砂肝に含まれている栄養素は?効果的な食べ方やレシピ・注意点も紹介

みなさんは砂肝に含まれる栄養素を知っていますか?砂肝は栄養満点でヘルシーなため、ダイエットや美容に効果がある成分が多く含まれています。この記事では砂肝の栄養素と効果的な食べ方、美味しく食べるための注意とレシピを紹介しています。ぜひ一読ください。

砂肝に含まれている栄養素は?効果的な食べ方やレシピ・注意点も紹介のイメージ

目次

  1. 1砂肝とはどういう食材?
  2. 1砂肝の栄養素と効果
  3. 1砂肝の効果的な食べ方
  4. 1砂肝のレシピ
  5. 1砂肝を食べる時の注意点
  6. 1栄養価の豊富な砂肝をおいしく食べましょう

「砂肝が栄養たっぷりって本当?」
「ダイエットにいいって言われたけど、実際のところはどうなの?」
「砂肝を美味しく食べたい!」
みなさんは砂肝に含まれている栄養素を知っていますか?焼き鳥の種類でそのような部位があることは知っていても、上記のような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。


砂肝はコリコリした食感がやみつきになるため、焼き鳥の中でも根強いファンがついている部位です。この記事では砂肝の気になる栄養素と効果的に摂取できる食べ方、美味しく食べられるレシピを詳しく紹介しています。


この記事を読むことで砂肝の栄養素を余すことなく効率的に摂取できるだけでなく、砂肝を食べる際の注意点も理解できるため、適切に処理をして食べられるようになります。


栄養満点で美味しい砂肝を、ぜひこの記事を参考に食べてみてはいかがでしょうか。

砂肝とはどういう食材?

焼き鳥屋などでよく見られる砂肝は、鶏の消化器官の一種であり、砂嚢とも呼ばれる内臓の一種です。


消化の助けとするために砂などを飲み込み、砂嚢の中で咀嚼してから胃に食べ物を送っているようです。


砂肝は世界的に食用としても活用されており、アメリカ料理やフランス料理などにも取り入れられています。そして日本では主として焼き鳥の具材に使われますが、レバーなど他の内臓系の部位とは違ったコリコリとした食感で知られています。


砂肝は咀嚼のための筋肉が発達しているため、タンパク質の量が多く独自の食感があるのです。

ヘルシーでダイエットにもおすすめ

そんな砂肝は、独特の食感があるものの風味的には他の消化器官系の部位に比べて食べやすいという魅力があります。


さらに焼き鳥2串分でカロリーは75kcalと、ヘルシーなためダイエットにもおすすめです。


鶏肉は比較的カロリーが低めな食べ物ですが、他の焼き鳥のメニューと比べてもよりヘルシーのためダイエット中の方は罪悪感なく楽しむことができます。ビタミンも豊富に含まれているため、美容にも効果があります。

砂肝の栄養素と効果

砂肝がダイエットと美容に効果があり、ヘルシーなのは分かりましたが、実際に含まれる栄養素はどのようなものがあるのでしょうか。


ここでは、栄養満点の砂肝に含まれる栄養素と効果について詳しく解説しています。

砂肝に含まれる栄養素砂肝2本分(80g)あたりの成分
タンパク質14.64g
鉄分2mg
ビタミンB121.36μg
亜鉛2.24mg
葉酸28.8μg
ビタミンK22.4μg

出典:砂肝|カロリーSlism
参照:https://calorie.slism.jp/111233/

タンパク質

砂肝に含まれる栄養素の中でも特筆すべきものとしてまず挙げたいのはタンパク質であり、100gあたり18gほどのタンパク質が含まれている砂肝は、効率よくタンパク質を補給できる食材だと言えます。


タンパク質は筋肉や臓器、皮膚や爪・髪などを形成する物質であり、不足すると身体のさまざまな部分に支障をきたす可能性があるので注意が必要だと言えるでしょう。

鉄分

焼き鳥の内臓系というと鉄分が多く含まれているイメージもありますが、砂肝もレバーほどではないとはいえ鉄分が豊富な部位として知られています。


レバーは100gあたり約18mgほどの鉄分が含まれており他の食材を圧倒していますが、砂肝には100gあたり2.5mgほどの鉄分が含まれており、一般的な豚肉や鶏肉よりも多めとなっています。

ビタミンB12

砂肝にはさまざまな栄養が含まれており、多方面からの効果が期待できそうですが、鉄分だけでなくビタミンB12が含まれているのも魅力的だと言えます。


ビタミンB12は葉酸など他のビタミン類とともにヘモグロビンの生成を助ける働きがあり、赤血球の形成に欠かせない栄養素のひとつのため、不足すると鉄分同様貧血になる可能性があります。

亜鉛

砂肝は適度に活用することで健康維持などにもつながるとされていますが、そんな砂肝に含まれている栄養として外せないのが亜鉛です。


亜鉛は身体にさまざまな効果をもたらす成分ですが、現代人は不足している人が多く、亜鉛不足は免疫力が低下したり爪・皮膚などに異常をきたしたりする弊害、さらには味覚障害まで引き起こす可能性があります。

葉酸

砂肝には葉酸も含まれており、ビタミンB12と同じく水溶性ビタミンで、ビタミンB群に属す栄養素です。


ビタミンB12の項目で説明した通り、葉酸とビタミンB12はセットで赤血球を作る役割を持っており、砂肝を食べることで同時に摂取できるため、女性や貧血気味の方に向いている食材です。


また、代謝にも関与しているので、健やかな体の発育にも役立ちます。

ビタミンK

ビタミンB12や葉酸、鉄分など血液を作るために必要な栄養素がたっぷり含まれている砂肝ですが、ビタミンKも血液に関連している栄養素です。


ビタミンKは血液の凝固に関与する栄養素で、転んで出血したり、鼻血が出た時などに出血を止める役割を持っています。血液の凝固だけでなく、頑丈な骨をつくる作用も持ち、健康な体を育成するために重要な栄養素です。

砂肝の効果的な食べ方

砂肝はコリコリとした独特の食感から男性・女性問わず根強いファンを獲得していますが、カロリーはほかのお肉の部位に比べ低く、ビタミンやミネラル類も含めて栄養が豊富です。


砂肝は貧血予防に役立つ鉄分などもバランスよく補給できそうですが、鉄分はビタミンCと一緒に摂取することでより吸収効率が高まるので、その恩恵を受けるべくレモンを絞るのもおすすめだと言えます。

砂肝の銀皮は取り除く

砂肝はスーパーなどで比較的安価で手に入りますが、下処理がされていないものが多いようです。


下処理がされていない砂肝には銀皮という固い筋がついたままになっており、この銀皮派を好んで残したり唐揚げにする方もいますが、残ったままだと固くて食べにくいという方もいます。


銀皮の固さが好きな方は問題ありませんが、うっかり銀皮を取り忘れ、「食べたら固くて失敗した」という残念な経験をしないように気を付けてください。

砂肝のレシピ

ここでは、砂肝の食感を残しながら楽しめる美味しいレシピを2つ紹介していきます。


砂肝は内臓のため下処理が少し手間ですが、しっかり臭みをとって銀皮も処理すると絶品な料理になります。


ぜひご自宅でも砂肝レシピを参考に調理してみてください。

砂肝の煮込み

5分煮詰めるだけ!大阪どて焼き風【砂ずりの味噌煮込み】
基本、どて焼きはスジ肉を使うので煮込むのにとても時間がかかってしまい、中々お家では作れないですよね😢
でも今回は、砂ずりを使うことによってコリコリ感を活かすので、煮込む時間も5分と時短でき、新しい食感の美味しい味噌煮込みです!


砂肝のコリコリ食感を生かすため、煮込みなのに短時間で調理できるレシピです。


味噌やショウガが含まれているため、モツ特有の臭みが気にならないのもポイントです。

砂肝の炒めもの

砂肝のガリペパポン酢
砂肝のこりこりした食感が楽しい、にんにくたっぷりの炒め物。
ブラックペッパーも効かせてピリッとさせます。
最後にポン酢をかけるのであっさり食べられますよ。
(ガリペパ=ガーリックペッパー)


ニンニクを加えてスタミナたっぷりですが、ポン酢でさっぱり砂肝を楽しめるレシピです。


糖質も低めなので、ダイエットしているかたにもおすすめの一品です。

砂肝を食べる時の注意点

お伝えしたようにさまざまな効果・効能も期待できそうな砂肝ですが、メリットだけでなく過剰摂取した場合にはデメリットもあるので注意が必要です。


焼き鳥を含めお酒のおつまみに含まれる物質の中でその弊害が気になるものとしてはまずプリン体が挙げられますが、果たしてカロリーが比較的低い砂肝のプリン体含有量はどれくらいでしょうか?

砂肝に含まれるプリン体・コレステロールとは

お酒によく合う食べ物はプリン体が高いというイメージもありますが、砂肝に含まれるプリン体は100gあたり140mgほどです。


プリン体は痛風の一因になると考えられており、過剰摂取は避けたいところですが、100gあたり200mg以上がプリン体が多い食品だと言われており、砂肝は決してプリン体が高すぎるというわけではないようです。


砂肝には100gあたり200mgほどのコレステロールが含まれており、他の食品にも特にお酒を飲む場面で食べる機会の多いものはコレステロール値が高い傾向にあるため、他の食べ物との兼ね合いも考慮してコレステロール値を調整する必要があるでしょう。

食べ過ぎると腹痛になるのは本当?

砂肝はコリコリとした歯ごたえの良さが魅力の1つですが、その硬さゆえによく噛まないまま飲み込むと胃腸に負担がかかります。


食べ過ぎが腹痛を起こすのではなく、消化不良が原因になると考えられています。


そのため、砂肝を食べる時には良く噛み、消化の負担にならない量を食べるようにしましょう。

食べ過ぎると血圧が上がるのは本当?

砂肝を食べるときには塩をかけたりたれで食べたりすることが一般的となりますが、塩味を強くしすぎると塩分をとり過ぎることにもなりかねません。


体内のナトリウム濃度が高くなると血圧が上がったり、むくみなどの症状に悩まされたりする場合があります。


そのため、砂肝に振る塩分を控えめにすることで血圧の上昇は防ぐことができるでしょう。

糖質制限中に砂肝を食べてもOK?

砂肝は低カロリーなだけでなく、低糖質な食べ物です。


栄養も豊富かつ脂質も少ないため、糖質を制限してダイエットを頑張っている方にはうってつけの食材です。


しかし、タレをかけたり甘辛く煮るなど調理の仕方によっては糖質が高くなるので、砂糖など糖質が上がる調味料は使わないようにしましょう。

栄養価の豊富な砂肝をおいしく食べましょう

この記事では砂肝に含まれる栄養素や効果的に摂取できる食べ方と注意点、ご自宅で美味しく作れる砂肝レシピを紹介しました。


砂肝は鳥の内臓で、タンパク質や鉄分、ビタミンなどが豊富に含まれている部位です。ヘルシーなためダイエットしている方にもおすすめできる食材であり、ビタミンやミネラルが多く含まれているため美容にも効果的です。


調理法によっては塩分や脂質、糖質などが高くなってしまうため、食べ方には気を付ける必要があります。また、他の部位と比べてコレステロールが高めになっているので、食べ過ぎには注意しましょう。


ぜひこの記事を読んで適切な食べ方を知り、栄養たっぷりの砂肝を美味しく食べてみてはいかがでしょうか。

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