ゴーヤ茶の効能と作り方まとめ!ダイエットや夏バテに効果があるの?
ゴーヤ茶って知っていますか?ゴーヤが身体に良い効能をたくさん持っていることを知らない人はいないと思いますが、ゴーヤ茶にもはさらにパワーアップした素晴らしい効能がたくさんあります。市販でもたくさんの種類が売られていますが、家で簡単に作ることができます。今回は、ゴーヤ茶について、作り方やその効能をたっぷり紹介します。ぜひ普段の習慣に取り入れて、美味しい健康生活を送ってください。
目次
ゴーヤ茶で健康的に暮らそう!
「ゴーヤ茶」って知っていますか?沖縄の伝統野菜として有名で夏が旬のゴーヤですが、健康や美容にとても良い食べ物なんです。とは言っても、その独特な苦味を苦手とする人も多いのではないでしょうか?ところが、ゴーヤは食べ方次第で苦味が薄まります。今回は美容にも良いとされているゴーヤの効果的な食べ方の1つである「ゴーヤ茶」について、その効能や作り方などを紹介します。
そもそもゴーヤってどんな食べ物?
ゴーヤとは、沖縄の伝統野菜の1つで、別名を「ツルレイシ」や「ニガウリ」と言います。沖縄の伝統料理に欠かせない存在で、その苦味が特徴です。普段食べている果実は完熟する前のもので、完熟すると健康や美容に効果が期待できる成分が減少するため完熟前の青い実を食用としています。火を通しても栄養素が壊れにくいとされており、食べ方としてはゴーヤチャンプルーが最も有名な料理です。
ゴーヤの効能
ゴーヤ独特の苦味を生み出している「モモルデシン」という成分は胃腸の粘膜を保護したり食欲を促進する効能や血糖値を下げる効能があると言われています。また、「リノレン酸」という成分も含まれているため、脂肪燃焼効果が期待できます。それだけでなく、「ビタミンC」がトマトやキュウリの5倍以上含まれています。ゴーヤだけで数多くの効能を期待できる万能の食材です。
ゴーヤ茶ってどんなもの?
ゴーヤ茶は、天日干しにしたゴーヤをお茶っぱとして飲む飲み方です。お茶にすることで苦味が薄まり、飲みやすくなります。味はほうじ茶に似ており、ほのかな甘みとコクを味わうことができます。ゴーヤの苦味が苦手な方にぜひ試してほしい食べ方です。お茶なので毎日の生活にも取り入れやすく、日々の習慣として継続しやすいため、忙しい人にもおすすめです。
なぜお茶なの?
ゴーヤには様々な食べ方がありますが、その中でもゴーヤ茶には様々な利点があります。お茶にすることによってぎゅっと栄養素が凝縮され、生のゴーヤと比べると「カリウム」は約15倍、「カルシウム」は約18倍、「鉄分」は約27倍にもなると言われています。また、あくまでもお茶ですので、旬の時期を気にせず一年中継続的に続けることができ、健康や美容への効果が期待できます。野菜から作るのでもちろんノンカフェインです。
ゴーヤ茶の作り方
作り方はとても簡単です。市販のゴーヤを縦半分に切り、中の種をスプーンなどでかき出します。種はそのまま捨てずに、ワタと分けてください。縦半分に切ったゴーヤをさらに1mm幅に薄切りにします。お皿にクッキングシートを広げ、薄切りにしたゴーヤと種を並べます。この時、ゴーヤと種が重ならないように注意してください。
その後、1〜2日ほど日当たりと風通しが良い場所に置き、ゴーヤと種がからからになるまで天日干ししましょう。干すのが難しい場合は、オーブンシートにゴーヤと種を並べ、電子レンジで両面を3〜4分ほど加熱してください。ゴーヤと種が乾燥したらフライパンで薄茶色になるまで乾煎りします。青臭さが取れ、香ばしい香りが漂ってきたら完成です。
保存はジッパー付袋やタッパーなど湿気を吸わないように密封してください。また、出がらしになったゴーヤ茶は佃煮やかき揚げにすると美味しいです。美容効果や健康効果などたくさんの効能を持つゴーヤを無駄なく使える食べ方としておすすめですのでぜひ試してみてください。
ゴーヤ茶の淹れ方
家にある急須に作ったゴーヤ茶のお茶っ葉を適量入れ熱湯を注いで5分ほど待つだけです。しっかりとゴーヤの成分を抽出してから飲んでください。もし煮出す場合は、2〜3分程度で大丈夫です。特別な道具は必要ありませんので、家にあるもので簡単に飲むことができます。苦味が苦手な人は煮出すを短めにするなど調節して、自分好みの濃さを見つけてみてください。
ゴーヤ茶のおすすめの飲み方
特にゴーヤの苦味が苦手な場合、冷やして飲むことをおすすめします。リラックスしたい場合はホットでなど目的に応じて様々な飲み方ができます。お茶になることでゴーヤの風味は飛びますが、それでもどうしても苦味が苦手な人は蜂蜜や黒砂糖を入れるなど、自分なりの飲み方を探してみてください。
ダイエットや美容目的でゴーヤ茶を飲む場合は1日6杯〜7杯程度を目安としてください。健康目的の場合は3〜5杯ほどで十分です。自分の身体と相談しながら、無理のない範囲で飲むようにしてください。ただし、カリウムが豊富なので持病などの理由でカリウムの摂取量を制限している場合は主治医などに相談してから飲むようにしてください。
ゴーヤ茶の効能1:ダイエット
ゴーヤ茶には「リノレン酸」という成分が含まれており、これが体内で「共役リノール酸」に変わることによって「脂肪分解酵素リパーゼ」の働きを活性化させ、脂肪燃焼を効果的に行います。また、血中コレステロールや中性脂肪などを減らす働きもあり、ダイエット方法として大注目されています。
ゴーヤ茶は運動しなくても飲むだけで痩せられると評判ですが、これは完熟したゴーヤを使用した場合で、市販のゴーヤを使用してゴーヤ茶を作る場合は軽い運動と共にゴーヤ茶を飲むことをおすすめします。運動するダイエットが続かないという人は、ぜひ飲むだけでも続けてみてください。
ゴーヤ茶の効能2:糖尿病予防
ゴーヤの苦味成分である「チャランチン」と「モモルデシン」という成分がインスリンの分泌を促進し、血糖値や血圧を下げる働きをします。甘いものをと一緒にゴーヤ茶を飲むことによって急激に血糖値が上がることを防ぐことができますので、おやつの時間などに必ず飲むなど習慣づけることがおすすめです。
また、ゴーヤには「植物インスリン」という成分が多分に含まれており、血糖値を安定させるとても優れた効能があります。これは新しく発見された成分で、糖尿病の治療にもよく使用される薬である「インスリン」に似ているタンパク質です。糖尿病に有効だという臨床結果も報告されており、期待ができます。
ゴーヤ茶の効能3:高血圧予防
ゴーヤ茶には「カリウム」という成分が含まれています。「カリウム」は余分な水分や塩分を排出する効果があり、塩分の取りすぎによる高血圧を予防する効果が期待できます。高血圧は様々な病気を引き起こす原因にもなりますので、ゴーヤ茶で健康的な身体を作ることをおすすめします。
ゴーヤ茶の効能4:夏バテ対策
「モモルデシン」という成分が肝機能を高める働きをします。また、ゴーヤ茶の苦味が胃腸を刺激し食欲を促す効能があると言われています。豊富なビタミンCは免疫力を強化し、カリウムの利尿作用によって体内の熱を下げることができます。様々な成分の効能が合わさることによって、夏バテに効果があるようです。また、ゴーヤを窓際で育てれば日よけの緑のカーテンができ、一石二鳥です。
ゴーヤ茶の効能5:健胃・整腸効果
「モモルデシン」という苦味成分が胃や腸の働きを活性化し、胃腸の粘膜を保護するなどの働きが期待できます。また、食物繊維が豊富ですので、腸を綺麗にし、便を促します。お腹の調子がイマイチな時はぜひ積極的に飲んでみるといいかもしれません。
ゴーヤ茶の効能5:美肌効果
ゴーヤ茶に含まれている豊富な「ビタミンC」はキャベツの約3倍と言われており、皮膚の免疫力を高めたり、メラニン色素の沈着を予防するなど美容効果があります。「ビタミンC」にはコラーゲンの合成を助ける働きもあり、しわなどのエイジング対策としても美容効果があるのでおすすめです。また、食物繊維が多く踏まれていますので便秘対策にもなり、肌荒れ防止などの美容効果も期待できます。
ゴーヤ茶の効能6:むくみ解消
また、緑茶の約4倍も含まれている「カリウム」が身体の余分な水分や老廃物を排出してくれるので、デトックス効果もあります。むくみが気になる方はぜひ試してみてください。このように、ゴーヤ茶1つで様々な美容効果が期待できます。
ゴーヤ茶の効能7:リラックス効果
ゴーヤ茶には鎮静効果も期待できます。ゴーヤ茶を飲むと神経がやわらぎリラックス効果にも役立ちます。ノンカフェインですので、就寝前などに神経を落ち着けてゆったりとしたい場合などにおすすめです。
ゴーヤ茶で美味しく健康に
いかがでしたでしょうか?ゴーヤ茶には健康や美容、病気など様々なトピックに効く良い効能があります。ゴーヤの苦味はどうしても苦手という方は、家で簡単にできますのでぜひ挑戦してみてください。また、ゴーヤにはゴーヤ茶の他にも数多くの食べ方があります。いろいろ試してお気に入りの食べ方を見つけてみるのもおすすめです。ゴーヤやゴーヤ茶を毎日の習慣にして、健康な生活を送りましょう。