ペットボトルのお茶・水の賞味期限はどれくらい?開封後の飲みかけは?

ペットボトルのお茶や水のキャップには賞味期限が書かれているのを知っていますか?ですがペットボトルのお茶や水が腐ったという話は、まず聞いたことがありません。ではなぜわざわざペットボトルのお茶や水には賞味期限が書かれているのでしょうか?賞味期限が切れたお茶や水は飲めないのでしょうか?ペットボトルのお茶や水の賞味期限と、賞味期限が切れたお茶や水がどう変化するのか、開封後の賞味期限はどのくらいなのかを紹介します。

ペットボトルのお茶・水の賞味期限はどれくらい?開封後の飲みかけは?のイメージ

目次

  1. 1ペットボトルのお茶と水には賞味期限がある?
  2. 2ペットボトルのお茶の賞味期限
  3. 3ペットボトルの水の賞味期限
  4. 4ペットボトルの賞味期限が切れるとどうなる?
  5. 5ペットボトルのお茶と水の保存方法
  6. 6ペットボトルのお茶と水は賞味期限内に飲み切ろう

ペットボトルのお茶と水には賞味期限がある?

ペットボトルのお茶と水には賞味期限が書かれていますが、ペットボトルのお茶や水が腐ったという話はまず聞くことはありません。ペットボトルのお茶や水には賞味期限が書かれているのでしょうか?賞味期限が切れたお茶や水は腐るのでしょうか?

このようにペットボトルのお茶や水に賞味期限があるのには、例え適切に保存したとしても品質に変化が起こる可能性があるからなのです。ではペットボトルのお茶や水の賞味期限はどのくらいなのでしょうか?また未開封でも、ペットボトルの賞味期限が切れたらもう飲めないのでしょうか?

ペットボトルのお茶の賞味期限

ペットボトルは未開封の状態であっても、完全密封ではないのです。ほんのわずかではあるものの気体透過性があるため、外の空気を通しているのです。ペットボトルのお茶や水は、長期保存中に中の水分が蒸発して減ったり、外の臭いが移ったりすることもあるのです。

当然お茶のペットボトルでも密封ではないため、酸化防止剤が入っているとはいえ変質する可能性は0ではありません。ではペットボトルのお茶の賞味期限は、一体どのくらいになるのでしょうか?調べてまとめてみました。

未開封の賞味期限

ペットボトルのお茶の賞味期限がどのくらいかというと、基本的には半年~1年程度となっています。ただし注意したいのは、あくまできちんと保存されていて状態が良い場合の話で、ということです。もしこれが直射日光が当たったり、高温多湿の場所だったりした場合には、賞味期限内でも要注意ということになるのです。

ペットボトルのお茶には、保存方法に関して注意点が書かれています。ペットボトルに記載されている賞味期限は、あくまで正しく保存した上での賞味期限であることを忘れず、賞味期限内でも保存が悪ければ賞味期限内でも傷んでしまうことを忘れないようにしましょう。

開封後の賞味期限

ペットボトル自体は保存に適した容器でもありますが、開封後のペットボトルの賞味期限は非常に短くなります。ペットボトル自体にも開封後は早めに飲むよう書かれているように、飲み方ひとつでもどんどん雑菌が繁殖してしまうのです。

特に口を付けて飲んだ場合は、ペットボトルの中に口内の細菌が流れ込んでしまうため、時間が経てば経つほど雑菌が繁殖してしまいます。別の容器に移してから飲む場合でも早めに飲みきる必要がありますが、ペットボトルに直接口を付けて飲んだ場合には、その日のうちに飲みきるようにしましょう。

缶と紙パックのお茶の賞味期限との差

ペットボトルと比べて、缶や紙パックで売られているお茶や水の賞味期限は、どのくらい違うのでしょうか?それとも違いらしい違いはなく、ペットボトルと同じなのでしょうか?

缶はペットボトルと異なり、密封されているだけでなく光も通さないため、ペットボトルよりも賞味期限は長く、10か月以上とされている商品が多いです。

では紙パックの場合はどうなのでしょうか?紙パックのお茶の場合は、賞味期限は2週間ほどしか持たない商品が多いといいます。純粋に賞味期限だけでお茶の購入を選ぶなら、缶が一番賞味期限が長いということになります。

ペットボトルの水の賞味期限

ペットボトルに詰められて売られている水には様々な種類がありますが、それらの水の賞味期限はそれぞれ異なるのでしょうか?ペットボトル入りの水の中でも種類の多いものを、いくつか調べてみました。

未開封の賞味期限

ペットボトルに詰められて売られている水には、様々な種類があります。もちろんそれらの水にも賞味期限が設定されていますが、その期間に違いはあるのでしょうか?主な水の種類ごとの賞味期限を調べてまとめてみました。

ミネラルウォーター

ペットボトル入りのミネラルウォーターの賞味期限は、そのミネラルウォーターを美味しく飲める期間として設定されています。先にも紹介したように、ペットボトルにはわずかな気体透過性があるため、蒸発したり周囲の臭いが移ったりして、風味が変わってしまう可能性があるためです。

ミネラルウォーターもその例にもれず、賞味期限が設定されています。そんなミネラルウォーターの賞味期限は、1.5L~2Lサイズのペットボトルで2年500ml前後のサイズのペットボトルで1年程度となっています。

天然水

ペットボトル入りの天然水は、採水地から採水したものにほとんど手を加えずに詰めています。有害物質や雑菌を取り除いただけなのです。そのためミネラルなどがほとんどそのまま残っているため、賞味期限は若干短めになります。このことから天然水のペットボトルの賞味期限は、約3か月~半年ほどとなっています。

ウォーターサーバー

ペットボトルの水でもウォーターサーバーの水の場合は、中身が先ほど紹介した天然水か、RO水かで賞味期限が変わってきます。天然水の場合は、先ほど紹介したように賞味期限は短めになります。ですが中身がRO水の場合は、天然水よりも賞味期限は伸びるのです。

RO水は水道水などの水を「RO膜」という特殊なフィルターに通して作られる水で、不純物や雑菌だけでなく、ミネラルまで取り除いて作られた純水です。そのため不純物がほぼ含まれていないため保存期間が長くなり、賞味期限は約半年~1年となっているのです。

開封後の賞味期限

ペットボトルの開封後は、水の場合でもお茶と同様に賞味期限は適用されなくなります。その傷む速度の基準もお茶と同じになりますが、口を付けて直接飲んだ場合ではなく、グラスなどに注いでから飲んだ場合にはどのくらい持つのでしょうか?先ほど同様、それぞれの水の開封後の賞味期限をまとめてみました。

ミネラルウォーター

開封後のミネラルウォーターの賞味期限は気温にも左右されますが、口を直接付けて飲んだ場合にはその日のうちに、グラスに注いだりして飲んでいる場合には常温で1日が限界、沸騰させながら飲むのであれば1週間程度といわれています。冷蔵庫で保存した場合でも1週間以内に使い切るようにしましょう。

天然水

開封後の天然水の賞味期限は、先にも紹介したように採水後にほとんど手を加えていないため、最も賞味期限が短くなります。そのためメーカーでも開封後は冷蔵庫で保存し、早めに飲むように推奨していて、500mlペットボトルであればその日のうちに、1.5L~2Lの大型ペットボトルの場合でも2日~3日で使い切るようにしましょう。

ウォーターサーバー

ウォーターサーバー用のペットボトルの開封後の賞味期限は、機械にセットする場合とそのまま飲料水として使う場合とで異なってきます。機械にセットして使う場合には機械の形式によるものの、2週間~1ヶ月と賞味期限は比較的長めです。

機械によって差がある理由は、空気に触れにくい作りになっているか、もしくは空気が入る際に専用のエアフィルタを通すことで、空気内の雑菌を取り除く仕組みになっているかです。逆をいうと機械にセットしない場合は雑菌が入りやすいことに変わりはないため、その日のうちに飲み切るように推奨されています。

ペットボトルによって賞味期限が変わる

ペットボトル入りのお茶や水は、使われているペットボトルによっても賞味期限が変わります。ペットボトルに気体透過性があることは紹介しましたが、この性質はペットボトルが薄ければ薄いほど、中のお茶や水に影響が出ます。逆に厚ければ厚いほど、中のお茶や水には影響がないのです。

そのため海外産のペットボトルやミネラルウォーター用のペットボトルには、厚くて硬い種類のものが多いだけでなく、賞味期限もその分長くなっています。災害備蓄用のペットボトルもこれに倣い、賞味期限を延ばすために厚くて硬い素材を使っているため、商品によっては5年の賞味期限を持つものもあるのです。

ペットボトルの賞味期限が切れるとどうなる?

ペットボトルの賞味期限が切れると、中身のお茶や水はどう変化するのでしょうか?実際ペットボトルの賞味期限とは、中身のお茶や水の風味が損なわれたり、水分の蒸発によって法律で定められた内容量より減ってしまう、いわゆるペットボトルの保存能力の賞味期限なのです。

そのためペットボトルの賞味期限が切れても、お茶や水は飲むことができるといいます。ですがやはり飲めるラインと飲めないラインははっきりさせておきたいものです。賞味期限切れのペットボトルのお茶や水が、どう変化するのかまとめてみました。

ペットボトルの賞味期限が切れるほどに時間が経つと、中のお茶も酸化して色が変わり始めます。お茶の緑も鮮やかさを失って、色がくすんできたり茶色っぽく変色してきます。では実際期限切れして色も変色してきたお茶は飲めるのでしょうか?

賞味期限切れしたペットボトルのお茶は、お茶としての風味はともかく腐っていることはないといいます。人によっては1年~2年、賞味期限切れしても飲むことはできるといいます。ただしメーカーとしてはすでにお茶ではない飲み物になっていること、変質している可能性があることから廃棄を推奨しています。

状態

ペットボトルからはわずかずつながら水分が蒸発しています。そのため賞味期限切れになると、中の水分量が減って、ペットボトルが所々へこんで変形してきます。防災用に備蓄しておいたペットボトルの水などでは、数年に一度しかチェックを入れていないときなどに見ることができます。

ただし水分が蒸発はしても雑菌が繁殖しているわけではないので、自己責任の下で飲むことはできます。人によっては、賞味期限が切れてから5年~10年経っても飲むことができるといいます。ただしあくまで個人的見解であり、飲む場合は自己責任になることを忘れないようにしましょう。

臭い

ペットボトルは臭いも通すため、特に水の場合には周囲の臭いが移っていることがあります。こちらも自己責任で飲むことはできますが、あくまで臭いが気にならないならという条件も付きます。防災用のペットボトルはこまめに入れ替えるようにして、臭い移りも防いでおくのがおすすめです。

ペットボトルの水は腐らないので、基本味は変化しません。ですがミネラルウォーターや天然水の場合には、成分が沈殿したりして変質したり、周囲の臭いが移ったりして、風味が変化することがあります。特にお茶の場合にははっきりと風味が変わりますが、こちらも殺菌効果があるためまず腐らないため、一応飲むことはできます。

ペットボトルのお茶と水の保存方法

ペットボトルのお茶や水は、普段使いはもちろんのことながら、防災用品の一つとしてストックしている家庭も多いのではないでしょうか?ですがせっかくなら良い状態で保存したいものです。ペットボトルのお茶と水の正しい保存方法を紹介します。

お茶

ペットボトルのお茶は、とにかく風味が変わらないよう保存したいものです。ペットボトルのお茶の風味が変わりにくい保存方法を、開封前と開封後でそれぞれ見てみましょう。

未開封

未開封のペットボトルのお茶は、直射日光と高温多湿を裂けて保存しましょう。直射日光は色を悪くするだけでなく、中のお茶を温めて風味を損なう原因になります。そのため暗くて涼しい冷暗所での保存がおすすめです。お茶の香りが変化しないように、周囲に臭いのするものを置かないことも大切です。

開封後

開封後に飲むときは、直接口を付けずにまずはコップなどに注いでから飲みましょう。こうすることでペットボトルの中に雑菌が入り込むのを防ぐことができます。そして飲むだけの量をコップなどに注いだら、すぐに冷蔵庫に入れて保存します。後は賞味期限に関係なく、早めに飲み切るようにしましょう。

ペットボトルの水は、防災用と普段使い用と常に入れ替えるのがおすすめです。これだけでも品質の劣化を防げますが、保存場所ももちろん大切です。ペットボトルの水を保存するのに適した場所を見てみましょう。

未開封

ペットボトルの水の保管場所は、お茶と同様に直射日光と高温多湿を避けて保存します。直射日光は水の蒸発を促すだけでなく、熱でペットボトルの変形の原因にもなります。さらに水は臭い移りが気になるものなので、周囲に強い臭いのするものは置かないように気をつけましょう。

開封後

ペットボトルを開けたときには、飲みきれる量だけをコップなどに注いで飲むようにしましょう。お茶と同様に雑菌が入るのを防ぐためです。さらに常温保存では1日しか持たないため、冷蔵庫に入れて保存します。ただし冷蔵庫での保存でも1週間ほどしか持たないため、早めに飲み切るようにしましょう。

ペットボトルのお茶と水は賞味期限内に飲み切ろう

ペットボトルのお茶と水は、賞味期限が切れても飲むことはできます。ですがそれはあくまで自己責任であり、見た目はもちろん、風味も大きく変化しています。備蓄用の水もしまいっぱなしにせずに時々入れ替えて、正しく保存しながら美味しく賞味期限内に飲みきるようにしましょう。

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