ラズベリーを食べ過ぎるとどうなる?栄養やダイエット効果は?

ラズベリーの食べ過ぎは注意が必要なのかどうかをまとめました。食べ過ぎによる副作用があるのか?ダイエットに効果的なのか?など、気になる点を解説していきましょう。ラズベリーに含まれる栄養素や便秘改善などの栄養効果も、チェックしてみてください。

ラズベリーを食べ過ぎるとどうなる?栄養やダイエット効果は?のイメージ

目次

  1. 1ラズベリーは食べ過ぎに注意が必要か知りたい!
  2. 2ラズベリーの食べ過ぎによる影響
  3. 3ラズベリーは美容やダイエットに効果あり
  4. 4ラズベリーのその他の栄養と効果効能
  5. 5ラズベリーは食べ過ぎの心配が少なく栄養効果が高い!

ラズベリーは食べ過ぎに注意が必要か知りたい!

ラズベリーは生で食べても、冷凍して食べても美味しい人気の果物です。小ぶりで食べやすいので、ついつい食べ過ぎてしまう人も多いでしょう。本記事では、ラズベリーの食べ過ぎで体に悪影響を及ぼすのか?を調査しました。ラズベリーの栄養効果も解説するので、ぜひ参考にしてください。

ラズベリーの食べ過ぎによる影響

食べ過ぎで起こる副作用

ラズベリーを食べ過ぎることで、体に悪影響を与えるような注意すべき栄養素は、特に含まれていません。ただ、ラズベリーに限らずどんな食材でも、食べ過ぎてしまうと消化不良や腹痛、下痢などを引き起こすリスクはあるため、注意が必要です。胃腸の弱い人や弱っている人は、体調に応じて摂取量を調整した方が良いでしょう。

ちなみに、ベリー類の中でもラズベリーは食物繊維の含有量が、群を抜いて多いことから、便秘改善にも効果があるといわれています。ラズベリーはなかなか頻繁に食べる機会がないので、新鮮なラズベリーが手に入ったら、食べ過ぎを気にせずに安心して堪能してください。大量にある場合は、ラズベリージャムにして保存しておくのもおすすめです。

食べ過ぎで太る可能性はある?

ついつい食べ過ぎてしまうほど美味しいラズベリーですが、食べ過ぎると太るのかどうか、特にダイエット中の人は気になるところです。結論からいうと、ラズベリーの食べ過ぎで太る可能性はほとんどありません。ラズベリー100gあたりのカロリーは41kcalで、糖質が5.5gになります。1粒(3g)で算出すると、カロリーは1kcalで糖質が0.17gです。

数値からも分かるように、ラズベリーは低カロリー、低糖質の果物になります。太る心配がないため、ダイエット中でも安心して食べることができるでしょう。ただし、ラズベリーを加工したジャムやスイーツは砂糖などが使用されており、その分カロリーが増えて食べ過ぎると太るので、ダイエット中は注意が必要です。

ラズベリーは美容やダイエットに効果あり

ラズベリーケトンの美容効果

ラズベリーは美容にも効果があるということで、女性にも注目を集めている果物です。また、ラズベリーケトンにはシミの要因になる物質を除去する効能があり、美白効果も期待できます。前述したように、ラズベリーには食物繊維による便秘改善効果もあるので、それに伴い肌の調子も良くなるでしょう。

他にも、ビタミンCの持つ抗酸化作用で、老化防止や肌荒れ予防、ニキビによる炎症を緩和させる効果が期待できます。ビタミンCは美肌作りに必要なコラーゲンの生成にも、必要不可欠な栄養素です。また、ラズベリーに含まれるビタミンEと組み合わせると、お互いをサポートしあうW効果で、さらに強い抗酸化作用を発揮することができます。

ラズベリーケトンのダイエット効果

ラズベリーに含まれるラズベリーケトンは、甘酸っぱい香りを生成している香気成分です。脂肪と脂肪分解酵素の結合を促進する効能があるといわれています。脂肪と脂肪分解酵素が結合することで、脂肪は分解され脂肪酸になり体外に排出されるのです。

他にも、ラズベリーケトンには、脂肪を筋力アップに必要なエネルギーに分解する効能もあります。脂肪燃焼をしつつ体も引き締めることができる、ダイエットにメリットのある成分です。他にも、皮下脂肪に老廃物が蓄積されてできるセルライトを、緩和する効能も期待されています。

ラズベリーケトンは香気成分であるため、ダイエット中のイライラした気持ちを、爽やかな香りで解消してくれるでしょう。また、運動する15~30分前にラズベリーを食べると、ダイエット効果がアップするそうです。

ラズベリーのその他の栄養と効果効能

栄養効果①食物繊維

ラズベリーは食物繊維を多く含んでおり、果物の中でもトップ5に入るそうです。100gあたりで水溶性食物繊維が0.7g、不溶性食物繊維が4gの割合で含まれています。水溶性食物繊維は体内で水に溶けるとゼリー状に変化し、小腸で他の栄養素が吸収されるのを緩やかにします。

そのため、食後の急激な血糖値の上昇を抑制する効果が期待できるでしょう。一方、不溶性食物繊維は水に溶けないことが特徴で、そのままの状態で腸に運ばれます。そして、腸内で水分を吸収することで便のかさが増え、大腸への刺激となり排便がスムーズに行われ、便秘改善につながります。

便秘気味の人は、定期的にラズベリーを食べると良いかもしれません。便秘解消効果だけでなく、便と一緒に腸内の有害物質も排出されるため、大腸がんのリスクも減るでしょう。乳酸菌を含むヨーグルトと組み合わせて食べると、さらに便秘解消効果が期待できます。

栄養効果②ビタミンC

ビタミンCは美容にも健康にも効果抜群の優秀な栄養素です。ビタミンCは水溶性の栄養素であるため、そのまま食べられるラズベリーは、ビタミンCを効率的に摂取することができます。ビタミンCは抗酸化作用や酵素をサポートする重要な働きのある栄養素です。体内のビタミンCが充分にある人ほど、白血球の能力も高くなるといわれています。

白血球は体内に入り込んだウイルスや細菌などの病原体を、排除する働きがあります。ビタミンCを摂ることで、免疫力をアップさせることができるのです。逆に、ビタミンCが不足すると、風邪などの病気にかかりやすくなるでしょう。

喫煙者は体内の白血球に含まれるビタミンCが減少しやすい傾向にあるため、積極的に摂取することをおすすめします。また、ビタミンCには鼻水やくしゃみなどの要因物質であるヒスタミンの放出を抑制し、粘膜の刺激を緩和する効能があるそうです。そのため、花粉症の症状を抑える効果も、期待できるでしょう。

栄養効果③ビタミンE

ビタミンEは老化防止やアンチエイジング効果があります。また、ビタミンEの抗酸化作用によって、体に悪影響を与える活性酸素を抑制して、体を守る働きがあるそうです。

同じくラズベリーに含まれているビタミンCと合わせて摂取することで、さらに効果がアップします。他にも、血行促進効果や生活習慣病の予防、美肌効果などに期待できるでしょう。

栄養効果④カリウム

カリウムは体内の塩分濃度を正常に維持し、余分な塩分を排出する働きがあります。同時に体内の水分バランスを調整する効能もあるため、体のむくみ予防や改善の効果が期待できるでしょう。塩分が尿と一緒に排出されることで、血圧を下げる効果があります。

高血圧ぎみの人にも、ラズベリーはおすすめの果物です。しかし、腎臓が弱っている人は、カリウムの過剰摂取には注意した方が良いといわれているので、摂取量を調整してください。

栄養効果⑤エラグ酸

ラズベリーに含まれているエラグ酸は、ポリフェノールの一種になります。唐辛子に含まれるカプサイシンの、3倍もの脂肪燃焼効果を発揮するそうです。低カロリーな上に脂肪燃焼効果のあるラズベリーは、ダイエット効果もあるでしょう。

他にも、エラグ酸には美白やがん予防、糖尿病予防にも効果があります。ちなみにエラグ酸は、チロシナーゼというシミの要因になる物質の働きを、抑制する効果があるそうです。近年では、化粧品にも使用されるほど、注目されている栄養素になります。

栄養効果⑥アントシアニン

アントシアニンもエラグ酸と同様に、ポリフェノールの一種になります。強い抗酸化作用があり、眼病予防や眼精疲労予防、視力改善などの効果に期待できる栄養素です。

アントシアニンはブルーベリーに多く含まれていることで有名ですが、ラズベリーにも豊富に含まれています。目が疲れやすい人や目を駆使する環境にある人は、積極的に摂ることをおすすめします。

栄養効果⑦葉酸

葉酸は妊婦さんに有効的な効果が多くあることで注目されている栄養素です。葉酸は赤血球の生成に関わる、重要な栄養素であることから、造血のビタミンともいわれています。葉酸は貧血予防や流産予防、胎児の脳や脊髄などの成長促進効果があります。

他にも、造血作用効果、美肌や美髪効果など、妊婦さん以外の人でも良い効果が期待できるでしょう。

栄養効果⑧クエン酸

ラズベリーを食べて酸味を感じるのは、クエン酸という成分です。クエン酸は疲労物質である乳酸を分解して、エネルギーに変える働きがあります。そのため、疲労回復効果が期待できるでしょう。夏の熱中症予防にも良い出そうです。他にも、肌の調子を整える美容効果にも期待できるといわれています。

ラズベリーは食べ過ぎの心配が少なく栄養効果が高い!

ラズベリーの食べ過ぎは注意が必要なのかどうかを徹底解説しました。ラズベリーの食べ過ぎによる副作用は、ほとんどないといわれています。低カロリーで美容や健康にも良い効果があるため、安心して積極的に食べてほしい果物です。どんな食べ物でも適量が一番良いので、必要以上に食べ過ぎないように注意して、ラズベリーを堪能しましょう。

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