セロリの葉を使った活用レシピ!人気のサラダやスープで美味しく食べよう
スーパーなどでセロリを買った時に茎は食べるけど葉は捨ててしまうという人は多いのではないでしょうか?セロリの葉には豊富な栄養を含み、その栄養価はセロリの茎よりも多くなっています。セロリの葉は生で食べることも可能ですし、加熱しても栄養素が壊れにくい性質なので、サラダやスープなど幅広い料理に使うことができます。手軽にセロリの葉を食べることができる簡単なレシピを紹介します。
目次
食べる?食べない?セロリの葉
シャキシャキとした食感とサラダなどに使うと独特な香りで食欲をそそる人気セロリですが、実際に食べているのは茎の部分だと思います。みずみずしくて食感がよく、食物繊維が豊富であるという事を知っている人はとても多いと思います。セロリは、品種改良や農業技術の向上により一年中食べれる野菜となっています。セロリは主に茎の部分を食べる野菜ですが、葉っぱは捨ててしまうという人も多いのではないでしょうか?
捨てずに活用したいセロリの葉を紹介!
セロリを調理にするときに、青々とした葉に目が行き食べられるのではないかと思いながらも捨ててしまう人も多いと思います。茎が主役のセロリですが、葉っぱも食べられることのできる野菜なのです。茎と同様に独特の香りがあり、しっかりと栄養もあるので捨てずに活用することがおすすめです。そんなセロリの葉の栄養や人気レシピなどを紹介していきます。セロリを買った時に参考にしてみてください。
セロリの栄養について
セリ科のセロリには整腸作用や強壮の効果があるとして薬草として使用されていた歴史もあります。セロリ特有の香りには肉や魚の生臭さも消してくれる効果があります。日本ではサラダ等に生食で食べるイメージが強いですが、西洋料理では様々な料理を作るときの香味野菜として欠かせない存在です。
セロリには、体の中でビタミンAとなるβカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEを含んでおり、これらの栄養素はお互いの相乗効果により強力な抗酸化作用を持ちます。体の中で生成される活性酸素は、様々な老化現象をもたらし、動脈硬化や、糖尿病、がんといった生活習慣病を引き起こすことでしれれています。また、肌のシミや、そばかす、しわといった肌の老化現象も活性酸素が深くかかわっています。
セロリは活性酸素で体の細胞が傷つくのを防いでくれる抗酸化作用のある栄養素を豊富に含んでいます。またセロリにはカリウムも豊富に含んでいます。カリウムは体の中の余分な塩分を体の外に出してくれる働きがあります。また、利尿効果もあるので、体の中の余分な水分を外に出す役割もしてくれます。カリウムはむくみ防止に大変効果のある栄養となっています。
セロリの匂いの成分「アピイン」
また、セロリには独特のにおいがあります。これはアピインという成分が関係しています。アピインを含む野菜はセロリのほかにパセリが有名です。古代ギリシャ時代、セロリは精神安定やリラックス効果を目的として使用されていました。このアピインは「ストレスが多い」「精神的に不安定」「気持ちが落ち着かない」という症状を和らげるのに効果があります。
セロリはダイエットにもおすすめ
セロリには多くの栄養素が含まれていますが、セロリはそのほとんどがが水分で出来ているため、カロリーは100g中15kcalととても低カロリーです。セロリに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維となっており、水に溶けることなく腸内で水分を吸って膨らみます。便通を整えて腸内の環境を整えてくれる役割をしてくれます。セロリはカロリーが低く食物繊維が豊富な為ダイエット中にもおすすめの野菜となっています。
セロリの茎と葉栄養があるのは「葉」
セロリは主に茎を食べる野菜です。太くみずみずしい茎にはたくさんの栄養素が詰まっているように思いますが、実はセロリは茎よりも葉の方に栄養がおおいのです。βカロテンは茎の約2倍もの量を含んでおり、セロリの葉を食べることで効果的に摂取できます。疲労回復に効果がありビタミンB1や、肌粘膜の保護に役立つビタミンCなどの栄養素も茎よりも葉に多く含まれることが分かっています
セロリの葉は生で食べられる?
セロリの葉は生で食べることができます。茎よりも香りが強く好き嫌いもあるかと思いますが、そういう人は加熱して食べることをお勧めします。セロリの栄養素は加熱に強く、ビタミンKなどは油と一緒に摂取することで吸収率が上がるので、マヨネーズを使ったサラダや油を使った炒め物にすると効果的に摂取することができます。
またセロリの葉に多く含まれているβカロテンは加熱しても壊れることなく、水にも強いという性質を持っています。このことからセロリの葉をスープにしてもβカロテンを失うことなく摂取することができます。スープのほか炒めもの等もおすすめの調理方法となっています。βカロテンを効果的に摂取することにいより生活習慣病の予防や美肌効果にも期待ができますので、セロリは葉までしっかり食べることがおすすめです。
セロリの選び方と下ごしらえ
スーパでたくさんあるセロリの中から新鮮でおいしいセロリを選ぶポイントは、茎です。茎の部分が太くてハリがある物、また肉厚で筋がデコボコしているものが新鮮です。栄養をしっかりと含んだ葉も食べれるので、葉はシャキっとして緑色が濃いものを選ぶと良いでしょう。節より下の部分はある程度の長さがある方が茎がしっかりして、料理にも使いやすいです。
セロリを料理するときに筋が気になるかと思います。包丁で簡単に取り除くことができますので、料理する前に取り除いておきましょう。筋が載っていると食べた時も口の中に筋が残ってしまいますので、必ず取り除いて使ってください。葉の方にある細い茎の筋はやわらかいので細かくカットして使えば大丈夫です。
セロリの葉を使った簡単のレシピ紹介!
セロリの葉を食べられるといっても、どんな料理に使ったらいいかすぐにいは思いつかないと思います。そこで人気のサラダやスープなど、セロリの葉を使ったレシピを紹介します。匂いが強く苦手意識がある人でも食べれると人気の料理もありますので、参考にしてみてください。新しいセロリの魅力を発見できるかもしれません。
セロリの葉を使った「サラダレシピ」
サラダは手軽にできて、何か一品欲しい時にも便利なメニューです。副菜となりますが、栄養が豊富なセロリの葉を使うと、栄養のバランスが取れた食事となります。簡単に作れて子供でも食べられるレシピを集めました。
子供でも食べられる!セロリの葉のサラダ
セロリの葉を細かい茎を細かくなりすぎない程度の切り、ボウルに入れて塩でもみます。1/3程度のカサになったら水で塩分を洗い流します。大根1/5本、人参1/3本をいちょう切りにし、きゅうり1本はスライスして塩でもみます。しんなりしたら水で塩を洗い流します。すべての材料を改めて塩抜きし、硬く絞り、マヨネーズ系やフレンチドレッシングで和え、塩とレモン汁を加えたら完成です。子供でも食べられる人気サラダレシピです。
簡単!セロリとシーチキンのサラダ
セロリは茎を斜め切りにし、葉はざく切りにして、水分をしっかりと取っておきます。ボールにシーチキンとカットしたセロリ、葉を入れてマヨネーズ適宜、醤油小さじ1/4を加えてよく混ぜます。味がなじむまで1時間ほど置いて完成です。好みでブラックペッパーや粉山椒をかけても美味しく食べられるのでお好みでかけてください。簡単で手軽な調理で忙しい日にもおすすめのサラダレシピです。
セロリの葉と大根の爽やかサラダ
セロリの葉は約1㎝の幅に切り、大根は千切りにします。ボールにヨーグルトとマヨネーズを混ぜ、野菜とコーンを入れて混ぜます。塩で味を整えて完成です。人気のマヨネーズとヨーグルトを使ったサラダレシピは爽やかかな味わいで、セロリの葉に含まれる栄養を無駄なく食べられるレシピとなっています。
セロリの葉とクルミのサラダ
熱したフライパンにココナッツオイル小さじ1を入れてセロリの葉を炒めます。しんなりしたら皿に入れて粗熱を取ります。クルミ3粒はを適当な大きさに砕き、炒めたセロリの葉に入れて混ぜます。そこに粉チーズを適宜振り入れて混ぜたら完成です。ココナッツオイルは美容と健康にいいと人気のオイルとなっています。その人気のオイルと栄養豊富なセロリの葉を同時に食べれる美容効果が高いサラダレシピです。
セロリの葉と切り干し大根のサラダ
耐熱容器に切り干し大根とかぶる程度の水を入れて3分温めます。セロリの葉は千切りにしておきます。切り干し大根は水を切り適当な長さに切ります。ボウルに切り干し大根、セロリを入れてシーチキン、マヨネーズ大さじ1、塩コショウを入れてしっかりと混ぜます。好みで白ごまを振って完成です。切り干し大根は保存がきくので買い置きしておく便利な食材です。
セロリの葉を使った「スープレシピ」
セロリの栄養素は加熱に強い為、スープとして料理するのもおすすめです。さっと簡単に作れるスープレシピは忙しい夕飯時にも手間なしで作れることができ、栄養価の高いセロリの葉を使うことでバランスのとれた食事となります。和風スープから洋風、中華風スープまでどんなスープにも使えますのでお好みの味付けて楽しんでください。
セロリの葉と卵のスープ
セロリの葉は1㎝位の幅に切ります。茎は細かくカットしておきます。卵3個は粗目にほぐしておきます。鍋に湯を沸かし、そこに中華だしの粉末、鶏がらスープの素を入れて溶かします。そこに少しづつ溶き卵を加えていきふんわりと煮立てます。セロリの葉を入れててさっと火を通し、水で溶いたかたくり粉でとろみをつけたら完成です。セロリの葉を加熱することで大量に食べられるスープには鶏のささみなどを入れてもおすすめです。
セロリの葉と玉ねぎのスープ
セロリの茎は薄切りにし、葉はざく切りにしてきます。鍋にバター大さじ1/2を溶かし、玉ねぎとセロリの茎を炒めます。玉ねぎが透き通ってきたらセロリの葉を加えてしんなりするまで炒めます。水300㏄を加え、コンソメキューブ1個を溶かせば完成です。バターの香りとセロリの香りが食欲をそそるスープレシピです。
セロリの葉を使ったコンソメスープ
鍋にバター小さじ1を熱してセロリの葉と薄切りにしたセロリを炒めます。水400㏄を加えキャベツ2枚をざく切りにしたもの、えのき1/2袋、ウィンナーを4本入れ、コンソメ10g、ウェイパ―小さじ1、塩コショウで味を整えます。ウィンナーが入ってバターやコンソメの風味が効いたスープなのでセロリが苦手な人でも食べられるスープレシピです。
香味野菜のたっぷりミネストローネ
玉ねぎ1個、人参1/3本、セロリの葉2本分はみじん切りにしておきます。オリーブオイル小さじ1で野菜をなべて炒めて野菜が透き通ってきたらトマト缶1個、水400g強、角切りにしたベーコンを入れてコンソメ4,5グラムで煮込みます。15~20分ほど煮込んだら完成です。セロリの持つ香りとトマトの風味がよく合い、野菜のうまみがしっかりと感じられる人気のミネストローネはセロリが苦手な人も食べられるおすすめレシピです。
セロリの葉の栄養を手軽に食べられる簡単レシピ
セロリの葉の佃煮レシピ
セロリの葉はさっとゆでて水けを絞り、細かく刻みます。フライパンにごま油を熱してセロリ葉を炒めます。砂糖、醤油、酒各大さじ1を加えて水分がなくなるまで炒めます。仕上げにいりごまを加えて完成です。セロリの匂いが抑えられる佃煮は人気のレシピとなっており、栄養がたっぷり摂れるので子供にもおすすめの一品です。
セロリの葉とベーコン炒めのレシピ
セロリの葉は食べやすい大きさに切りわけ、ベーコンを1㎝幅に切ります。オリーブオイル小さじ1でフライパンで炒め、塩こしょうで味を調えて完成です。ベーコンのうまみでセロリの葉が美味しく食べることができ、簡単に調理できるので、あと一品という問いにも便利なレシピです。
セロリの葉を使ったナムルのレシピ
セロリの葉を韓国風に調理したレシピです。セロリ2本分のの葉と茎を食べやすく分け、塩を加えた熱湯で茹で、水にとって水分を絞ります。にんにくのすりおろし1/2かけ分、醤油、砂糖、いりごま小さじ1を合わせておき、茹でておいたセロリを加えます。塩少々で味を整えて完成です。セロリの葉をいろいろな方法で食べるときにレパートリーの一つとして加えたい人気のナムルのレシピです。
セロリの葉をてんぷらに利用
セロリの葉をてんぷらにするとパリパリと美味しく食べれます。小麦粉、片栗粉各大さじ4と塩2つまみをボウルで泡だて器で混ぜてから見ず100㏄を加えて混ぜすぎないように天ぷらの衣を作ります。油を火にかけて、洗って水けをふいたセロリの葉を衣に付けて油で揚げます。塩や天つゆなどに付けてたべます。好みで大根おろしなどを添えるとよりおいしく食べることができます。
セロリの葉の保存方法
セロリの茎を料理に使い、残された葉をすぐには使わないという時は、冷凍保存がおすすめです。水で洗った後、水分をキッチンペーパーなどでしっかりと取り、ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜いて冷凍保存します。スープなどに使う場合はそのまま入れ、刻んで使う料理の場合は、凍ったまま手でパリパリと崩して使えばいいので手間なしで簡単です。冷凍することで栄養の多いセロリの葉を最後までたべきれます。
セロリの葉も活用してみよう
セロリの葉について栄養やレシピを紹介しました。セロリの葉には茎を上回る栄養があり、生で食べても加熱しても食べることができます。セロリの葉は茎よりも匂いが強い為、苦手な人はスープにしたり、佃煮のような調理方法がおすすめです。冷凍すれば簡単に保存もできますので、今までセロリの葉は捨てていたという人も是非セロリの葉を食卓に活用してみてください。