ほうれん草の旬の季節!栄養価が増す時期は?正しい保存方法も紹介
ほうれん草は1年中見かけることのできる野菜であり、料理のレパートリーも豊富にあることから、多くの人に親しまれている野菜として人気です。そんなほうれん草ですが、旬の時期がしっかり存在しているのを知っていますか?中には、ほうれん草の旬がいつなのか知らないという方もいることでしょう。今回は、そんなほうれん草の旬がいつなのか、また旬の時期にはどのような栄養価が増すのか、そして有益なほうれん草の保存方法まで一挙に紹介していきましょう。
ほうれん草の旬はいつ?正しい保存方法も合わせて紹介!
ほうれん草は、クセが少ないことからさまざまな料理に使用することができ、またスーパーなどでも1年中見かけることができるのも料理に多数使用されている理由のひとつでしょう。そんな1年中見かけることのできるほうれん草ですが、旬の時期がいつなのか知っているでしょうか?
ほうれん草の他にも、スーパーで1年中見かけることのできる野菜はありますが、どの野菜にも旬の時期は存在しています。そんな中でも、ほうれん草は意外にも旬の時期の知られていない野菜なのです。ほうれん草の旬の時期を知って美味しいほうれん草を食べてみてはいかがでしょうか?また、ほうれん草の保存方法も詳しく解明していきましょう。
ほうれん草の旬の時期と栄養価
あまり知られていないほうれん草の旬の時期がいつなのか、ここからは解明していきます。ほうれん草のみならず、どんな野菜にも言えますがやはり野菜は、旬の時期に食べるのが一番美味しく食べることができます。
ほうれん草も同様に、旬の時期が一番美味しく食べることができるためまずはほうれん草の旬の時期がいつなのかを把握するのが良いでしょう。
旬の時期
野菜には大きく分けて夏野菜と冬野菜の2種類に分けられます。これは旬の時期を夏と冬に分けており、すぐに頭に浮かぶのが夏が旬の夏野菜では、キュウリやとうもろこしのような野菜が浮かぶことでしょう。また冬が旬の冬野菜では、大根や白菜が挙げられます。では、ほうれん草は夏か冬、いつが旬の時期なのでしょうか?
ほうれん草の旬の時期は11~2月といわれています。そのため、旬の時期の分類では冬野菜に当てはまります。ほうれん草は一見寒さに耐えられるような見た目ではないものの、実はかなり寒さに強く冬の寒さを乗り越えたものは、甘みがより一層増すともいわれています。
1年中見かけることのあるほうれん草ですが、やはり旬の時期に食べる方がメリットを感じることでしょう。ほうれん草の旬の時期がいつなのかをしっかり覚えておくことで、美味しいほうれん草を堪能することができます。
旬の時期は栄養価が上がっている
ほうれん草の旬の時期は、美味しく食べることができます。それに加えて栄養成分も、旬の時期の方が豊富に含まれているともいわれているのです。その中でも注目したいのが、ほうれん草に含まれているビタミンCの含有量です。
旬の時期と旬ではない時期と比較すると、ほうれん草に含まれるビタミンCの含有量は旬の時期の方が3倍も多く摂取することができるといわれています。美味しさも栄養価も上がる、冬のほうれん草は旬の時期にぜひ多く摂取していただきたい野菜として挙げられます。
ここで挙げたビタミンC以外にも、さまざまな栄養価を含んでいるほうれん草は、健康や美容に欠かすことができない食材といえるでしょう。
栄養素と効果
ほうれん草に含まれている、健康や美容に効果的な栄養成分とその具体的な効果効能を見ていきましょう。どれもがほうれん草の旬の時期には、旬ではない時期に比べると効果が上がっていると予想されます。
まず前述でも紹介したビタミンCは、よく耳にすることのある栄養成分でしょう。ビタミンCの効果として、肌荒れの改善や風邪の予防にも効果的であるといわれています。
ビタミンC以外の栄養素として、貧血予防に効果的な鉄分、妊婦さんには欠かすことのできない葉酸、ほうれん草の根本部分には骨を形成するのに欠かすことのできないカルシウムやマグネシウムといった栄養素が含まれています。
主な産地
ほうれん草の旬の時期や、旬の時期には栄養価が上がることが分かったところでほうれん草の収穫の多い地域がどこなのかを詳しく見ていきましょう。ほうれん草の産地として名前が挙がるのが千葉県、埼玉県、群馬県です。
この3県のほうれん草の収穫量はそこまで大差はなく、またこの3県は年間を通した収穫量になっていますが、実際は夏と冬でほうれん草の収穫率の産地が変わるとされています。旬の時期の冬場では、群馬県、埼玉県、茨城県などのように関東地方に集中していることが分かるでしょう。
冬限定の「ちぢみほうれん草」とは?
冬の時期限定でスーパーなどで見かけることのできる、ちぢみほうれん草というほうれん草の一種を知っていますか?通常のほうれん草は、ビニールハウスの中で栽培されているものが多い中で、冬の寒さの中外の空気をまといながら育っているほうれん草が、近年人気を集めています。その代表格として、ちぢみほうれん草の名前が挙げられるのです。
ちぢみほうれん草は、外の寒さから身を守り、凍結しないように地面に這うように育ちます。そのためちぢれたような見た目になっているのが特徴です。期間が限定されて収穫され、味わいは通常のほうれん草よりも甘みが増しているといわれています。
旬の新鮮なほうれん草の見分け方と保存方法
美味しいほうれん草の見分け方を知っておくと、今後ほうれん草を購入する際にも役立つことでしょう。また、傷みやすいほうれん草は保存方法にも注意したい野菜のひとつです。ここからは、新鮮で美味しいほうれん草の見分け方と、ほうれん草の冷蔵、冷凍の保存方法について解説していきましょう。
新鮮なほうれん草の見分け方
新鮮で美味しいほうれん草を見分ける場合には、まずほうれん草の見た目でも目を引く葉の部分に注目しましょう。新鮮で美味しいほうれん草の葉の特徴として、葉の色合いが鮮やかな緑色をしているものを選ぶのが基本です。
また、鮮やかな葉の色にプラスアルファをして、葉が肉厚であるかを確かめましょう。肉厚な葉であるほど、美味しく食べることができます。また、葉部分が上に真っすぐ伸びているものが好ましいとされています。
茎に関しては、程よく太いものを選びましょう。葉への栄養を届ける働きをしている茎は、細すぎると葉まで栄養が上手く伝わらず、逆に太いものは栄養が葉ではなく茎に集中してしまいます。そのため、茎の太さもほうれん草選びの重点になってくるでしょう。根本あたりから、葉が密集しているものを選ぶのもポイントです。
根本は、赤味があるものを選ぶことで甘みをしっかり感じることのできるほうれん草に出会えるでしょう。なかなか全てを確認するのは難しいかもしれませんが、全体的に生き生きしている、茎が適度な太さ、根本に赤味がある、に注目してみるといいでしょう。
冷蔵保存方法
ほうれん草の冷蔵方法は、購入してきてそのまま冷蔵庫に入れるのではなく一手間加えると長持ちします。おすすめの冷蔵保存方法として、購入してきたほうれん草に水で湿らせた新聞紙を巻きましょう。その上からビニール袋などに入れておくだけで、常にほうれん草に水分を与えることができます。
また、冷蔵庫でほうれん草を保存する際には、根本を下にして立てるように保存するのが好ましいです。
もう一つの方法として、ほうれん草を一度水で洗ってから密閉袋などに入れて保存をする方法です。どちらの方法も、ほうれん草を乾燥させないことが重要になっています。ほうれん草には、常に水気を与えることを意識して保存を行うと、購入してきたままの姿よりも遥かに長持ちします。
冷凍保存方法
ほうれん草の冷凍保存には、生のままと茹でてからの方法が存在します。まず、生のままで保存をする際は、ほうれん草を丁寧に水で洗った後、水気を切り密閉袋に入れて冷凍庫にしまいましょう。このとき、そのままでも冷凍は可能ですが、適度な大きさに切り分けて冷凍をすることで、使用する際に手間要らずになります。
茹でてからほうれん草を保存する際は、サッと湯煎にくぐらせます。このときしんなりするまで茹でてしまうと美味しく冷凍保存することができません。湯煎にくぐらせたら、そのまま密閉袋に入れる、もしくは適度な大きさに切ってから密閉袋に入れて冷凍しましょう。
どちらの保存方法でも、保存期間は約1週間~2週間程度を目安に使い切るようにしましょう。それ以上保存をしてしまうと、霜が降ってしまい美味しく食べることができません。
解凍方法
冷凍をしたほうれん草の解凍方法は、自然解凍で十分です。また、料理で加熱を行っているフライパンや鍋の中にそのまま入れても使用できます。ほうれん草は、重量のある野菜ではないので加熱を少々行うだけですぐに元通りになるのも魅力のひとつでしょう。ぜひ冷蔵と冷凍の保存方法を使い分けてほうれん草の料理を堪能してみてください。
旬のほうれん草で栄養たっぷりの料理を作ろう!
ほうれん草の旬は冬の寒い時期にあたります。ほうれん草を使った料理はたくさんあり、主菜にも副菜にもなる優秀な野菜です。ぜひ冬の旬の時期のほうれん草を、食卓で堪能してみてはいかがでしょうか?味、栄養共に満点なほうれん草で健康や美容にも役立てましょう。