はちみつの効果効能は?健康・美肌に効果的な食べ方も紹介!
古代エジプトの時代にもクレオパトラが好んで食べていたほど、様々な効果効能のあるはちみつは、現代でも色々な効果効能があると、継続的に人気の高い自然の恵みです。健康効果や美肌効果に、知らなかった効果が沢山ありますので、出来る限りはちみつの効果を紹介したいと思いますが、今回は特に健康と美肌の効果を中心として、それぞれの効果効能と、効果的な食べ方、美肌のための肌への使い方まで、はちみつの栄養素と効果効能を余すことなく活用できる情報を紹介します。
はちみつには身体に嬉しい効果効能がある!
近年はスーパーでも手軽に天然はちみつを購入できるようになりました。また、その種類も多くいかにはちみつが人々から人気を得ているかが分かります。おそらく美容の効果効能をアメリカのセレブが発信することから、更に人気が加速したとも言えるでしょう。はちみつには多くの効果効能があると言われていますが、どのような効果効能があるのでしょうか?
はちみつに含まれている栄養素には、ポリフェノールや10種類ものビタミン、27種類のミネラル、22種類のアミノ酸、80種類の酵素とトータルで150種類もの栄養素を含んでいます。はちみつは、これだけの栄養素を含んでいるのですから、その効果効能は計り知れないことでしょう。そんなはちみつの効果効能を出来る限り紹介したいと思います。
はちみつが健康へもたらす効果効能
はちみつの主成分はブドウ糖
150種類もの栄養素を含むはちみつですが、はちみつの主成分はブドウ糖です。ブドウ糖とは単糖類であり、これ以上分解されない糖で、摂取後20分ほどで吸収され素早くエネルギーとして脳へ供給されます。また天然由来のブドウ糖ですので、人口の甘味料よりも胃腸に負担がかからず、カロリーも控えめなのです。その上に甘みは白糖の1.3倍ですから、使用料も少なくて済みます。
はちみつはのどの痛みを和らげる
昔から風邪をひいて喉が痛い時などに、はちみつを舐めると良いと言われた経験のある人は、少なくないのではないでしょうか?では、何故はちみつが喉の痛みを緩和してくれるのでしょか?なんとなく、はちみつの甘味やとろみが喉に纏わり、コーティングしてくれるような感覚ではあります。しかし、本当にはちみつで喉の痛みが和らぐのかかを、確かめてみましょう!
まず、喉の痛みが何故起こるのかというと、一番に挙げられるのが風邪のウィルスや細菌などの感染により、喉の粘膜の触れるとウィルスや細菌を異物であると認識し、体外へと追い出そうとする働きから咳がでたり、炎症を起こしたりします。また、体内にウィルスや細菌が侵入すると、これらを撃退するために、体温を上げる作用が働き発熱が起こります。
簡単に喉の痛みが起きる仕組みを説明しましたが、本題のはちみつが喉の痛みに何故効くのか?について説明をします。はちみつには強力な抗菌作用があります。この抗菌作用の強さから、はちみつは常温でも長期間日持ちがするのですが、はちみつはミツバチが花の蜜を集めて巣に持ち帰り、ハチの巣の中で花の蜜は水分が蒸発して濃縮されます。つまり水分の少ない糖度の高い状態となるのです。
この水分が少なく糖度が高い状態では、菌は繁殖することが出来ません。またはちみつに含まれている、グルコースオキシダーゼという酵素の一種は、酸素と結びつくことで、殺菌作用のある過酸化水素水へと変化します。過酸化水素水の水溶液は、皆さんご存知のオキシドールです。つまり、二つの強い抗菌作用によって、喉に付着したウィルスや細菌を殺菌してくれるのが、はちみつの効果効能なのです。
はちみつはダイエット効果がある
寝る前にはちみつを食べるとダイエット効果が得られるそうですが、どういう仕組みなのでしょうか?寝る前に甘いはちみつを食べると、逆に太ってしまいそうにしか思えないという人の方が多いでしょう。しかし、寝る前にはちみつを食べるダイエットでの効能は、寝ている間に通常よりも脂肪燃焼を多くさせてくれるようです。
実は私たちは起きて活動している時だけでなく、寝ている間でも普通に脂肪を燃焼させているのです。しかし、起きている時よりも活動量が圧倒的に少ない為、脂肪燃焼の量はそう多くありません。ですから、寝る前に食事を摂ると太るわけですが、はちみつの場合は質の良い睡眠へと導いてくれる作用がありますので、成長ホルモンが活発に分泌されます。
成長ホルモンにより、脂肪燃焼を促進してくれるので、寝る前にはちみつを食べると通常よりも多く、脂肪燃焼され、ダイエット効果が得られるという仕組みなのです。この寝る前にはちみつを食べるダイエットは、イギリスで人気となったダイエット方法なのですが、考案したのはイギリスの薬剤師であるマイク・マッキネス氏です。彼は10年間もの間、肝臓の機能や生態を調べました。
そして、その結果「ハイパーネーション・ダイエット」と言い、日本語に翻訳すると、「冬眠式プラスハチミツダイエット」というダイエット本が出版されました。はちみつによって分泌を促される成長ホルモンは、脳の下垂体というところから分泌されており、自律神経が副交感神経優位の時である、夜や睡眠の間に多く分泌されるホルモンです。
この成長ホルモンは、筋肉・骨・皮膚などの成長や強化をしたり、タンパク質・糖質・脂質の代謝を促してくれます。寝ている間に成長ホルモンが上手く分泌されると、体の傷ついた筋肉や臓器などあらゆる機関の修復が行われます。この修復作業にはエネルギーや栄養素が必要ですので、体脂肪も燃焼されます。
また、成長ホルモンの分泌をする際にも、脳は多くのエネルギーを必要とします。寝ている間は食事として、エネルギーが摂取されませんので、脳は肝臓に蓄えられたブドウ糖を使ってエネルギーにします。しかし、エネルギーが足りない場合には、脳が上手く成長ホルモンを分泌することが出来ず、体脂肪を燃やすことが出来ないどころか、体の修復作業も上手くできません。
エネルギーが足りないと脳は、ストレスホルモンを分泌し、筋肉を分解することでブドウ糖を作り出してしまいます。これでは筋肉量も減って基礎代謝が落ちてしまいますし、筋肉から作られたブドウ糖では、成長ホルモンの分泌は上手くできないようです。ダイエットの為に安易に食事制限をしてしまうと、こうした悪循環に陥ってしまうのです。
このような体の仕組みを理解しておけば、過度な食事制限は筋肉が落ちてしまい、脂肪は減らず張りのない老けた身体や、肌になってしまうことは想像がつくでしょう。では、よりダイエット効果が得やすいはちみつの摂り方を紹介しておきます。まず天然はちみつを選ぶということは大前提です。市販のはちみつには、人工甘味料や糖分を含んだものも売られています。
また製造過程で加熱されることで、肝心なはちみつの栄養が無くなっている商品もあります。天然のはちみつは、甘味料の中でも比較的短時間で、効率よく脳のエネルギーになることと、脂肪燃焼時に必要である栄養素のビタミンB群も含まれていますので、より効果的なのです。効果的な食べ方で、はちみつを食べて寝るだけで、脂肪燃焼の効能を得られるのですから、ぜひ試してみたいダイエット法と言えるでしょう。
ただし、効果的な食べ方だけでは十分ではありません。寝ている間に成長ホルモンが十分に分泌されるために、質の良い睡眠が必要です。成長ホルモンのゴールデンタイムと言われている、22時~深夜2時の間に寝ている必要があります。この時間帯では成長ホルモンが最も多く分泌されます。また、7時間前後の睡眠時間を確保するようにしましょう。そして、寝る6時間前にはカフェインを摂取しないことです。
カフェインには覚醒作用がありますので、睡眠の質が落ちてしまいます。カフェインの効果は4~6時間持続します。また、食事は寝る前の3時間前に終わらせておくのが理想的です。どうしても遅い夕食となった時には、出来るだけ消化のいいものを選びましょう。また、お湯に浸かって体温を一旦上げておくと、その後体温が下がってくる時に睡眠を促進してくれますので、ぬるめのお風呂に入りましょう。
どのダイエットでも同じことが言えるのですが、効果効能を過信して一日の摂取カロリーを気にしていないと、ダイエットの効果を得るどころか、逆に脂肪が増えてしまいます。バランスの良い食事を心がけ、夜は糖質が少ない食事を摂るようにしましょう。一番重要なことは、はちみつを食べることによって、良質な睡眠をとり、成長ホルモンを多く分泌させることなのです。
はちみつが健康へもたらす効果効能
はちみつは急激な血糖値の上昇を抑制する効能があります。急激な血糖値の上昇が起こると、脳は血糖値を下げる為に、インスリンの分泌させるよう命令を出します。インスリンは血中の余分な糖分を中性脂肪に変えることから、肥満ホルモンとも呼ばれています。適度なインスリンは、体にとって必要なホルモンなのですが、過剰に分泌されると肥満へ繋がり、生活習慣病を引き起こす要因ともなります。
インスリンは血液中のブドウ糖を脂肪や筋肉に蓄えたり、全身の細胞に取り込ませる働きをします。ただ、インスリンの量が多いと肥満に繋がることを説明しましたが、インスリンが少なくても、高血糖の状態が長く続いてしまい、全身の血管にダメージを与えることになり、様々な合併症を引き起こします。血管がダメージを受けると、血管の壁は硬くなり、血管内がつまったりする動脈硬化の要因となります。
また進行すると、心筋梗塞・脳梗塞・狭心症・下肢閉塞性動脈硬化症などが起こったりします。また、細い血管での障害では、腎症や網膜症が発症する恐れもあり、末梢神経にも影響があります。末梢神経への影響は、足の壊疽にも繋がることがあります。壊疽は最悪の場合、下肢の切断をしなければならないこともある危険な症状です。
そのほかにも、糖尿病性網膜症と言い、目の網膜の血管に障害が起こることで、視力の低下や最悪失明の可能性もあります。これらの症状を防ぎ健康を維持することが可能なのが、はちみつの効果効能の一つである、血糖値とインスリン分泌に良い効能です。はちみつは血糖値の急上昇を抑制するのは、はちみつに含まれている、フルクトースという成分のためと考えられています。
更には、はちみつの血糖値に対する効能は、ブドウ糖と比較した時に、はちみつの方が血糖値が元に戻りやすいという研究結果も得られています。これらから分かるように、はちみつは血糖値をコントロールできる食品であり、肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防することに大変効果のある食べ物と言えるでしょう。
はちみつの歯石予防効果
福岡医療短期大学歯科衛生学科の日高教授と、山田養蜂場の共同研究によって、はちみつが歯石予防に効果があることが確認されています。歯石は唾液の中にあるリン酸とカルシウムから生まれる、ハイドロキシアパタイトという結晶のことで、はちみつを食べた時の方がこのハイドロキシアパタイトへの転換反応の速度が遅いことから、歯石の形成を抑制するという判断です。
脳の働きを穏やかにしリラックス効果が得られる
はちみつの香りが、ストレスによる脳のダメージを軽減してくれるそうです。脳の大脳辺縁系という本能や感情に関係する原始の脳の部分があり、この大脳辺縁系は人間の五感の中でも嗅覚のみが繋がっています。人間が進化する以前から存在しているこの大脳辺縁系に香りを使うことで、脳が活性化しストレスを軽減できるそうです。
様々な香りで脳のβ波とα波を計測した実験では、通常の状態とストレスを与えた時、香りをかいだ時で数値を比較しています。この実験の結果から人は甘い香りや柑橘系の香りを嗅いだ時にストレスの数値が下がり、リラックスしてやる気が増えるα波が増えたということが分かりました。はちみつの甘い香りがリラックス効果をもたらしてくれるのも、感覚的に頷けることでしょう。
はちみつの美肌効果:シミや肌の乾燥予防効果
加齢や空気の乾燥により、肌のバリア機能や肌の保湿性の低下が起こり、肌の乾燥に悩まされている人も多いことでしょう。また、肌の乾燥から弾力性が低下し、シワやたるみ・シミ・そばかすなども、女性の悩みの種です。肌のバリア機能が低下することで、紫外線からの影響を受けやすくなり、メラニンの過剰生産によってシミやそばかすが増えてしまいます。
また、肌を支えている基底膜が壊されることで肌の弾力性が低くなり、しわやたるみの原因となってしまいます。これらの肌の悩みを解消し、若々しい美肌を保つためには、肌の保湿と紫外線対策は大変重要であり、肌の保護にとっては絶対的条件でもあります。また、体の内側からのケアも大切で、ビタミンA・C・Eに、ローヤルゼリー・コラーゲンは美肌のために、積極的に摂りたい栄養素と言えます。
はちみつには、保湿作用があり、グリセリン水溶液と同等の保湿作用があるという実験結果があります。また、はちみつのメラニン生成を抑制する効果についても、メラニン産生に関与しているチロシナーゼという酵素の活性をある程度阻害するという結果も出ています。このように、はちみつは優れた保水力、ビタミンにより皮脂の分泌をコントロールすることと、殺菌効果でニキビ予防もしてくれます。
更に、はちみつの分子は大変小さなもので、古い角質層を落として、くすみが無くなり肌の色が明るくなります。また、コラーゲン生成に必要なビタミンCとアミノ酸も含んでいますし、はちみつの整腸作用により、有害物質が体外へと排出されますので、肌の調子も整ってきます。食べても、肌に塗っても美肌効果のあるはちみつは、女性の美肌を強くサポートしてくれる食品なのです。
はちみつの美肌効果:外からはちみつの美肌効果を得る
クレンジングの前にはちみつを顔全体に塗ってから、クレンジングを肌にたっぷりと塗り、滑らせるように肌を擦らないようにして、メイクを落とします。はちみつの分子は細かく、毛穴に入り込みますので、その分メイク汚れもしっかりと落としてくれ、先にはちみつを塗ることで、クレンジングに含まれている、界面活性剤の肌への負担をかなり減らし美肌へと導いてくれます。
クレンジングを肌に塗ってメイクが浮いてきたら、あまり長時間クレンジングを肌に付けておくのは良くありませんので、早めに洗顔で落としてしまいましょう。または、クレンジングを使いたくない人や、肌の敏感な人におすすめなのが、オリーブオイルとはちみつを混ぜたものをクレンジングとして使うことです。低刺激でメイクも落としてくれますので、自然派の美肌を求めるには大変おすすめです。
また、はちみつに多く含まれている亜鉛は、アトピー性皮膚炎の治療にも利用されている成分であり、肌細胞の活性化に繋がり、新しく肌が作られやすい状態になります。洗顔料1に対して、はちみつを2の割合で混ぜて、しっかりと泡立ててからキメの細かい泡で洗いましょう。出来れば入浴時に、お湯に浸かってしっかりと毛穴が広がった状態で、肌のケアをするとより効果的です。
また、はちみつと化粧水を混ぜて使うことも、美肌に役立ちます。分子の細かいはちみつは浸透性が高いのですが、水分と混ざるとその浸透性が高くなるのです。この効果を活用して化粧水の浸透力を高めると、更に美肌効果が得られるということです。はちみつ1に対して化粧水3の割合で、様子を見ながら自分に合った割合を見つけてみてください。季節によっても変えるといいでしょう。
また、美肌に欠かせない夜の美容液ですが、この美容液にも1:1の割合ではちみつを混ぜることで、美容成分と、はちみつのビタミンの相乗効果と浸透力で翌朝の肌が、驚くほど美肌に近づいていることを実感できるでしょう。また全ての基礎化粧品を塗った最後に付けるクリームですが、肌に浸透させた美肌成分を外に出さないように、蓋をする役目があります。
はちみつの保湿力と肌のバリア機能をアップさせ、水分や美肌成分を逃さないように、はちみつ1に対して、クリーム2の割合で混ぜ、手のひらで温めてから肌全体に馴染ませるようにして伸ばしましょう。年齢の出やすい首やデコルテ、指先や手の甲にも塗りましょう。
はちみつが美肌に効果的な食べ方
はちみつの効果的な食べ方の基本
多くの効果効能のある、はちみつですが効果的な食べ方をしていなければ、思ったように効果を感じることが出来ません。まず純粋な自然のはちみつを食べることは勿論基本ですし、はちみつは熱を加えると栄養素が壊れてしまいますので、加熱されていない生のはちみつを食べることが、効果的な食べ方の基本の一つでもあります。
また空腹時に食べることが、最大に効果的な食べ方ですし、一日に最大でティースプーン3杯までを目安として、食べ過ぎないことも気を付けましょう。
はちみつを毎日食べて効果倍増させる
はちみつの効果的な食べ方には、目的によっていくつか違いがあります。先に説明した寝る前に食べる方法は、脂肪燃焼に効果的な食べ方ですし、免疫力を高めたい時には毎日ティースプーン半分のはちみつを摂取するのが、効果的な食べ方と言われています。またヨーグルトとはちみつを一緒に食べると、腸内環境を整えて栄養素の吸収率を高めるのに効果的な食べ方となります。
また、茶カテキンが含まれている紅茶にはちみつを混ぜて飲むと、殺菌作用の効果を引き出すのに効果的な食べ方と言えますが、はちみつは50度以上の熱を加えると栄養素が壊れますので、アイスティーもしくは、常温の紅茶でいただきましょう。また、一日の始まりである朝にはちみつを摂取すると、即時に脳のエネルギーとして取り込まれますので、活動しやすくなるのに効果的な食べ方と言えるでしょう。
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そして、一日の終わりである就寝1時間前は、前述したようにリラックス効果を得ることができ、質のいい睡眠へと導いてくれ、成長ホルモンを多く分泌させるのに効果的な食べ方ですし、勉強や仕事に集中したい時に、はちみつを摂取することも効果的な食べ方でしょう。また、スポーツをする人は、運動の前後でも、運動後でもどのタイミングであっても、エネルギー源として効果的な食べ方となります。
それぞれの目的によって、食べるタイミングについて効果的な食べ方を紹介しましたが、一日にどれくらい、はちみつを食べるのが効果的な食べ方と言えるのでしょうか?はちみつを摂取しすぎて健康被害が出ることはありませんが、ブドウ糖が主な成分のはちみつは、糖質の摂りすぎにより肥満の原因となることもあります。一日にティースプーン数杯が、効果的な食べ方と言えるでしょう。
疲労回復に効果的な食べ方
そして疲労回復に効果的な食べ方は、スポーツ後や疲れたと感じた時などに食べるといいでしょう。更に効果的な食べ方と言えるのは、はちみつ漬けのレモンやはちみつ入りのドリンクにして飲むと、疲労回復には、より効果的な食べ方と言えるでしょう。次に老化防止に効果的な食べ方は、はちみつの抗酸化作用を利用しますので、毎日適量のはちみつを続けて摂取することが、効果的な食べ方となります。
貧血に効果的な食べ方
そして女性の悩みの一つである鉄分不足ですが、食品から鉄分を摂取するのは結構簡単なことではありません。ですので出来る限り効果的な食べ方で鉄分を吸収させたいものです。そんな問題もはちみつを鉄分の多い食品と一緒に接種するといいのです。しかし、動物性のヘム鉄は吸収されやすいので、あまり問題はありませんが、植物性の非ヘム鉄は吸収率が良くありません。
非ヘム鉄の吸収率を良くするには、ビタミンCやタンパク質を一緒に摂ることです。はちみつには、鉄分も含まれていますし、ビタミンCやタンパク質の元であるアミノ酸も多く含まれ、血を造るのに適した食材です。ホウレンソウや小松菜など非ヘム鉄と一緒にはちみつを摂取すると、鉄分の吸収率アップに効果的な食べ方になります。
はちみつと合わせて効果が上がる!
はちみつとレモンの組み合わせによる効果効能
はちみつ漬けのレモンは、定番中の定番ですが、いったいどのような相乗効果が得られるのでしょうか?レモンにはクエン酸という成分が含まれていますが、クエン酸回路と言う、体内でエネルギー代謝を行う仕組みの中心的成分でもあります。このクエン酸回路を上手く作用させると、疲労物質が分解され、迅速に疲労回復へとつながります。はちみつにも疲労回復の効能がありますので、大変いい相性です。
さらに便秘対策として、はちみつのグルコン酸という物質が、腸内のビフィズス菌を増やし、腸の働きを促進しますし、レモンにもデトックス効果やお通じを良くする効果があり、毎朝一杯のレモン水を飲む健康法もあります。更に、レモンのリモネンという香り成分が、脳のα波を発生させて、リラックス効果を得られます。はちみつにもリラックス効果がありますので、相乗効果が期待できます。
またはちみつレモンには、美肌効果やアンチエイジング効果があります。はちみつのビタミン類とミネラル類が新陳代謝を良くし、特に亜鉛がタンパク質の合成に作用しますので、新しい細胞を産生しやすくなります。肌のターンオーバーが早いと常に新しく生まれた細胞で、若々しい肌を維持することができるのです。そしてレモンのビタミンCの抗酸化作用とはちみつの抗酸化作用も美肌に有効な作用です。
美肌だけでなく、血管や内臓などあらゆる器官を活性酸素が酸化させることで、老化現象が起こります。ビタミンCは活性酸素の働きを抑える作用がありますので、アンチエイジング効果も期待できるのです。また、レモンとはちみつの強い抗菌作用により、口の中の細菌を排除したり、強い酸によって唾液の分泌を促し、口内を唾液で潤すことで細菌が繁殖しにくい環境が保たれ、口臭を防いでくれます。
更に風邪の時に体内に侵入した細菌に対して、はちみつとレモンの抗菌・殺菌効果も働きますし、細菌を撃退する白血球の働きも活発になります。この白血球の働きを、ビタミンCが活性化する作用をもっており、相乗効果によりダブル効果をもたらして免疫力を向上させてくれます。また、はちみつの血糖値を急上昇させない作用と、レモンのペクチンという成分の効果で血中コレステロール値を下げられます。
レモンに含まれるペクチンの消化酵素によって胆汁酸の働きを抑える作用があり、この作用でコレステロールの吸収をが抑えられます。はちみつレモンにはも、沢山の効果効能があり健康にも美肌にも効果的な食べ合わせとして、最強かもしれません。
はちみつと大根の効果効能
風邪にはちみつレモンや、生姜湯などが良いというのは良く聞く話かと思いますが、近年注目されているのが、はちみつ大根なのです。初めて聞いたという人も少なくないとは思いますが、実際にはちみつ大根の効果効能には、次のようなものがあります。殺菌・消炎作用、免疫力の向上、ビフィズス菌を増やすといったものです。
殺菌・消炎作用については、大根に含まれているアリルイソチオシアネートという成分によるもので、辛子にも含まれている成分だそうです。大根特有の辛味の元がこのアリルイソチオシアネートで、白血球の働きを促進してくれる効能があり、殺菌・消炎の作用がより効果的に作用してくれます。はちみつにも殺菌効果がありますので、相乗効果により更に効果が高まります。
免疫力の向上については、ビタミンCによるものですが、大根に含まれているビタミンCは大根の皮の部分に最も含まれているそうです。その大根のビタミンCが、インターフェロンという免疫物質の生成をする作用があり、免疫力が向上します。更にはちみつのグルコン酸という栄養素は、ビフィズス菌を増幅させ、整腸作用がありますので、腸内環境を整えることで免疫力向上にもつながります。さらに、ビタミンの生成を補助する作用もありますので、はちみつ大根は風邪の予防にも効果が期待できるのです。
このはちみつ大根は、実は江戸時代から利用されていた民間療法だそうで、もともと地中海沿岸や南米で古くから食べられていたレモンは、1493年になってコロンブスの二度目の航海の時に、西洋からアメリカへと渡り、日本に伝わったのは、明治の初め頃ですから江戸時代には、はちみつ大根が一般的だったのでしょう。
はちみつと黒酢の効果効能
次ははちみつ黒酢の効果効能についてですが、脂肪燃焼効果・便秘改善効果・基礎代謝アップ効果・むくみの解消効果・疲労回復効果・美肌効果・血流改善効果・継続効果と8つの効果効能があります。まず基礎代謝の向上効果は、はちみつ黒酢のクエン酸によって、エネルギーを燃焼させる作用がありますが、はちみつは脳のエネルギーとなって、睡眠中の基礎代謝を向上させてくれます。
そして脂肪燃焼効果については、はちみつの基礎代謝を向上させる仕組みと同じなのですが、睡眠中に脳が成長ホルモンを分泌するためと、体のあらゆる器官の修復に必要なエネルギー源となり、はちみつのアミノ酸により脂肪燃焼されるのと、黒酢のクエン酸の効果とでダブルの脂肪燃焼効果が得られます。また黒酢は大腸の動きを活性化させる作用があり、便秘の改善につながります。
はちみつも整腸作用がありますので、こちらもダブル効果で便秘の改善がなされるでしょう。またはちみつ黒酢に豊富に含まれている必須アミノ酸により、むくみを解消してくれる効果や、むくみの防止の効果も得られます。黒酢の酢酸とクエン酸にアミノ酸の働きで、疲労回復の効果があり、はちみつにも疲労回復の効果がありますので、相乗効果で効果的な疲労回復を体感できることでしょう。
また、はちみつには大変美肌効果があることは説明しましたが、そこに合わせて黒酢の必須アミノ酸のスレオニン・セリン・グリシンなどの成分も、肌の潤いを保ったり、酸化防止作用などから美肌効果が得られます。黒酢もはちみつもどちらも体に良い食品ですが、黒酢単体ではなかなか続けるのは難しいかと思われます。はちみつ黒酢であれば酸味が和らぎ、飲みやすく継続がしやすでしょう。
どのような健康法や美容法も、効果が素晴らしくても継続できなければ意味がありません。毎日コツコツと続けることで、健康な体も綺麗な肌も手に入れることが出来るのです。はちみつレモンもそういった意味では、続けやすいものでしょう。
はちみつ黒酢とはちみつ大根、全てはちみつを使用していることで、かなりの長期間保存が可能ですので、順番に取り入れることで更に飽きがこず続けやすいかもしれません。自分の好みに合った効果的な食べ方を選んで実践してみましょう。
はちみつ効果で健康美肌になろう!
はちみつの素晴らしい効果効能を沢山紹介してみました。はちみつは合計すると150種類の栄養素を含んでいますので、まだまだ解明されていない効果もあることでしょう。自然の中に咲いた花の花粉をミツバチが巣に持ち帰り、働き蜂たちにより熟成と濃縮をされることで、はちみつになります。はちみつになるには、みつばちの体内にある酵素の働きにより、ショ糖が果糖とブドウ糖とに変化します。
その他にも、巣の温度や蜜蝋により蓋をしたりとあらゆる蜜蜂の労力により、大変優れた栄養食へと変化したはちみつは、大変素晴らしい効果効能が多くあります。完全に自然の力によって作り上げられた、パーフェクトとも言えるはちみつを毎日食べて、健康効果や美肌効果を実感してみましょう!