砂肝を食べ過ぎるとどうなる?カロリーやコレステロールもチェック

砂肝の食べ過ぎによる影響について解説します。砂肝を食べ過ぎた時に起こる体への影響や砂肝のカロリーやたんぱく質、コレステロール量などを詳しく説明!砂肝に含まれる栄養素や効能、ダイエット効果についても紹介します。

砂肝を食べ過ぎるとどうなる?カロリーやコレステロールもチェックのイメージ

目次

  1. 1砂肝の食べ過ぎの影響や効能が知りたい!
  2. 2砂肝のカロリーと栄養成分
  3. 3砂肝を食べ過ぎるとどうなる?
  4. 4砂肝は食べ過ぎなければ健康・ダイエット効果が高い
  5. 5砂肝の食べ過ぎに注意して楽しもう!

砂肝の食べ過ぎの影響や効能が知りたい!

砂肝はレバーなどと同じく内蔵の一部ですが、他の内臓に比べて臭みが少なく食べやすいのが特徴です。コリコリとした食感が楽しく、ついつい食べ過ぎてしまうという人も多いのではないでしょうか?

本記事では砂肝を食べ過ぎることによって体に起こる影響や、砂肝に含まれる栄養やその効能をまとめました。砂肝のカロリーや糖質も紹介しているので、ダイエット中の人も要チェックです。

砂肝のカロリーと栄養成分

カロリーと栄養成分

砂肝のカロリーと栄養成分
  カロリー たんぱく質 脂質 炭水化物 糖質
砂肝 100g 94kcal 18.3g 1.8g 0g 0g
砂肝 75g(1串) 75kcal 14.6g 1.4g 0g 0g

砂肝のカロリーは100g当たり94kcalと低カロリーで、糖質も入っていないヘルシーな食べ物です。カロリーは低いけれどもたんぱく質は豊富であるため、ダイエット中や筋トレ中の人にもおすすめです

通常の人であれば1食分のたんぱく質は体重1kg当たり0.25g〜0.3gが適量だといわれているので、体重が50kgの人であれば1食分のたんぱく質の必要量は12.5g〜15gとなります。これは砂肝1本食べただけでもクリアできる数値ですので、たんぱく質をしっかりと補給したい人にとって砂肝はうってつけの食材であるといえるでしょう。

その他の部位との比較

砂肝とその他の部位のカロリーと栄養素(1串あたり)
  カロリー たんぱく質 脂質 炭水化物 糖質
砂肝 75kcal 14.6g 1.4g 0g 0g
鶏ハツ 166kcal 11.6g 12.4g 0g 0g
鶏レバー 111kcal 18.9g 3.1g 0.6g 0.6g
鶏もも 163kcal 13.3g 11.4g 0g 0g
ササミ 91kcal 19.7g 0.9g 0g 0g

砂肝と他の部位のカロリーと栄養を見比べてみると、砂肝はこれらの中でも断トツでカロリーが低いことがわかります。低カロリーなイメージのあるササミよりもカロリーが低く、ダイエット中には特に活躍してくれるでしょう

ただ、お店などで食べる時にタレを頼んでしまうとタレでカロリーが上がってしまうため、カロリーを気にする場合は塩で食べるのがおすすめです。鶏肉はもともと糖質が少ないため、レバー以外の部位は糖質が0gとなっています。

しかし、たんぱく質や脂質は部位によって差があるため、自分がどの栄養を必要としているかを把握した上で食べる部位を選ぶと良いでしょう。

砂肝を食べ過ぎるとどうなる?

コレステロールの影響

砂肝にはコレステロールが多く含まれており、100g当たりなんと200mgもの含有量があります。コレステロールは1日に300mgまでに抑える必要があるといわれており、砂肝を150g食べただけでも1日の上限値に達してしまいます。コレステロールはもちろん人間にとって必要な成分なのですが、増え過ぎれば悪影響があることも周知の事実です。

コレステロール値が高くなると血液がドロドロになってしまい、動脈硬化を起こします。動脈硬化をそのまま放置しておくと、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気へと発展してしまうこともあります。コレステロールを摂り過ぎると中性脂肪が増えて肥満の原因ともなるので、くれぐれも砂肝の食べ過ぎには注意するようにしましょう。

プリン体の影響

内臓系の食べ物にはプリン体が多く含まれていますが、砂肝のプリン体の含有量もやや高めです。プリン体を摂り過ぎると尿酸値が上がってしまい、痛風の原因となってしまいます。砂肝に含まれているプリン体は100g当たり142.9mgでレバーと比べると低い数値なのですが、鶏のモモ肉や皮などよりは多いので食べ過ぎには注意が必要です。

また、砂肝はビールのおつまみとして食べられることも多く、砂肝と一緒にビールを飲み過ぎてしまうことでプリン体の過剰摂取になることもあります。プリン体の摂取量を減らしたい場合は、砂肝と一緒に飲むアルコールは日本酒や焼酎にすると良いでしょう。

胃への影響

砂肝はほとんどが筋肉でできているため、食べるとコリコリとした独特な食感を味わうことができます。しかし、歯ごたえが良い分消化にも時間がかかるため、よく噛まずに食べると胃への負担が大きくなることもあります

ただ、砂肝自体に胃に悪い成分が入っているわけではないので、食べ過ぎたりしなければ特に心配するほどではありません。砂肝を食べる時は食べ過ぎに注意するとともに、よく噛んでゆっくりと食べるようにしましょう。

砂肝は食べ過ぎなければ健康・ダイエット効果が高い

健康・ダイエット効果①たんぱく質

たんぱく質は脂質や炭水化物と合わせて三大栄養素と呼ばれており、私たちの体になくてはならない栄養素です。たんぱく質はホルモンの材料や体を動かすエネルギー源となっており、主にアミノ酸で構成されています。たんぱく質が不足してしまうと筋肉量の減少や肌トラブル、集中力や思考力の低下などが起こります

特にダイエット中は食事量を減らしたり低カロリーな食事にしたりするあまり、たんぱく質が不足しがちです。たんぱく質が不足してしまうと体が冷えて代謝も下がり、ダイエットにも逆効果です。食事制限中でも、たんぱく質はしっかりと摂るようにしましょう。

健康・ダイエット効果②亜鉛

砂肝には亜鉛が多く含まれていますが、亜鉛は体を作る上で欠かせないミネラルのひとつです。亜鉛には細胞を再生させたり新陳代謝を活発にしてくれる働きがあり、骨の発達や疲労回復、美肌に効能があります。亜鉛が不足してしまうと肌が荒れるだけでなく、鼻や喉の粘膜を弱めてウイルスや細菌への抵抗力も落ちてしまいます。

また、亜鉛不足は味覚異常を引き起こすこともあるため、毎日の食事でしっかりと摂取したい大事な栄養素です。亜鉛は1日に3mg必要だといわれていますが、砂肝には100g当たり2.8mgの亜鉛が含まれているため焼き鳥を2串食べるだけでも必要量が摂取できます。

健康・ダイエット効果③鉄分

砂肝には100g当たり2.5mgもの鉄分が含まれており、これは牛の赤身肉や小松菜などと同程度の含有量になります。鉄分は貧血予防になるだけでなく、コラーゲンの生産やホルモン分泌、細菌やウイルスの抵抗力にも関わってくる重要な栄養素です。

鉄分をしっかりと摂っていると疲労回復や美肌などに効能があるだけでなく、細胞のエネルギー生産もスムーズに行われるようになります。その結果太りにくい体を作ることができるので、ダイエットにも効果的が期待されます。

健康・ダイエット効果④ビタミンK

ビタミンKは鶏肉全体に多く含まれており、別名「止血のビタミン」とも呼ばれている栄養素です。その名の通り止血に効能があるビタミンですので、ビタミンKが不足してしまうと怪我をした時に血が止まりにくくなってしまいます。

また、ビタミンKは丈夫な骨作りにも欠かせない栄養素で、骨に存在するオステオカルシンというたんぱく質の働きを活性化させて骨の形成を促す働きがあります

健康・ダイエット効果⑤ビタミンB12

ビタミンB12には葉酸とともにへログロビンを作る働きがあり、鉄分とともに貧血予防に効能がある栄養素です。また、ビタミンB12はエネルギー生産にも必要となってくるので、しっかりと摂取することでダイエットにも役立ちます。

ビタミンB12は植物にはあまり含まれておらず、動物性の食品からしか摂取することができません。ビタミンB12が不足してしまうと貧血になるだけでなく、肌荒れや目の下のクマなど、美容面にも悪影響を及ぼしてしまいます。普段から動物性食品をあまり食べない人はビタミンB12は不足しがちですので、意識的に摂取するようにしましょう。

砂肝の食べ過ぎに注意して楽しもう!

砂肝は体に良い効能が数多くあり、食べ過ぎなければ健康に役立つ食材です。カロリーが低いため、ダイエット中の食事にも利用することができます。ただ、砂肝はその触感の良さから、気づかないうちについつい食べ過ぎてしまうことも多くなります。砂肝を食べる時は一度に食べる量を決めて少しずつ楽しむようにしましょう。

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