ゴーヤの種が赤いのは食べても大丈夫?原因と食べ方を調査!
健康食材として有名な野菜の一つであるゴーヤ。沖縄ではゴーヤチャンプルーという料理があって有名です。そのゴーヤの種って見た事ありますか?家庭菜園でもゴーヤを作る方はいると思いますが、苗から作るからは初めて種を見たとき驚かれることが多いそうです。ゴーヤの種は実は赤いのです。野菜でも珍しい赤い種の為に食べても大丈夫なのか?と思う方も多いです。そこで今回ゴーヤの種について取り方や食べ方やどうして大丈夫なのかを含めて色々紹介します。
目次
ゴーヤの種って実は赤い!?
今家庭菜園でもゴーヤを育てる方が多いです。その理由としてゴーヤの葉っぱは大きく育てると緑のカーテンになると言われている事、ゴーヤ自身が健康野菜でもあります。しかしある程度育ててふと見ればゴーヤがオレンジ色になっているのでえ!?となり慌てて収穫する人もいます。腐ったんだなと思い中の種だけでも取ろうとしたら赤くてえ!?となりませんか?初めての人ならば誰も最初はあることです。
しかし赤い種=腐ったという認知はどうしてでてくるのでしょうか?それは植物、野菜の全ての種を見ても殆どが茶色、黒、白が多いのです。ゴーヤも緑の状態の時は白い種なので、大丈夫と思いがちな分、それ以外の色の種を見ると思わず「え!?腐らせた」と勘違いするのです。しかし、それもゴーヤの種についてしっかり知識を持てばそんなに困ることではありません。そこで次からゴーヤの種について細かく紹介します。
ゴーヤの赤い種は完熟していて食べても大丈夫
実は、ゴーヤの種はあるきっかけで赤いだけで大丈夫なのです。ゴーヤは家庭菜園でもする人の8割~9割が苗でやる方が多いために種を初めて見る人は皆大丈夫なの?となります。実はゴーヤが緑からオレンジになるのもちゃんと理由があります。野菜で赤い種を持っているのはゴーヤだけなので皆さんが大丈夫なのか不安になるのは当然です。しかし大丈夫だと言われる理由を次に紹介しましょう。
そもそも野菜の種は殆ど食べることがなく、皆次の年に蒔いて育てる様にするか、捨てるかのどちらかです。しかしゴーヤの種が大丈夫と言われるのは実はゴーヤの種の赤い理由と関係があります。ゴーヤの赤い種は完熟している証拠なのです。もちろんこれから植えることも可能です。しかし完熟している種というと大丈夫なのはもちろんですが、食べる事も出来るんです。
ゴーヤの赤い種の取り方を知りたい
ゴーヤの種って完熟するもので食べれる大丈夫なものとなるとやはり来年育てる分以外の種で食べれる方法も知りたいはずです。しかしその完熟した種を丁寧に取れる形を知らないと折角食べても大丈夫と知っても無駄にしてしまいますよね。完熟したゴーヤの種の味も気になりますし、いくつかの食べ方を進めるレシピも後半に紹介します。
そもそもゴーヤの種が完熟しているかどうかは切ってみないと分からないと思う人が多いです。しかし実際完熟しているかどうかを切る前に分かる方法があります。実は最初からその見分け方法を提示しているんです。それは赤い種と同時に出来る黄色いゴーヤです。実はこの黄色いゴーヤこそ種が完熟しているかどうかを見分ける鍵なのです。ゴーヤの完熟した種を取る方法のご紹介は次にします。
ゴーヤの赤い種を綺麗に取り出せる取り方
ゴーヤの赤い種を収穫するタイミング
ゴーヤの黄色い皮は腐っているわけではなありません。実は完熟した証拠なのです。その黄色いゴーヤが出来たときこそ完熟した種が入っているのでまさしく取り時といってもいいのです。ただあえてまだ完全に黄色くなる前に収穫する人もいます。取り方は人それぞれです。またあえてほったらかしにすることもあります。それは種をより綺麗に取ることできる取り方とも関係があります。
ゴーヤの赤い種は収穫後期に取る
ゴーヤの赤い種をうまく取る取り方について紹介します。一番多いのは黄く熟成するまで待つ人もいると思います。ゴーヤは最初は緑なのですが、あえて収穫せずにほっておくと自然と黄く熟成します。画像のように黄色くなったら収穫時です。しかし、収穫した後皮をきって種を取り出さないといけない事を考えると正直大変です。そんな大変な作業をしたくない人におすすめの作業方法があります。
それはほったらかしておくと起きるある現象がゴーヤに起きるのです。その取り方であると種がほぼ綺麗に収穫できる取り方なのです。知っている人はあえてその現象が起きるまでほっておく人も多くいるぐらいの取り方です。それはゴーヤは熟成が進むと勝手に爆発するのです。音が聞こえたらその時にすぐに収穫をします。皮も料理に使えるので皮を使いたい人は爆発する前に収穫してください。取り方は個々の自由です。
ゴーヤの赤い種は鳥も狙っている
所で取り方の中で爆発した種は急いで収穫してほしいと紹介しています。その理由は、実は種を狙っている存在がいるからです。実は種は取り方はもちろんですが実は食べ方に関しては人間よりも先に気づいている存在がいたのです。それは野鳥の鳥たちです!彼らはゴーヤが緑の時は手をだしません。しかし黄色くなるにつれてそれがどういう意味なのか知っているので狙い始めます。
しかしやはり完熟した種が美味しいと分かればやはり食べたいものです。そこでそんな野鳥たちへの対策として必要なのが、ネットです。必ず緑の状態で収穫した時点で、取られないようにする為、そして熟成する為にもネットでの護衛は大事です。野鳥も食べたいですが、自分達も食べたいのでそこはしっかり護衛してください。一つぐらいはあえて野鳥用に残すのも自然との共存という意味ではいいのかもしれません。
ゴーヤの赤い種はぬるぬるしている!?
ここまでゴーヤの種の取り方について紹介しました。しかし初めて種を取る人はゴーヤの種って画像で見ているとなんかぬるぬるしているイメージがあったりします。そのぬるぬるしているものは実は食べれる安全なものでなのです。それの食べ方についてはまた後でご紹介します。そのぬるぬるしているものの正体はなんでしょうか?気になります。
実はこのぬるぬるしたものがある時こそまさしくゴーヤにとって最高に熟している状態でもあるのです。所が初見の人はそのぬるぬるしたものが原因で「種が赤くなって腐った!?」と誤解を招くことがあるのです。つまり食感的に食べるならば緑の状態が一番いいのですが、実はその緑の状態が熟成前のゴーヤだというのですから驚きしかありません。熟成前だからこそあの苦みが出てくるのです。
ゴーヤの赤い種はそのままでも食べれる食べ方
ゴーヤの赤い種と一緒に食べるおすすめの食べ方がある
さて、ここからゴーヤの赤い種の食べ方についてご紹介していきましょう。これという食べ方はありませんが、一番おいしく感じて食べることが出来る食べ方があります。実は先ほどあったぬるぬるは実は食べることが出来るのです。赤い種の周りにくっついているゼリー状のぬるぬるこそ種を食べるときに必要な相棒です。そのゼリー状のが美味しいのです。
ではそれをどうやって食べればいいの?という事ですが、食べ方はいたって簡単です。最初にまず種を口に入れていきます。その後に、ゼリー状の部分の味を口内で満足するまで楽しみます。その後に種を口から出す。それが一番美味しく楽しく食べる種の食べ方です。ここまで見るとあれ?と思う人がいます。そうです、アケビと実は同じ種の食べ方をするんです。
ゴーヤの赤い種の味はミカン並!
ここまでゴーヤの食べ方を少し紹介したところで、次に気になるのはそのぬるぬるした所を含めたゴーヤの種の味です。特に初見の人はいくら食べられると知ってもやはり味がまずかったらいやだなという不安な気持ちと食べてみたいという好奇心の気持ちに挟まれます。しかし実際ゴーヤの種を食べた人達のコメントからは意外な反応が出てきています。思わず嘘じゃない?と疑うぐらいのレベルだと言ってもいいでしょう。
ゴーヤの赤い種の味は甘いです。まさしく高級品の果物を食べているかのようなしつこくない程度のとても甘い美味しいものなのです。後で分かったことではありますが、実は赤い種の糖質がミカンと同じぐらいだそうです。それだけ甘いものなら美味しいのは間違いありません。また沖縄では子ども達のおやつだそうです。体によく甘くて美味しいもので安全となれば子どものおやつにうってつけと言えます。
ゴーヤの赤い種は女性にとって素敵な食材だった
そんな赤い種、実はダイエット中の女性にはぜひ摂取してほしいものだともわかりました。赤い種の周りの部分にある共益リノール酸という栄養素は微妙によく、体脂肪の増加を防いで、太りにくい体質の増築をサポートしてくれるんですって。だから沖縄の女性はゴーヤをよく食べるのでスマートなんですね。甘くて美味しいだけでなくダイエットサポートもしてくれるなんて最高の野菜と言ってもいいです。
ゴーヤの赤い種を使った料理レシピをご紹介
さて、ここからは種を使った料理メニューをいくつかご紹介していこうと思います。種だけで食べる部分もあれば、実も使って食べる料理もあります。ぜひ興味を持った料理メニューがあれば作ってみてくださいね。あくまでここにあるのは一部だけです。自身でオリジナル風にゴーヤの種を使った料理レシピを作ってみてもいいかもしれません。
1・ゴーヤの種の炒め物
最初に紹介するレシピは、ゴーヤの種を炒めた炒め物です。特にお酒のおつまみには最高です。作り方はいたって簡単です。種の周りについているワタをとってサラダ油を表面に馴染ませるようにかけた後、オーブンの天板の上に重ならないようにおきて1200wで約5~10分焼いてください。きつね色になればOKです。その上を塩やカレー粉等まぶせばりっぱなおつまみ料理の完成です。
2・ゴーヤの種とワタの炒め物
せっかくワタも甘くて美味しいんだから、ワタも食べたい!という人におすすめの料理がこのワタと種をつかった炒め物です。スプーンでゴーヤからワタと種を一緒に取り出します。フライパンにオリーブオイルを引いて取ったワタと種を一緒に焼き上げます。少しきつね色になったところでフライパンから取るといいでしょう。出来た炒め物にポン酢と少しの鰹節をいれて食べるとおいしいおつまみ料理の完成です。
3・ゴーヤの種とワタと豚肉の煮込み
沖縄では豚肉をよく食べるのでそれに関連した料理です。ゴーヤは天地を切り落として、そのまま1センチ輪切りにします。豚ロースはひと口大に切ります。鍋にごま油を轢いて、ゴーヤを痛め、馴染んだら豚肉、水、酒をいれます。煮立ったら灰汁はとりましょう。とれたら砂糖をいれて落し蓋をして5分煮込み醤油をいれ更に強火で7~8分煮て煮汁がトロリするまで煮詰めて完成です。盛り付けるときに鰹節はおすすめです。
4・子どものおやつにもできる!ゴーヤのミニお好み焼き
おやつにも使えるゴーヤのミニお好み焼きです。作り方はいたって簡単です。ゴーヤを半分にして片方は種とワタを取り、一センチ角に切り、片方は輪切りで切っていきます。後はお好み焼きの材料の切り方は同じです。輪切りのゴーヤ以外の材料とお好み焼きの粉と合わせて、熱したフライパン、もしくはホットプレートにラードを溶かしてその上にお好み焼きの元を入れ、その真ん中に輪切りしたゴーヤを乗せて両面焼けば出来上がりです。
5・ゴーヤを丸ごと使った天ぷら
ワタも種も一緒に食べるに向いている料理といえば、やはりゴーヤの天ぷらではないでしょうか?ゴーヤの天ぷらは、すぐに作ることもできます。作り方はいたって簡単です。ゴーヤを1センチの輪切りにして、それをてんぷらの要領で上げて行けばいいのです。ちょっと野菜が足りないなという時にすぐ作れる一品ではあります。後一品欲しいという時にぜひ作って欲しい料理です。
6・ゴーヤの種とワタをつかったピタカ
次にお勧めするのは種もワタもつかったピタカです。ゴーヤからスプーンで種とワタをとって塩胡椒を少し多めにいれたたまごに絡めながらフライパンで焼きます。余ったたまごは捨てないでください。焼き上がったものをまたたまごに絡めて焼くのです。それを4~5回してやけば終わりです。まさかこれがゴーヤのワタや種だと思いません。食べた感触は種はトロッとしてワタはシュワシュワしていますよ。ぜひ作ってみてください。
7・ゴーヤの種のジャム
次に紹介するレシピはゴーヤのオレンジの皮とワタと種を使ったジャムです。最初にゴーヤを細かく切っていきます。それに対して約200gのグラニュー糖をまぶしておきます。するとしばらしてから水分が出てきます。出てきた所で火をかけますが、中火ぐらいでゆっくり煮込んでください。必ず焦がさないようにしてくださいね。味を見て甘味が足りなければグラニュー糖を増やしてください。自分好みのジャムをぜひ作ってください。
8・ゴーヤの種を使ったヨーグルト添え
最後は種をココナッツミルクと食べる料理です。いたって簡単です。完熟したゴーヤを半分に切り、ワタは苦いので種を崩さないように流水で洗い流します。ワタが流れた所で赤い種をとり、冷蔵庫に冷やしておいたココナッツミルクと甘味の調整用にパルスイートを入れて食べれば完成です。特にダイエット中の女性にはおすすめのメニューです。朝などに食べるといいです。
ゴーヤの種もいろんな形で使おう
これでゴーヤの種の事を詳しく紹介してきました。今まで勘違いしていたことが勘違いだったことも分かりました。確かに種が実の熟成と共に色も一緒に変化をするのはゴーヤ以外の野菜ではあまり見かけません。それぐらい珍しいのです。しかしこうやって美味しいものだと分かるとちょっと食べてみてもいいかなという気持ちになれます。この機会にゴーヤを家庭菜園している方も一度取ってみましょう。