小松菜の最適な茹で方・茹で時間は?茹でた小松菜のおひたしレシピも紹介
小松菜を茹ですぎてクタクタになってしまったり、固すぎたりと失敗した経験はありませんか?今回はあまり知られていない小松菜の正しい茹で方や茹で時間を詳しく解説します。ベストな茹で方と茹で時間を知ることで、栄養満点の小松菜を美味しくいただくことができます。お手軽なレンジを使った茹で方や、おひたしのバリエーションも紹介していますので、参考にしておいしく小松菜をいただきましょう!
小松菜の上手な茹で方
小松菜の正しい茹で方をしっていますか?しゃきしゃきの歯ごたえがおいしい小松菜は、間違った茹で方をしてしまうと、食感が悪くなったり、しなしなになってしまうこともあります。ここからはあまり知られていなかった小松菜の上手な茹で方を中心に、おいしく茹でるための下処理やポイントを解説していきますので、チェックしてみてください。
下処理の仕方
小松菜の茹で方で大切な手順に下処理があります。小松菜をはじめとした葉野菜は、根元などに土が残りやすいので、根元の汚れを丁寧に落とす必要があります。小松菜の根元に十字に切り込みを入れ、流水を当てながら茎を開くように小松菜の根元を洗いましょう。茎の細かい部分にまで入り込んだ土をかき出すつもりで汚れをよく洗ってください。
小松菜の葉の部分は、流水に当たるように全体を洗いましょう。小松菜の茎と葉の部分が洗えたら正しい茹で方の大切な手順である下処理は完了です。
茹で方
小松菜の茹で方は、塩小さじ1を加えたお湯を沸かします。塩の量は水に対して1%がベストです。塩を入れることで小松菜の栄養が水に流れ出ることを防ぐ効果があります。小松菜を茹で方はたっぷりのお湯で茹でる方がおいしく仕上がるので、お湯は多めの量を沸かしましょう。
次に小松菜の茹で方で大切なことは沸かしたお湯に小松菜の茎を先に入れて茹でるということです。小松菜は茎の部分と葉の部分で火の通りが異なるので、茹で時間のかかる茎を先に茹でるというわけです。小松菜の中央部分を手に持った状態で茎の部分を沸騰したお湯に漬け、そのまま茹でてください。
小松菜の茹で方、茎を茹でたら次は小松菜を持っている手を離し、葉の部分まで小松菜全体を入れて茹でます。小松菜を全体的に茹で上げたら、小松菜を冷水に取り、粗熱を取って水気を絞ったら小松菜の上手な茹で方が完了します。
ポイント
小松菜の茹で方を紹介しましたが、ポイントは茎を先に茹でるということです。小松菜全体を均一に茹でるために、茎を最初に茹でるという茹で方を覚えておきましょう。また、小松菜はやや苦味があるのが魅力の野菜ですが、アクなどはあまりないため、えぐみを取り除くアク抜きは必要ありません。
新鮮な採れたての小松菜は生でも食べられますが、おひたしなどで食べるときは紹介した小松菜の正しい茹で方を参考に、おいしい茹で方でいただきましょう。
小松菜の最適な茹で時間は?
小松菜の正しい茹で方を紹介してきましたが、続いて覚えておいて欲しいのが小松菜の最適な茹で時間です。小松菜は茹で時間が長すぎるとしなしなになり、食感が悪くなってしまいますので注意が必要です。ここでは小松菜の最適な茹で時間について解説していきます。
一袋で何分?
小松菜の茹で時間はひと袋でも1分以内でおいしく仕上がります。ポイントは小松菜の根元の部分と葉の部分を時間差で茹でることなので、量が増えても時間はあまり変わりません。小松菜の正しい茹で方を参考に茹であげてください。
根本の茹で時間
出典: https://tenki.jp
小松菜の根元の茹で時間の目安は30秒ほどです。小松菜を茹でている途中で、小松菜の茎のコシがなくなり柔らかくなってくるので、それを目安に葉の部分を投入します。あまり茹で時間が長すぎるとくたくたになってしまうので、短いかな、というくらいでOKです。
葉の茹で時間
小松菜の根元の茹で時間が終わったら、次に葉を茹でますが、葉の茹で時間の目安は15秒ほどになります。葉の部分は根元に比べて薄く、すぐに茹でることができるので茹で時間は短くても構いません。葉の茹で時間も根元の部分と同様茹ですぎると食感が悪くなってしまうので、くれぐれも茹で過ぎには注意してください。
見た目の判断
小松菜が茹でられたかの判断は、根元の部分がほどよくしなやかかどうかで判断します。小松菜の根元がくたくたになっていると茹で過ぎなので、茹で時間を超えないように茹でるようにしてください。また、小松菜を茹でたあと素早く水にさらすことで緑色がきれいに仕上がるので、ボウルなどを準備してスムーズに作業が行えるようにしましょう。
小松菜の茹で方:電子レンジの場合
コンロがほかの料理で埋まっているときや、暑くて火を使うのも嫌な季節は、電子レンジを使って小松菜を茹でることができます。洗い物も少なく、とても簡単なのでレンジを使った茹で方を紹介します。レンジの茹で方を覚えておくと茹でた小松菜をちょっと使いたい時にも便利ですので、ぜひチェックしてみてください。
下準備
小松菜をレンジで茹でる場合の下準備は、お湯で茹でる場合と同様に小松菜をよく洗うことから始めます。根元部分は十字に切り込みを入れ、流水で晒しながら土をかき出すように丁寧に洗い、葉の部分は流水に当ててさっと洗います。そのあと、根元の硬い部分を切り落とし、長さを5cm程度に切ってください。
加熱の方法
小松菜のレンジの茹で方、続いて加熱編です。口径20cmほどの耐熱ボウルに小松菜の茎を下に、葉を上にして入れ、ふんわりとラップをかけます。レンジでしんなりとするまで600Wで3分~3分半加熱しましょう。やけどに注意しながらラップを取り外したら、全体をさっと混ぜ合わせたらOKです。
レンジで小松菜を茹でたら冷水に取り、粗熱を取ったら水気を絞ってください。これだけで完了です。鍋にお湯を張って沸かす必要もありませんし、鍋などを洗わずに済むので、時間も手間も省くことができてとても便利です。
茹でた小松菜のおひたしレシピ
ここまで小松菜の茹で方を紹介してきましたが、最後にゆでた小松菜を代表する料理、おひたしのレシピを紹介します。栄養満点の小松菜をいろんなバリエーションのおひたしでおいしくいただきましょう!
ごま油香る小松菜と揚げのおひたし
- 小松菜 2束
- 薄揚げ 1枚
- A水 150ml
- Aほんだし 1/2袋
- Aしょうゆ小さじ1
- Aお酒小さじ1/2
- ごま油 小さじ1/2
- 鍋に材料Aを入れて強火にかけ沸騰させます。
- 茹でた小松菜を投入ししばらく煮たら、最後にごま油を混ぜて完成です。
普通の小松菜のおひたしにごま油をプラスすることで、風味がよくなるおすすめレシピです。あたたかいまま食べても美味しいですし、冷たく冷やしたおひたしも箸が止まらないおいしさです。
小松菜としらすのしょうがおひたし
- 小松菜 1束
- しらす干し 20g
- おろししょうが 1かけ分
- しょうゆ 大さじ1
- ゆでた小松菜にしょうゆを回しかけ、菜箸でほぐしながらあえ、すぐに水けを絞ります。
- しらす干しをざっくりと混ぜ合わせ、器に盛り、しょうがをのせたら完成です。
小松菜としらすでカルシウムがたっぷりと取れる栄養満点のおひたしレシピです。しょうがをたっぷりと乗せると、ピリっとした辛味がアクセントになって絶品なので、ぜひお試しください。ご飯のおかずにはもちろん、お酒のアテにもぴったりです。子供のいるご家庭はしょうがの量は調整してください。
小松菜ときのこのおひたし
- 小松菜 1束
- なめこ 1パック
- エリンギ 1パック
- めんつゆ 適量
- えのきは石づきを切り半分に切り、なめこは軽く水で流います。
- ボウルに茹でて水気を絞った小松菜とえのきとなめこを投入し、めんつゆを入れて混ぜ合わせたら出来上がりです。
味付けはめんつゆを使うので失敗いらずのお手軽おひたしレシピです。きのこを使って簡単に作れる副菜があっという間に出来るので、晩ご飯にもう一品プラスしたいな、という時に覚えておくと便利です。
厚あげと小松菜のおひたし
- 小松菜 1束
- 厚揚げ 1/2丁
- しめじ 1/2株
- だしパック 1袋
- 水 400cc
- 厚揚げは食べやすい大きさに、しめじは根元を切ってばらしておきます。
- 鍋に水とだしパックを入れて沸騰させ厚揚げをいれます。
- 軽く火が通ったら、茹でた小松菜の葉としめじを入れて1分程さっと煮ます。
- 火を止め、食べる直前まで放置したら完成です。
おばあちゃんが作ってくれたような昔懐かしい小松菜のおひたしです。しみじみとおいしい和の味わいにほっこりすること請け合いです。レシピの最後に一度火を止め冷ますことおひたしにぐっと味が馴染みます。たくさん作ってもりもり食べたい栄養満点のおひたしです。
小松菜の茹で時間がわかればシャキシャキおひたしに
小松菜の茹で方と茹で時間を中心に紹介してきました。今まで我流で茹でていた方も、正しい茹で方を知ればもっとおいしくいただけます。食べるサプリと言われるほど栄養満点の小松菜をもっともっとおいしく堪能して、健康な食生活に役立てて下さい!