ラムコークの作り方!ベースのラムにはこだわりたい人気のカクテルレシピ!
ラムコークを自分で作って爽やかな家飲みを楽しんでみませんか?ラムとコーラさえあれば簡単にできてしまうラムコークは、炭酸のすっきりとした味わいにラムの芳醇な香りが美味しい定番のロングカクテルです。今回はラムコークの基本的な作り方レシピと共に、ラムコークのアルコール度数や、カクテルができた由来についても紹介しています。暑い夏にぴったりの爽やかな喉ごしのラムコークを気軽に楽しみましょう!
ラムコークとはどんなカクテル?
ラムコークはラム酒とコーラだけとシンプルな材料を使って作るロングカクテルです。ロングカクテルはタンブラーのようなグラスに氷を入れて作り、時間をかけてゆっくりと楽しむカクテルの種類です。
本項ではラムコークの基礎知識として、ベースの材料となるラム酒の特徴や味わい、アルコール度数などについて紹介しています。
特徴
ラムコークはラム酒とコーラを注いで作るロングカクテルです。ベースになっているラム酒はサトウキビを発酵、蒸留、ろ過、そして長期熟成させて作るお酒で、甘くやや苦みのある風味が特徴的です。
ラム酒はその持っているカラーに応じて無色透明な「ホワイトラム」、淡い褐色の「ゴールドラム」、こげ茶色の「ダークラム」の3種類に分かれています。
一般的にラムコークなどのカクテルによく用いられるのは、癖が無さが特徴のホワイトラムです。一方でラム酒ならではの芳醇さを楽しむために、ラムコークにあえてダークラムを使う人もいます。
味わい
ラムコークの味わいはラム酒の芳醇さとコーラの甘み、炭酸の爽やかなキレがベースとなっています。ラム酒とコーラからはどちらも甘みを感じますが、そこにラムの深みのある香りと苦みが加わりふくよかな味を楽しめます。
なお、前項で紹介した通り、ラムコークを作る際には一般的に無色透明で癖のないホワイトラムを使うことが多いのですが、コーラ自体に色があるため茶色のゴールドラムやダークラムを使っても問題はありません。ゴールドラムやダークラムを使ったラムコークなら、よりラムの風味を味わうことができます。
度数
ラムコークのアルコール度数は、ラムの比率にもよりますが多くが12%から13%と言われています。ベースのラム酒の有するアルコール度数は40%から50%程度で、コーラを注ぐ量によってアルコール度数の薄まる比率が変わってきます。アルコール度数が比較的高いのに、甘くて喉ごしが良いためくれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。
カクテル言葉
花言葉や宝石言葉のように、カクテルにもカクテル言葉といわれるものが存在しています。多くが人づてに聞いたり、専門書を読んで知るものですが、お酒の場を楽しく演出する雑学として覚えておくと便利かもしれません。
ラムコークのカクテル言葉は「もっと貪欲に行こう」です。さまざまなシーンで使えそうな含みのある言葉です。気の置けない仲間や大切な異性とラムコークを楽しむ際にシェアしてみてはいかがでしょうか?
ラムコークとキューバリブレの違い
ラムコークによく似たカクテルでキューバリブレという名前のロングカクテルがあるのを知っていますか?キューバリブレはラムコーク同様ラム酒とコーラをミックスさせたカクテルですが、そこにライムが加わります。キューバリブレを作る際にはライムの果汁を絞り皮のままグラスに入れるのが一般的です。
ラムコークに好みに応じてレモンスライスを入れたり入れなかったりしますが、一方のキューバリブレにはライムの存在が不可欠です。ラムコークの甘い味わいにライムの酸味が加わり、キレのある味わいが楽しめます。
キューバリブレは「キューバの自由」という意味を持ちます。これは、第二次キューバ独立戦争でキューバの独立を支持するアメリカが勝利し、キューバの独立を祝って作られたことから名付けられました。コーラがアメリカを象徴し、ラムとライムがキューバを象徴していると言われています。
ラムコークの作り方
お好みのラムとコーラさえあれば、思いついた時にすぐできてしまうラムコークは家飲みにぴったりのカクテルです。夏の暑い時期やスポーツをした後など、ささっと作って飲み干せば爽やかな心地になること間違いなしです。基本のラムコークの作り方と、類似レシピであるキューバリブレの作り方をおさえておきましょう!
ラムコークのカクテルレシピ
ラムコークはホワイトラムとコーラがあればすぐに出来てしまうとても簡単なカクテルレシピです。グラスに順番に注ぎ、お好みでレモンスライスを浮かべましょう。ステアする時はコーラの炭酸が抜けてしまわないように優しく混ぜるのがポイントです。
材料
- ホワイトラム(30ml~45ml)
- コーラ(適量)
- レモンスライス(お好みで)
作り方
- グラスに氷を入れる
- ホワイトラムを入れた後、コーラを注ぐ
- 炭酸が抜けない程度に軽くステアして、好みでレモンスライスを浮かべる
キューバリブレのカクテルレシピ
スペインからのキューバ独立戦争の時に生まれたキューバリブレは、ラムコーラのレモンをライムに代えただけのシンプルなカクテルレシピです。ラムコーラはレモンを入れても入れなくともラムコーラと呼べますが、キューバリブレを作る際にはライムは必須です。
材料
- ホワイトラム(30ml~45ml)
- コーラ(適量)
- ライム(くし切りを1個)
作り方
- グラスにカットしたライムの果汁を絞ってから氷を入れる
- ホワイトラムを入れ、軽くステアする
- コーラを上から静かに注いで完成
ラムコークにおすすめのラム酒
ラムコークは作り方がとても簡単で、ラムとコーラさえあれば誰でもすぐに出来てしまうカクテルです。だからこそ、使うラムにはしっかりと味の良いものを選んでこだわりたいものです。本項ではラムコークを作るのにふさわしい美味しいラム酒について厳選してみました。味わいの特徴やアルコール度数を参考にラムコークの材料を選んでみましょう!
ダモワゾー ブラン
ダモワゾーのブランはフランスのグアダループ島で製造されたラム酒です。ラムの専門家からも高い評価を受け、フランス本国の農作物コンクールでは何度も受賞した実力のあるお酒です。
蒸留後にアルコール度数70%の原酒を木樽で3ヶ月から半年と長期熟成させることにより、ふくよかなアロマと熟成された優しい味わいを実現しています。
ダモワゾー ブランのアルコール度数は50度、価格は700ml入りで2052円(参考価格)です。しっかりと主張する味わいなのでラムコークにしてもお酒の風味が負けることなく、存在感あるカクテルに仕上がります。
バカルディスペリオール
バカルディのスペリオールは世界ナンバー1のラムとして、世界中のバーテンダーから親しまれています。比較的手に入れやすい点も魅力の一つでしょう。
チャコールで丹念にろ過された後、ホワイトオーク樽で熟成を促され、さらにろ過されて作られています。丁寧な製造工程を経て作られるラム酒は、独特のまろやかさが特徴です。
バカルディのスペリオールはアルコール度数が40度、価格は750mlで1335円です。ラムコークだけでなく、モヒートやピニャコラーダなど人気のカクテルを作るのにもよく使われるラムですので、1本常備しておくと家飲みにも便利です。
マイヤーズラムオリジナルダーク
マイヤーズラムのオリジナルダークはジャマイカ産のラム酒です。200種類以上から厳選した原酒をホワイトーク樽に詰め、4年もの歳月を経てじっくりと熟成されて作ります。
味の特徴としては華やかな風味と芳醇な香りにあり、カクテルベースだけでなく洋菓子の材料としても世界中で愛用されています。
マイヤーズラム オリジナルダークのアルコール度数は40度、価格は700mlで1317円です。ラムコークの材料として使うと甘みが引き立ち、いつもより深い味わいを楽しむことができます。
アプルトン ホワイト
アプルトンのホワイトは、カクテルを作る為のミックスラムとして開発されたまろやかな味わいが特徴のラム酒です。ジャマイカの最古のラム酒メーカーであるアプルトンで製造が行われております。
蒸留を繰り返し、丁寧に活性炭でろ過することでクリーンかつライトな仕上がりとなっています。アプルトン ホワイトのアルコール度数は40度、価格は750mlで1204円です。
キレのある味わいとしてはバカルディのスペリオールと近しいですが、バカルディに比べるとやや安価で販売されていることが多いので、ラム酒を試してみたい人やラムを沢山飲みたいという人にはおすすめです。
ラムコークはベースとなるラム酒にこだわりたい
ラムコークはベースになるラム酒とコーラさえあれば、手早く簡単に作れるカクテルです。手順が簡単だからこそ、使うラム酒にはしっかりとこだわりたいものです。
今回はラムコークにまつわる豆知識や美味しいレシピ、ライム果汁でアレンジしたキューバリブレの作り方などをまとめて特集しました。また、ラムコークにぴったりのラム酒のブランドについても紹介していますので、ぜひ家飲みカクテルの参考にしてみてください。
暑い夏の夜やすっきり気分になりたい時など、炭酸の爽やかな喉ごしと芳醇でまろやかな味わいが楽しめるラムコークを家で作ってみませんか?