焼酎佐藤は3Mに並ぶプレミアム!麦や黒・白の違いと定価を比較!
あの有名な3Mに並ぶプレミアム焼酎、佐藤を知っていますか?本格焼酎一筋の有名酒造元が製造した大人気の焼酎・佐藤を紹介します。黒・白・麦という種類別のおすすめの飲み方や酒造元のある鹿児島の風土、気になる定価の情報などをお届けします。
今注目されている焼酎・佐藤
3M焼酎に並ぶプレミアムな焼酎・佐藤を知っていますか?有名老舗酒造元が作っている焼酎・佐藤は今大変注目されている人気の焼酎です。その佐藤の種類と気になる飲み方・定価を紹介します。
そもそも焼酎3Mとは?
そもそも焼酎3Mって何だろう?と疑問に思った方のために3Mの意味から説明します。3Mとは、「魔王」「森伊蔵」「村尾」の3種類の焼酎を、頭文字をとって「3M」と呼んでいます。どれも大変有名で、高価な焼酎です。名前を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?それでは3Mのそれぞれの特徴を説明します。
3M焼酎・魔王
魔王は人気のあまり、一時は入手困難となってしまい幻の焼酎と言われていました。インパクトのある名前で1度聞いたら忘れられません。焼酎を樽で熟成する段階で蒸発してしまう分は、一般的に天使の分け前と呼ばれています。
その天使を誘惑して抜群に美味しいお酒を調達し、魔界に持って行こうとする悪魔、その悪魔によりもたらされた特別なお酒のことを、通称魔王と呼んでいます。鹿児島県肝属郡錦江町の酒造メーカー、白玉酒造で作られています。
3M焼酎・森伊蔵
森伊蔵は、酒造元である森伊蔵酒造が経営再建の際に生まれた焼酎です。会社を立て直した5代目当主が、4代目当主である森伊蔵の名をとり、焼酎につけたのが由来となっています。代々守り受け継がれてきた、技と心を焼酎に託したのです。120年の歴史をもつ焼酎蔵を大切に維持し、品質と味わいを守り続けてきた酒造。その酒造の伝統のある焼酎です。
3M焼酎・村尾
鹿児島県薩摩川内市の、村尾酒造で作られている地域に根ざした老舗酒造の焼酎です。あの西郷隆盛が愛していた、という話も語り継がれているそうです。100年以上前から偉人に愛されていた、唯一無二の焼酎です。伝統的なかめ壷仕込みの製造方法もさることながら、材料調達・製造に至るまで当主1人で行っているというから驚きです。並々ならぬ思いと技を感じる逸品です。
気になる焼酎佐藤の酒造元
あの3Mも製造元もすべて鹿児島県ですが、気になる佐藤の酒造元も鹿児島県です。なぜ鹿児島県の焼酎は有名で愛されるのか不思議です。鹿児島という視点から、その焼酎人気の秘密を探ってみましょう。
焼酎のふるさと鹿児島
鹿児島県は焼酎の原材料であるさつまいもの生産量が、全国生産量のおよそ4割です。さつまいもの伝来に関しては、江戸時代までさかのぼらなければなりません。鹿児島のシラスの多い土壌でも栽培できるさつまいもは、多くの飢饉から人々を救ったと言われています。
また、温暖な鹿児島の気候では清酒作りは難しく明治時代に黒麹を導入したことから、美味しい焼酎が作られるようになりました。美味しい焼酎が作られたのは、鹿児島の風土が大きく関係していると言えるでしょう。
焼酎佐藤の酒造元・佐藤酒造
焼酎佐藤の酒造元は佐藤酒造です。1906年創業の歴史の深い酒造です。向上心や、情熱をもち、焼酎に向き合う姿勢を大切にしている会社です。製品の種類は、現在6種類のみです。並々ならぬこだわりと真面目さを感じます。出荷数も多くないためユーザーからは、手に入れにくいという意見も寄せられるそうですが、酒質を守るために了承いただきたい、という姿勢も素晴らしいです。
酒造元の薩摩酒造から焼酎・佐藤の販売はしておらず製造に全ての力を注ぎ、必死に焼酎に向き合っていると言えます。それでは、気になる佐藤酒造の佐藤の白・黒・麦について違いや定価を比較していきます。
焼酎佐藤・白
佐藤・白の意味は「白麹」です。白麹は柔らかい酒質を生むと言われています。使われているさつまいもは、「黄金千貫」です。黄金千貫はデンブン質が豊富で、南九州の土壌で栽培するのに適し、焼酎作りに最適なさつまいもです。これらを用いて作られたのが佐藤・白なのです。
白佐藤のおすすめの飲み方は?
さつまいもの黄金千貫の素材の甘さを生かし、優しく素直な味を表現している白佐藤。おすすめの飲み方はお湯割りです。焼酎を飲みなれていない方には、少しハードルが高いかもしれませんが、白佐藤は優しく素直な風味です。その豊かな味を楽しむには、ストレートやロックより、水割りやお湯割りで香りを立たせて楽しむ飲み方がおすすめです。
特にお湯割りは焼酎のコクをたっぷり楽しむことができます。お湯で割ることで甘みはより一層ひきたち、白佐藤の優しい味を深く堪能することができます。
白佐藤の定価は?
佐藤酒造では佐藤は販売しておらず、直接小売店に卸している現状です。白佐藤を定価で購入する場合は、佐藤酒造の公式ホームページのメール問い合わせから必要事項を入力の上、購入に関し問い合わせすると非常に丁寧に対応してもらえます。
小売店に在庫がない場合もあるので必ず購入できる訳ではありません。それほど人気の焼酎なのです。また、佐藤酒造のホームページ上で、小売価格が表示されておりお住まいの地域によって価格に若干ばらつきがあるようです。
焼酎佐藤・黒
佐藤・黒の意味は「黒麹」です。黒麹は白麹と比較すると、パンチのある強い香りや味わいを生み出します。元々、黒麹は泡盛の製造に使われている麹です。泡盛と言えば、アルコールの高い度数と特徴のある強い香りが特徴のお酒です。その麹が焼酎用に開発されて現在黒麹として普及しています。
使用している黄金千貫の優しさを、白麹とともに表現しているのが白佐藤ならば、黄金千貫の香ばしさを黒麹とともに表現しているのが黒佐藤です。黒麹は強く重厚な味わいを生み出します。それでは黒佐藤はどのような飲み方がふさわしいのでしょうか?
黒佐藤のおすすめの飲み方は?
さつまいも・黄金千貫の香り高さが楽しめる黒佐藤。おすすめの飲み方はロックです。黒佐藤の力強くインパクトのある味わいを楽しむには、ロックがぴったりです。初めはキリッとした強めの口当たりですが、氷が少しずつ溶けていくことで、まろやかな芋の香ばしさも味わうことができます。芋感をより楽しめるのは黒麹のなせる技です。強さも柔らかさも兼ねそろえた、最高の一杯になること間違いなしです。
黒佐藤の定価は?
佐藤酒造の公式ホームページに価格が表示されていますが白佐藤に比べると価格は約¥200ほど高い程度です。
焼酎佐藤・麦
焼酎は一般的に米麹に水と酵母を混ぜて酒母を作ります。その後、主原料(さつまいも、麦など)を加えて発酵させもろみを作ります。その後蒸留や熟成などを行い完成させるのが焼酎の作り方です。主原料に麦を使っているのが麦焼酎になります。
佐藤酒造で唯一作られている麦焼酎があります。それが、佐藤・麦です。2007年に発売されており、比較的新しい焼酎と言えます。この麦焼酎に使われているのは白麹です。そのためか、白佐藤のように優しくまろやかな味わいがベースの麦焼酎です。優しさを感じるのに麦のしっかりした香ばしさを味わうことができます。焼酎初心者の方にもおすすめしたい焼酎の1つです。では、どういった飲み方が良いでしょうか?
麦佐藤のおすすめの飲み方は?
麦の味をしっかり感じることのできる麦佐藤。おすすめの飲み方は水割りです。麦焼酎は、水割りやロックにすると水っぽさが勝ってしまいがちなのですが、麦佐藤は香りも味も比較的しっかりしていることから、逆に水割りで味わって欲しい焼酎です。水割りにすることで甘みが増し、麦の豊かな風味を楽しむことができます。
麦佐藤の定価は?
薩摩酒造の公式ホームページによると、コスパが最高なのがこの麦佐藤です。佐藤酒造の作ったクオリティの高い焼酎でありながら白佐藤・黒佐藤よりは安価で比較的手に入りやすい焼酎と言えます。
焼酎佐藤・まとめ
焼酎・佐藤の美味しさの理由は水にあると言われています。佐藤酒造は、鹿児島県霧島市牧園町に位置しています。霧島山系の水は世界でも希少なミネラルが高い濃度で含まれている名水と有名です。しかもミネラルの種類がバランスよく含まれているというのです。その水を佐藤酒造では製造の全ての行程で大切に使用していると言われています。
お酒作りにおいて水は最も重要と言われるほど大切なものです。鹿児島の火山帯で豊かな土壌が育んだ名水と匠たちの織りなす技と心が生んだ名酒・佐藤。大切に味わってみたい逸品です。
いかがでしたか?焼酎の歴史や製造過程など焼酎には奥深い味わいがたくさんあります。ここで紹介した3種類の焼酎の白佐藤・黒佐藤・麦佐藤を飲み比べしてみるのも楽しめる飲み方だと思います。通販サイトなどネット上でも佐藤は販売されていることがあります。試したことの無い方はぜひチェックしてみてください。