人参の大量消費レシピ！お菓子や作り置き・保存ができて子供にも人気！

人参は料理によく使うため、安売りされているとまとめ買いすることも多いのではないしょうか？また1年を通して比較的安価なので、常備しているお宅も多いでしょう。買い物をした後、それら人参の大量消費方法に頭を悩ませたことはありませんか？

本記事ではそのような悩みを解決するべく、人参の大量消費レシピについてまとめてみました。人参が苦手な方でも食べられるメニューや子供にも人気が高いお菓子のレシピ、便利な作り置き料理など様々な大量消費方法をPICKUP！さらにどのように保存するのが正しいのかについても紹介します。

まずはメインから副菜まで様々な大量消費メニューを紹介します。野菜嫌いな方でも食べやすいメニューばかりですので、今まで避けていた方もチャレンジしてみましょう。

【材料】

• ニンジン 2本（300g）
• すりおろしにんにく 1片分
• いり白ごま おおよそ大さじ2～3
• a 醤油 小さじ2
• a 鶏がらスープの素 ・酢 各小さじ1
• a 塩 少々
• ごま油 小さじ1

1. ニンジンは太めの千切りにします。
2. フライパンにごま油とにんにくを入れ中火にかけます。香りが立ったらニンジンを加えて炒めます。
3. ニンジンがしんなりしたら、合わせたaの調味料を回し入れて全体に絡めます。火を止めて、白ごまをまぶしたら完成です。

人参嫌いでもパクパク食べれる人参の炒めナムルです。炒めて調味料を絡めるだけなのに、臭みが減って大変食べやすくなります。簡単に短時間で大量消費したい時におすすめです。

【材料】

• ニンジン 3本
• 玉ねぎ 1個
• バター 10g
• 牛乳 100g
• ブイヨン・胡椒 適量

1. ニンジンと玉ねぎを適当な大きさに切って鍋に入れ、野菜が浸るくらいの水と茹でていきます。
2. 中火で柔らかくなるまで煮ます。
3. ニンジンに火が通ったらハンドブレンダー（ミキサーやジューサでも可）で混ぜます。
4. 全体が混ざったらバターを加えます。
5. 牛乳を数回に分けて入れて、弱火で煮ていきます。
6. 牛乳を加えきったら、ブイヨンと胡椒で味を調えます。
7. ひと煮立ちしたら完成です。

電動器具で手軽に大量消費できる人参ポタージュです。大量消費した人参も、玉ねぎの甘味と牛乳のまろやかさで臭みが軽減されています。その為子供から大人まで苦手な方でも、美味しく頂けるスープとなっています。

おやつやおつまみにぴったりのもちもち人参チーズ焼きで、大量消費してみてはいかがでしょうか？チーズの塩気が人参の甘味をより引き出してくれ、もちもち食感が病みつきになります。野菜嫌いの子供でも喜んで1枚食べきってくれます。

具材に使うのは人参とコーンだけ！人参の豆腐グラタンは、ダイエット中の大量消費レシピとしてもおすすめです。パスタの代わりに人参を使用し、ホワイトソースも豆腐で代用しているためあっさりヘルシーな仕上がりとなります。

次にお菓子の大量消費メニューを見ていきましょう。手作りのお菓子ならば安心して子供に食べさせることができるうえ、栄養満点でヘルシーなのでダイエット中のお菓子にもピッタリです。

【材料】

• 卵 2個
• 砂糖 100g
• サラダ油 80cc
• ニンジン（皮ごとすりおろす） 1本（180g）
• a 薄力粉 200g
• a ベーキングパウダー 8g
• b 生クリーム 200cc 
• b 砂糖 大さじ1.5

1. オーブンを180度に予熱しておきます。ボウルにaの材料を入れて、泡だて器でよく混ぜてダマをとります。
2. 別のボウルに卵と砂糖を入れて泡だて器ですり混ぜ、油を少しずつ入れて混ぜます。
3. そこに（1）の粉類を入れて木べらで混ぜ合わせ、すりおろしたニンジンも加えて混ぜます。
4. 型に分量外の油少々を全体に塗り、分量外の薄力粉少々を入れてラップをして振って余分な粉を落とします。そこに（3）を入れて20cmの高さから3回落とし、180度のオーブンで40分焼きます。焦げ防止のために、焼き始めて25分後にアルミホイルをかぶせます。焼きあがったら型から取り出し、網の上で冷まします。
5. ボウルにbの材料を入れて、8分立てに泡立てます。
6. （4）をカットして皿に乗せ、（5）を添えたら完成です。

大量消費にぴったりの人参ケーキは、焼き上がりの鮮やかさが特徴のお菓子です。「本当に人参を使ってるの？」と疑いたくなるほど、人参感がなく子供も喜んで食べてくれます。お好みでホイップクリームやアイスを添えてもいいでしょう。

人参のほのかな甘みとクリームチーズの塩気が絶妙にマッチするクリームチーズ入りのキャロットケーキです。ホットケーキミックスを使用することで手軽にできるので、お菓子作り初心者でも簡単に作れます。

【材料】

• 薄力粉 125g
• ニンジン 200g
• バター 50g
• 砂糖 50g

1. バターは室温に戻して置き、ニンジンはすりおろしておきます。
2. 弱火のフライパンでニンジンを10分程炒った後、粗熱をとります。
3. バターを練り、砂糖を加えてゴムベラで混ぜます。
4. 【2】を加えてさらに混ぜます。
5. 薄力粉を振るい入れ、ゴムベラで切るように混ぜます。
6. 生地をクッキングシートに挟みある程度伸ばしたら、割りばしなど両端に置き、一定の厚み（約8mm）まで伸ばします。
7. 長方形状に形を整えたら、冷蔵庫で1時間以上休ませます。
8. 生地をスティック状にカットし、180度に予熱したオーブンで5分焼きます。
9. アルミホイルを被したら更に20分焼き、粗熱をとったら完成です。

人参スティックのようなクッキーは、可愛らしい見た目で人気のお菓子です。人参を大量に使用することで、クセになるしっとり食感に仕上がります。シンプルな材料のみで作りますが、驚くほど美味しく人参が変身します。

優しい甘みが美味しいキャロットプリンも、想像以上に人参を大量消費することができます。茹でた人参はマッシャーや電動のブレンダーなどでしっかりつぶすのがポイントです。シナモンの香りがまるでサツマイモのように感じさせてくれます。

【材料】

• ニンジン 1㎏
• 牛乳 1000cc
• 砂糖 大さじ2～3
• バター 大さじ1～2
• カルダモン 5～6つ
• お好みのナッツやドライフルーツ 大さじ2

1. ニンジンはきれいに洗ってからすりおろします。
2. フライパンに【1】を加え、中火で7分程水分がなくなりかぼちゃのような色になるまで炒めます。
3. 中火のまま温めた牛乳とすりつぶしたカルダモンを加え、牛乳がほぼ蒸発するまで約10分程度火にかけます。
4. 砂糖を加え、さらに3分火にかけながらよく混ぜます。
5. お皿に盛り、ナッツやドライフルーツを飾ったら完成です。

インドの定番デザートであるキャロットハルワは、大量消費にぴったりのお菓子です。人参を1㎏も使用していますが、スパイスの香りや煮詰める作業によって臭みが飛びます。かなりヘルシーで栄養満点のスイーツですので、ダイエット中にもおすすめです。

作り置きメニューは大量消費にもってこいのレシピばかりです。彩り鮮やかな副菜として食卓やお弁当などが一気に華やかになります。

人参のごまマヨ炒めは、甘みがたっぷり感じらる大量消費の作り置きメニューです。マヨネーズの旨味とゴマの風味が独特の臭みを包み込んでくれ、人参が苦手な方でも食べられる味わいとなります。

【材料】

• ニンジン 2本
• ツナ缶 1缶
• 卵 1～2個
• 麺つゆ 大さじ2
• ごま油 適量
• 塩コショウ お好みで

1. ニンジンを太めの千切りにします。
2. フライパンにごま油をひいて、【1】を炒めます。
3. しばらく炒めたら、ツナ缶を汁ごと入れてさらに炒めます。
4. 麺つゆを加えてから卵を割り入れ、かき混ぜながら全体と混ぜ合わせていきます。
5. 卵がいり卵の状態になるまで炒めたら、お好みで塩コショウを加え強火でさっと炒めます。
6. 仕上げにごま油を香りづけとして少し回しかけたら完成です。

人参しりしりは沖縄の郷土料理で大量消費にもってこいの作り置きメニューです。人参の大量消費レシピといえば、人参しりしりが代表的ではないでしょうか？ツナの旨味と卵が人参と相性抜群で、大量に作ってもあっという間に無くなってしまいます。

メイン料理を邪魔しない優しい味のグラッセは、付け合わせや作り置きにおすすめです。鮮やかなオレンジ色効果でメイン料理が映えるだけでなく、より美味しく感じられます。これだけでも美味しいのでおつまみにしてもいいでしょう。

【材料】

• ニンジン 1本
• a 出汁入り味噌 大さじ1
• a 酒 大さじ1
• a みりん 大さじ1
• a 砂糖 小さじ2
• a 水 少量
• ごま油 大さじ1程度
•  白ごま 適量
• 塩 ひとつまみ

1. ニンジンの皮をむき、細切りにします。
2. aの調味料を予め合わせておきます。
3. フライパンを中火で熱し、ごま油をひいたらニンジンを炒めます。
4. ある程度炒めたら弱火にして、調味料を加えます。
5. お好みで白ごまを加え、汁気がなくなるまで炒めます。
6. 仕上げに白ごまを振ったら完成です。

人参だけで作るきんぴらは、メイン料理にもなるほど美味しい作り置きメニューです。味噌味がアクセントの優しい味わいは、箸が止まらなくなるほどやみつきになります。きんぴらは日持ちするので作り置きにしておくにはぴったりの一品です。

マイルドな仕上がりの人参の粒マスタードマリネは、作り置きしておくと味が染みてより美味しくなっていく一品です。粒マスタードの効果でマリネ独特の酸味が和らぎ、小さなお子さんや野菜が苦手な方でも食べやすい仕上がりとなっています。

葉付き人参を購入した場合は、葉の付け根である成長点からすぐに切り落としましょう。葉をつけたままだと、葉が根の栄養を吸い上げていってしまいます。これは人参に限らず根菜類に共通して言えることなので、他の根菜類を保存する際もまず葉を切り落とすようにしてください。

一気に大量消費したい時には、まとめて下ごしらえしておくのがおすすめです。作る料理に合わせて適当な大きさに切っておき、ジップ付きの保存袋に入れておけば2～3日冷蔵庫で保存できます。ただ表面がどんどん乾いてきてしまうので、早めに使い切らなければなりません。

長期保存したい場合には、適当な大きさに切り、固めに茹でてからジップ付きの保存袋に入れて冷凍保存するようにしてください。こうしておくと1か月ほど保存が効くので、まとめ買いした際にもおすすめです。

1度水で洗ってからしっかり水気をふき取り、新聞紙でくるむと湿気や乾燥から人参を守ることができます。新聞で包んだ後は、立てた状態で保存するのがポイントです。もともと縦に成長する根菜類などの野菜は、横に倒して保存すると立ち上がろうと無駄なエネルギーを消費し、早くしなびてしまうので注意しましょう。

人参は乾燥させて保存することもできます。切り干し大根のように天日干しすることで、旨味が増し人参臭さが和らぐので苦手な方でも食べやすい状態となります。また乾燥させるとぐっとカサが減るので、大量消費させることが可能です。長期保存も可能となるので、まとめ買いして使い道に困った時には乾燥保存させておくのも1つの手となります。

人参の大量消費レシピについて紹介しました。「人参は脇役の野菜だから1度に大量消費できない」と悩んでいる方が多くみられました。しかし、実際は美味しいメイン料理ともなり、お菓子や作り置きの1品ともなる万能な野菜です。人参を大量消費させたい時にはサブの野菜としてではなく、メインの野菜として扱ってみましょう！