ポン菓子のカロリーと糖質・栄養成分は？ダイエットには向いている？

ポン菓子はサクサクした軽い食感で食べやすいので、ついつい食べ過ぎてしまうお菓子です。そんなポン菓子のカロリーや糖質、栄養成分について詳しく解説していきましょう。

ポン菓子は米を原料にした駄菓子です。米に圧力をかけてから一気に減圧する製法によって、米の水分を膨らませて作ります。ポン菓子は原料の米から約10倍の体積にまで膨らむそうです。米以外にも麦を原料にしたポン菓子もあります。仕上がったポン菓子には砂糖やきな粉、バターなどのフレーバーを加えて食べるのが一般的です。

ポン菓子という名前は、製造過程で聞かれるポンという米の破裂音が由来しています。また、減圧する時にボンという音を立てることから、ボン菓子と呼ばれることもあるそうです。地域によっては、ポンポン菓子やパンパン菓子ともいいます。いずれにせよ、製造過程で聞かれる米が破裂した時の擬音から、名付けられているようです。

100gあたりのカロリーで見ると、ポン菓子はケーキよりも高カロリーになります。しかし、ポン菓子は水分が少なく軽量なため、一度に100gも食べることはありません。ポン菓子の駄菓子で有名なにんじんは、1袋に13g入っており51kcalになります。太ることが心配な方は、食べ過ぎないように気を付けましょう。

また、糖質量はにんじん1袋分だけでも約11.6gと高めです。糖質制限中の方は、できるだけ食べるのを控えた方が良いです。

他のお菓子と比較すると、ポン菓子はドーナツと同じくらいのカロリーです。糖質においては表記しているどのお菓子よりも、ポン菓子が群を抜いて高いことが分かります。ポン菓子を大量に食べると、糖尿病など健康に悪影響を与える可能性もあるので、注意しましょう。

市販のポン菓子で小包装になっているものは、一般的に1袋あたり内容量が10gで、カロリーが39.4kcalと少なめです。多量に食べると太りそうなポン菓子は、1袋ずつ食べるのであれば、ダイエット中でも大丈夫でしょう。

ポン菓子100gあたりで糖質が89gということは、ほぼ糖質でできていると考えてもよいでしょう。また、食感が軽く食べごたえがないので、ついつい食べ過ぎてしまいます。しかも、消化が早いため、食べてもすぐにお腹がすいてしまうので、ダイエット向きの食品ではないかもしれません。

ダイエットや糖質制限中にポン菓子を食べるなら、主食代わりにカロリーや糖質量をカウントするのもおすすめです。例えば、白ご飯を抜いた食事をしてから間食にポン菓子を食べると、カロリーも糖質も気になる摂取量にはなりません。

市販のポン菓子は砂糖やバターなどを、すでに絡めているものが多いですが、中には原材料が白米や玄米だけのものも販売されています。ダイエット中はそれに塩をかけたり、ナッツ類を混ぜて食べたりするのも良いでしょう。ダイエット中でなければ、キャラメルや溶かしたチョコなどをトッピングしても美味しいです。

ポン菓子のカロリーと糖質について解説してきました。ポン菓子はカロリーも糖質も高めであるため、食べる量に気を付けることが大切です。食べ過ぎると体に悪い上に、太ってしまうので充分注意しましょう。ポン菓子は少量ずつ食べたり、主食の代わりにすることで、太ることを気にせずに美味しく楽しめます。