2019年09月08日公開
2024年09月26日更新
ミルクティーのカロリー・糖質は?タピオカ入りやロイヤルミルクティーも紹介
紅茶とミルクの相性が抜群でほんのりとした甘さが美味しいミルクティーですが、その甘さ故にカロリーが気になる飲み物です。タピオカ入りやロイヤルミルクティーを含めたミルクティーのカロリーや糖質、ダイエット中のおすすめの飲み方を紹介します。
ダイエット中はミルクティーのカロリーを抑えたい!
ミルクティーは紅茶とミルクの相性が抜群で、ほんのりとした甘さが美味しく人気の高い飲み物です。その甘さは牛乳や砂糖の甘さに加え、紅茶本来の甘味を楽しむことができるのです。近年ではタピオカ入りのミルクティーが爆発的な人気になっていますが、その甘さ故にカロリーが高いのではないかと気になることもあるのではないでしょうか?
ダイエット中にはカロリーの高い飲み物は避けたいですが、ミルクティーは毎日でも飲みたい、という人もいるでしょう。実はミルクティー自体のカロリーはそれほど高いわけではありません。この記事では、ミルクティーのカロリーや糖質、ダイエット中にミルクティーのカロリーを抑える方法を紹介します。
ミルクティーのカロリーと糖質・栄養
ミルクティーと一言でいっても、大きく分けるとミルクティーとロイヤルミルクティー、そして近年大ブームとなっているタピオカミルクティーの3つに分かれます。それぞれのカロリーや糖質は大きく異なります。それぞれの特徴と、ミルクティーに含まれている栄養素を紹介します。
ミルクティー
ミルクティーは、紅茶に牛乳を後入れで加える飲み物で、紅茶自体には糖質は含まれていないため、カロリーはほぼゼロです。しかし、紅茶自体に甘味のある茶葉もあるので、茶葉の種類によって甘さが異なります。ちなみに、ベーシックな味わいのミルクティーならアッサム、香りや茶葉独特の特徴を楽しむならウバがおすすめです。
ミルクティーのほんのりとした甘さは、茶葉の甘さと牛乳に含まれている糖質によって感じるものであり、加える牛乳のカロリーが大きく関係します。一般的なミルクティーならば、コーヒーカップ1杯あたり約40kcalなので、他の飲み物と比べてもそれほどカロリーが高いわけではありません。
ただし、これは砂糖を加えていない場合です。砂糖を加えれば当然その分のカロリーは高くなります。ダイエット中には砂糖を控えた方がよいでしょう。また、牛乳を入れることでマイルドさや甘味がますので、多めに牛乳を入れるという人もいるかと思いますが、その分カロリーは高くなってしまいます。
ロイヤルミルクティー
ロイヤルミルクティーは、紅茶を牛乳で淹れた飲み物です。ミルクティーは紅茶をお湯で淹れ、好みの量の牛乳を後入れしますが、ロイヤルミルクティーは最初から牛乳で煮だしたり、温めた牛乳で淹れたりします。水と牛乳を1:1で淹れるため、ミルクティーよりも牛乳の量が多くなります。
紅茶にはほとんど糖質はふくまれておらず、カロリーは低いので、牛乳の量にカロリーが比例しています。ロイヤルミルクティーだとミルクティーよりも牛乳の量が多くなるので、必然的にカロリーは高く、ロイヤルミルクティーのカロリーは約120kcalといわれています。
ただし、これもミルクティー同様砂糖などの甘味料を含んでいない場合です。砂糖などをいれるとさらにカロリーが高くなります。砂糖を入れない甘いロイヤルミルクティーが飲みたい、という場合には、ルフナ紅茶など、茶葉自体が甘いものを選ぶとよいでしょう。
タピオカミルクティー
社会現象ともいえるほど流行しているタピオカミルクティーですが、これはミルクティーにタピオカがたっぷり入った飲み物です。ミルクティー自体のカロリーはほぼゼロなので、カロリーに大きく関係しているのはタピオカの方です。
タピオカには、南米産のキャッサバという芋の一種を原料として使われています。キャッサバからとれるデンプンで作られているので、炭水化物が主成分なのでカロリーは高めです。乾燥している状態のタピオカであれば100gあたり346Kcalもあります。
ゆでたタピオカは100gあたり62kcalと、乾燥しているもののように極端にカロリーが高いわけではありません。しかし、タピオカミルクティーに使われるタピオカは、ゆでた後に砂糖水につけ、ミルクティーにいれても柔らかさを保つように加工されています。これによってカロリーが高くなるのです。
さらに牛乳と砂糖などの糖質が加わることで、1杯約400kcalになります。これはあっさりめのラーメン1杯と同じくらいになるので、1杯で一食分のカロリーを摂取してしまうことが分かります。
タピオカミルクティーが好きだから毎日飲んでいるという人もいるかもしれませんが、飲みすぎると太る原因にもなってしまうので、ほどほどに楽しむくらいがちょうどよいでしょう。
摂取できる栄養素
紅茶に含まれている栄養素といえば、カフェインや紅茶ポリフェノールが有名です。しかし、紅茶と牛乳を使ったミルクティーには他にも身体に良い栄養素が含まれています。
まず、代謝に携わる栄養素である亜鉛が含まれています。亜鉛は牡蠣などの魚介類に多く含まれていますが、男女問わず不足しがちな栄養素の1つです。亜鉛が不足することで、味覚障害や皮膚炎、食欲不振などが起こってしまいます。計画的に摂取することがすすめられており、ミルクティーでも摂取可能です。
さらに、基礎代謝や成長に携わるヨウ素も含まれています。昆布をはじめとする海藻類に多く含まれており、日本ではあまり不足しない栄養素ではあります。子どもであれば成長ホルモンとともに成長を促す役割を持っているため、ヨウ素が不足している場合には発育不良などの影響が出てくることもあり、こちらも意識して摂取したい栄養素です。
そして、ミルクティーではカルシウムを摂取することができます。カルシウムは茶葉ではなく牛乳に含まれており、骨や爪などの成分となることで有名な栄養素です。乳製品に多く含まれていることは多くの人が知っていることでしょう。
カルシウムが不足した場合には、骨や爪などへの影響はもちろんですが、イライラなどの精神的な症状が現れるため、定期的に乳製品や小魚などを食べて摂取したい栄養素です。
ダイエット中にミルクティーのカロリーを抑える方法
ミルクティーは実はそこまでカロリーが高くないことを紹介しましたが、ダイエット中には少しでも摂取するカロリーは抑えたいと思うでしょう。ミルクティーは少し工夫をすることでさらにカロリーを抑えることができます。次に、ミルクティーのカロリーを抑える方法を紹介します。
食前に飲む・食事代わりに飲む
ミルクティーに限らず飲み物はお腹がふくれやすいものです。そのため、食事の前に飲むことで食べる量自体を減らしても十分な満腹感が得られます。さらに、飲む量を多くすると、ご飯代わりにすることもできます。ミルクティー自体はカロリーが低いので多少飲む量が多くなってもそれほどの影響はないでしょう。
普通に食事するよりも量を減らすことができれば、ダイエットになるので無理なくできる方法です。ただし、タピオカミルクティーを食事代わりにしたとしても、普通の食事と同じくらいのカロリーなのでダイエット効果は期待できないでしょう。
低脂肪の牛乳を使う
ミルクティーの糖質は、砂糖などの甘味料をいれないのであれば、牛乳の糖質のみと考えられます。さらに牛乳には糖質の他に脂肪も含まれており、脂質もダイエット中には避けたいものです。牛乳の糖質や脂肪を抑えるためには、ミルクティーをいれる際に使う牛乳を低脂肪のものに変えるという方法があります。
低脂肪の牛乳に変えることで、通常の牛乳よりもカロリーを抑えることができるのでダイエット中におすすめです。
甘味料を控える
ダイエット中にミルクティーを飲むならば、甘味料は絶対に控えたいものです。ミルクティーには牛乳の甘さがありますが、それよりももっと甘くしたい、という場合に砂糖を入れているという人がほとんどでしょう。しかしダイエット中には糖質を控えるために通常の砂糖やガムシロップなどは使わない方がカロリーを抑えることができます。
それでもダイエット中に甘いミルクティーが飲みたい場合は、糖質オフの甘味料を入れるか、もともと茶葉に甘味のあるものを選びましょう。
カロリーを抑えてミルクティーを楽しもう!
甘みのあるミルクティーは一見カロリーが高いような気がしますが、ミルクティー自体は実は糖質が少ない飲み物です。流行しているタピオカミルクティーはとてもカロリーが高く飲みすぎると太ってしまいますが、ミルクティーやロイヤルミルクティーであればダイエット中にも飲んでもさほど大きな影響はないでしょう。
ミルクティーにはさらに糖質を抑える方法もあるので、自分の好みにあった方法を選んでいつでもミルクティーを楽しみましょう!