2019年10月13日公開
2024年09月30日更新
蜂蜜酒(ミード)の作り方を徹底解説!家でも簡単に作れる方法!
蜂蜜酒の作り方を覚えて、家でも簡単に自作のお酒を作りましょう!ミードと呼ばれる蜂蜜が主な原料の蜂蜜酒は、自宅でも簡単に作ることができます。今回は蜂蜜酒がどのようなお酒なのか?や、誰でも簡単に作れる作り方を徹底解説していきます。
蜂蜜酒(ミード)とは?
蜂蜜酒というお酒を聞いたことがありますか?蜂蜜酒と書いてミードと読むのですが、存在自体を知らない方も多いと思います。日本人には全くと言って良いほど馴染みのないお酒ですが、この蜂蜜酒は家でも手軽に作ることができる興味深いお酒です。
今回はそんな興味深いお酒の蜂蜜酒について紹介していきます。そもそもどんなお酒なのか?といった点から、簡単に家でも作る方法や必要な材料・道具、保存方法まで徹底的に解説していきます。
口コミ
池袋ハンズでやってる「ヴァイキングライフ」ていうイベントで入手したミード(蜂蜜酒)!
— (ょ) (@katubusiz) October 8, 2019
小説なんかで読んでて存在だけは知ってたので、一度飲んでみたかったの~っ!
全種類試飲させてもらって、一番スタンダードな物を購入。
梅酒みたいな感じのフルーティーでさっぱりした甘みのお酒だったよ。 pic.twitter.com/ssa4czfREg
蜂蜜酒うまっ!
— ⚡️りく姉教⚡️敏感姉御ネコ彩音⚡️ (@ayaneaya718) October 1, 2019
さらっと飲める!!
蜂蜜酒は蜂蜜が原料の醸造酒
蜂蜜酒は、その名前から想像できるかと思いますが、蜂蜜が主な原料となっているお酒です。甘いお酒のような感じがしますが、実際には甘くないものもあります。蜂蜜酒では伝統的なタイプと近年新たに作られたさっぱりとしたテイストであるモダンタイプの2種類があり、それぞれで味が異なります。
伝統的なミードはかなり甘いのが特徴で、銘柄により味は様々です。それに比べて近年のミードはどれもすっきりと飲みやすくなっているので、甘いお酒が苦手な方でも飲めるような味わいとなっているのが特徴です。
蜂蜜酒の呼び名は各国で違う
出典: https://vokka.jp
蜂蜜酒は世界各国で呼び名が異なります。外国ではハニーワインやミードワイン、蜜酒などと呼ばれていますが、海外での知名度はかなり高く、日常的に多くの人々から親しまれているお酒です。生産国によって度数や香りが異なり、違った味わいのミードを楽しむことができます。
口コミ
コレ、超あまーい!
— 灰猫又タビー@低浮上m(_ _)m (@haine_tabi) June 7, 2017
美味しいっwww
「ミード」とか「ハニーワイン」っていう事もあるみたい。
甘くない種類もあるらしいけど…
攻殻機動隊見てて
ずっと気になってたんだよねw
簡単に手作り出来るみたい…
でも、アルコール度数1%
越えて作ると捕まるからね〜
注意😁✨ pic.twitter.com/IvvRrMqXvB
ちっと贅沢なスロバキアのハニーワイン☺️this is honey wine( ꈍᴗꈍ) pic.twitter.com/ME8ZGv9EkS
— ケイ@Want2Study💻Webコーディネーターのアラフォーパパ (@CASEY09210225) September 22, 2019
三浦酒保(@syuho_sake )さんイチオシ洋酒、ハニーワイン ミードを飲んでみた
— 望洋ブナ (@xx07_buna) May 18, 2019
味は高畠ワイン(山形)の白に似た甘口で、ほんのり蜂蜜の香りが良い香りだった😋 pic.twitter.com/earSZxLGFe
蜂蜜酒は世界最古の発酵飲料
実は蜂蜜酒は世界最古のお酒だと言われています。その歴史はなんと農耕が始まる前から存在し、約1万4千年前には既に飲まれていたそうです。混ぜるという簡単な行為だけで作られた蜂蜜酒は、お酒の祖先とも言える存在であり、加熱も不要な最も原始的な発酵飲料なのです。
その昔は不死の飲み物ともいわれ、貴族的な飲み物という扱いがされていたこともありました。時代が発展するにつれて製法も発展し、だんだんと今のビールのような味わいや扱いになっていったそうです。
口コミ
🍯MET ハニーワイン🍯
— 栗原の地酒屋 三浦酒舗 (@syuho_sake) September 13, 2019
ワインや日本酒といった醸造酒の元祖とも言えるのがハニー(蜂蜜)ワインです。
蜂蜜と水を混ぜて発酵させるシンプルなお酒🥂
見た目以上にスッキリとしていて、やや甘口。
冷やして飲むと爽やかな味わいです♪( ´▽`)#三浦酒舗 #ハニーワイン #蜂蜜酒 #蜂蜜 #ドイツ #ミード pic.twitter.com/Fo1wVFwZzP
お酒が好きな方にオススメしたい。
— 東急ハンズ池袋店 (@Hands_Ikebukuro) October 6, 2019
世界最古の🐝蜂蜜酒🐝とは?
さらっと甘口。
カフェラテに注いで
「ハニーラテ」
チーズとの相性も抜群。
冷やして、ストレートで、
炭酸割りで色々楽しめます♪
ハンズ池袋店1F
蜂蜜酒実演販売スタート🐝#お酒#ヴァイキングライフ pic.twitter.com/Z2mBCaWjl2
蜂蜜酒の簡単な作り方【準備】
蜂蜜酒は世界最古のお酒で、もともと混ぜるという行為だけで作られたと紹介しました。その作り方は今でもあまり変わることがないので、家でも簡単に作ることができます。自作のお酒を作るのには何が必要となるのでしょうか?蜂蜜酒を作るのに必要な材料や道具、準備しておくことを紹介します。
材料と準備するもの
蜂蜜酒作りに必要な材料(作りやすい分量)は、至ってシンプル。蜂蜜125g・水375g・ドライイースト2g程度さえあればOKです。蜂蜜は混ぜ物のない純粋な蜂蜜を使うようにしてください。水は飲める水であれば水道水でもミネラルウォーターでも構いません。ドライイーストは簡単に手に入るパン用の物で大丈夫です。
必要な道具は発酵用の瓶・はかり・計量カップ・マドラーです。使う道具は清潔である必要があるので、瓶とはあらかじめ煮沸消毒をするか消毒液を使って消毒しておきましょう。
煮沸消毒の仕方
- 瓶を洗剤でよく洗います。
- 瓶が入りきる大きさの鍋に水を張って、瓶と蓋を入れてから火にかけます。
- 沸騰したらそのまま5分程度煮ていきます。
- 火を止めたらすぐにトングや箸を使って瓶と蓋を取り出して、清潔な布巾やキッチンペーパーの上に瓶の口を下にして置いてください。そのまま瓶の熱で自然乾燥させたら完了です。
消毒液を使って消毒する方法
消毒液での消毒方法ですが、赤ちゃんの哺乳瓶を消毒するような感じで漬け置きして消毒するか、キッチン用のアルコールなどでよく拭いて殺菌するのがおすすめです。漬け置きする場合は、消毒液を瓶が入る大きさの蓋つき容器に入れ、瓶と蓋を漬けます。漬け置き時間や希釈については消毒液の表示通りに行ってください。
アルコールで拭く場合は、瓶を洗剤でよく洗ってから完全に乾かした後にキッチン用のアルコールで拭くようにしましょう。瓶の中を拭く際は手をよく洗ってからにしてください。
蜂蜜酒の簡単な作り方【レシピ】
必要な材料と道具が揃ったら早速自作の蜂蜜酒作りに取り掛かりましょう。蜂蜜酒は天然酵母で自然に発酵させる方法と人工的にドライイーストを使って発酵させる2つの方法があります。今回は手軽に家でも作れるようドライイーストを使った蜂蜜酒の作り方を紹介します。
発酵させるので完成まで少々時間はかかってしまいますが、作り方はとても簡単で難しいことはありません。ミードの作り方とポイント、完成後の保存方法を見ていきましょう。
蜂蜜に水を少しずつ加えて希釈する
まずは発酵用の瓶に蜂蜜を125g加えます。別の容器で量ってから加えてもいいのですが、洗い物を少なく済ませたい場合には直接加えてしまいましょう。そこに計量カップで量り取った水375gを加えて、蜂蜜を希釈して混ぜていきます。
水を1度に加えてしまうと混ぜにくくなってしまう場合があるので、マドラーでかき混ぜながら少しずつ希釈していくのがおすすめです。
ドライーストを入れる
蜂蜜と水が良く混ざったら、底にドライイースト2gを加えて軽くかき混ぜます。かき混ぜたら瓶に蓋をするのですが、この時しっかり瓶のふたを閉めてしまうと、アルコール発酵で生じる二酸化炭素の影響で瓶が割れてしまう恐れがあります。なので蓋はしっかり閉めるのではなく、軽くかぶせる位にしておいてください。
常温放置で発酵させる
あとは、直射日光の当たらない涼しいところで常温放置して発酵させていくだけです。ここで自作のミードを作るにあたって知っておいてほしいのが、アルコールの度数と販売についてです。自宅でお酒を作るときはアルコール度数1%未満でないといけません。
無許可でアルコール度数1%以上の物を作ってしまうと、法に反することになるので注意しましょう。また、自宅で作ったお酒を販売するのも違法なので、決して販売するようなことのないようにしてください。今回紹介している作り方では、10%程度の蜂蜜酒が完成します。
アルコール度数1%未満の物を作るときは蜂蜜25g・水1L・ドライイースト1g程度の分量を参考するようにしましょう。
口コミ
なお蜂蜜、蜂蜜の3倍量の水を合わせたものを消毒された容器にいれ、おっとそこに手が滑ってイーストを入れてしまったぞう、でも捨てるのはもった居ないからとりあえず置いておこう、すると一週間後にはぷちぷち爆ぜる元気なミードがですね
— エーイチ【10/13 西2チ71b】 (@sbkn_oisii) May 25, 2019
はちみつに水とイーストぶち込んで一週間放置するだけで「ミード」っていうお酒ができるから作ってる🍺
— じょーそん (@josonrichardson) November 19, 2017
これで一週間頑張れるね??
アルコール度数1%越したら酒造法違反だからね、うっかり美味な10%微炭酸アルコールできちゃったら飲めないように塩添加するといいよ😏😏
発酵のコツは殺菌と温度と気温
自作蜂蜜酒作りの発酵のコツは殺菌と温度と気温です。基本的には放置するだけでできるのですが、蜂蜜酒をしっかり仕上げるのには発酵が重要なポイントとなります。しっかり容器が殺菌されていなかったり、温度が低かったりするとイーストがうまく発酵しない場合があります。
放置する場所の温度が高ければ早く発酵が終わるので、気温の高い夏場は比較的早く発酵が完了します。ですが、気温の低い冬場などだと発酵に時間がかかる場合があります。なので、夏場と冬場では発酵が完了するまでの期間に差が出るということをあらかじめ覚えておきましょう。
発酵を早めに終わらせたい場合には、レーズンなどを一緒に入れておくのがおすすめです。レーズンに含まれる亜鉛の作用で発酵が促進され、発酵が早くなります。
発酵完了の期間と見分け方
発酵完了の目安となる期間は夏場は約1週間程度、冬場は約2週間程度です。放置していると小さな泡が立ち始めて、次第に水面に泡の塊が浮かび始めます。この時瓶の中からシュワシュワと炭酸のはじけるような音がします。この泡が消え、炭酸のはじけるような音が聞こえなくなったら発酵終了です。
もし発酵させる間に長期間家を離れる場合があれば、冷蔵庫に入れておくようにするのがおすすめです。そうすると勝手に発酵が進んでしまうことがないので、帰ってきてから常温に出して発酵させることができます。
保存方法
発酵が終了すると、白い沈殿物とお酒になっている部分とで2層に分かれています。目の細かいザルやさらしなどでこして取り除き、別の容器に移したら蜂蜜酒の完成です。完成した蜂蜜酒は冷暗所や冷蔵庫などで保存するようにしましょう。
蜂蜜酒は寝かせたほうが美味しくなるので、3~6か月ほど冷蔵庫に入れておくのもおすすめです。また、取り除いた白い沈殿物はイーストの塊なので、別のミード作りやパンを作るときに再利用できます。
蜂蜜酒の作り方まとめ
今回は世界最古のお酒である蜂蜜酒の作り方を紹介しました。手軽に家でも自作のお酒が作れるなんて魅力的だとは思いませんか?蜂蜜酒は日本ではあまり馴染みのないお酒ですが、世界中で愛されているお酒の1種類です。種類としても、甘いものからそうでないものまであるのできっとお好みの味の物が見つかると思います。
また自作すると自分の好みの濃さに調節することもでき、スパイスなどを加えて作れば風味も自分好みのものにすることができます。なので、ぜひ自作の蜂蜜酒を作ってみてください!