大根おろしの効果効能についてまとめ!胃腸や免疫力アップの万能食材?
日本人に馴染みの深い大根おろし。料理としても薬味としても大活躍ですが、実はこの大根おろし、健康にも効果的な効能がたくさんあります。日々忙しく働いているからこそ食べ物には気を使いたいところです。そんな方に大根おろしの驚くべき効果効能を紹介します。
目次
大根おろしに医者いらず
昔から「大根おろしに医者いらず」と言われるほど、大根おろしは健康に大変効果的な食べ物です。豊富な栄養素を持ち、健康の面で様々な角度から身体をサポートしてくれる万能な大根おろし。今回はあまり知られていない大根おろしの秘密を紹介していきます。
大根おろしが体にいいのはなぜ?
大根の調理法と言われればおでんや煮物など数多くあるものの、大根おろしとなると限られてしまいます。少し手間ですし「生」というところだけが重要なら料理の仕方にも幅が広がりますし、同じ大根なら万能な栄養成分は変わらないはず。ですが、やはり大根おろしでなくては十分な効果効能は発揮出来ない理由があります。
万能な栄養素を摂取する為に重要なことのひとつとしては、やはり「生」であることです。大根には注目の栄養素である酵素という栄養素が豊富に含まれています。酵素は熱に弱く効果的に摂取するには加熱せず生で食べる必要があります。
なんか珍しく梨切ってくれたっていうから食べたら生の大根
— sugano (@gamgam2015) April 1, 2018
エイプリルフール嫌い#エイプリルフール pic.twitter.com/CBSJjBMDcC
また大根には言わずと知れた万能栄養成分、ビタミンCが入っています。加熱しないことで栄養成分のビタミンCが損なわれることがありません。またビタミンCは大根の皮に多く含まれているので皮ごとおろして食べれる大根おろしはビタミンCを摂取する点でもとても効果的です。
大根おろし苦手なんだけど、この間急に食べたくなって生のなめこでなめこおろし作ったら美味しかったから妙にハマってしまい、2/3ぐらい残ってた大根を全部すりおろして今度はこの間作ったなめたけでなめこおろし作ってみた。大根が下の方だったからか辛いというより苦味が出ちゃってるものの美味い。 pic.twitter.com/fzBQWMsNJt
— もさく (@ILCgE_5524) April 1, 2018
生で大根を食べることでのメリットは充分理解して頂けたと思います。ですが、大根おろしにするメリットがまだあるのです。実は、大根おろしにすることで新たに生まれる栄養素があります。それは、大根をすりおろすことで生まれる辛味成分イソチオシアネートです。ツーンと来る香りの元の成分で、わさびにも含まれている栄養成分です。
大根おろしに含まれる酵素の効果
大根に含まれている主な酵素は3種類です。アミラーゼ(デンプン分解酵素)、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)、リパーゼ(脂肪分解酵素)などです。酵素には腸内環境を整える効果があり、この3種類は消化不良や便秘など胃腸の不調を整えます。健康な身体を作る上で非常に大切な酵素が大根おろしには非常に多く含まれています。
アミラーゼの効果
酵素と一言に言っても役割が全く異なるのが酵素の特徴です。大根に含まれる酵素のひとつ、アミラーゼはデンプンを分解する効能を持っています。アミラーゼは市販の胃腸薬にも含まれているほどの非常に優れた栄養成分で胃腸の不調を整える効能があります。胃もたれや胸焼けに効果がある万能栄養成分です。
【大根】根に含まれる消化酵素のアミラーゼが胃腸を元気に!アミラーゼは熱に弱いので消化促進目的ならすりおろしが◎。葉は緑黄色野菜。
— 栄養bot (@eiyou7) April 12, 2018
プロテアーゼ効果
プロテアーゼはタンパク質を分解する効果があります。タンパク質が身体に溜まると腐敗してガスを生みます。便秘もガスと同様に、腸に溜まった老廃物とガスでお通じが阻まれるのです。胃腸には厄介なタンパク質を分解することでタンパク質の消化吸収を助けて胃腸の負担を軽くする効能があります。
リパーゼの効果
リパーゼは、脂肪を分解する酵素です。そのリパーゼがダイエット効果にあるとして、着目されています。
— LIB ~キレイの知識~ (@lib_net) April 3, 2018
最近はダイエットにも効果的と注目を浴びている成分リパーゼですが、こちらの効能は、脂肪を分解するということです。ダイエット中の方の大敵は何と言っても中性脂肪です。体脂肪ど90%を占めるこの中性脂肪を分解する効能をリパーゼは持っています。
現代における酵素の重要性
ざっくりと酵素の効能について紹介してきましたが、現代社会においての酵素成分の働きは非常に大きいものになっています。胃腸の不良は現代病のひとつとも言われており、ストレスや食生活の乱れによって胃腸の不調を訴える人が増えてきています。ストレスによる胸焼けや便秘、飲み過ぎや食べ過ぎによる胃もたれ、食欲不良や消化不良など、胃腸の不調に強い味方、それが酵素です。
大根おろしに含まれるビタミンCの効果
ビタミンCは多くの方がご存知のように免疫力を高める効果があります。殺菌作用もある為、風邪を引いた時に摂るよう言い続けられる理由が分かります。また、眼精疲労にも効果があり、パソコンやスマホで疲れた目にとても効果的です。さらに、ストレス緩和にも効果があり、非常に万能な成分です。
ビタミンCはコラーゲンの合成に必要で肌のシワ、たるみを抑えて、丈夫な血管や骨を作るよ。ニキビへの効果だと、炎症を引き起こす活性酸素の除去、ニキビの原因になるストレスの緩和があるよ。
— 美肌研究 (@no_nikibi1930) April 12, 2018
また、ビタミンCには美肌効果もあります。現在美容成分としても徐々に知れ渡ってきているビタミンCですが、その効果は多岐に渡ります。抗酸化効果により美白はもちろんのこと、紫外線によって誘導される皮脂の酸化をおさえてくれるのでニキビ治療にも効果的で、糖化によるくすみにも良いとされています。コラーゲンの合成にもビタミンCが必要不可欠のため、たるみ対策にもオススメです。まさにお肌の万能成分です。
大根おろしに含まれるイソシアネートの効果
辛味成分イソチオシアネートにも胃液の分泌を促す効能があることから胃腸の働きを助ける効果があります。解毒作用、殺菌作用、抗炎症作用、食中毒予防、発ガン抑制、血液サラサラ効果で血栓予防、消化促進、抗酸化作用により美肌効果やアンチエイジング効果など、非常に優秀な万能成分です。
焼き魚に大根おろしが添えられるのをよく目にしますが、これには意味がちゃんとあります。焼き魚などの焦げ部分に含まれる発ガン成分は大根に含まれる食物繊維が付着して体内への吸収を阻止し、この辛味成分イソチオシアネートや豊富に含まれている酵素が無毒化してくれます。栄養満点の焼き魚のマイナス部分を見事になくし、栄養成分も増える万能コンビです。
栄養成分を効果的に引き出す大根おろしの作り方
大根は野菜の中でも大きい部類に入ります。大根をすりおろすことによって生まれる辛味成分イソチオシアネートはすりおろす部位によって全く量が異なります。ビタミンは皮に多く含まれていることから大根の先端部分にいくほど皮が厚くなり多くなります。また上部より先端部分の方がより辛味が強く、辛味成分イソチオシアネートも多く摂取出来るのです。
『怒ってるときに大根をおろすな』という言葉がある。怒って力強く大根をおろすと、辛味成分が強くなって辛い大根おろしができるから。
— 青山つばさ (@AoyamaTsubasa) February 17, 2018
だけど辛党の私はむしろ辛さを強めるために、毎回本気で大根をおろしてる。
ちなみに大根おろしの辛味成分はアリルイソチオシアネート。わさびの辛さと基本一緒。 pic.twitter.com/5GRVH250Gh
また、辛味成分イソチオシアネートは大根をすりおろし、細胞を壊すことによって生まれる栄養素です。この辛味成分イソチオシアネートをより引き出す為には勢いよくガシガシとすると効果的です。また、大根の丸い切断面をおろし金に垂直にあてて、繊維を断ち切るようにおろすことで細胞をさらに壊すことが出来るのでより辛味成分イソチオシアネートが多くなります。
味には好みがあります。栄養成分が摂れるといっても辛いものは苦手という方もいるでしょう。そんな方は細胞を壊さないように大根をやさしくすりおろすことにより、同じ大根でも甘みのある大根おろしを作ることが出来ます。また、作る部位を大根の上部にすることも甘みを増す重要な要素です。辛味成分イソチオシアネートを抑えても、酵素やビタミンなど健康に大切な栄養素は充分含まれています。
大根おろしのおろし汁を使った驚きの効果
大根おろしを作る時に必ず出る大根のおろし汁。少しの量でしたらそのまま料理と一緒に食べてしまうことが出来ますが大根おろしの量が多くなればなるほどおろし汁も増えます。豊富な栄養素を含んだおろし汁をそのまま捨ててしまうのは非常にもったいないことです。このおろし汁を効果的に使う方法があります。
大根おろし汁!!!隠れアイテムすぎて…試してみます👍❗❗ありがとう🙌早く治します\(^^)/
— G☆E(GameEditor) (@gameeditorG) January 13, 2018
大根おろしのおろし汁を使った風邪の予防と対策
大根おろしには抗炎症作用や殺菌作用、免疫力を高める効果など風邪に非常に重要となる成分が多く含まれています。そのことから風邪の予防や対策としても効果があります。大根おろしのおろし汁でうがいをすると、口内炎や歯肉炎、さらには虫歯にも効果があります。これは辛味成分イソチオシアネートの殺菌作用、抗炎症作用によるものと考えられています。
夏の暑い日に、大根おろしをしたあとの絞り汁にちょっと塩。キリリと冷やしていただきます。
— ふにゃん。 (@funyan_n) April 2, 2018
好きなんですコレ。 pic.twitter.com/ZdiRcFcQvA
また、大根おろしのおろし汁に蜂蜜を加えて飲むと、喉や咳の痛み、声枯れ、さらには酵素の効能によって二日酔いにも良いとされています。これに生姜を加えることにより、ビタミンCの効果も相俟って風邪の予防や対策にも効果的です。風邪予防、対策としておろし汁を使う方法は人気で生姜の他にレモンやリンゴのすりおろしなど様々なアレンジがあります。
大根おろしのおろし汁にあるアク抜き効果
皮付きのたけのこの調理にはアク抜きが必要です。それも、通常ですと非常に時間と手間のかかる作業で一晩寝かせてアク抜きをする方が多いのではないでしょうか?この面倒なアク抜きが大根おろしのおろし汁を使うことで1時間で出来るのです。大根おろしに同量の水と少量の塩を入れその中にたけのこを入れ1時間漬け込むたったこれだけで面倒だったたけのこのアク抜きが完了です。
鎌倉市場で買った筍を大根おろしで煮てアク抜き( *˙ω˙*)
— ミラ猫 (@mira_neko) April 11, 2018
米ぬかなんかよりしっかりエグ味が取れるので大根おろし派です pic.twitter.com/cjH9u8JPAU
大根おろしで日々を健康に
朝松屋来たんだけど
— とーい (@kunugiokahirosi) April 11, 2018
大根おろし、大根おろし、大根おろし、とろろ、サラダ
うめめめめ#めの多さで美味しさ審査 pic.twitter.com/A83wH3GbJJ
普段は副菜や脇役が多く主張の少ない大根おろしですが、担っている働きは非常に大きいです。これからの料理では、栄養成分の宝箱のような大根おろしの効果や効能をしっかり引き出し、自分自身や家族、大切な人の健康の為に、よりたくさんの料理で使っていきましょう。