ほうじ茶は緑茶の一種!自宅での作り方・入れ方や番茶との違いは?
香ばしい香りがほっとするほうじ茶。そんなほうじ茶を自宅で簡単に作ることができることをご存知ですか?今回は、自宅でのほうじ茶の作り方や美味しい入れ方を調査するとともに、よくある質問のほうじ茶と番茶との違いについてご説明します!
目次
香ばしい香りがたまらない、ほうじ茶!
日本人にとって最も親しみのある飲み物といえば、お茶ですよね。そんなお茶には緑茶・烏龍茶・玄米茶・烏龍茶などなど…様々な種類がありますが、そんな数多くの種類の中でも特に「香ばしい香りがたまらない!」と人気を集めているのがほうじ茶です!
ほうじ茶は緑茶の一種。
日本で最も親しまれているお茶といえば、緑茶でしょう。実はほうじ茶も緑茶の一種に分類されます。ほうじ茶とは、香ばしく炒った茶葉で入れたお茶のことであり、ほうじ茶に使われている茶葉は緑茶と同じものであるため、ほうじ茶は日本茶の一種に分類されているのです。
緑茶は、『抹茶』『玉露』『煎茶』『ほうじ茶(番茶)』といった大きく分けて4つに分類されます。『抹茶』はてん茶を出荷する前に石臼で挽いたもの。新芽が2~3枚開き始めたころに茶園を藁などで20日間程度覆って日光を遮って育てたお茶が『玉露』といいます。玉露はカフェインが多く、コーヒーの約3倍ものカフェインが含まれているので飲みすぎには注意しておきたいお茶です。
続いて、新鮮な茶葉の状態で、蒸したり炒ったりという熱処理をする事で酸化酵素の働きをとめた不発酵茶が『煎茶』です。日本で緑茶と表記されて販売されているお茶は、煎茶であることが多いとされています。そして、『ほうじ茶(番茶)』についてですが、ほうじ茶は『焙(ほう)じた茶』が由来とされているお茶です。
ほうじ茶と番茶の違いって一体何なの?
大きく分けて4つに分類される緑茶。ここで気になるのが「ほうじ茶と番茶の違いって一体何なの…?」ということではないでしょうか?ほうじ茶と番茶の違いを調査してみたところ、番茶は、『摘採期、品質、地域などで外れたもの、低級品の緑茶』のことを指すのに対し、ほうじ茶は先ほど説明したように『焙(ほう)じた茶』が由来とされているお茶であります。
つまり、ほうじ茶は『煎茶あるいは番茶を焙(ほう)じたお茶』というものになります。しかし、番茶は北海道・石川・京都といった一部地域ではほうじ茶全般のことを指すこともあるようです。
ほうじ茶にはどんな効果・効能がある?
煎茶あるいは番茶を焙(ほう)じたお茶・ほうじ茶。そんなほうじ茶には一体どんな効果・効能があるのでしょうか?お次は、ほうじ茶の効果・効能についてチェックしてみましょう!
ほうじ茶の効果・効能
美肌効果
ほうじ茶にはレモンの5倍近くものビタミンCが含まれています。ビタミンCは肌を健康にしながらハリやツヤを与えてくれる他、炎症を抑えてニキビ予防にもなるといった美肌効果があります。また、ほうじ茶に含まれているビタミンCには、活性酸素の除去の抗酸化作用があるため、出来たシミを薄くしたり紫外線でダメージを受けた肌を回復するといった効果にも期待できます。
ビタミンCは本来熱で壊れやすいとされていますが、ほうじ茶に含まれているカテキン類がビタミンCを安定化させてくれる作用があるため、ほうじ茶に含まれているビタミンCは効率的に摂取できるといった点も嬉しいポイントです。ただし、ビタミンCは400mgで飽和状態になる栄養素なので、ほうじ茶などでこまめに摂取する事が大事なのです。
虫歯・口臭予防
ほうじ茶に含まれる『ポリフェノール』は、口臭の原因となる雑菌の繁殖を抑制する、抗菌・抗酸化作用があるので、口臭予防対策としても有効です!また、ほうじ茶に含まれている『フッ素』は虫歯予防にも効果がありますので、お口の中の健康・エチケットを守ってくれます。
お腹が空いた時や喉が乾いている時に口臭は強くなりがちです。そのため、口臭予防のためにほうじ茶を飲む場合のベストタイミングは、「喉が乾いたなー」という時や、食前・食後がベストタイミングとされています。
ダイエット効果
お茶に含まれる『カテキン』。お茶の苦味に含まれる成分であり、『ポリフェノール』の一種である『カテキン』には、脂質・糖質の吸収を抑える効果や、体脂肪を蓄積させない働きがあるのでダイエット効果に期待ができます。ほうじ茶で『カテキン』を摂取することによって、肝臓や筋肉中の『脂肪消費酵素』が活性化されます。
この『脂肪消費酵素』が活性化すると、脂肪を燃焼し、エネルギーとして消費しやすくなるためダイエットにも効果があるのです。運動や普段の食生活にも気を配りながらいつものダイエットを行いつつ、飲み物をほうじ茶にすることでよりダイエット効果を高めることができるとされています。
また、『カテキン』には、食事によって起こる血糖値の上昇を抑える効果があるので、血糖値の上昇によって起こる脂肪のため込み防止にも有効です。食前にほうじ茶を飲むと太るリスクを下げつつ、ダイエットの手助けもしてくれるのです。
細胞の活性化
ほうじ茶には『ビタミンC』が豊富に含まれていると先ほどご紹介させていただきましたが、『ビタミンE』の栄養も豊富です。ビタミンEには、細胞を活性化させる効果があります。ビタミンEが足りていないと細胞が弱ってしまい、老化やガンを誘発しやすくなってしまうのです。つまり、ほうじ茶を飲むことで老化やガンを引き寄せにくくさせてくれるのです。
その他にも、ほうじ茶に含まれている『ビタミンE』には、血行を良くする効能や動脈硬化・心筋梗塞を予防する働き、ホルモンバランスを整える作用などがあります。ほうじ茶を飲むことでさまざまな病気を予防して健康面にも役立てられるというのはとても嬉しい効果ですね!
自宅でのほうじ茶の作り方・簡単な入れ方が知りたい!
ほうじ茶には嬉しい効果・効能が含まれていることが学べたところで、次に学んでいきたいのが自宅でのほうじ茶の作り方や簡単な入れ方です。これだけ多くの効果・効能がたっぷりなほうじ茶ですから、自宅で美味しく作れることができればこの上なく最高です!
自宅でのほうじ茶の作り方・簡単な入れ方を調査せよ!
そこでお次は、自宅でのほうじ茶の作り方・簡単な入れ方を調査してみました!自宅でほうじ茶を作る際には一体どんな方法で作ればいいのか、そして美味しくほうじ茶を淹れるにはどんな入れ方を行えば良いのかを調査してまとめてみましたのでしっかりチェックしてみましょう!
自宅でのほうじ茶の作り方
ほうじ茶は、普段飲んでいる煎茶もしくは戸棚に眠っている古茶を利用すると自宅でも簡単に作ることができます。ほうじ茶を自宅で簡単に作る際に必要なのは、フライパンまたは耐熱ほうじ器と使用したい茶葉です。
まず、フライパンまたは耐熱ほうじ器を強火で約1分ほど温めます。器に茶葉を入れ、火にかけます。茶葉が動き出したらフライパンまたは耐熱ほうじ器を振ります。煙を外に出しながら、お好みの色になったら完成です!茶葉を冷ましてから使用しましょう。ほうじ茶がこんなに簡単に自宅で作れることにびっくりです。
自宅で簡単美味しい!ほうじ茶の入れ方
続いてチェックしていきたいのが、自宅で美味しいほうじ茶の入れ方です。使用する茶葉の量は多めにしましょう。急須一杯(3人分程度)で、茶さじ4杯~5杯(8g~10g程度)です。また、一人で飲む場合も最低この量を使うようにしましょう。ほうじ茶は煎茶に比べると「かさ」が高いので、茶葉の量が多く感じられます。
ほうじ茶の焙煎した香りを立たせるために大事なのがお湯です。ほうじ茶を淹れる際には、100℃の沸騰したお湯を使うようにしましょう。沸騰したお湯をそのまま急須に注ぎます。玉露や煎茶の場合は、茶葉の持ち味を引き出すために一度別の茶碗に注ぐなどしてお湯の温度を下げますが、ほうじ茶は熱湯をそのまま注ぐといった違いがあります。
急須をゆすらずに30秒ほど待ちます。「少し濃い目かな…?」という感じがほうじ茶の美味しい頃合いと言われています。注ぐ時は、回し注ぎ(量と濃度が均一になるように湯のみに少しずつ回し注ぐこと)し、最後の一滴まで絞り切りましょう。夏場に冷たくして飲む際には、茶碗に氷をたっぷり入れ、その上から熱いほうじ茶を注ぐと瞬時に冷却されて美味しく淹れられます。
《まとめ》自宅でのほうじ茶の作り方・簡単な入れ方調査
自宅でのほうじ茶の作り方・簡単な入れ方調査まとめのご紹介はどうでしたか?ほうじ茶には嬉しい効果・効能も多く、健康やダイエット・美容効果などにも期待できるお茶です。そんなほうじ茶は自宅でも簡単に作ることができるので、わざわざほうじ茶を購入しなくても自宅にある茶葉で作ることができます。
また、ほうじ茶は玉露や煎茶とはちょっぴり異なる淹れ方をするため、自宅でほうじ茶を飲む際にはその点も意識しながら淹れることを心がけましょう。嬉しい効果が盛り沢山で美味しいほうじ茶を毎日の生活に取り入れ、さまざまな効果を高めていけるように頑張りましょう!