渋皮煮のレシピ!圧力鍋で簡単に作る方法や保存の仕方など紹介!

渋皮煮のレシピを知っていますか?秋になると栗が手に入る機会も増えるので、渋皮煮のレシピも押さえておきましょう。栗は皮むきから味付けまで面倒なイメージがありますが、手順さえ守れば簡単に渋皮煮を作ることができます。今回は、栗の渋皮煮のレシピについてまとめています。渋皮煮をアレンジした簡単で人気のレシピについてもまとめているので、栗の渋皮煮を作って秋を満喫してみてください。

渋皮煮のレシピ!圧力鍋で簡単に作る方法や保存の仕方など紹介!のイメージ

目次

  1. 1渋皮煮のレシピで甘い秋のデザートを堪能!
  2. 2渋皮煮の基本の作り方レシピ
  3. 3渋皮煮のレシピは圧力鍋で簡単に!
  4. 4渋皮煮の保存方法
  5. 5渋皮煮の人気で簡単なアレンジレシピを大紹介!
  6. 6渋皮煮のレシピで秋の味覚を感じる幸せ!

渋皮煮のレシピで甘い秋のデザートを堪能!

栗の渋皮煮のレシピを知っていますか?秋になると、栗を手に入れる機会も増えると思います。その栗を美味しく食べるのに人気なのが、渋皮煮のレシピです。栗の渋皮煮は作るのが面倒そうなイメージもありますが、手順さえ守れば簡単に作ることができます。渋皮煮のレシピを覚えて、秋の味覚を満喫しましょう。

渋皮煮の基本の作り方レシピ

まず、渋皮煮の基本的なレシピを紹介します。手順さえ守れば簡単に美味しい渋皮煮を作ることができるので、栗が手に入った際はぜひ挑戦してみてください。

渋皮煮の材料

渋皮煮の材料は、皮付きの栗を1キロ、砂糖を500グラム、重曹を15グラムです。栗の渋皮が厚い場合は、重曹を30グラムまで増やして様子を見てください。

たっぷりの水に栗を浸けてから皮むき

まず、栗を水で洗います。皮に穴が開いている栗は取り除きましょう。洗い終わったらステンレスかホーローの大きな鍋に水を張って栗を移します。水に浮いた栗も取り除いておきましょう。不要な栗を取り除いたら鍋を火にかけ、5分から10分ほど煮ましょう。こうすることで、皮が剥きやすくなります。

栗を煮たら取り出して、皮を剥いて行きます。皮を剥くのは難しそうですが、意外と簡単に剥けます。栗の底にはザラザラとした部分があるので、そこと茶色くツルツルとした場所の境目に包丁を入れましょう。包丁は浅く入れて、栗の頂点に向けて皮を剥きます。皮を剥いたら水に浸けておきましょう。栗の実は乾燥すると割れやすくなるので、ここでも水はたっぷりと用意しましょう。

鍋に水と重曹と栗を入れて火にかける

栗の皮を剥き終わったら、もう一度鍋にたっぷりの水を入れてそこに栗を入れましょう。栗が浸るぐらいの水を入れたら、重曹を5グラムから10グラム入れて火にかけます。鍋が沸騰したら栗が踊らないように火を弱くしましょう。アクが出て来るので、これもできるだけキレイに取り除きましょう。もし火を弱めずに煮ると栗が踊り、実が割れてしまいます。

沸騰してから10分ほど煮たら火を止めて、栗が割れないようそっと水を捨てましょう。1回目だけは栗をザルに出しても大丈夫です。似た栗と鍋を優しく水洗いしましょう。

冷まして残りの皮をむく

栗を水洗いしたら冷まして、渋皮を剥いていきます。栗の渋皮には必ず太い筋が一本あります。この筋をつまようじなどで取り除いて、実にくっ付いている渋皮は指の腹で押さえて優しく剥いていきましょう。渋皮が残ってしまうと渋皮煮の味が落ちるので、時間をかけて丁寧に剥いて行きましょう。

重曹抜きをする

渋皮を剥き終わった栗は、もう一度水に浸けましょう。その後また重曹を入れて火にかけて沸騰させ、弱火で10分煮ます。煮たら水洗いして残った渋皮を剥いて水に浸けましょう。これを3回繰り返し、重曹で渋皮を柔らかくして取り除きましょう。

重曹で3回煮たら、最後に栗と栗が浸るぐらいの水だけを入れて火にかけ沸騰させます。沸騰したら弱火で5分から10分煮て取り出し、もう一度水と栗だけで煮て重曹を抜きます。重曹が残った状態だと渋皮煮の味が落ちてしまうので、必ず重曹抜きを行いましょう。

味付けをしていこう

渋皮煮のレシピの基本は、砂糖での味付けだけです。重曹抜きした栗と栗が浸るぐらいの水を鍋に入れて火にかけます。砂糖を2回から3回に分けて入れて沸騰させましょう。沸騰したらクッキングペーパーなどで落し蓋をして弱火で20分ほど煮詰めましょう。煮終わったら鍋の中で栗を冷まして味を染み込ませて完成です。

重曹なしでも大丈夫?

栗の渋皮煮は、重曹が無くても作ることができます。重曹を使わない分渋皮が柔らかくならないので時間と手間はかかりますが、煮込む回数を増やせば渋皮煮を作ることができます。

まず、栗を熱湯に浸けて4時間以上放置します。浸け終わったら栗の皮を剥いて水に浸しておきましょう。栗が浸るぐらいの水を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたらアクを取りながら弱火で20分煮込みます。鍋に水を入れてぬるま湯にしながら水を交換しましょう。お湯を捨てて水を入れると渋皮が割れるので、水を入れて溢れさせて交換してください。

新しい水に替えたら再び水に浸し、火にかけて弱火で20分煮込み、水を交換します。これを5回か6回繰り返しましょう。渋皮付いた固い筋を少しずつこすり取ってキレイにしましょう。最後の煮込みが終わったら冷水を鍋に入れながら栗をこすってキレイにしましょう。渋皮が剥けたら水と砂糖で味付けして煮込んで、渋皮煮の出来上がりです。

渋皮煮のレシピは圧力鍋で簡単に!

圧力鍋を使うことで、通常の鍋で煮込むよりも簡単に栗の下ごしらえができます。圧力鍋は圧力をかけることで中の食材を柔らかく調理することができるので、栗の鬼皮も渋皮も簡単に剥くことができます。圧力鍋を持っている方であれば、圧力鍋で下ごしらえをすることをオススメします。

圧力鍋なら時短で栗の下ごしらえ!

まず、栗を水に浸けておきましょう。水に浮いてくる栗は取り除いておいてください。10分ほど浸けたら栗を取り出し、栗の上に横向きに1センチほどの切れ込みを入れます。圧力鍋に栗が被るくらいの水と栗を入れて火にかけ、蓋をして加圧が始まったら30秒で火を止めましょう。

火を止めたら15分程放置して、圧が抜けたら蓋を開けて冷ましましょう。危険なので、必ず圧力鍋の蓋を外してから冷ますようにしてください。鍋から取り出して皮を剥きましょう。皮も柔らかくなっているので、手で簡単に剥けます。下ごしらえをしたあとは鍋の時と同じようにたっぷりの水と砂糖で煮込んで、渋皮煮の出来上がりです。

渋皮煮の保存方法

ここで、栗の渋皮煮の保存方法を紹介します。せっかく人気のレシピで作っても、保存方法を知らずに腐らせてしまっては意味がありません。必ず正しい保存方法で保存して、最後まで美味しく渋皮煮を食べましょう。

煮沸消毒した瓶で保存

栗の渋皮煮を保存するには、煮沸消毒した瓶を使うことをオススメします。ジャムなどの瓶を用意してキレイに洗い、熱湯に入れて15分ほど消毒しましょう。この時、必ず蓋も一緒に消毒してください。煮沸消毒が終わったらキッチンペーパーを敷いた上に瓶をひっくり返して並べます。しっかりと水気が切れたことを確認してから、保存用の瓶に使ってください。

栗がかぶるだけのシロップを入れる

煮沸消毒ができたら、いよいよ渋皮煮の瓶詰です。渋皮煮をぐつぐつと煮立たせた状態で瓶に入れていきましょう。また、栗が被るぐらいまでシロップを入れましょう。シロップが足りないと栗が空気に触れてしまい、傷んでしまいます。栗とシロップを入れたら瓶の蓋を軽く閉めて、それを鍋に入れて並べます。鍋には瓶が肩まで浸かるぐらいのお湯を入れておきましょう。

瓶をお湯の中に並べたら、蓋をして中火で15分ほど煮沸します。煮沸が終わったら瓶を取り出してしっかりと蓋をしましょう。その後、蓋が下になるようにひっくり返して冷まします。冷めたら蓋の真ん中が引っ込むので、それを確認して出来上がりです。キチンと保存できていれば、瓶の蓋が凹みます。いずれの作業もお湯を使うので、ヤケドには十分注意しましょう。

渋皮煮を冷凍保存する方法

栗の渋皮煮を冷凍保存する場合は、タッパーや瓶を使いましょう。いずれの場合も栗が浸かるぐらいのシロップを一緒に入れて冷凍するようにしてください。もしくは、栗を一粒ずつラップで包んでフリーザーバッグに入れてしっかりと空気を抜いて冷凍することもできます。

また、冷凍保存した栗は食感が柔らかくなってしまい風味も落ちます。大量に作って食べきれないのであれば冷凍保存をオススメしますが、美味しいまま食べたいのであればお菓子のレシピに使うなどして早めに食べきってください。

冷凍保存した渋皮煮の解凍方法ですが、食べる前日に冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。急いでいる場合は流水で解凍することもできますが、タッパーや瓶などの密閉容器で保存している場合はなかなか溶けないので注意が必要です。

保存の期間は?

栗の渋皮煮の保存期間ですが、煮沸消毒した瓶であれば1年ほど保存が可能です。一度でも開封してしまうと日持ちしなくなるので、一度開けてしまった瓶の中身はできるだけ早く食べきってしまいましょう。冷凍保存した渋皮煮の保存期間はおよそ1ヵ月です。しかし、シロップが入っている場合は半年ほど経過しても食べてしまう人もいるので、食べる前に匂いを嗅ぐなどの注意をしてから食べるかどうか判断しましょう。

腐った渋皮煮の見分け方

保存しておいた渋皮煮が腐っているかの見分け方を紹介します。栗にカビが生えている、透き通っていたシロップが白く濁っている、白い膜のようなものが浮いている、シロップに気泡がたくさんできている、シロップに浸かっていない栗から白い液体が出ている、酸っぱい匂いがする、シロップではない糸を引いている、酸っぱい味がする、などの異変がある場合は腐っているので、食べないでください。

栗の渋皮煮ですが、シロップに浸かっていない部分はすぐにカビが生えて食べられなくなってしまいます。その為、保存の際には必ずシロップを一緒にたっぷりと保存してください。

渋皮煮の人気で簡単なアレンジレシピを大紹介!

ここで、渋皮煮を使った人気のアレンジレシピを紹介します。どれも人気で簡単なレシピなので、栗の渋皮煮を作った際はぜひ試してみてください。栗の渋皮煮を作ったはいいものの食べきれないという場合も、お菓子にアレンジしてしまえば結構な量を消費できるので、渋皮煮のレシピと合わせて覚えておきましょう。

ちょっとおしゃれに「栗の渋皮煮でマロングラッセ風」

栗の渋皮煮を使えば、簡単にマロングラッセを作ることができます、マロングラッセは栗のお菓子の中でも人気なので、覚えておくと秋のおやつ作りに便利です。本来マロングラセは渋皮をキレイに取り除いた栗を何度も何度も砂糖で煮て味を染み込ませるお菓子ですが、渋皮煮を使えば即席マロングラッセも簡単に作れます。

材料は栗の渋皮煮と、三温糖を30グラムから50グラム、グラニュー糖を適量、お好みでブランデーやラム酒を少々です。渋皮煮の量によって、三温糖の量も調節してください。また、アルコールが苦手な方や小さな子供に食べさせる場合は、お酒は使わない方が良いでしょう。

作り方ですが、作った栗の渋皮煮を一晩置いておいて、二日目に砂糖を染み込ませます。渋皮煮とシロップに三温糖を加え、沸騰しないように弱火で5分ほど温めて砂糖を溶かし、一晩置いておきます。一晩明けたら栗を網に乗せて乾燥させましょう。乾燥したらグラニュー糖を振りかけて出来上がりです。甘さ控えめなので長期保存はできないので、早めに食べきりましょう。

ほくほく渋皮煮がアクセント「ふんわりマフィン」

色々なトッピングを加えて楽しむことのできるマフィンは、手作りおやつの中でも人気の一品です。手作りした渋皮煮を混ぜて、全部一から手作りした栗のマフィンを作ってみましょう。

材料は、薄力粉を110グラム、ベーキングパウダーを5グラム、きなこを10グラム、卵を1個、バターを100グラム、砂糖を70グラム、牛乳を90㏄、栗の渋皮煮を6粒です。下準備として、粉類は全て合わせてふるっておきましょう。栗の渋皮煮は粗みじんにして、オーブンを180度に予熱しておきましょう。

まず、室温に戻したバターをボウルに移し、クリーム状になるまで泡立てます。そこに3回に分けて砂糖を入れてしっかりと混ぜ合わせましょう。しっかり混ざったら溶き卵を3回に分けて加え、よく混ぜます。粉類を3分の1、牛乳を半量入れてゴムベラで切るように混ぜます。残った粉の半分を牛乳を入れて更に混ぜ、残った粉を全て入れましょう。渋皮煮も入れて混ぜ合わせ、マフィンカップに入れていきます。オーブンで30分ほど焼いて、出来上がりです。

モンブランにも使える「渋皮栗のマロンペースト」

栗のお菓子と言えば真っ先にモンブランを連想する方も多いと思います。モンブランは大人にも子供にも大人気のケーキです。渋皮煮を活用してマロンペーストを作っておけば、市販のカップケーキに乗せるだけで簡単にモンブランが作れるので、マロンペーストのレシピはぜひ覚えておきましょう。

材料は、作った栗の渋皮煮とそのシロップだけです。渋皮煮200グラムに対してシロップ50グラムが目安ですが、好みによって硬さを調節してみてください。柔らかいペーストにすればパンに塗って食べることもできるので、渋皮煮が余ってしまいそうな時にも役立ちます。

作り方ですが、渋皮煮とシロップを一緒にブレンダーやフードプロセッサーで細かくするだけです。生クリームや牛乳で伸ばせば更にクリーミーな味が加わって美味しいマロンペーストになります。モンブランなどを作る場合は口金が詰まってしまうので、必ずペーストを裏ごししてから使うようにしてください。

渋皮煮のレシピで秋の味覚を感じる幸せ!

いかがでしたか?栗の渋皮煮は、秋の人気おやつの一つです。レシピも簡単なので、ぜひ人気の栗の渋皮煮を手作りしてみてください。渋皮煮に飽きたら人気のお菓子にアレンジすることもできるので、手間と時間をかけて秋の味覚を満喫しましょう。

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