焼酎甲類と焼酎乙類では異なります。製造工程が異なるため、カロリーにも差が出ます。焼酎甲類のカロリーは100gあたり206kcalです。焼酎甲類は純度の高いアルコールを生成するのが特徴であるため、カロリーは焼酎乙類と比較すると高くなります。
206kcalは焼酎甲類をストレートで飲んだ時のカロリーです。焼酎甲類は通常、炭酸やジュース、お茶などで割って飲むため、カロリーは混合する飲み物によって異なります。仮に50対50で割った場合、ゼロカロリーの飲みもので割れば、カロリーは半分になり、カロリーが高い飲み物で割れば、その分加算されます。
焼酎乙類
焼酎乙類のカロリーは100gあたり146kcalです。焼酎甲類と比較するとカロリーは低いのが特徴です。ただ焼酎乙類はロックやストレート、お湯割りなどで飲むことが多く、あまり割らずに飲むケースが多い焼酎です。そのため摂取カロリーは、ソフトドリンクで割った焼酎甲類よりも高くなる可能性もあります。
ただ、焼酎乙類はじっくり味わって焼酎の味を楽しむお酒ですので、焼酎甲類のように杯数を重ねることが少なく、一回のお酒の席をトータルするとカロリー摂取量は低いことが多くなります。
その他のお酒とのカロリー比較
参考までに他のお酒のカロリーも紹介します。100gあたりのカロリー換算ですが、ビールが40kcal、ワインが73kcal、梅酒が156kcal、日本酒が103kcal、ウィスキーが237kcal、ブランデーが237kcalです。ビールは単純比較ではカロリーが低いように見えますが、割らずにストレートで飲むことを考えると高カロリーです。ウィスキーやブランデーは割れば低いカロリーで済みます。
焼酎の糖質
焼酎の糖質は低いにとどまらずゼロです。これは焼酎の製造工程が蒸留酒であるためです。製造工程の中で糖質はすべて排除される仕組みです。また焼酎はプリン体も少なく痛風を懸念している人にも有効です。
焼酎は糖質0?
焼酎の糖質はゼロです。これは焼酎甲類、焼酎乙類ともに同じです。全く糖質が入っていないお酒です。その理由は蒸留酒だからです。製造工程で蒸発、分縮、還流の工程の流れでアルコールを取り出します。そのため製造過程で糖質は一切排除されるのが焼酎の特徴です。
プリン体も少ない
お酒を飲むときに気にするのはカロリーや糖質だけではありません。プリン体も気になります。ダイエットをしている人でなくても痛風の要因になるプリン体の状況は誰もが気にします。
プリン体が多く含まれているお酒であるビールは、100g中4.35~6.86mgのプリン体が含まれています。これに対して焼酎は0.03mgです。ビールと比較するとほとんどプリン体はないといっても過言ではありません。
プリン体は飲み物だけでなく食べ物にも入っています。居酒屋メニューにはプリン体が多いものばかりです。一日の摂取目安は400mgと言われており、ビール中心にするとすぐにオーバーしてしまいますが、焼酎なら範囲内に収めることも可能です。
醸造酒と蒸留酒は何が違う?
お酒の製造方法は大きく分類して醸造酒、蒸留酒、混成酒の三種類あります。ビールなどに代表される醸造酒、焼酎などに代表される蒸留酒、そして梅酒やリキュールなどに代表される混成酒です。焼酎は蒸留酒で製造されています。
焼酎は蒸留酒
お酒はアルコールを原料を発酵させて抽出しています。この醸造したアルコールをさらに蒸留して作ったのが蒸留酒です。醸造酒よりもう一工程多いのが蒸留酒の特徴です。蒸留酒には焼酎をはじめとしてブランデーやウィスキー、ウォッカ、ジン、テキーラなどがあります。
お酒を加熱して冷却して製造するためアルコール度数は必然的に高くなります。醸造酒であるビールを蒸留すると蒸留酒であるウィスキー、ワインを蒸留するとブランデーになります。
醸造酒とは?
醸造酒はビールやワイン、日本酒、紹興酒などです。醸造酒は原材料をアルコール発酵させるのが製造工程です。醸造酒のアルコール度数は低いのが特徴で、高くても20度以内です。大麦を発酵させればビール、ぶどうを発酵させればワイン、米を発酵させれば日本酒になります。
焼酎がダイエットに良い理由
焼酎はカロリーはありますが、エンプティカロリーです。また糖質もゼロであるためダイエットに向いているお酒であると話題です。また焼酎ならではのダイエット効果も持っているため、ダイエット中にお酒を飲むのであれば、焼酎がおすすめです。
悪玉コレステロールを減らす
本格焼酎には血栓を予防する効果があります。血栓は動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など命にかかわる病気の原因になります。悪玉コレステロールは血管や細胞に付着して血液をドロドロの状態にし動脈硬化の原因を作り出します。本格焼酎には善玉コレステロールを増やす働きがあるため動脈硬化を予防できます。
脳梗塞、心筋梗塞などはウロキナーゼという酵素を利用して血栓を溶かします。本格焼酎にはこのウロキナーゼが多く含まれており、血栓ができることを未然に予防してくれます。
代謝がアップする
アルコール飲料に含まれるカロリーはエンプティカロリーです。栄養素が全く入っていないカロリーであることを意味していますが、このエンプティカロリーは他のカロリーに先立ち優先的に代謝される効果を持っています。焼酎も代謝がされやすいカロリーであるためダイエット効果があります。
同時に糖質がゼロであるため、他の食べ物などで摂取した糖質や脂質を中心に代謝を行います。そのため焼酎を飲むことで代謝だけを効率的に高めることができます。
焼酎の太らない飲み方
焼酎は何でも太らないという訳ではありません。割って飲む機会の多い焼酎は割るソフトドリンクの種類にも注意が必要です。また、善玉コレステロールが多く含まれている本格焼酎の乙類の焼酎を飲むこともダイエットにはおすすめです。
焼酎乙類を飲む
焼酎は太らない効果があると話題にお酒です。しかし太らない飲み方にはコツがあります。まず焼酎乙類をセレクトすることです。焼酎甲類は割って飲むことを前提にしているため、ソフトドリンクのカロリーが上乗せされます。せっかく低カロリーの焼酎でも効果が半減してしまいます。
焼酎乙類は焼酎の味を楽しむためお湯割りやロックで飲みます。焼酎甲類よりもカロリーが低いことに加えて、他のカロリー摂取の心配もいりません。焼酎乙類を飲むのが太らない飲み方のコツです。
おつまみのカロリーに注意
焼酎乙類を飲んでもおつまみを食べ過ぎればカロリー過多になり、太る要因になります。太らないようにするためには上手なおつまみの食べ方をするのがポイントです。一般的な居酒屋メニューは油分が多くこってりとした味付けであるため太る要因になります。
魚やナッツ類、サラダ、豆腐などのおつまみをセレクトするのが太らないようにするコツです。カロリーに注意しながら代謝を高める肉類も少し食べるのも太らない方法です。最近の居酒屋ではメニューにカロリーも記載しているケースが多いため、カロリー計算をしながら食べるのが太らないようにするポイントです。
割る場合は低カロリーのものを
焼酎甲類は割って飲む焼酎です。しかし割るドリンクの種類によってはカロリー過多になり太る要因にもなります。コーラやソフトドリンクで割ると焼酎のカロリーを上回る結果になってしまいダイエット効果は見込めません。そのためお茶や炭酸水など低カロリーな飲み物で割るのが太らないコツです。
糖分の多いドリンクは糖質も高くなるため糖質ゼロの効果を維持できるようなドリンクをセレクトするのが太らない為の方法です。ウーロンハイや焼酎ハイボールがダイエット中にはおすすめの飲み方です。
焼酎はおつまみで太る!ダイエット中のおすすめおつまみ
焼酎に限らずカロリーや糖質が低いお酒でもおつまみのセレクト次第では太る要因になります。低カロリー、低糖質のおつまみをセレクトするのがベストです。
枝豆
出典: https://tenki.jp
枝豆はダイエット中におすすめのおつまみです。カロリーが低く、栄養成分が豊富に含まれており健康維持にも効果があります。茹でた枝豆のカロリーは100gあたり135kcalです。糖質は約11gです。
枝豆は肝機能を助ける働きを持つメチオニンが含まれています。アルコールの分解に活躍する肝機能を向上させることから飲みすぎやに二日酔いの防止にも役立ちます。肝機能が高まると代謝効率も向上するため、脂肪になりにくく太ることを避けらるのもおすすめ理由です。
きゅうり
きゅうりはお酒のおつまみにおすすめな野菜です。低カロリー、低糖質で太ることを懸念している人におすすめのおつまみです。きゅうりのカロリーは漬物にした状態で100gあたり14kcal、糖質はわずか2gです。100gも食べることはないため実質的な摂取カロリーや糖質はほとんどゼロです。
きゅうり単体だけでなく和え物にしても低カロリー、低糖質です。きゅうりとタコの和え物を例にとるとカロリーは100gあたり60kcal、糖質は5.1gです。
きゅうりにはカリウム、ビタミンK、ビタミンCが豊富に含まれています。むくみの解消に良いカリウムは体外に老廃物を排出します。これにより太る要因も同時に解消できます。ビタミンCは肌の活性化を図り、健康面だけでなく美容面にも効果があります。
さつま揚げ
カロリーが低いわりに食べ応えがあり腹持ちが良いと人気なおつまみがさつま揚げです。味にコクがあり油分も含まれているため、お酒におすすめです。さつま揚げのカロリーは100gあたり135kcalです。ただしさつま揚げは酒や砂糖、片栗粉などが使われているため糖質が多いのが特徴です。
糖質制限ダイエットをしている人はさつま揚げを食べる量を気にしないと太る要因になってしまいます。しかしたんぱく質やカルシウムが含まれているため、代謝が良くなる効果もあるため、程よい量であれば、太る以上の効果を発揮してくれるのがさつま揚げです。
食べ過ぎは太るので注意
ダイエットに最適な焼酎のおつまみはいろいろありますが、どのおつまみも食べすぎには注意が必要です。食べ過ぎれば摂取するカロリーや糖質も当然多くなります。太る要因に直結するため注意しなければなりません。腹持ちの良い低カロリー、低糖質のおつまみを上手に活用するのが太らないようにするコツです。
焼酎は低カロリー・低糖質だが太らないおつまみをチョイスしよう
ビールなどの醸造酒と異なり、焼酎は蒸留酒です。蒸留酒は製造工程の段階で醸造酒と異なり糖質が排除されるため糖質ゼロのお酒です。そんな焼酎はカロリーも低くダイエットに最適なお酒です。お酒で太る要因はお酒自体のカロリーだけでなくおつまみなども関係しています。
ダイエット中におすすめなおつまみは低カロリー、低糖質で腹持ちの良いおつまみです。また焼酎は甲類よりも乙類の本格焼酎を飲むのがおすすめです。居酒屋の定番メニューのおつまみではなく、太らないおつまみをセレクトしてダイエット中でも本格焼酎を楽しんでみませんか?