ポカリスエットの成分は点滴と同じか調査!アクエリアスとの違いも!

ポカリスエットと言えば汗をかいたときに飲むイメージが強いと思います。また糖質の高さも最近では注目されています。ですがポカリスエットの成分は点滴と同じだという話を聞いたことはありませんか?点滴は血管に直接入れますが、口から摂取するポカリスエットが糖質やミネラルなどが同じと言われます。こちらでは成分の調査と、似たようなスポーツドリンクだと思われているアクエリアスとの違いについて書いています。

ポカリスエットの成分は点滴と同じか調査!アクエリアスとの違いも!のイメージ

目次

  1. 1ポカリスエットの成分
  2. 2ポカリスエットと点滴の成分
  3. 3ポカリスエットの成分表
  4. 4ポカリスエットとアクエリアスの違い
  5. 5ポカリスエットの塩分
  6. 6ポカリスエット以外の成分
  7. 7ポカリスエットの糖分
  8. 8粉末タイプのポカリスエット
  9. 9ポカリスエットの活用法
  10. 10ポカリスエットを意識して摂ろう

ポカリスエットの成分

知っている人も多いと思いますがポカリスエットの成分は体液に近いので、水分補給としてはかなり効率的に行えます。体液には浸透圧というものが存在し、ミネラルのバランスが崩れていると水分を失いやすかったり、水分の吸収率が低かったりします。そのため、炎天下で大量に汗をかいてミネラルのバランスが崩れても、すぐに補えるような成分になっています。大量に汗をかいたときには極めて効果的です。

ポカリスエットと点滴の成分

ポカリスエットは飲む点滴と言われるほどに成分がほぼ同じです。身体の浸透圧を調整するナトリウム(塩分)、カリウム、マグネシウム、カルシウムのバランスも同じです。成分表を見るとエネルギーとなる糖分も同じで、電解質濃度もほぼ同じです。それも当然で、ポカリスエットは飲む点滴をコンセプトに開発されています。点滴は血管に直接打ち込むので効果は高いですが、口から摂取できるならポカリスエットが簡単です。

ポカリスエットと点滴成分の比較

もちろん、厳密に全ての成分がポカリスエットと点滴が同じでは美味しくありませんので、美味しく飲めるように点滴にはない成分が入っています。ですが、体調不良の際に栄養を効率的に吸収しようと思えばポカリスエットの成分がベストと言えます。点滴の成分表を調べると点滴にも種類があり、具体的な数字の比較は難しくなっています。ですが、必要なミネラルの量などは身体に必要な量が入っています。

ポカリスエットの成分表

ポカリスエットの成分表をアクエリアスの成分表と比べてみると糖分や塩分、各種ミネラルがポカリスエットのほうがアクエリアスの1.5~2倍ほど含まれています。この糖分や塩分、ミネラルの濃い成分がポカリスエットが美味しくかんじるりゆうです。ですが、アクエリアスの成分表を見てみるとポカリスエットの成分表には記載されていないアミノ酸がずらりと並びます。ミネラル以外にも疲労回復の秘密が隠されています。

成分表に注目すると分かること

ポカリスエットとアクエリアスの成分表を見比べると分かるように、アクエリアスには多くのアミノ酸が添加されています。特にアルギニンは栄養ドリンクに入れられるほどに疲労回復の効果が高いことで知られています。また、バリンとロイシン、イソロイシンは筋肉を守り疲労回復を促す効果のある必須アミノ酸です。この事からアクエリアスは特にスポーツをする人にスポーツ中やスポーツ後におすすめです。

色々な成分が含まれる

ポカリスエットをはじめとするスポーツドリンクは糖分や電解質となるミネラル、アミノ酸、ビタミンなどを効率よく摂取できますが、就寝前には控えたほうが無難です。あくまで失った成分を補給するのに適しているので昼の活動時間中に摂取するには効果的ですが、夜の寝る前に飲むと栄養過多になり虫歯の原因になることもあります。朝に起きた直後なら良いのですが夜の寝る前は控えるのが健康上はベストです。

ポカリスエットとアクエリアスの違い

成分の差は浸透圧に現れる

アクエリアスが疲労回復に重点を置いているのに対して、ポカリスエットの成分表を見るとアクエリアスには含まれないカルシウムとマグネシウムが目に止まります。カルシウムとマグネシウムは、ナトリウムとカリウムと同じく身体の浸透圧を守ります。つまり、ポカリスエットはアクエリアスよりも身体の浸透圧を守り、脱水症状の予防や改善に重きを置いています。そのため、熱中症の予防にはポカリスエットが効果的です。

表記されない成分とは

意外に知られていませんが、ポカリスエットの成分表には無果汁と記載されているわりに果汁が含まれています。微量なので記載するほどではなかったと考えられます。果汁にはクエン酸が含まれるので酸味があります。そのため、ポカリスエットが甘く感じるのは糖分が多いだけでなく酸味が糖分を引き立たせているからです。基本的には柑橘類の果汁になるのでクエン酸の力で疲労回復にも効果があります。

アクエリアスの成分

アクエリアスとポカリスエットは似たような商品だと思っている人も多いかもしれませんが、成分を見ると違いは一目瞭然です。まず、アクエリアスはポカリスエットと違って人口甘味料を使っているので糖分の補給はしづらくなっています。当然、アクエリアスゼロという商品だと人口甘味料のみということになります。つまりアクエリアスゼロは疲労回復のみに特化した商品になっています。

色々な商品

ポカリスエットは味よりも機能性を重視しています。そのため、発売された当時は美味しくないという理由で敬遠されていました。ですが、ポカリスエットの機能性に徐々に注目が集まり、現在では広く17ヶ国で愛飲されています。それほどにポカリスエットに含まれるイオン分は体液と成分が近く吸収率に優れているのです。ポカリスエットは甘すぎるという口コミもありますが、汗をかいたときにはそれくらいの甘さが必要です。

スポーツをするときにはアクエリアスがおすすめですが、より爽快感が欲しい人にはアクエリアススパークリングという商品もあります。炭酸水は身体の血流を早くするので疲労回復の効果が高まります。普通の炭酸水でも疲労回復の効果があるのでアクエリアススパークリングの疲労回復の効果は極めて高いと言えます。

ポカリスエットの塩分

成分の中では塩分が重要

ポカリスエットの塩分は1リットルで1.1グラムとあります。厚生労働省の発表では、塩分摂取の目安として男性は一日に8グラム、女性は一日に7グラムとされます。ですが、現代人の一日の塩分の平均摂取量は男性は11グラム、女性は9グラムとなっているので、ポカリスエットの塩分自体は極端に高くはありませんが、普段から塩分の摂取量が多い人は注意が必要です。特に食品添加物には塩分が含まれています。

重要な成分差

ポカリスエットやアクエリアスのようなスポーツドリンクと呼ばれるものにはアイソトニックとハイポトニックと呼ばれるものが存在します。ポカリスエットなどはアイソトニックと呼ばれ糖分や塩分を吸収しやすいように浸透圧が体液と同じです。一方、ハイポトニックは浸透圧が体液より低いので水分の吸収に効果的です。経口補水液などがハイポトニックに当たります。必要に応じて使い分けると効果的です。

ポカリスエット以外の成分

ポカリスエットと経口補水液の違いは塩分の濃度です。経口補水液のほうが水分の吸収に重きを置いているので塩分は高めになります。そして注意したいのが、コーラやジュースなどはハイパートニックと呼ばれ水分の吸収には向きません。また、塩分なども吸収されにくいので、汗をたくさんかいたときの水分の補給にはならないので注意が必要です。ですが、糖分の高さだけは血糖値に影響するので寝る前は注意が必要です。

成分表を見比べると分かりますが、麦茶にも塩分は含まれています。唯一、麦茶には糖分が含まれていません。ポカリスエットは汗をかいたときの補給にはぴったりですが普段から飲むには塩分や糖分が多いと言えます。そのため、軽い散歩や外出の際には麦茶がおすすめです。そして、他の清涼飲料水は糖分の高さが目立ちます。基本的に汗をかいていないときでも美味しく感じる飲み物は糖分が高い傾向にあります。

ポカリスエットの糖分

ポカリスエットの糖分量は角砂糖に換算すると500mlのペットボトルで9個分になります。アクエリアスで角砂糖が6個、コーラは16個分になります。ただし、オレンジ一個で角砂糖は6個分になり、ブドウ一房で角砂糖5個分となるので、一日のポカリスエットを飲む量がよほど多くない限りは糖分の過剰摂取にはなりません。成分表から確認すとポカリスエットはアクエリアスの1.5倍の成分が多くなります。

ポカリスエット以外にも多くのスポーツドリンク系の商品が発売されていますが、多くの商品は普段から安心して飲めるように糖分はやや控えめになっています。ですが、人工甘味料を使うことで実際の糖分は減らしている状態なので、身体に本当に良いかは疑問の声も上がります。糖質が少ない分はスクラロースという人工甘味料を使うのが一般的ですが、大量に摂取するのは避けたほうが無難だと言えます。

ポカリスエットの糖分は飲みやすさも意識してやや高めとなります。ですが純粋な糖質なので糖質の補給としては最適です。対して経口補水液は水分の補給に重点を置いているため、あまり美味しくは感じません。ですが高い電解質濃度は他のスポーツドリンクと比べても水分の吸収率を飛躍的に高めています。経口補水液は感染症などで脱水症状を起こしている人には極めて有効な飲み物です。水分が必要だと感じたら経口補水液です。

アクエリアスゼロのすごいところはカロリーがゼロで極めてポカリスエットに近い味だということです。ポカリスエットに比べてアクエリアスは薄いと感じる人も多いですが、それは糖質が少ないためです。ただし、ポカリスエットと同じ味をカロリーゼロで実現するために人口甘味料は多く入っています。もちろん、人口甘味料は安全だと言われていますが、妊婦さんや幼児などで心配な人は控えるほうがおすすめです。

粉末タイプのポカリスエット

ポカリスエットを普段から準備しておきたい人におすすめなのがポカリスエットの粉末タイプです。毎回、大きなサイズのポカリスエットを買うのが大変だというときには粉末タイプはかなり便利です。賞味期限も長いので買い置きしておけるのも魅力の一つです。また、好みの濃さに調節したい人にもおすすめです。大人数でキャンプや海水浴に出かけるときでも出先で大量にポカリスエットを準備できるのも重宝します。

ポカリスエットの粉末タイプを準備したら合わせて準備しておきたいのがスクイズボトルのタイプです。繰り返し使えて便利です。ポカリスエットなどのスポーツドリンクを常飲する時に大切なのは飲んだ量を把握しておくことです。ポカリスエットには必要な成分だけが含まれていますが、摂り過ぎれば身体には毒となります。特に糖分と塩分は適量を守るのがベストです。そのため、普段から飲む量は意識しておくのが大切です。

大人数でポカリスエットを飲むときにはクーラージャグタンクが便利です。持ち運びも便利ですし粉末タイプのポカリスエットと合わせて重宝します。ポカリスエットが必要とされる場面は外での作業や部活動、野外活動と色々な状況があります。クーラージャグタンクが一台あれば10人くらいのポカリスエットの準備が手軽にできて何度でも使えます。ご家族での海水浴でも一台あれば脱水症状の心配もありません。

ポカリスエットの活用法

ポカリスエットの成分はこんな時にも役立つ

ポカリスエットは飲む点滴をコンセプトに作られているだけあって風邪のときにも効果はバツグンです。ポカリスエットの成分は糖分や塩分が高いように感じますが風邪をひいているときには極めて有効な成分です。さらにポカリスエットを温めてホットポカリにして飲めば、胃腸が弱っているときでも成分の吸収率が高まるので風邪をひいたときはホットポカリがおすすめです。食欲が無くても糖分の補給は必須です。

そもそも、ポカリスエットを開発したのは大塚製薬という医薬品の会社です。だから、風邪や胃腸炎になったときに医師からもすすめられるのです。特にポカリスエットは飲む点滴と呼ばれるだけあって栄養価の高さも注目されています。そして、電解質と呼ばれる吸収のしやすさを示す値が最も高くなるように作られています。特に胃腸炎で吐き気がひどくて、すぐに吐いてしまう時はポカリをゆっくりと摂取するのがおすすめです。

ポカリスエットは飲む点滴だから安全と思われるかもしれませんが、一つだけ注意点があります。それは、塩系の飴と合わせて摂取すると塩分過多に陥ります。他にも昆布や梅干しなどのお菓子と合わせるのも塩分の観点からは注意が必要ですし、しょっぱい塩系のお菓子などは特に注意が必要です。ポカリスエットは甘いのでジュース感覚で飲む人もいますが、あくまで失われた水分を補給するものと考えるのが大切です。

低血糖という言葉がありますが、特別な状態ではなく長時間のトレーニングや勉強でも陥ることがあります。単純に血糖値が下がりすぎている状態ですが、初めは少しぼんやりしたり筋力が低下する程度なので自覚が難しいのも特徴です。ですが、人によっては意識を失うこともあるので注意が必要です。少し怪しいなと思ったらポカリスエットなどで早急に糖分を補給するのがおすすめです。可能ならトレーニング中に飲むのがベストです。

ポカリスエットを意識して摂ろう

ポカリスエットは甘いので糖分が気になる人も多いと思いますが、果物と比較しても極端に多いとは言えません。もちろん、過剰な摂取は問題ですが一日にペットボトル一本分くらいは塩分の量からみても問題になるほどではないのです。むしろ、大量に汗をかいたときには積極的にとるほうが望ましいと言えます。飲む点滴を目指して作られた飲み物なので体調不良のときにポカリスエットはおすすめです。

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