人気の日本酒「獺祭」の種類まとめ!ランクごとに値段&味の評判を解説

獺祭は大分県岩国市の酒蔵で造られている人気の日本酒です。獺祭の種類は、酒米の精米歩合によって種類が分かれていて、さまざまな人におすすめできる日本酒です。最高クラスの酒米を使用することで華やかな香りとコクのある柔らかい口当たりが特徴のお酒を造ることができました。日本酒として種類ごとの値段と味の評判や口コミなどを解説しましょう。さらに、獺祭と名のついた関連商品について紹介します。

人気の日本酒「獺祭」の種類まとめ!ランクごとに値段&味の評判を解説のイメージ

目次

  1. 1獺祭の特徴
  2. 2獺祭の種類一覧
  3. 3獺祭の名がついた関連商品
  4. 4獺祭の種類を口コミを参考に選んでみて

獺祭の特徴

獺祭(だっさい)はその味の美味しさから、お酒好きの間で話題になったことがありました。かつて日本酒はビールやワインなど色々な種類のお酒が登場した事と若者の日本酒離れもあり、出荷数が落ちた時期がありました。

80年代後半に地酒ブームがあり再び人気が出ましたが、それも落ち着き再び日本酒離れが心配されました。しかし、新たな日本酒ブームが静かに確実に起きていて、そのブームを作っているひとつに獺祭の存在があったのです。

獺祭は、山口県岩国市の酒蔵の「旭酒造」が造っています。それにはどんな特徴があるのかを紹介しましょう。獺祭はいくつかの種類があり人気のあるおすすめのお酒です。どんなところが人気なのかや酒米は何を使用しているのかを解説していきます。

大人気のおすすめ日本酒

獺祭を飲んだ感想に多くあるのが想像してた日本酒とは違うという印象です。若者や女性に人気が出たのは、その飲みやすさと商品の種類の豊富さにあります。1990年に発売されてネット販売でも品不足のために一時はかなりの高価になるほどの人気でした。

しかし値段は他のメーカーの同じようなランクと比較しても安いのでは?と思われるほどです。味も美味しくて多くの人がおすすめしたい日本酒となりました。海外でも人気がありアメリカ大統領へのプレゼントとしても使用されました。日本酒としては考えられなかった生チョコレートなどのコラボもあります。

最高峰の酒米を使用

獺祭は、山口県岩国市にある酒蔵で旭酒造が造っている日本酒で、醸造アルコールを使用していません。お米の磨きである精米歩合は、50%以下と純米大吟醸酒だけを造っています

酒米は、山田錦という酒米の王と言われているお米を使用しています。酒米とは、正式には「酒造好適米」または「醸造用玄米」といいます。

酒米は、酒造りのために造られたお米です。ご飯として食べるお米とは種類が少し違います。酒米とご飯として食べるお米の違いには、米粒の大きさと心白(しんぱく)の大きさにあります。心白というのは、お米の中心部の白くて透明の部分のことです。

お米の表側の層にはタンパク質が多く中心部分にしたがってデンプンが多く含まれています。酒造りには、タンパク質が多いと酒の香りがなくなってしまうことがあります。酒米は精米をやりやすくするためにお米を大きくなるように育てています。

業界最高の技術で製造

日本酒である獺祭は、旭酒造の酒蔵で造られていますが、酒米はより美味しい日本酒を造るために山田錦だけを使用しています。その山田錦の米の表面を5割以上削ることで最高で美味しい日本酒を造ることができるのです。

山田錦は栽培が難しいので酒米が足りなくなることが続いています。しかし、2014年に富士通と組んで山田錦の安定調達プロジェクトを行うことになりました。「ICT」という情報通信技術を使って山田錦の不足を解消することを目指しています。

獺祭が業界最高の技術を使っていると言われているのは「遠心分離システム」を導入しているからです。旭酒造は、このシステムを日本で初めて導入しました。遠心分離の遠心力によって搾ることで日本酒への余分な負担が減り、香りの品質の向上に大きな貢献をしています。

獺祭の味わい

獺祭は商品の種類がいくつかあって品質のランクがあります。その特徴はどれも飲みやすくて華やかな香りを楽しむことができます。誰におすすめなのかというと日本酒が苦手な人やお酒の初心者です。獺祭はどの種類も純米酒で、アルコール醸造を使っていない純米大吟醸です。

獺祭は大吟醸らしい香りと米の旨味を感じることができます。味わいは、甘さとフルーティーさにあります。獺祭は、今では、スタンダードともいえる吟醸系を広める大きな役割を果たしました。さっぱりとしてフルーティーでワインのような高級感のあるその特徴は、女性にも好まれる味わいです。

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獺祭の種類一覧

獺祭の大きな特徴は、どの種類も純米大吟醸だということです。いくつも種類を造っている旭酒造には、日本酒造りには欠かせないはずの杜氏がいないことでも知られています。以前は杜氏がいて酒造りをしていました。

しかし、最新の技術を導入することにより、杜氏の経験や勘などをデータ化することで杜氏ではなく社員がデータを分析して酒造りとその管理を行うようになりました。獺祭にはいくつもの種類の銘柄があります。それらのおすすめと口コミを紹介しましょう。

純米大吟醸50

獺祭は、お酒の初心者からお酒好きまで支持されているおすすめの日本酒です。獺祭はいくつもの種類がありそのひとつが「純米大吟醸50」です。獺祭の始まりといっていい日本酒で、色々な種類がある獺祭の中から飲むならまず純米大吟醸50からともいわれています。

獺祭のいくつもある種類の中で最も人気があるその理由は、その特徴に香りの良さや味がわかりやすくて美味しいところにあります。そして、価格も大吟醸なのに割と安い価格で購入できることも魅力のひとつです。ただし、純米大吟醸50は在庫を持って終売となりました。

評判・口コミ

「獺祭純米大吟醸50」と「獺祭磨き3割9分」を4:1の割合でブレンドして加熱処理をしていない飲み方をしているとのことです。香りがフルーティーでかなりの甘めでお米が薫るそうです。冷やしトマトカプレーゼと相性が良かったということで、何にでも相性が良いのが獺祭の人気のひとつといえます。

純米大吟醸45

獺祭の「純米大吟醸45」は、獺祭のいくつもの種類のある中で最も人気があった純米大吟醸50が終売になり、それにかわるかたちで登場しました。なぜ純米大吟醸45になったかというと旭酒造の求める品質の高い日本酒により近づけるために新しい種類の獺祭を造る必要があったからです。

精米歩合が50%から45%にかわりました。より手間をかけてお米を贅沢に使用していて、味は甘くフルーティーで爽やかです。値段は1800ml/3,240円(税込み)です。

評判・口コミ

評判、口コミは、初夏の月夜に冴える山吹色でレモンの花に似たほのかな吟醸香、と絶賛しています。お米から作られたお酒が五臓六腑に染みわたるほどで味は穏やかな酸味、まどろむ甘み、芯のある日本酒だという事です。

純米大吟醸(磨き三割九分)

「獺祭 純米大吟醸(磨き三割九分)」は、米大吟醸45よりもひとつランクのお酒です。獺祭には、磨き三割九分よりさらに上のランクがあります。

しかし、同じ種類でも他のメーカーでは最上位として扱っているメーカーもあります。獺祭の美味しさをしっかりと楽しむのなら磨き三割九分がおすすめです。精米歩合が39%で香りは果物の上質な味で口をつけるとバナナや梨のような香りを感じて舌には優しい甘みが残ります。値段は1800ml/4,989円(税込み)です。

評判・口コミ

うまい酒が飲みたい人におすすめしたいとのことです。獺祭にもいくつもの種類がありますが磨き三割九分が甘くてふくよかで果実のような香りがあり、水のようにするりとしたやわらかな口当たりでのどごしが良いとのこと。冷でいただくのがおすすめだという口コミです。

純米大吟醸(磨き二割三分)

「純米大吟醸(磨き二割三分)」は、酒米である山田錦を23%まで磨いて造った最高クラスの純米大吟醸になります。お米の表層を8割近く削り取ることで最高の純米大吟醸を造ることができました。その特徴は、香りはフルーティーよりも花に近い香りがします。

口に含むと優しい味わいで喉に感じるのは水のように流れ込こむほどのまろやかさで、終わりに香りが口に残ります。値段は1800ml/10,584円(税込み)です。

評判・口コミ

「獺祭の純米大吟醸の磨き二割三分」を初めて飲みました。23%精白米は、白い宝石ですねと思ったそうです。一口飲んで浮かんだのは「清い」です。何という清らかさでしょうとのこのです。それだけ品質の高い最高クラスの日本酒を味わえるようです。

純米大吟醸(磨き三割九分/遠心分離)

「獺祭 純米大吟醸(磨き三割九分/遠心分離)」は、さまざまな種類の中でも遠心分離機を使用して造られた日本酒のひとつです。通常の三割九分を遠心分離する事でもろみから酒となる水分と酒粕を分離して分けます。香りはフルーティーでメロンやバニラも感じる事ができます。

飲むと甘い味わいを楽しむことが出来ます。のど越しは透明感がありさっぱりとした味わいです。値段は1800ml/7,786円(税込み)です。

評判・口コミ

「純米大吟醸磨き三割九分遠心分離」は、遠心分離をかけた酒を圧搾でこした酒をブレンドした日本酒です。旨味の強いパンチが来てスッと消える後味、これは逸品ですわとの口コミです。喉に残る爽やかさは絶品です。

純米大吟醸(磨き二割三分/遠心分離)

「純米大吟醸(磨き二割三分/遠心分離)」は、酒米の山田錦を23%まで精米したお米を使用しています。酒もろみを遠心分離機で酒ともろ味を分離させて造った純米大吟醸酒です。香りは華やかで飲むとすっきりで切れのある味で甘さを感じる事ができます。値段は1800ml/16,686円(税込み)です。

評判・口コミ

「純米大吟醸(磨き二割三分/遠心分離)」の評価、口コミを紹介しましょう。どっしりとした存在感あふれる飲み口とのことです。他には、思ったより当たり(ボディ感)があって、酸味があるが、まろやかな甘旨味ベースで旨いとのことです。当たりはあるが飲み口はスッと入る不思議な感覚だといいます。

磨きその先へ

「磨きその先へ」は、「磨き二割三分」の影響で他社も同じように高い質の精米を使用した日本酒を造るようになりました。磨きその先は、獺祭磨き二割三分をさらに超えるお酒として造られましたが、同じものではなくそれとは違うもとして造られています。

2014年に安倍総理大臣が来日したオバマ大統領(当時)に贈ったのが磨きその先でした。香りはしっかりとしていて華やかさがあり、その香りがしばらく残ります。値段はデラックス箱入で720ml/32,400円(税込み)です。

評判・口コミ

「磨きその先へ」の評価、口コミです。初めて飲んだそうですが、とにかく二割三分よりもさらに酒から離れて天然水そのものに近づいたような印象。このスルスル感だとうっかり量を間違えるが、しっかり16度あり。だそうです。あまりの飲みやすさに飲み過ぎに注意した方が良さそうです。

純米大吟醸(スパークリング45)

「純米大吟醸(スパークリング45)」は、きめ細かな泡立ちが特徴で豪華な濁り酒です。他の種類の獺祭と違い炭酸を楽しむことができて、純米大吟醸磨き45を基にしています。発酵しているお酒を入れて瓶内二次発酵によって造られます。

瓶の中では生きている酵母が発酵を続けます。そして炭酸ガスを発生させることによってきめ細かな泡が造られます。純米大吟醸だけしかない華麗な香りとお米の甘み、炭酸特有のさわやかさが特徴です。値段は720ml/ 2,008円(税込み)です。

評判・口コミ

「獺祭の純米大吟醸(スパークリング45)」は、爽やか過ぎず、素直にスーッと身体に入ってくるとのことです。「令和のスタンダード日本酒スパーリング」と呼んでもいい、余計な味わいの無い、スッキリ美味しいお酒だということです。

獺祭の特徴として飲みやすさがありますがスパーリング45も炭酸のさわやかさと相まってスッキリとした飲み心地になります。

獺祭の名がついた関連商品

獺祭にはさまざまな種類のお酒があり、スタンダードから最高級のものまでの種類があります。香りは華やかで飲みやすいのが特徴です。

日本酒の初心者や女性、お酒の愛好家までと幅広く支持されています。獺祭を使用した関連商品が何種類かあります。酒ケーキやショコラ、手作り酒粕石鹸などです。それぞれの商品を紹介しましょう。

酒ケーキ

獺祭酒ケーキ」は、獺祭の純米大吟醸を使用して造られたケーキです。

箱を開けてケーキを取り出すと獺祭の香りが広がり、ケーキのしっとりした味わいを楽しむことができます。甘みはそれほど強くなくて風味も爽やかです。紅茶やコーヒーにも相性が良いですがアルコール分が2%以上含まれています

獺祭ショコラ

関連商品の種類の中のひとつに「獺祭ショコラ」があります。日本酒を使用したチョコレートです。タイプは、ビターとミルクの2種類の詰め合わせとなっています。酒米を精米の最大限といえる23%まで磨いています。

香りは華やかで味は濃厚です。ミルクタイプは香りが高くて濃厚で甘いまろやかな味わいでアクセントに塩が加えられています。ビタータイプは、お米の甘い香りがはっきりと感じる事ができます。周りを銀箔で覆われていて、味わいは芳醇で豪華さを感じる事ができます。

手造り酒粕石鹸

関連商品の種類の中に石鹸があります。「獺祭手造り酒粕石鹸」は、獺祭磨き二割三分純米大吟醸の酒粕がたっぷりと使用されています。

原材料は石けん素地と酒粕だけを使用して手作りで造られています。香料や着色料などの添加物を全く使用していません。石鹸の色は、カーキー色で獺祭のキャラクターが描かれています。石鹸の香りはありません。

獺祭の種類を口コミを参考に選んでみて

獺祭は、山口県岩国市に所在する旭屋酒造の酒蔵で造られています。お米の磨きによって商品の種類が分かれているのが特徴です。味わいは、水のように飲みやすく香りは華やかさがあり、コクを感じつつもさっぱりとした飲み心地です。

他に日本で初めて導入した遠心分離機を使用した日本酒もあります。それにもまたいくつか種類があり販売しています。精米を磨くほど高価になりますが、値段を考えるとランクが上のお酒は気軽に飲んで試してみることは簡単ではありません。そんな時こそ口コミを参考にして購入することをおすすめします。

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