さつまいもの旬の時期を種類ごとに徹底解説!収穫場所によっても旬が違う?
さつまいもの旬の時期を種類、地域に分けて解説していきます。栄養が満点なさつまいもは、旬の時期に食べるとより美味しさを増すでしょう。さつまいもの旬がいつなのか気になる方も少なくありません。種類豊富なさつまいもの旬を覚えてみてください。
さつまいもの旬はいつ?
秋の味覚としても知られているさつまいもは、夏の終わりから秋にかけてスーパーなどの店頭に並んでいる姿を目にします。秋の味覚の代表でもあるさつまいもは、美味しく食べられる旬の時期は秋と思っている方も多いでしょう。さつまいもの本当の旬の時期はいつなのでしょうか?
さつまいもは種類も多くあります。この記事ではさつまいもの種類ごとに旬の時期を解説していきましょう。栄養も豊富なさつまいもを美味しく食べられる旬の時期を見極めて購入してください。
さつまいもの旬は2回ある!?
おはようございます
— Kodai (@hosisora315) October 12, 2019
埼玉県川越市の市民グループ
川越いも友の会が制定
10月はさつまいもの旬
江戸から川越までの距離が約13里
さつまいもが栗(九里)より(四里)うまい十三里😱
石焼き芋が美味しいよね🤣#サツマイモの日#procreate#おはよう pic.twitter.com/CNCqr4F7R5
さつまいもには旬の時期が2回あることを知っていますか?さつまいもの収穫は主に夏の終わりから秋になるまで行なわれますが、収穫後すぐが1回目の旬の時期とされています。
収穫直後のさつまいもよりも甘みを増すといわれている2回目の旬は、収穫後に貯蔵したさつまいもが対象です。貯蔵することで水分が飛び、甘みが増すといわれています。そのため、甘みをより感じることができるのは、2回目の旬の時期ともされています。収穫後の2か月後が2回目の旬といわれているのは、そのためです。
種類や収穫場所でも旬が変わる
今日の収穫:
— HI(゜Д゜)DA (@haru_bari) October 14, 2018
・サンマの蒲焼は好き
・芝麻醤を効かせると棒々鶏は
だめ
・さつまいもって結構種類多い← pic.twitter.com/HjiXeBn1iI
さつまいもは種類が豊富なことでも有名です。大きさから色までさまざまな種類が、日本各地で栽培されています。種類によっても旬が異なりますが、栽培地域の環境によっても旬の時期は大きく異なってきます。どの種類のさつまいもがいつ美味しく食べられるのか、この記事を参考にしてみてください。
さつまいもの旬【種類別】
さつまいもの代表的な種類の旬がいつなのか知っておくと、美味しい時期に購入することができます。意外にも有名どころの品種であっても、旬がいつなのか知らない方が多いといいます。
安納芋
安納芋をいただきました。ありがとうございます。
— たけのこ茶屋 (@takenokotyaya) October 19, 2019
今が旬のさつまいも。
お芋ご飯にしてみました。
今日と明日のランチのご飯は安納芋玄米ご飯です^_^ pic.twitter.com/zz52zMUfJY
さつまいもの代表でもある安納芋は、多くの人が一度は手にしたことがある種類の一つではないでしょうか?安納芋は名前にあるように、表面の皮が紅色をしています。カットをすると黄色味のある色を見ることができます。安納芋の中にも種類がいくつかあるのも特徴です。
安納芋の旬の収穫は9~12月とされており、美味しく食べられる旬の時期は収穫から2~3週間後です。そのため、旬の時期は10~1月といえるでしょう。
味の特徴
安納芋は粘質性が高いさつまいもになり、ねっとりとした甘さが印象的です。火を通すことにより甘みが増すことから、焼き芋には安納芋が最適という声も多く挙がっています。
その甘さを数値化すると、生の状態が糖度16度に対して焼き芋は糖度が40度まで上がります。クリームのように甘い焼いた安納芋は、焼き芋の代表格としても人気を博しました。
主な産地
安納芋の主な産地は種子島とされています。平成25年までは種子島以外での栽培は禁止されており、その後解禁されました。ですが、環境の気候風土の関係から、種子島の安納芋が一番の人気を誇っています。
紅さつま
太くて程よい大きさの美味しいそうな紅さつまが売ってたので一品作ってみたいなり。煮付けても良かったんだけど旬のものだし、シンプルに塩茹で。残りは、マヨネーズ和えてポテサラにしようと思う。 pic.twitter.com/EHbnWnvD
— みそおでん@ᔆᵘᙚᑋⁱ食べたい (@misoodensan) September 27, 2012
紅さつまは玄米に勝るほどの栄養価を持っていることでも知られており、加熱をしても栄養素が壊れることはありません。栄養価が高いこともあり、健康志向の方から人気が高い種類の一つです。紅さつまはほくほく系のさつまいもになり、高系14号から選抜された種類です。
見た目はスタンダードなさつまいもの見た目をしているので、スーパーで目にしたことがある方も多いでしょう。紅さつまの収穫時期は他の種類よりも少々早く、6月上旬から9月にかけてになります。旬の時期も同様になるので、収穫後すぐに美味しく食べることができます。
味の特徴
ほくほく系のさつまいもになる紅さつまは、高系14号の味をしっかりと引き継いでいるといいます。ほくほく系になるので、ねっとりとした甘みはないです。
ですが、ほくほくした中に甘みをしっかり感じられるので、焼き芋にしても美味しいでしょう。その他にもチップスにしたりなど、調理の幅が広いのも魅力です。甘みを残しながら料理に使用できることもあり、さつまいも料理に使用するにはおすすめの品種といえます。
主な産地
紅さつまの主な産地は、名前にもあるように鹿児島県です。地方品種になる紅あずまは、鹿児島県で育った品種の中から選別されて出荷されます。鹿児島県の気候風土があるからこそ、ほくほくの甘い紅あずまが作られています。
鳴門金時
冬野菜が旬を迎えています。写真は南町の農家・秋田さんのサツマイモ「鳴門金時」で作った焼き芋です。市内ではサツマイモだけでも「べにはるか」「シルクスイート」など、さまざまな品種が育てられています。直売所で見つけたら、農家さんに尋ねてみるのも面白いかも!?(産業政策課) pic.twitter.com/5h7MxySJhY
— 東京都東久留米市 (@higashikurume_p) December 8, 2017
鳴門金時は見た目も美しいさつまいもとして有名です。味も絶品とされており、多くの人が手にしている様子を伺うことができます。見た目は全体的に紅色が広がっており、ムラのない色付きが魅力的です。果肉はきれいなクリーム色をしていますが、加熱をすることで黄金色に変化します。
上品な印象を受ける鳴門金時は、高値で取引されることもあるほどです。鳴門金時の収穫時期は8~11月がメインになりますが、旬の時期は異なります。鳴門金時は収穫後1~2か月ほど貯蔵することで、甘みが増します。
そのため、美味しく食べられる旬の時期は11~2月頃といえるでしょう。ですが比較的安価で購入できるのは収穫時期になるので、安く買い求めたい方は収穫後すぐの鳴門金時を手にするのが良いでしょう。
味の特徴
鳴門金時はほくほく系のさつまいもになり、甘みを十分に含んでいます。ですが、くどい甘さではないので、食べやすさを感じられるでしょう。一番おすすめの食べ方は焼き芋です。焼き芋にすることできれいな黄金色に輝き、甘みを直に感じられます。
その他にも、天ぷらにするのもおすすめされています。輪切りにして天ぷらにすることで、ほくほくとした食感と甘みが口の中に広がります。
主な産地
鳴門金時は徳島県の特産品として有名です。名前にも入っている鳴門市を中心に、徳島県全土で栽培がされています。徳島県は雨が少ない土地になり、温暖な気候が流れてきます。このようにさつまいもを美味しく育てる環境がある徳島県で、鳴門金時は栽培されています。
紅はるか
旬をいただく
— 佐野功枝 /Norie Sano (@norin3) November 12, 2018
紅はるかで、お芋ご飯。 pic.twitter.com/uNF3foJ5lM
紅はるかは見た目に定評のあるさつまいもと、味に定評のあるさつまいもを掛け合わせた品種です。そのため、見た目と味に自信を持って栽培している農家が多いとされています。見た目は紅色がしっかり色付いている印象を受けるでしょう。
紅はるかの特徴として、ヤラピンという栄養素が豊富に含まれているのがポイントです。ヤラピンは便秘解消にも一役買うので、女性におすすめの品種といえます。紅はるかは暖地では10月、本州では11月頃が収穫時期とされています。その後2~3週間の貯蔵期間を経て、旬の時期に入ります。
味の特徴
紅はるかの甘みは安納芋に匹敵するといわれており、甘みが強いのが特徴です。安納芋とは違い粉質を持っていることから、しっとりとした食感を愉しむことができます。
主な産地
紅はるかは現在全国各地で栽培が行なわれており、今後拡大していく予想が立てられています。栽培地が多いことから、安価で購入できるのも紅はるかの魅力といえるでしょう。
紅あずま
実家の焼き芋はうまいなぁ。千葉県産の紅あずまを使用した、水分多め、旬ならではの甘みのある焼き芋です。 pic.twitter.com/DEu91Hqrf4
— 🍆野菜🍅 (@tea_species) February 2, 2019
関東で人気の品種といえば、紅あずまが浮かぶ方も多いでしょう。紫がかった赤色をしている見た目で、果肉が甘いことでも知られています。
紅あずまの収穫時期は9~11月頃までとなり、その後貯蔵期間を約2か月ほど伴います。そのため、美味しく食べられる旬の時期は12~2月頃とされており、旬の時期を過ぎると出荷はほぼありません。
味の特徴
紅あずまはほくほくとねっとりの中間ほどの食感が魅力的です。味は甘みも去ることながら、しっかりとしたさつまいもの味わいを感じることができます。焼き芋にすることで黄金色になり、見た目から美味しさが伝わってくるでしょう。
主な産地
紅あずまは主に関東で栽培されています。茨城県や千葉県で栽培されることが多く、関東に住んでいる方は手に取る機会も多いでしょう。
さつまいもの旬【収穫場所別】
さつまいもは全国各地で栽培されています。種類が異なりますが、その中でも栽培が豊富に行なわれている地域の旬がいつなのか見ていきましょう。
鹿児島県
鹿児島といえばさつまいも 焼き芋うんまい! pic.twitter.com/aea8MqTOu0
— ゆっちょ@和泉三月の全てを一生推す (@yu_cch0_0802) November 18, 2019
鹿児島県はさつまいものシェアが40%を占めており、多くのさつまいもを全国に展開していることでも知られています。鹿児島のさつまいもが迎える旬の時期は、9~11月頃です。暖地であることから全国で見ても一番早く旬の時期が訪れるとされています。
宮崎県
すこし季節はずれですが
— 予約制デコレーションケーキ専門店 サントシャペル 大阪 (@cookiesandcafe) July 12, 2017
秋の新作にむけて試作中
宮崎産の新物のさつまいもをつかって
「はちみつスイートポテト」作りました
くまさんがいっぱいです pic.twitter.com/JQkagSyxN9
鹿児島に近い宮崎県ですが、主に青果用のさつまいもを出荷することもあり、旬の時期が鹿児島とは異なります。宮崎県のさつまいもが旬を迎える時期は10~1月頃です。これは貯蔵期間を設ける必要がある青果が理由になり、加工用の場合は鹿児島県と大差はありません。
茨城県
🍁秋は茨城へ🍁 🍐果物狩りのご案内🍇
— IBARAKI sense -イバラキセンス- (@ibaraki_sense) September 1, 2019
秋といえば食欲の秋😋
食材の宝庫 茨城県では
実りの秋には様々な種類の果物狩りが体験できます😲
栗🌰梨🍐、ぶどう🍇
りんご🍎やさつまいも🍠など
秋の味覚を味わいに
茨城にお越しください✨
▽茨城の秋の果物狩り情報はコチラ!https://t.co/pYvwRwXrFl pic.twitter.com/LD5NN7A6U9
鹿児島県の次にシェア数を誇っている茨城県は、本州での栽培という点から旬の時期が遅く訪れます。茨城県のさつまいもの旬の時期は12~2月頃とされており、青果・加工共に多くのさつまいもを展開しています。
栄養満点な旬のさつまいもを楽しもう!
さつまいもには種類が豊富に展開されており、その品種によって旬はさまざまです。旬の時期がいつなのかを把握した上で、栄養が豊富なさつまいもを食生活に取り入れてみてください。定番の焼き芋からさつまいも料理各種まで、調理方法は幅広くあります。