大根が腐ると?カビている状態とは?見た目・臭いなどの見分け方や対処法!

大根が腐ると見た目や臭いがどうなるのかについて解説します。大根が腐る前に長持ちさせる為の保存方法、皮にカビが生えている、変色しているけど食べられる大根について調査!大根にカビが生えているのに食べてしまった時の対処法も紹介します。

大根が腐ると?カビている状態とは?見た目・臭いなどの見分け方や対処法!のイメージ

目次

  1. 1大根が腐る・カビている状態を徹底解説
  2. 2大根が腐るとどうなる?見分け方は?
  3. 3大根がカビているとどうなる?
  4. 4大根のカビは食べても大丈夫?
  5. 5大根の腐らない・カビない方法とは
  6. 6大根が腐る・カビている状態まとめ

大根が腐る・カビている状態を徹底解説

1年中購入できる大根。煮物や炒め物、大根おろし、漬物等様々な料理に使えるので購入する方も多いでしょう。

そんな大根ですが、余っていた大根を保存しておいたら「いつもと違う臭いがする」「ブヨブヨしている」「皮に黒い斑点ができている」という経験をした方も少なくないでしょう。大根が腐るとこの様な状態になってしまうのですが、腐るまでの過程ではなかなか気が付きにくいのが困りものです。

本記事ではなぜ大根が腐るのか?カビが生えるのか?といった疑問を、一つ一つ解決していきましょう。

大根が腐るとどうなる?見分け方は?

長く置いていた大根は、食べていいのか迷ってしまいます。では、実際に大根が腐るとどの様な状態になるのか?見分け方を解説していきます。

腐るとどうなる⁉大根の見分け方①酸っぱい変なにおいだと腐っている

大根が腐ると明らかにおかしな臭いがしますが、特に腐ると酸っぱい匂いが漂うので、それを目安にすると分かりやすいです。

腐るとどうなる⁉大根の見分け方②触ってブヨブヨ柔らかいと腐っている

傷んだ大根は柔らかくブヨブヨな手触りになります。これは水分が抜けてハリがなくなったことを示しています。柔らかくなっていて、今にも崩れそうな場合は腐っているサインです。この場合も腐っているので迷わず捨てましょう。
 

腐るとどうなる⁉大根の見分け方③見た目の色が茶色いと腐っている

大根が茶色くなる原因は主に3つあります。まず1つ目がす入り前の鮮度が悪い大根です。水分不足で鮮度が悪い大根の場合、細胞と細胞の間に気泡ができ、「す」が入ることがあります。「す」がはいると大根はスカスカの状態になり、スポンジのようになってしまいます。このすが入る前の状態の大根は茶色くなることがあります。

2つ目が赤芯症や黒芯症にかかっている状態です。名前を聞くと病気のように聞こえますが、大根の生理現象です。輪切りにすると真ん中部分がぼんやり茶色になります。急激な気温の変化によって起きるとされています。食べることはできますが、苦みが強くおいしくありません。

3つ目がポリフェノールが蓄積して色が変わっている場合です。野菜にもポリフェノールが含まれていますが、このポリフェノールが蓄積したり、酸化して茶色くなることもあります。
 

大根が腐ったら処分しよう

カビが生えている、酸っぱい臭いがする、触ったときにブヨブヨしている、茶色く変色しているものは食べられる状態ではありません。明らかに見た目や臭いがおかしい場合はもったいないですが、迷わず処分しましょう。

腐る前ならいざしらず、その状態になった大根をどうする事もできません。食中毒を起こしては元も子もありませんので、速やかに処分することをおすすめします。

Thumb大根が腐る・カビるとどうなる?見た目やにおいから見分け方を解説 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

大根がカビているとどうなる?

大根にカビが生えるとどうなるのでしょうか?腐ることとカビが生えることはどうやら別らしく、カビが生えても食べられる場合があるのだそうです。ここではその見分け方をを解説していきます。

大根の皮の黒い斑点はカビ



購入時に真っ白だった大根の皮にいつの間にか黒いブツブツができていた場合は、カビである可能性が高いです。野菜にカビが生えた場合、野菜のカビは切り落とせば大丈夫という方もいますが、黒カビは根が深く目に見えない部分にも浸食しているので、基本的に皮でもカビが生えたものは食べない方が良いです。

特に大根は水分が95%程度を占めており、野菜の中でも水分量が多いといえます。湿度が高い場所で保存するとカビが生えやすくなるので、保存する場合は冷蔵庫で保存しましょう。
 

白くてふわふわ綿のようなものはカビ

皮や断面にふわふわとした白い綿のようなものがついていれば白カビですので、食べる場合にはきちんとその周辺をカットしてから調理しましょう。

大根の白い筋はカビでなく「す」

大根の内部に隙間ができたり、断面に白っぽい筋が見えると大根にすが入った状態です。大根の細胞の間に気泡ができることが原因となって、大根に隙間や穴が開いてスポンジ状になってしまいます。

大根にすがはいる原因は、収穫が遅れたことで旬を過ぎて老化してしまったことに拠るものです。大根が急激に成長したもの。大根は成長の過程で徐々に大きくなりますが、この時期に気温が上がる等で急激に成長したりすると、骨格だけが成長してそこを埋める細胞が十分に育たないと空洞ができてしまいます。

その他にも、大根を栽培している土が高温にさらされて乾燥すると土から十分に水分を吸収できません。これを補うために大根の根の中から水分を吸収してしまい、すができてしまいます。大根の葉をつけたまま保存しておくと、葉に水分が吸収されてしまい、すができてしまうので注意しましょう。

大根の断面が青いのは青あざ症

大根の切り口が青い場合はカビではありません。高温や多湿など適していない環境で育った大根は「青あざ症」という現象が起こります。夏に売られている大根に「青あざ症」が多いのは、収穫期の気温の上昇が原因といえます。

その他にも、収穫前にたくさん雨が降ってしまうと土の中のホウ素が流れ出てしまいます。大根が吸収するはずのホウ素が土の中に足りなくなると、大根はホウ素欠乏状態になります。このホウ素欠乏症によって青く変化してしまいます。

大根は約95%が水分でできているので、乾燥や加湿を嫌います。乾燥しないようにラップをする、キッチンペーパーを巻く、新聞紙で包むなど乾燥対策を万全にしましょう。

・大根が透明・紫色なのは水晶現象

大根の「水晶現象」は、保存状態が悪い時に起こります。夏場の常温保存で高温になった、冷蔵庫と常温での保存を繰り返してしまった、これらのことが主な原因として考えられます。味は落ちていますが食べることは可能です。
 

大根のカビは食べても大丈夫?

腐っていても食べられる場合について解説しましたが、そもそもカビの生えた大根を食べて体に害がないのでしょうか?

基本的にカビが生えたら処分がおすすめ

大根の皮に黒い斑点、大根の切り口に黒いカビ、大根の皮や断面にふわふわした綿がついた白カビ様々なカビが生えることがあります。基本的にカビの生えたカビは食べない方が無難です。

カビが生えた所を切り取り、何も変化が出てないところを食べれば大丈夫と言う方もいますが、 大根は水分が約95%を占めているので、カビが生えていると内部に浸透している可能性が高いので食べずに処分しましょう。

 

大根のカビを食べた時の対処法

少量のカビであれば胃酸で死滅してしまうので大丈夫ですが、とはいえカビが体内にあるのは決して喜ばしいことではありません。そんな時には殺菌と抗菌作用のある食材を食べましょう。

大根の腐らない・カビない方法とは

いろいろな料理に使える大根ですが、1回で使い切れず保存しておくこともあります。大根の保存期間、保存方法を解説していきます。

大根の日持ちする期間

大根の常温保存目安は約3日間です。室温によっては日に日に乾燥が進みパサパサします。野菜室で冷蔵保存した場合は長くて2週間程度です。新聞紙やキッチンペーパー、ラップで包んで冷蔵保存しましょう。大根の葉は冷蔵保存で2~3日です。塩もみや加熱していても2~3日ほどです。

大根をカットしたら冷蔵保存

葉を切り落とし、大根を2~3等分にカットします。カットした大根全体をラップで包み、ポリ袋などに入れるかジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫に保存しておくと、約1週間保存できます。

冷凍保存した大根は煮物がおすすめ

大根は冷凍することで内部の細胞が壊れ、内部まで味が染みやすくなります。また、下茹での必要もなくなります。皮を剥いて冷凍保存しておくと凍ったままの大根を冷凍状態のままだし汁に直接入れて煮ることができます。

短時間で味がしみる、1ヶ月保存可能、下茹で不要なので、サラダ以外で食べるなら冷凍大根を活用しましょう。
 

大根のカビを防止する保存方法

大根は部位によって味も食感も違います。部位別に切り分けて保存するのがお勧めです。大根は葉や茎がついているとしなびやすいので、買ってすぐに葉や茎の部分は切り分けましょう。その後、根本部分、中間部分、先端部分の3つに切り分けます。

葉の保存方法は、根本ギリギリのところで切り分け、切り口の所にキッチンペーパーを巻き、ビニール袋に入れて立てて保存していると傷みにくくなります。三等分した大根はそれぞれキッチンペーパーで丁寧に包み、ポリ袋にしまうか、ジッパーバックに入れ、密閉して保管します。キッチンペーパーが湿ってきたら取り替えましょう。

大根が腐る・カビている状態まとめ

大根が腐るとどうなるのか、見た目や臭いから見分ける方法を解説しました。腐ると酸っぱい臭いがする、腐ると触ったらブヨブヨしているなど、見た目が変色しているものは腐っています。大根の皮に黒い斑点ができている、白くてふわふわしたものがついているものはカビが生えている状態です。

基本的に上記の状態があれば、もったいないですが迷わず処分しましょう。大根はいろいろな料理に使えるので、購入後は正しい保存方法でおいしく料理しましょう。
 

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