ゆで卵1個のカロリーと糖質は?ダイエットの方法と効果を上げるポイント!
日常的に食卓で食べられているゆで卵。それが今、ダイエットに効果的だと注目を受けています!その名も、ゆで卵ダイエット。ゆで卵ダイエットの効果や、ゆで卵のカロリー、糖質はどれくらい?合わせるべきカロリーの低い料理は?などなど、素朴な疑問に焦点を当ててみました。
目次
日常に寄り添うゆで卵
食卓で日常的に食べられている、ゆで卵。日本では、おでんやお弁当のおかず・サラダなどの付け合わせなどに使われ、よく食べられている料理です。皆さんも、よく日ごろ食べることのある料理なのではないでしょうか?
そんな日本で親しまれているゆで卵ですが、ダイエットに良い食材だと話題になっています。その名も、”ゆで卵ダイエット”。1989年頃に一度流行し、今また再流行しているそうです。ゆで卵がダイエットにいいとは一体どういうことなのでしょうか?
では、この”ゆで卵ダイエット”ですが、一言に聞いても、どんなダイエット法なのかピンときません。このダイエットは、どのような方法で行うものなのか。また、どのように行うと効果が高くなるのでしょうか?ゆで卵の糖質やカロリーはどのくらいなのかも、ここでは述べていきます。
ゆで卵の栄養価はどれくらい?
卵はとても栄養価が高く、また良質タンパク質を多く含む食材だということが知られています。卵はアミノ酸スコアが100です。アミノ酸スコアは100に近づくほど良質タンパク質(質のよいタンパク質)といわれていて、このタンパク質がしっかりと摂れていないと、肌・髪のトラブルや筋肉量の低下などにつながります。
筋肉量の低下は、代謝が悪くなる・エネルギー消費量が減るなどの問題を引き起こしかねます。もし食事制限などのダイエットで痩せても、体に悪い影響が出ては意味がありません。ですが、このダイエットの方法だと必要なタンパク質もしっかりと摂ることができ、健康的だと言えます。卵を毎日摂り、良質たんぱく質をしっかりと摂取することが大切です。
卵の良質タンパク質は、一日に摂る量の約1/3の量といわれています。卵を食べることで、タンパク質摂取不足による肌トラブル・髪のトラブル・筋肉量の低下などの問題は解決しやすくなることでしょう。
ゆで卵の糖質はどれくらい?
ダイエットといえば、気になるのは糖質。最近は糖質制限ダイエットなども若い女性の中では多く行われていて、食品にどれだけ糖質が含まれているかどうかということは、ダイエットに欠かせない情報になってきています。気になる方も多いのではないでしょうか?
卵に含まれる糖質は、100gあたり約1.1g。卵は1個あたりの質量が60~80gなので、約0.66~0.88gの糖質が卵には含まれています。白米に含まれている糖質が100gあたり約0.1gなので、この数値は高く感じる方も多いのではないでしょうか?
この数値は、本当に高いといえるでしょうか?白米は1日3食約150gずつ食べますが、ゆで卵は1日に3個も4個も食べません。なので、白米などに比べれば糖質を取りすぎているとは言えません。
ゆで卵のカロリーはどれくらい?
カロリーとは、その食品に含まれるエネルギー量のことです。このエネルギーを使いきれずに体に残していると、脂肪となり体に蓄えられてしまいます。いくらダイエットに良いといわれても、カロリーがあまりに高いと、あまり食べる気にはなれません。ダイエットに使えると今話題のゆで卵ですが、気になるカロリーはどれくらいなのでしょうか?
ゆで卵のカロリーは80kcal!栄養価が高いうえカロリーが低い
気になるゆで卵のカロリーですが、1個あたり約80kcal。これは、成人女性が立つ・座るなどの日常的な生活をして1時間で消費するカロリーだと言われています。お茶碗一杯の白米のカロリーが約240kcalだということを考えると、あまりカロリーが高いとは言えず、ダイエットとして食事に取り入れられているのも頷けます。
ゆで卵と生卵のカロリーは違う?
ゆで卵と生卵のカロリーは、同じです。ではなぜ生卵やその他の卵を使った料理を使ったダイエット方法ではなく、ゆで卵ダイエットなのでしょうか?それは、単純に生卵よりもゆで卵のほうが食べごたえがあり、調味料などをつけてそのまま食べやすいからです。
その他の理由としては、生卵を使用してほかの料理を作るよりはゆで卵を作った方が手軽だからです。また、生卵のまま食事に取り入れると、料理の汁などに一部が流出してしまうなどのデメリットも考えられます。そのため、ゆで卵をダイエットに使用した方がよいのです。ゆで卵なら、卵の一部を流出させることもなく、栄養素を丸ごと摂ることができます。栄養素の面からから見ても、無駄なく摂取できるところが、利点だと言えます。
ゆで卵ダイエットの方法は?
ゆで卵ダイエットの方法は、”朝食の主食をゆで卵に変えるだけ”です。このダイエットをする際に厳しい決まりは特になく、ポイントは”普段朝食で食べているパンやご飯などの主食をゆで卵に変える”ということだけで、他には決まりは特にないようです。
”毎朝の主食をゆで卵に変える”と聞くと、「毎日朝ごはんにゆで卵か…飽きそう」と思ってしまうかもしれません。ですが、ゆで卵ダイエットは、朝食の主食をゆで卵に変えるだけなので、その他の副菜・汁物・付け合わせなどは自由です!逆に、”毎朝の主食をゆで卵に変えるポイントをおさえるだけで”ダイエットできてしまうのです。主食が毎朝ゆで卵になったとしても、その他で合わせる料理によって味は多種多様になります。
合わせる副菜・汁物などが自由だと言っても、ダイエットにならない食べ方やなるべく合わせて食べない方がよい食材などもあります。合わせる食材や調味料にも気を付けてこのダイエットを行うことが効果を上げるポイントだと言えます。
ゆで卵ダイエットのポイント
”食べればいい”わけではない。食べ方のポイントとは?
ゆで卵ダイエットのポイントは”茹で加減”と”ゆで卵を食べるタイミング”です。一つ目のポイント、ゆで卵の茹で加減についてですが、これは固めがよいです。半熟などもおいしいですが、ダイエットをするときには食べごたえがあることが重要です。
ゆで卵をいくつも食べてしまうとカロリーが高くなり逆効果
もう一つのゆで卵ダイエットのポイント、ゆで卵を食べるタイミングは、食事の一番最後です。ご飯やパンなどの糖質の多いものからゆで卵に変えたからといって、ゆで卵に糖質が含まれていないわけではありません。よって、1日に5個も6個も食べる方法は、効果が薄まってしまうためあまりおすすめできません。
これは普通のダイエットに関しても言えることですが、寝起きの血糖値の低い状態の時に、糖質の多く含まれているものを食べてしまうと血糖値が急に上がってしまうので、ダイエットにはあまり良くありません。できるだけ汁物や付け合わせのサラダなどから食べる方法で行ったほうが、血糖値の上昇が緩やかになり、痩せやすい身体づくりにもなります。
ゆで卵ダイエットのポイントは、サラダや汁物などの野菜の入った料理を組み合わせて食べること。ここであまりに脂質や糖質の多い料理を合わせて食べてしまうと、カロリーを抑えるために主食をゆで卵に変えた意味がなくなってしまいます。また、何事も摂りすぎはよくありません。ゆで卵の摂りすぎはコレステロールの過剰摂取につながります。毎朝1~2個のゆで卵におかずや汁物を合わせる方法によってお腹を満たしましょう。
ゆで卵ダイエットの効果が高まるカロリーの低い食材・カロリーの低い料理は?
朝ごはんがゆで卵だけだと、お昼までにおなかが空いてしまいますよね。では、合わせて食べる料理はどんなものがよいのでしょうか?また、いくらゆで卵ダイエットに効果があるといっても、合わせる食材が極端にカロリーが高いと、効果が半減してしまいます。では、どのような食品をゆで卵に合わせない方がよいのでしょうか?
ゆで卵ダイエットの効果を高めるためには、どんな料理を合わせて食べたらよいのでしょうか?ここからは合わせて食べるとダイエット効果が高まる、また逆に効果の弱まる調味料・食材について、ポイントを押さえて解説していきます。
ゆで卵に合わせるべきカロリーの低い調味料は?また、合わせない方がよいカロリーの高い調味料は?
ゆで卵によく合わせがちなマヨネーズです。少量なら良いですが、あまりにもたっぷりとつけてしまってはいけません。マヨネーズはよく知られている通り、原料のほとんどが油です。あまりたっぷりとつけてしまうと、余計な脂質をとることになってしまうため、ダイエットの効果が弱まってしまいます。
ゆで卵に合わせるべき調味料は、シンプルに塩で食べるなど、余計な脂質を摂らないよう心が得ましょう。油の多いマヨネーズやフレンチドレッシングなどはできるだけ控えるか、量を考えた方がよいです。
ゆで卵に合わせるべきカロリーの低い料理は?合わせない方がよいカロリーの高い料理は?
ゆで卵に合わせるべき料理は、野菜を多く使用した料理です。具体的には、サラダやスープなどです。野菜炒めなども野菜がたくさん摂れてよいですが、油を使って炒めるため、できればサラダなどの方がよいです。
サラダは、レタスやキャベツなどの葉物野菜だけでなく、ブロッコリーやトマトなどの食べごたえのある野菜も組み合わせて摂りましょう。また、野菜に海藻やこんにゃくなどを組み合わせてサラダにしても効果大です!海藻やこんにゃくは水溶性食物繊維が豊富なため、サラダに合わせて取り入れることで、腸内環境を整えます。また、海藻は食べた後に胃の中で膨れるため、他の食材よりも満足感があります。
スープを合わせて食べる場合は、できるだけ具沢山なスープを食べるよう心掛けると効果が大きくなります。汁の割合が多いスープよりも、具の多いスープの方が食べごたえがあるため、ダイエット向きだと言えます。スープだけでなく他の野菜料理なども合わせて食べることで腹持ちがよくなり、お昼までお腹が空くことなく過ごすことができます。
ゆで卵ダイエットの良い点
栄養素のところでも述べた通り、ゆで卵はカロリーが高くなく高タンパクな料理です。これは肌トラブル・髪のトラブル・筋肉量の低下などの問題を解決するための食材となります。また、食事制限などのダイエットで不足しがちなタンパク質源となるため、ダイエット中の女性にはよい栄養源のではないでしょうか?
また、お腹が空いたときに食べるお菓子などの間食をゆで卵に変えても、摂取カロリーが抑えられダイエットになります。ドーナツやアイスクリームなどのおやつが100gあたり150kcalを超える(どんな種類かにもよります)のに対し、ゆで卵は約80kcalです。他にも、ゆで卵は前日に用意できる点や、ドリンクなどのダイエットに比べて比較的低価格で実施できるなどのよい点があります。
朝食の主食をゆで卵に変えるだけなので、他の糖質制限ダイエットや食事制限をするダイエットよりも、気軽に行うことができます。実際に実施した方のコメントなどを見ても、短期間で数キロ痩せたというコメントもあったため、試してみる価値はあるのではないでしょうか?
ゆで卵ダイエットの悪い点
ゆで卵にはコレステロールが多く含まれている
卵は、コレステロールが高いです。そのため、食べ過ぎには十分注意しなければなりません。お酒を飲みすぎてコレステロールを摂りすぎると、脂質異常症・動脈硬化などのリスクが高まります。病院でコレステロール値にお医者さんから注意勧告を受けている方は、コレステロールが多く含まれている卵は2日に1つまでなど、食べる量を制限されることがあります。
ゆで卵のみの朝食では栄養素をすべて補えない
朝ごはんをゆで卵だけに変えてしまうと、ゆで卵のみでは補えないビタミン・ミネラル不足になる可能性が高まってしまいます。ゆで卵を健康的に行うためには、昼食・夕食で足りない栄養素を補うように意識するか、野菜や他の食材と組み合わせる方法が有効です。
インターネット上には様々な見解がありますが、ゆで卵を1日の食生活のすべてのシーンで魚やお肉の代わりにするのはおすすめできません。
味に飽きて挫折
ゆで卵ダイエットは味に変化がなく飽きてしまいがちです。毎朝ゆで卵を食べていたら味に飽きてしまって挫折する、という方も多いのではないでしょうか?これは、前にも書いた通り副菜や汁物などのつけ合わせを変えたり、調味料などで味変をしてゆで卵を楽しむことで解決されるのではないでしょうか?
また、飽きの問題はゆで卵のみを朝食にする際に起こりがちです。ゆで卵だけでなく、他の料理も組み合わせることで、短期的なダイエットにはとどまらず継続しやすくなります。他の料理と組み合わせて食べることで、より効果をアップさせましょう。
ゆで卵のカロリーや糖質についてのまとめ
いかがだったでしょうか?再ブームが到来している、
ゆで卵ダイエットには良い点も悪い点もあります。その点を充分に理解し、ゆで卵ダイエットで健康被害などにあわないよう、