焼酎のつまみは何がいい?家呑みにとにかく合う簡単おすすめレシピ集

お酒をいただく時に何をおつまみにするか?それはけっこう大事な選択です。ここでは、焼酎に合うおすすめおつまみを、焼酎のタイプ別と食材別に紹介しています。お酒のおつまみなので直ぐ食べたい。とか、飲みながら作りたい。とかにも対応!簡単・早くできるおすすめおつまみレシピを集めました。焼酎とおつまみとのマリアージュ。それは、ささやかな幸せです。美味しいおつまみで焼酎ライフをはじめませんか?

焼酎のつまみは何がいい?家呑みにとにかく合う簡単おすすめレシピ集のイメージ

目次

  1. 1焼酎のはなし
  2. 2焼酎の種類と特徴
  3. 3麦焼酎に合うお肉のおつまみ
  4. 4麦焼酎に合うお魚のおつまみ
  5. 5麦焼酎に合うその他のおつまみ
  6. 6米焼酎に合うお肉のおつまみ
  7. 7米焼酎に合うお魚のおつまみ
  8. 8米焼酎に合うその他のおつまみ 
  9. 9芋焼酎に合うお肉のおつまみ
  10. 10芋焼酎に合うお魚のつまみ
  11. 11芋焼酎に合うその他のおつまみ
  12. 12泡盛に合うおつまみ
  13. 13進化している焼酎

焼酎のはなし

11世紀ごろ、シャム国(今でいうタイ)を中心とした、中近東・東南アジアに焼酎に近い蒸留酒があったと言われているのが焼酎の起源です。そのあと日本にだいぶ経ってから焼酎の原形が入ってきて、1546年に日本で米焼酎が飲まれていたとしっかりした記録が残っていました。

のちに芋焼酎が誕生しますが、その背景には当時のお米が高価で、鹿児島の痩せたシラス台地の土壌ではお米よりさつま芋の方が栽培に適していて、しかも簡単に栽培できたのでさつま芋の栽培が盛んになり、芋焼酎が作られました。

麦焼酎の発祥地は長崎県壱岐島と言われ、16世紀ごろに中国辺りから蒸留技術が壱岐島に伝わり壱岐島の焼酎が生まれました。というのが有力説で、米・芋・麦の焼酎が日本に何時どんな方法で伝わってきたのかは諸説あります。焼酎の世界はミステリアスです。

焼酎の種類と特徴

種類

焼酎の種類は原料と麹の組み合わせでたくさんの種類があります。そして、酒税法の製法上の分類で2つの蒸留方法があり、単式蒸留(乙類焼酎)と連続式蒸留(甲類焼酎)があります。単式蒸留は原料特有の芳香と風味がある焼酎の作り方で、昔からある伝統的な作り方なので「本格焼酎」と呼ばれています。また沖縄の泡盛は黒麹を使用し単式蒸留した本格米焼酎になります。

連続式蒸留は単式蒸留と比較すると新しい焼酎の作り方で、効率的に蒸留し大量生産が可能な機械的な作り方と言えます。そして近年増えてきている混和焼酎と言われてい焼酎があります。この混和焼酎は、甲類焼酎と乙類焼酎を合わせた焼酎で配合率はその商品によって変わります。甲類焼酎のくせのない味と低コスト、乙類焼酎のコクがある深い味と2つの良い点を活かしたお手頃焼酎です。

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焼酎の特徴と合うおつまみ

麦焼酎は麦の香ばしさがありスッキリしたクセの少ない飲みやすい焼酎です。この麦焼酎はスッキリした味なのでだいたいのおつまみに合います。麦焼酎の中には長い時間かけてできる焼酎もあり、その焼酎は熟成されてコク深い味わいになっています。

米焼酎は、お米の甘さとフルーティーな爽やかな味と香りの焼酎で原料にお米を使っているお酒なので、日本酒に合うおつまみは米焼酎にも合います。日本酒を作っているメーカーで米焼酎を作っている事も少なくないです。それは、日本酒と米焼酎の作り方が似ているといえます。

コクがあり芋独特のかおりと甘味がある焼酎です。芋の芳醇な香りと甘味のあるお酒にはこってりした濃い味のおつまみが合います。しかし、中には「これ本当に芋焼酎?」と疑ってしまうくらい良い意味で芋っぽくない芋焼酎があります。

芋焼酎に使う麹の種類によってその焼酎の味と香りが変わります。使われる麹は、黒麹・白麹・黄麹と3の麹があります。それぞれの麹でできた芋焼酎の特徴は、黒麹は芋の香りが強く味はキレがあり重厚。白麹は柔らかな芋の香りとあっさりし味。黄麹はフルーティーで軽い口当たりです。

泡盛の特徴と合うおつまみ

泡盛は一般的な焼酎と違い、沖縄の独特な作り方でできた焼酎の一つです。基本原料はタイ米と黒麹を使用し作られます。味はキレがあり個性的な味です。ある泡盛は甘い香りがしまた別の泡盛は獣の様な野性的な香りがすると、一つの表現では表せない複雑な味わいです。

泡盛に合うおつまみはやはり、現地沖縄の料理です。ラフテーやゴーヤーチャンプルーなどこってりしたおつまみにキレがある泡盛がよく合います。

焼酎の飲み方

本格焼酎(乙類焼酎)は原料の深い味や香りを楽しみたい時におすすめの焼酎です。特にロックでいただくと芳醇な香りと味がダイレクトに味わえます。ただ度数が高いのに抵抗がある方は、水やお湯で割ってもおいしくいただけます。甲類焼酎はクセが無くスッキリした味なので、サワーやカクテルなど嗜好品と割って美味しくいただけます。

近年、本格焼酎を炭酸水で割る飲み方をよくみかけます。炭酸水で割った感じはウイスキーのハイボールに似ていて、焼酎の香りは残りつつ飲みやすくなっています。これからの夏にはぴったりの飲み方だとおすすめします。もちろん泡盛も炭酸割で美味しくいただけます。

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焼酎と二日酔い

焼酎は日本酒やビールに比べて糖質やプリン体をまったく含まないため、太りにくいお酒として知られてますが、それはロックや水割りなどでいただく場合で、サワーなど嗜好品と割っている焼酎飲料は糖類は含みます。

また、焼酎は二日酔いになりにくいと言われていますが、蒸留酒(ウイスキーやウォッカや焼酎)は、醸造酒(日本酒やビールやワインなど)に比べてアルコールの分解が早く肝臓への負担が少ないので、二日酔いになりにくいです。ですが、飲みすぎれば焼酎でも二日酔いになります。ほどほどにたしなみましょう。

焼酎番外編

梅酒や果実酒も焼酎の仲間です。果実酒を作る際に必要な材料が果実、氷砂糖、ホワイトリカーです。このホワイトリカーは甲類焼酎になります。ちなみに、アルコール度数が20度以上で果実酒をつくらないといけない「酒税法」という決まりがあります。禁止事項は、原料にブドウや穀物は使用禁止とか、できた果実酒を転売してはいけないなどあります。作る際には酒税法を守って気を付けて作りましょう。

麦焼酎に合うお肉のおつまみ

鶏むね肉のチャーシューの作り方

鳥の胸肉を使ったさっぱりしたチャーシューです。蒸し焼きでしっとり仕上げます。お父さんのおつまみにもお弁当にもぴったりの一品です。胸肉の厚みが均一になるように、肉が厚い部分に包丁で切るか、ラップを肉に被せて肉たたきで薄くする。瓶でも棒でも肉たたき代わりになります。

肉の皮目が外側になるように薄く平らにした胸肉を巻いていきタコ糸で開かないようにしっかり縛る。油を敷いたフライパンに巻いた胸肉を入れて、転がしながら焼き表面に焼き目が付いたら、お酒、醤油、砂糖、みりん、スライスした生姜、にんにくとはちみつを混ぜ合わせた調味液を加え蓋をして中火で5分蒸し焼きにする。

麦焼酎に合うお魚のおつまみ

スモークサーモンとズッキーニのタルティーヌの作り方

タルティーニとは、スライスしたパンに色々な具材を載せたフランス式オープンサンドです。スモークサーモンの香ばしいさと水切りヨーグルトの爽やかなコクは、香ばしくスッキリした味の麦焼酎がよく合います。

5mm厚さの半月切りのズッキーニをオリーブオイルをしいたフライパンで両面やいて塩コショウで味をつける。スライスしたパンに水切りヨーグルトを塗り、スモークサーモンと焼いたズッキーニを盛り付ける。水切りヨーグルトの代わりにクリームチーズでも美味しくいただけます。

オイルサーディン・おろしポン酢の作り方

缶詰を使った簡単おつまみです。いわしのオイル漬けを大根おろしとポン酢でさっぱりいただきます。缶詰のオイルはたっぷり入っていて加熱したら溢れるので、半分くらい取り出してから加熱しましょう。オイルサーディン缶の代わりに鯖缶を使ったおつまみもおすすめです。

オイルサーディン缶を開けたら中の油を半分くらい出し、コンロに網を載せてその上にオイルサーディン缶をのせて加熱する。クツクツしだしたら1分加熱して火からおろして、大根おろし、ポン酢、小口切りのネギ、カットレモンを飾り完成です。

麦焼酎に合うその他のおつまみ

ピーマンと春雨の炒め物の作り方

簡単にできて、ピーマンが美味しい春雨の炒め物です。小口切りの鷹の爪を加えるとピリ辛でさらにお酒が進みます。

ピーマンは縦に細切り、ぬるま湯で硬めにもどした春雨は半分の長さに切る。油を敷いたフライパンに、ひき肉を加え炒めて色が変わったら、細切りのピーマンを加え軽く炒めて切った春雨を加える。醤油、みりん、酒、砂糖を加え水気がなくなるまで炒める。

簡単山形のだしの作り方

だしは山形の郷土料理です。だしといっても出汁ではなく、即席のお漬物です。夏野菜をたくさん使った簡単おつまみ。冷やして冷奴にかけても、そのままでも美味しくいただけます。

ボウルにみじん切りにしたきゅうり、なす(水に浸してアク抜きして水気をきったモノ)を入れて塩をし5分後もむと水気が出てくるが、その水気はそのままにして刻んだ大葉、ミョウガ、塩こぶ、お酒、みりんを加え良く混ぜ合わせる。

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米焼酎に合うお肉のおつまみ

牛肉のしぐれ煮の作り方

甘辛く煎り付けた牛肉のしぐれ煮は、ご飯にも合いますがお米が原料の米焼酎も合います。お子さんはご飯としぐれ煮を、大人の方は米焼酎としぐれ煮をおすすめします。生姜の千切りを加えるともっと大人向きのおつまみになります。お試しください。

擦りおろした玉ねぎを揉みこんだ一口大に切った牛肉を、油を敷いて熱したフライパンにおろし生姜と共に炒める。お酒、醤油、砂糖、みりん、塩を加え汁気が無くなるまで炒める。

米焼酎に合うお魚のおつまみ

塩からのっけ函館風の作り方

北海道の定番おつまみ塩からジャガイモです。蒸かしたジャガイモに塩からをのっけた超簡単おつまみです。ここにバターを追加したら反則級の美味しさです。

ジャガイモは皮ごといただくのでよく洗い、ジャガイモの中心に十字の切目を入れ蒸し器で10分蒸すか又は、濡れたままラップをして600w電子レンジで5分加熱します。竹串を刺して中まで火が通っているか確認する。刺して硬ければもう1~2分加熱する。蒸かしたジャガイモに塩からをのせて完成です。

5分でオシャレに!かつおユッケの作り方

カツオのお刺身にひと手間かけた簡単で見栄えの良いおつまみです。これ一つでいつもの食卓の雰囲気が変わります。にんにくが効いたタレと卵黄がカツオに絡まりお酒がすすみます。

ボウルに入れたお刺身用のカツオにごま油、醤油、にんにくを加え和える。水に晒したミョウガ、長ネギの小口切りと味付けしたカツオを器に盛り、そこに卵の黄身をまわしかけて完成です。

米焼酎に合うその他のおつまみ 

トマトとモッツァレラの和風塩麹カプレーゼの作り方

塩こうじを使った和風カプレーゼ。材料を切って和えた簡単時短おつまみです。塩こうじの優しい味がトマトの酸味をまろやかにし、米焼酎がすすみます。

ボウルに食べやすい大きさに切ったトマト、モッツァレラチーズを入れそこに、塩こうじ、オリーブオイル、ブラックペッパーを加え和える。器にもり千切りの大葉を飾り完成です。

オクラの白だしわさびびたしの作り方

茹でたオクラを白だしに漬けただけの簡単レシピ。白だしの染みたオクラはシャクトロの触感でわさびの香りが爽やかなお浸しです。

ヘタの汚れた部分を削り取り板ずりしたオクラを茹でて冷水で冷やす。保存容器に水、白だし、わさびを合わせた調味液に茹でたオクラを漬ける。オクラは少し柔らかめに茹でるのがおすすめです。

芋焼酎に合うお肉のおつまみ

ピリ辛味噌焼豚の作り方

レンジで簡単な豚肉料理です。味噌で甘辛く仕上がったジューシーな豚肉は芋焼酎にぴったりです。豆板醤を利かせたピリ辛味です。

味噌、お酒、砂糖、醤油、ごま油、チューブのにんにく、豆板醤が入った耐熱ボウルに適当に切った豚肩ロースを加え調味液を肉になじませる。ラップを軽くボウルにかけ600wで8分チンしてお肉を裏返してラップ外して4分チンして、タレを肉にからめてラップをして10分放置したら完成です。

肉巻きカマンベールボールの作り方

香ばしく焼けたお肉の中かトロっと溶けだすチーズをからめていただきます。スキレットが無くてもフライパンで両面やいて、その焼いたお肉をアルミホイルで包みトースター温めても簡単にできます。

豚バラをラップの上に十字広げ塩コショウし、その中心にカマンベールチーズを置いて豚バラで包み、ラップの上から握ってチーズに豚バラをなじませる。ラップをはずして熱したスキレットに巻き終わりを下にして中火で3~4分。返して反対側も焼きます。お肉をころがしながら全体を焼きます。

芋焼酎に合うお魚のつまみ

ししゃもの南蛮漬けの作り方

ししゃもを使った南蛮漬け。ししゃもは骨が柔らかいので調理が簡単で、頭から尻尾まで丸ごと食べれます。甘酸っぱい味が染みたししゃもとシャキシャキの新玉ねぎと相性抜群です。

ししゃもに塩コショウで下味をつけ、全体に片栗粉をまぶしフライパンに多めに油を熱しそこに片栗粉をまぶしたししゃもに両面焼き色が付くまで揚げ焼きにする。耐熱容器にお酢、だし汁、砂糖、醤油、小口切りの鷹の爪を混ぜ合わせ600w電子レンジで30秒加熱。そこに、薄切りにした新玉ねぎと千切りにしたニンジンと、揚げたししゃもを浸す。

芋焼酎に合うその他のおつまみ

ごぼうサラダの作り方

定番のマヨネーズのごぼうサラダに隠し味の味噌、練りごまを加えた一味違うごぼうサラダです。すこし硬めに茹でて熱いうちにマヨネーズに和えると、よく味がなじんで美味しくいただけます。

皮を剥いて3~4㎝の長さの細切りにしたごぼうとニンジンをさっと茹でてキッチンペーパーで水気を切ったら、マヨネーズ、味噌、砂糖、練りごま、いりごまを混ぜ合わせた中に加えよく和える。

厚揚げの大葉味噌チーズ焼きの作り方

直ぐ作れる簡単レシピ。家計に優しい食材でできます。大葉味噌にチーズの組み合わせた味は、クセのある芋焼酎に合うこってり味です。厚揚げの代わりに笹かまぼこもおすすめです。

みじん切りした大葉に味噌、みりんを加え混ぜたモノを、お湯で油抜きして一口大に切った厚揚げにぬりその上に溶けるチーズをのせて、トースターでチーズが溶けるまで焼く。

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泡盛に合うおつまみ

基本のゴーヤーチャンプルの作り方

沖縄といえばゴーヤーチャンプルーです。アレンジ無しの本場沖縄の味を再現してます。ポイントは島豆腐です。そしてシンプルな味付けがとても美味いおつまみに仕上げてます。

豚バラスライスは一回茹でて余分な脂を落とします。ゴーヤーは縦半分の中綿と種を除き2~3mmに薄切りにする。油を敷いたフライパンで水気をきった島豆腐を炒めたら一旦取り出して、そのフライパンに茹でた豚バラをカッリっと炒めゴーヤーと塩を加え島豆腐を戻し、塩一つまみ加えた溶き卵をフライパンに流し入れて全体に炒める。仕上げに鍋肌から醤油を回し加え絡める。器にもって花かつおを飾り完成です。

進化している焼酎

昔、お米が貴重な時代に米焼酎を作れなく、たくさん採れる芋で焼酎をつくったり、麦で作ったりと美味しくお酒を作る工夫をし芋焼酎や麦焼酎が生まれました。

だいぶ時代は経って連続式蒸留方法が、安価で手に入りやすい甲類焼酎を生みだし、世の中のニーズに対応して本格焼酎と甲類焼酎と併せた混和焼酎が生まれました。その点で言えば焼酎は庶民のためのお酒といえます。そして、日本人に馴染み深いお酒の一つともいえます。

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