2018年07月10日公開
2024年07月23日更新
フラットホワイトとはどんなコーヒー?作り方とラテとの違いを紹介!
フラットホワイトを知っていますか?ニュージーランド発祥で広くオーストラリアなどオセアニア地方で飲まれてきたのがフラットホワイトが数年前にニューヨークを皮切りに世界中に広まって人気急上昇中のコーヒーの飲み方です。カプチーノやカフェラテと同じようにエスプレッソにミルクを配合して作りますが、違いはその分量です。フラットホワイトと他のコーヒーとの違い、作り方、歴史、飲み方などを余すことなく紹介します。
目次
- 1オセアニア地域で生まれたフラットホワイトを紹介
- 2フラットホワイトとは?どんなコーヒー?
- 3フラットホワイトとは?歴史を紹介
- 4フラットホワイトとはオセアニア発祥のコーヒースタイル
- 5フラットホワイトとは?カフェラテとの違い
- 6フラットホワイトとは?カプチーノとの違い
- 7スターバックスコーヒーのフラットホワイトとは?
- 8タリーズコーヒーのフラットホワイトとは?
- 9マックカフェのフラットホワイトとは?
- 10フラットホワイトの作り方
- 11フラットホワイトのおすすめトッピング
- 12コーヒースープリームでフラットホワイトを楽しもう
- 13フラットホワイトはこんな時におすすめ
- 14新しいコーヒースタイル!フラットホワイトを堪能しよう
オセアニア地域で生まれたフラットホワイトを紹介
オセアニア発のコーヒーの新スタイルがフラットホワイト
フラットホワイトというコーヒーを知っていますか?コーヒーの飲み方はブラックで飲む以外にもエスプレッソやカプチーノ、カフェラテなど様々な飲み方があります。同じコーヒー豆でも飲み方を変えることで気分や環境に合わせておいしい飲み方ができるのがコーヒーの特徴です。コーヒーは世界中で生産され、世界中で愛されている飲み物です。コーヒーの飲み方の多くはヨーロッパやアメリカが発祥と言われています。
その中でニュージーランドやオーストラリアがあるオセアニア地方で誕生した飲み方があります。それがフラットホワイトです。独自のアレンジコーヒーとして登場してオセアニア地方限定で飲まれてきたコーヒーの飲み方ですが、いつしか世界中で飲まれるようになっています。日本でももちろん飲むことができ、スターバックスやタリーズといったカフェ専門店でも取り扱っており、気軽に飲むことができます。
フラットホワイトという名前のイメージから柔らかそうなイメージがあるフラットホワイトとはどのようなコーヒーなのでしょうか?フラットホワイトとは何かを紹介します。また、フラットホワイトと他のコーヒーとの違いは何かも紹介します。フラットホワイトを飲むのはどんな時が合うのか、そしてフラットホワイトの作り方も紹介します。今、人気急上昇中のフラットホワイトについて余すことなく紹介します。
フラットホワイトとは?どんなコーヒー?
フラットホワイトとはどんなコーヒーか?イメージでは数あるコーヒーの飲み方の中で一番柔らかくミルクが強めなコーヒーの感じがしますが、実は、濃いカフェラテをイメージするのが一番わかりやすくなっています。エスプレッソとミルクを混ぜわせたコーヒーがフラットホワイトですが、ミルクの量が少なくなっているため、エスプレッソの感じが強く残っているのがフラットホワイトです。
イメージよりも濃いコーヒーなのは想像外であったかもしれません。本場であるニュージーランドやオーストラリアで飲まれているフラットホワイトはコーヒー本来のコクや香り、強さを残しつつ、軽くミルクで柔らかくする程度のコーヒーです。本場では単純にコーヒーを注文するとフラットホワイトが提供されるほどメジャーなコーヒーの飲み方になっています。つい最近までは全くメジャーでなかったコーヒーの飲み方です。
フラットホワイトに使用されるミルクにも特徴があります。フラットホワイトとはを語るうえで欠かせないのがミルクであるといっても過言ではありません。ミルクは通常のコーヒーに入れるミルクと比較してきめ細かいミルクを使用します。通常カフェラテやカプチーノはミルクの割合だけでその種類が変わりますが、ミルクの割合だけでなくミルクの内容も変わるのがフラットホワイトの特徴です。
フラットホワイトとは?歴史を紹介
フラットホワイトの誕生の歴史はそんなに古くはありません。ニュージーランドの人はがドイツに旅行に出かけた際に飲んだコーヒーにひどい衝撃を受けたところから物語は始まります。コーヒーの淹れ方はともかくとして成分が分離してしまったミルクなど飲むに堪えない状態であったのです。その人がベルリンでニュージーランドスタイルの店をオープンさせたところたちまち繁盛してフラットホワイトが人気になったのです。
もちろん、本場ニュージーランドでもフラットホワイトは飲まれ、隣国であるオーストラリアにも普及して定番化しました。しかしその後、フラットホワイトに進展はありませんでしたが、このニュージーランドやオーストラリアのカフェスタイルがニューヨークで爆発的にヒットし、世界中に広がるきっかけをみせています。今では日本でもフラットホワイトを楽しめる専門店も登場し、世界中で人気のコーヒースタイルになりました。
アメリカで今後人気になるかもしれないと取り入れたのはやはり世界中にチェーンを持つカフェです。新しい味を取り入れ、それを拡販していくスタイルは先に実績を残したものの勝ちであるのがビジネスの世界です。アメリカのニューヨークというマーケットで成功させることで世界中どこの国でも販売価値がある商品が生み出されます。地元の味を真っ先に取り入れたカフェこそが世界中にフラットホワイトを広める先駆者なのです。
フラットホワイトとはオセアニア発祥のコーヒースタイル
オセアニアでコーヒーといえばフラットホワイト
ニュージーランドやオーストラリアに旅行に行ったことがある人であれば、現地のコーヒーが他とは異なるフラットホワイトであることを知っていることが多いのですが、フラットホワイトはオーストラリアやニュージーランドでは定番のコーヒーです。喫茶店やカフェでコーヒーを注文すると何も言わなければ、フラットホワイトが提供されます。ただしスターバックスやタリーズなど世界的にチェーンを持つカフェでは別です。
コーヒーと言えば、アメリカのシアトル式の淹れ方かイタリア式の淹れ方がメジャーですが、そのうちオーストラリアやニュージーランドの淹れ方がコーヒーの常識になる日も遠くはないかもしれないのです。人気急上昇中のフラットホワイトは今や、オーストラリアやニュージーランド限定のコーヒーの飲み方ではなく、世界中どこでも注文することのできる飲み方になりつつあります。
フラットホワイトとは?カフェラテとの違い
フラットホワイトとはコーヒーにミルクを調合させた飲み物であることに変わりはありませんが、同じような飲み物にカフェラテがあります。甘いミルクが特徴のカフェラテは疲れたときや一息入れたいときにおすすめの飲み物です。カフェラテとフラットホワイトとの違いを紹介します。カフェラテに使用するミルクはスチームミルクです。スチームミルクとは温めたミルクで泡立っていないミルクを意味します。
そしてカフェラテの割合はエスプレッソコーヒーが2に対してスチームミルクが8です。意外にミルクが多いのです。ミルクをもっと多くする場合もあり、最大エスプレッソ1に対してスチームミルクが9の割合もあります。そのためカフェラテを飲むとミルク感がたっぷりします。まるでホットミルクを飲んでいるような感じがするというのは間違いではない分量がカフェラテです。さらに表面にフォームミルクを注いでいます。
フォームミルクは蒸気で泡立てたミルクです。表面にフォームミルクを使用することで表面の飾りつけなどに利用されます。ただ同じミルクですので、ミルク感がたくさんあるのは否めません。甘いミルクは疲れた体をいやすにはちょうど良いのです。普段ドリップコーヒーを飲んでいる人などブラック派の人にとっては、急にカフェラテを飲むとコーヒーを飲んでいるのではなくミルクを飲んでいるかのように感じてしまいます。
フラットホワイトとは?カプチーノとの違い
今度はカプチーノとの違いです。エスプレッソを用いるミルクを混合させる飲み物でカフェラテと同じくらい人気のある飲み物です。カプチーノはエスプレッソと二種類のミルクを配合します。二種類のミルクとは温めた泡立てないスチームミルクと蒸気で泡立てたフォームミルクの二種類です。エスプレッソが3に対して、スチームミルクを3、そしてフォームミルクを4で混合させたのが一般的なカプチーノの配合です。
フォームミルクをミルクとしてとらえれば、全体の7割をミルクが占めていることになり、カフェラテとあまり変わらない感じがしますが、フォームミルクはふわふわとした泡の状態です。そのため、配合されるといっても上に載っているだけでミルクでエスプレッソが薄まっている感じがありません。そのため実質的には半分ずつの割合でエスプレッソとスチームミルクを混合させた状態です。
そのためコーヒーの味がしっかりと残りつつ、ミルク感も同時に楽しめるのがカプチーノの魅力です。フォームミルクはカプチーノを飲む時の食感を作り出しているミルクにすぎないのです。フォームミルクの分量がある分、カプチーノの全体的な分量もカフェラテと比較して少ないのが特徴です。フラットホワイトはカフェラテともカプチーノとも異なる配合で作られます。使用するミルクはスチームミルクとフォームミルクの二種類です。
カプチーノに少量のスチームミルクを入れます。カプチーノでは半々の割合でスチームミルクを入れますが、フラットホワイトの場合には、それより少ないスチームミルクの分量です。さらにフォームミルクはうっすらと載せるだけです。カプチーノの場合には、たっぷりのフォームミルクで全体を覆いますが、フラットホワイトの場合には、表面にうっすらとフォームミルクを置くだけです。カフェラテと同じくらいの分量です。
フラットホワイトはエスプレッソの量はカプチーノと変わらない量ですが、スチームミルクもフォームミルクも少ないため、全体的な量はカフェラテやカプチーノと比較すると一番少なくなります。カプチーノはミルクの味がしっかりしますが、フラットホワイトはエスプレッソの味が強く感じられます。普段ドリップコーヒーをたしなんでいる人でも違和感なく飲むことができるのがフラットホワイトです。ミルク量が大きな違いです。
スターバックスコーヒーのフラットホワイトとは?
フラットホワイトはメジャーになってきたとは言え、まだまだ日本では浸透が薄く、これから徐々に浸透していく飲み物という位置づけがあります。カフェのメニューにない場合も多く、フラットホワイトの作り方を知らない店も少なくありません。スターバックスの本場、アメリカではすでにメニューの中にフラットホワイトが存在します。しかし日本のスターバックスではまだ正式にメニューとして登場していないのが現実です。
しかしコーヒーのオリジナルオーダーを受け付けているスターバックスではメニューに存在しないフラットホワイトの注文を受け付けてくれる場合もあります。スターバックスの店員はコーヒーに関してはプロ意識が高く、常に上を目指すスタイルが自慢です。職人として注文を受けた商品にチャレンジする事が何よりの事と感じている店員も少なくありません。フラットホワイトを注文すれば、的確にオーダーをに応えてくれます。
一人前のバリスタとしてコーヒー作りを行っているスタバの店員ですが、メニューにないため、望みの味のフラットホワイトになるかどうかは別問題になります。オーストラリアやニュージーランドで味わったフラットホワイトと同じ味の精度の高いフラットホワイトが提供されるという保証はないため、正式なメニューとして登場するのを待つのも方法です。スタバ以外にもフラットホワイトを注文できるカフェはあります。
タリーズコーヒーのフラットホワイトとは?
既に正式なメニューとしてフラットホワイトを提供しているのがタリーズです。本来カフェラテよりも少ない分量で提供されるのがフラットホワイトですが、タリーズコーヒーのサイズであるトールサイズもフラットホワイトを注文できるのが嬉しいところです。カフェラテやカプチーノと比べると濃いと感じることができるのがフラットホワイトです。でも上品なエスプレッソの香りが漂う心地よさが残ります。
カフェラテよりはっきりとした味とビターな味が人気のフラットホワイトですが、タリーズコーヒーでは少し甘めのミルキーフラットホワイトという商品も展開しています。ミルク感を強めにすることでミルクの余韻に浸ることができる味わいです。チョコパウダーのトッピングも可能で、通常のフラットホワイトよりも少し大人向けの味を味わうことも可能です。トールサイズで価格は500円です。
マックカフェのフラットホワイトとは?
カフェに次々と登場しているフラットホワイトですが、マックカフェでもそのフラットホワイトを楽しむことができます。マックカフェはマックのカフェ専門店で最近登場した形態です。オーストラリアやニュージーランドのフラットホワイトに一番近しいのがマックカフェのフラットホワイトです。現地の味に近い味を再現しているため、旅の時に飲んだ味を思い出させてくれます。ラテアートこそありませんが味は本物です。
フラットホワイトの作り方
違いはミルクの量とキメの細かさ
フラットホワイトを家庭で作ることもできます。ただしエスプレッソマシンが必要であるため誰でも作れる訳ではありませんが、カプチーノやカフェラテ、エスプレッソなどのコーヒーを自宅で作って飲んでいる人であれば、フラットホワイトを手作りすることもできます。カフェラテやカプチーノを作っている人であれば、ミルクの扱いも手馴れているため、作り方はそんなに難しくありません。
ミルクとエスプレッソの配合量の違いがフラットホワイトとカプチーノやカフェラテとの大きな違いですが、ミルクにも違いがあります。フラットホワイトを作る際にはできる限りキメの細かいミルクを作るのがコツです。牛乳をピッチャーに入れてスチームにかけます。スチームをかける際にできるだけきめ細かくなるように作るのがポイントです。同時進行でエスプレッソを抽出しておきます。
エスプレッソの抽出が完了したらそこに一気にスチームミルクを流し込みます。入れすぎるとカプチーノになってしまいますので、エスプレッソの量に対してかなり少なめで注ぐのをやめます。最後に軽くフォームミルクを流し込めばフラットホワイトの完成です。エスプレッソの味が強いのが特徴ですので、エスプレッソ作りに失敗しないように抽出します。エスプレッソの失敗は誤魔化しがきかないのがフラットホワイトです。
フラットホワイトのおすすめトッピング
フラットホワイトとはエスプレッソの盛っているコクや酸味、甘さを直接感じることができるコーヒーです。しかしそこにトッピングをすることでさらに味わいを深めることができます。オーストラリアのフラットホワイトにはチョコレートパウダーをトッピングするのが定番です。オーストラリアでフラットホワイトを注文するとチョコレートパウダーがトッピングされていることが多くなっています。
フラットホワイトにチョコレートパウダーをトッピングするのはタリーズコーヒーでもマックカフェでも存在します。ぜひ違い二種類のフラットホワイトを味わってみることをおすすめします。まだまだ認知したてのフラットホワイトですから多彩なメニューにまでは発展していません。自宅で作れる場合には、様々なトッピングを試してみてオリジナルのフラットホワイトを作ってみることをおすすめします。
コーヒースープリームでフラットホワイトを楽しもう
2017年10月、東京渋谷にニュージーランドを拠点とするコーヒーロースターカンパニーが日本に初上陸しました。そしてその店の名前がコーヒースープリーム東京です。レンガ造りの洋風の店がオシャレな店です。コーヒースープリームはオーストラリアを中心に店を展開していますが、オセアニア以外への出店は今回が初めてです。朝8時から夜の23時まで営業しており、夜はお酒も飲めるバーとして注目を集めています。
朝の出勤前から本場のフレットホワイトを味わうことができる店として人気です。休日にはフラットホワイトを片手に一息つくニュージーランドのカフェのような存在です。オリジナルグッズなどの販売も行っており、これらは遠方の人でも購入できるようにオンラインストアでも販売しています。気軽なコミュニケーションの場としてコーヒースープリームでフレットホワイトを嗜んでみてはいかがでしょうか?
フラットホワイトはこんな時におすすめ
日常の中のコーヒーの役割は朝から寝るまで様々な場面で訪れます。朝寝起きの一杯は眠気覚ましに最適です。頭をすっきりさせてくれるカフェインの働きで一日を快適にスタートさせることができます。職場でのいっぱいは、ちょっと一息つきたいときや気分を入れ替えたいとき、長時間に及ぶ会議の最中とコーヒーの出番が多くなります。さらに夜はお風呂上りに甘めのコーヒーでリラックスすることもできます。
休日は、ドライブのおともにコーヒー、自宅で映画鑑賞しながらコーヒーと平日並みにコーヒーの出番は多くなります。それぞれのシーンには最適なコーヒーがあります。コーヒーのコクや苦みを感じつつ、少し甘めの味わいが欲しい時にフレットホワイトは最適です。カフェラテやカプチーノ、ブラックコーヒーを使い分けている人は、もう一つのジャンルであるフレットホワイトを加えてみてはいかがでしょうか?
フレットホワイトを朝食に取り入れるのであれば、フレンチトーストがおすすめです。主にフレンチトーストはブラックコーヒーと一緒に食べるのが一般的です。しかしブラックコーヒーだとコーヒーが濃すぎてフレンチトーストとのバランスが崩れてしまいます。そのためフレンチトーストにはエスプレッソの香りが漂うフラットホワイトがベストです。フラットホワイトを提供する喫茶店でフレンチセットがおすすめです。
新しいコーヒースタイル!フラットホワイトを堪能しよう
フラットホワイトとは、オセアニア発の新しいコーヒースタイルです。エスプレッソにミルクを入れるコーヒースタイルはすでにヨーロッパやアメリカで開発されて、日常的にカフェラテやカプチーノとして親しまれていますが、その配合量を変えた新しいスタイルのコーヒーがフラットホワイトです。エスプレッソのコクや苦みを活かしつつ、少しのミルクで程よい味わいに変化させたコーヒーとして人気急上昇中です。
どこのカフェでもフラットホワイトがメニューにあるという訳ではありませんが、認知度は向上中で徐々にメニューに登場することが予想されています。すでにタリーズやマックカフェや専門店ではフラットホワイトをメニューとして取り扱っているため、まだ飲んだことのない人は一度飲んでみることをおすすめします。自宅にエスプレッソマシンがある人は自宅で作ることもできます。新しいコーヒーを飲んでみませんか?