2019年09月22日公開
2024年09月28日更新
大根おろしの賞味期限は?冷蔵庫での日持ちは?腐った時の見分け方も
変色しやすい大根おろしですが、一体どれくらい日持ちするかが気になる方も多いでしょう。この記事では、大根おろしの賞味期限や保存方法などを紹介します。レシピや腐るとどうなるかも記載するので、賞味期限や日持ちの目安と併せて参考にして下さい。
目次
大根おろしの賞味期限はどれくらい?
大根おろしは焼き魚やお鍋に入れると美味しい食材ですが、賞味期限がどれくらいあるのか気になるという方も多いでしょう。時間がある時に多めにすりおろしておいて保存出来れば便利ですが、果たして賞味期限はどれ位あるのでしょうか?
この記事では、大根おろしの賞味期限や上手な保存方法などについて紹介します。どれ位日持ちするかに加えて腐るとどうなるかについても紹介するので、大根おろしを料理でよく使用するという方は是非チェックしてみて下さい。
大根おろしの冷蔵庫での賞味期限
それでは、大根おろしを冷蔵庫で保存した時の賞味期限を見ていきましょう。どのような大根おろしかで賞味期限は変わって来るので、種類別に紹介します。
種類別日持ち日数
一言に大根おろしと言っても、いろいろな種類の物があります。どのような物かによって賞味期限は変わって来るので、まずは賞味期限を知りたい大根おろしがどのタイプなのかを確認しておきましょう。ここでは手作り、レモンや酢が入った物、チューブタイプの市販品に分けて日持ち日数を紹介するので、順番にチェックしてみて下さい。
手作り
大根おろしは、大根を自分で買ってきて作る方が多いでしょう。手作りの場合、大根おろしの賞味期限は冷蔵庫で1日~3日程です。冷やしておけば3日程と意外に日持ちしますが、2日目になると風味がかなり落ちてしまうので賞味期限にかかわらず早めに食べた方が良いでしょう。
レモンや酢入り
レモンが入っている物やお酢を入れた物は、何も入っていない大根おろしよりも日持ちします。冷蔵庫で保存した場合は約3日~4日程賞味期限があります。長期保存とまでは行きませんが、何も入れずに冷蔵保存するよりも長く保存する事が出来ます。
チューブタイプの市販品
最近では、自分で大根おろしを作らなくても良いチューブタイプの市販品も販売されています。チューブタイプの市販品なら、約60日程賞味期限があります。2ヶ月程日持ちするので、大根おろしをストックしたいという時にも市販品は便利です。
冷凍保存の場合
大根おろしは、冷凍して保存する事も出来ます。冷蔵保存よりも栄養面でも味の面でも上手に保存する事が出来るので、短期間であっても保存する時は冷凍保存の方がおすすめです。冷凍して大根おろしを保存した場合の賞味期限は、約1か月です。
これ以上の日数でも日持ちするという声もありますが、味や品質の面で言うと1か月位を賞味期限と考えておいた方が良いでしょう。
基本は使う直前におろす
それほど日持ちしないので長期間の保存には不向きですが、大根おろしは保存しておくと色々と便利です。ただし、基本的には大根おろしは使う直前にすりおろすのがおすすめです。おろしてからすぐに食べないと栄養素が減ってしまうとも言われています。栄養があるうちに食べたいという方は、すりおろしてから1時間以内に食べましょう。
大根おろしには、消化促進効果が期待される消化酵素ジアスターゼや、がん予防効果があるとされるアリルカラシ油、そしてビタミンCといった栄養素が含まれています。
ジアスターゼやビタミンCは酸化に弱いですし、アリルカラシ油は揮発性なので空気に触れている時間が長いと辛味が失われていきます。なので、大根おろしは可能な限り食べる直前におろした方が良いでしょう。
大根おろしが腐るとどうなる?見分け方は?
上手に保存しておけば数日から1か月程賞味期限のある大根おろしですが、やはり腐ってしまう事もあります。ここでは大根おろしが腐るとどうなるのか、変色などの代表的な症状を紹介するので見分け方の参考にしてみて下さい。
変色する
まず、変色している大根おろしは腐っている可能性が高いです。大根は元々白い色をしていますが、白かった事が想像出来ない程全体的に茶色く変色してしまう事もあります。
変色している場合には溶けたような状態になっている事もあり、とても食べる気にはならない状態です。大根おろしが腐ると見た目でもよく分かるので、食べる前にはしっかり変色などを起こしていないか確認しておく事が重要です。
異臭がする
変色するだけでなく、大根おろしが腐ると臭いにも変化があります。大根おろしが腐ると、酸っぱい臭いがして明らかにおかしいと気づきます。
この酸っぱい臭いは腐っているサインなので、おかしな臭いがしたら迷わずに捨ててしまいましょう。質感もどろどろになっている事があるので、臭いに気が付かなくても質感の方で気が付くかもしれません。
カビが生える
変色同様、カビも見た目ですぐ食べても良いかどうかが判断出来る症状です。大根おろしが腐ると食べられなくなるのはもちろんですが、カビが生えてしまった場合ももちろん食べる事は出来ません。大根に限らず他の野菜にも言える事ですが、カビが生えてしまった大根おろしは食べない方が良いでしょう。
もしかしたら加熱すれば食べられるのではないかと思う方も居るかもしれませんが、カビが生えてしまったら加熱しても大根おろしは食べない方が良いです。諦めて捨ててしまいましょう。
味がおかしい
見た目や質感、臭いで気が付かなくても大根おろしは腐っている場合があります。もし、保存しておいた大根おろしを食べた時に味がおかしいなと感じたら、腐っている可能性が高いので食べない方が良いでしょう。
暫く保存しておいた大根おろしを食べたいけれど、腐っているかどうか怪しいという場合には少し舐めてみるなどして確認してみるのも良いでしょう。腐ると味が落ちているだけでなく体にもよくありませんので、保存しておいた大根おろしは腐る前に美味しく食べきりましょう。
大根おろしの上手な保存方法
この項目では、大根おろしの上手な保存方法を紹介します。腐る前に美味しく食べきるためにも、冷蔵と冷凍の場合の正しい保存の仕方を確認してみて下さい。
冷蔵保存
まず、大根おろしを冷蔵庫で保存するためにはどうすれば良いのかを見ていきましょう。最適なのは真空パック器を使用して保存するのが良いですが、真空パック器がある家庭は多くありません。ここでは使用しない保存方法を見ていきましょう。
容器に大根おろしを入れてそのまま冷蔵庫で保存する事も可能ですが、出来れば空気を抜いて保存するのがおすすめです。容器の中には空気を抜く事が出来る容器もありますし、フリーザーバッグに入れて空気を抜いても上手に冷蔵保存する事が可能です。
先ほど紹介した通り、上手に保存しないと大根おろしが腐る事もあるので注意しましょう。
冷凍保存
続いて、大根おろしを冷凍保存する方法を見ていきましょう。上手に冷凍する方法はいくつかあるので、自分に合った保存方法を探してみて下さい。
汁ごと冷凍
瑞々しい状態で大根おろしを冷凍保存したいという方には、大根おろしを冷凍した後汁ごと冷凍するというのがおすすめです。汁ごと冷凍する事で瑞々しさをキープし、解凍後もシャリシャリとした食感を愉しむ事ができます。
小分けして冷凍
解凍した後の使いやすさを重視するなら、小分けして冷凍するのがおすすめです。小分けになっている容器を使用するのも良いですが、製氷機は小さい小部屋がたくさんある様な形をしているので、より手軽に冷凍する事が出来ます。
製氷皿に大根おろしを入れたら、ラップをかけて冷凍庫に入れましょう。大根おろしが凍ったら、フリーザーバッグなどに入れて空気を抜き、封をして冷凍庫で保存しましょう。
使いたい時は、使いたい分のブロックを冷蔵庫に入れて自然解凍しておけば大丈夫です。急いでいる時は、常温で自然解凍したりラップに包んで流水にかけると早く解凍する事が出来ます。
ジップロックで薄く冷凍
冷凍保存の方法も簡単で、大根おろしの水分を軽く切ってから冷蔵バッグに入れて空気を抜き、平らにして保存しておくだけです。
冷凍する際に、一度に使用する分量毎に切れ目を入れておくと解凍する際に便利です。金属製のバットの上に置いて冷凍すると熱が早く伝わるので、大根おろしの酸化を遅らせる事が出来ます。使いたい時は使いたい部分のみを解凍すれば良いので、製氷機に入れた時と同様に簡単に使用する事が出来ます。
大根おろしの賞味期限が近い時のおすすめレシピ
ここからは、大根おろしの賞味期限が近い時のおすすめレシピを紹介します。日持ちしない大根おろしの傷みが心配な時や変色する前に食べ切ってしまいたいという時は、こちらで紹介しているレシピを是非活用してみて下さい。
白菜のミルフィーユ大根おろし鍋
- 白菜1/2株
- 豚バラ肉300g
- 大根1本
- 梅干し3個
- 日本酒50ml
- 本だし大さじ1
- 白菜は半分にカットし、芯を上にしてまな板の上に置きます。
- 1の白菜の間に、豚バラを挟み込みましょう。
- 白菜の芯を中心にし、形を整えてから鍋の深さに合わせてカットします。
- 大根おろしに、酒と梅干し、本だしを混ぜて鍋にかけましょう。
- 鍋を火にかけて、豚肉に火が通ったら出来上がりです。
そのままの状態で大根おろしをたくさん食べるのはなかなか難しいですが、鍋に入れて他の具材と一緒に火にかける事でたくさんの量を食べる事ができるというレシピです。大根おろしには水分がたっぷり含まれているので、このレシピを作る際にはそれ程水分を加える必要がありません。
大根おろしフォンデュ
- 大根1本
- 豚しゃぶ用肉100g
- 牛しゃぶ用肉100g
- なす2本
- 厚揚げ半丁
- しょうゆ大さじ1
- うどん1玉
- まず、豚肉と牛肉でしゃぶしゃぶを作っておきます。
- ナスを5mm幅、厚揚げを4等分にしたらフライパンで焼いていきます。
- 大根は、丼一杯になる位まですりおろしていきましょう。
- 好みのしょっパさになる位まで醤油を大根おろしにかけ、食材を絡めて食べます。
- お腹に余裕があれば、〆にうどんを愉しむのもおすすめです。
このレシピでナスと厚揚げを焼く時は、焦げ目が付くまでしっかりと焼くのがおすすめです。先程のレシピでは大根おろしを加熱して使用していましたが、こちらは生の状態のまま沢山の大根おろしを消費したいというという時にぴったりのレシピとなっています。
大根おやき
- 大根1本
- ツナ缶1缶
- 片栗粉大さじ3
- ごま油大さじ1
- 塩少々
- まずは、大根を準備しておきます。
- 1の汁気を軽く切りましょう。持ち上げても水滴が落ちてこないくらいが良いです。
- ツナと片栗粉、塩を入れてよく混ぜます。
- 3がよく混ざったら、ごま油を入れてざっくり混ぜ合わせます。
- 熱したフライパンで焼いていきます。
- 強火で5分、ひっくり返してさらに5分間焼いたら完成です。
レシピ内で水気を絞るという行程がありますが、ここで絞りすぎてしまわないようにしましょう。水分が適度に残っていれば焼き上がりをふっくらとさせる事が出来るので、水滴が垂れてこない程度にとどめておく事が重要です。
大根おろしで作る卯の花
- 水きりした大根おろし200g
- ネギ適量
- 生シイタケ3枚
- 人参3cm
- 油揚げ2枚
- サラダ油大さじ2
- だしの素大さじ1
- みりん大さじ2
- 料理酒大さじ2
- しょうゆ大さじ3
- 砂糖大さじ1
- ネギから油揚げまでの材料は、みじん切りにして鍋の中に入れます。
- 1の鍋に油を入れて、しんなりするまで炒めていきましょう。
- 全体に火が通ったら、水きりした大根おろしを入れます。
- 3に調味料類を入れたら、しばらく煮こんでいきます。
- 煮込みながら、味見もしておきましょう。味が足りない様なら、味を調えます。
- 好みの味付けになったら、火を強めにして煮こんでいきます。
- 鍋の中に汁気が無くなったら完成となります。
食材を炒めている時や煮込んでいる時は、焦げ付かないように注意しましょう。大根おろしからおからを作るという驚きのレシピですが、食感が似ていますしさっぱりと愉しむ事が出来ます。
豚肉ピー玉の大根おろし炒め
- ピーマン8個
- 玉ねぎ1/2個
- 大根400g
- 豚肉150g
- 酒大さじ1
- おろし生姜大さじ1
- ごま油大さじ1
- 麺つゆ100ml
- 豚肉は食べやすい大きさにカットし、酒とおろし生姜で下味をつけます。
- ピーマンと玉ねぎは細く切りましょう。
- 熱したフライパンにごま油を入れて、豚肉を炒めます。
- 3の色が変わってきたら、玉ねぎ、ピーマンの順番で炒めていきます。
- 大根おろしを4に入れて、くつくつと煮ていきます。
- 麺つゆを入れてかき混ぜ、しばらく煮込んだら完成となります。
上記のレシピでは麺つゆの量は100mlと紹介しましたが、これは大根おろしの水分量によって調節してください。心配な時には麺つゆの量は50ml位から様子を見て調節した方が良いかもしれません。
大根おろしの賞味期限は冷蔵庫で1~2日
この記事では、大根おろしの賞味期限について詳しく紹介しました。チューブタイプの市販品なら長く日持ちする様ですが、手作りの大根おろしの場合はそれ程日持ちしないので賞味期限は冷蔵庫で1日~2日と考えた方が良いでしょう。
また、大根おろしが変色していたり異臭がすると食欲が失せるだけではなく、腐っている可能性が高いので食べるのは控えた方が良いでしょう。
大根おろしはそれ程日持ちする食材では無いので、今回紹介したおすすめレシピを参考にして変色などを起こす前に美味しく食べ切ってしまいましょう。