くるみをローストする方法は?ローストした時の栄養や生くるみとの違いを解説
くるみをローストする方法は複数あります。くるみは生でも食べられますが生よりもローストしたほうが香ばしく、また食感がカリッとなるので一手間加えると美味しくなり好まれる場合が多いです。ローストした際の栄養素の変化などが気になるところですが今回はローストした際の変化とローストの方法を中心にくるみを紹介したいと思います。くるみは殻が硬いですが美味しく栄養素も高い食品なので計画的に取ると非常に体に良い効果をもたらすことが多いです。
目次
くるみを自宅で手軽にロースト
くるみなどのナッツ類は基本的にローストして売っているものが多いのですが、生のものも売っています。手間はかかるのですが生のほうが値段的に安く大量購入できる上に、自分でローストしたほうが美味しく作れます。
特にくるみはローストしたほうが香ばしさとカリッとした食感を生むので好まれる場合が多いです。そんなくるみのローストの仕方を今回は紹介します。
くるみをローストする方法《オーブン編》
とにかく多めにくるみをローストしたい場合はオーブンがおすすめです。天板の分だけローストできるので量が多めにローストできます。フライパンと違ってある程度時間が取れるのも嬉しいところです。タイマーをセットして、その間に片付けなどをしてしまいましょう。
天板にくるみを並べてオーブンへ
天板にくるみを並べます。このときに注意することは、くるみが重ならないようにしましょう。簡単にするにはある程度くるみを入れて揺すって均一になるようにします。このときくるみが重なると生焼けになったりするので注意してください。
オーブンの温度は150から160度ぐらいに設定しましょう。大体15分ほどローストすれば出来上がりですが、焼きムラを防ぐためにも途中で一回かき混ぜるようにしましょう。
あとは時間いっぱいローストすれば出来上がりです。特に難しくはないのですがオーブンがある家庭とない家庭がありますので、ない場合は後述になりますがフライパンでローストしましょう。
焼けたくるみが冷めたら完成
ローストしたくるみを少し混ぜそのまま鍋敷きなどの上において自然に冷ますようにしましょう。その後は小分けにして冷凍するなどで長持ちさせることが可能です。
冷凍・冷蔵保存の場合香りの強い食材の香りがつくので、それとは分けて保存するようにしましょう。生のまま冷蔵するよりも一度ローストして冷蔵するほうがいいでしょう。というのも生のくるみの場合、カビが生えやすいので注意してください。
多くの場合、くるみ乾燥したものが販売されています。そのほうが日持ちがするし扱いやすいからです。またこうばしい香りと味がよく、好まれる場合が多いのですが、生のくるみをお好みにローストして味わうのも、自分お好みで味わえるのでたのしいです。
くるみをローストする方法《フライパン編》
次にフライパンでくるみをローストする場合を見ていきます。フライパンだと多少手間が増えたり、オーブンに売らべて少量しかローストできなかったりしますが、その分お好みでローストできるのがおすすめです。
油を引かずにくるみをフライパンへ
フライパンの水気をきれいにとり、中火でローストします。この際油は引かずにフライパンの面積の半分ぐらいの量をローストするようにしましょう。入れすぎると焼きムラの原因にもなりますので注意してください。
多少栄養素は熱で変貌してしまいますが、味が良いので食べ続けることを考えるとローストしたほうが長続きして食べることができます。ローストしたあとは酸化しやすいので、冷凍保存をする以外はなるべく早い段階で食べてしまうようにしましょう。
香ばしい香りがしたら火を止める
ローストする目安は香ばしい香りがしてきたら火をとめましょう。もちろん食べる分だけローストしてやれば、生で保存が聞くようならなら美味しく食べれますのでフライパンで少量ローストするのがおすすめです。
焼けたくるみが冷めたら完成
くるみがローストできたら自然に温度が落ち着くようにしましょう。特に冷蔵庫に入れて冷やす必要はありません。焼けたくるみが冷めたら完成です。カリッとした食感と香ばしい香りが美味しいローストくるみの出来上がりです。
味わいの差は少しですが、多くの場合生のくるみよりローストしたものが香りがよく食感も出るので好まれる傾向にあります。焼いたあとは長期保存をする場合はジップロックなどを使って密封して冷凍庫、短期保存でちょくちょく使う場合はラップをして冷蔵庫で保存をしましょう。
くるみをローストする方法《トースター編》
くるみをローストするのはオーブンやフライパンだけでなくオーブントースターでも簡単にローストすることができます。生ではないローストしたくるみを手間を掛けずに作りたい場合はオーブントースターが活躍します。
網の上にくるみを並べてトースターへ
トースターでローストする場合は、まず2分ほどトースターを温めます。続いて網に生のくるみをひろげます。1分細火を通して予熱で10分火を通します(扉は閉めたままです)。
お好みで香ばしくしたいなら、2分~2分半ほど加熱します。火を通すことで壊れる栄養素もあるので木になる方はあまり火を通さないほうがいいです。しかし味わいは格段に上がるので香ばしさか栄養素を考えながら火を通しましょう。
焼けたくるみが冷めたら完成
こちらの場合もくるみは自然に覚ますようにしましょう。またくるみを覚ます際に香りが移りやすいので気をつけてください。香りの強いものの近くだとくるみをせっかくローストしてできた香ばしい香りが台無しになってしまいます。
くるみをローストした時の栄養
くるみは非常に栄養価の高いナッツです。特にオメガ3脂肪酸とよばれる、アルファリノレイン酸が非常に多く含まれています。これらを植物で含むのはくるみを始めいくつかの食材だけで、動物でいうと青魚に多く含まれるDHAなどに近い働きをするそうです。
またビタミンやミネラルも豊富に含まれており、非常に栄養価の高い食品でもあります。ビタミンとミネラルは相互作用が有り、単独で摂るよりも複数とったほうが効果が強くなります。くるみはそのバランスが非常に良く滋養強壮によく聞くと言われています。
ローストすると栄養は変化する?
ローストすることで熱に弱い栄養素が変化してしまいます。ローストするとビタミン類が減少、たんぱく質は凝固し、酸化も進みます。ですので栄養価を気にするのであれば生クルミをそのまま食べるのがベストです。ですがローストしても有効な栄養素もあります。
しかし生のくるみは淡白なので食べ飽きたりする恐れもあります。毎日定期的に取るなら美味しくいただけるようにローストしたものを食べるほうがいいでしょう。
抗酸化物質の含有量は逆に増える?
最近の研究結果では抗酸化物質が増えるというデータもあります。またこれらの物質、オメガ3脂肪酸などを取ることでアンチエイジングの効果が高まるという研究データもあります。
また先程も述べたように定期的に食べるならローストした食べやすいものが良いので、継続的にくるみを食べることで体の中から健康になるという研究結果もあります。
また生よりローストしたもののほうが栄養素で吸収しやすいものもあるという意見もあります。ですので生とローストの使い分けはお好みの目的に合わせて使い分けましょう。
くるみのローストと生くるみの違い
生のくるみとローストしたくるみには栄養素以外にもいくつか違いがあります。その違いについて診ていきましょう。
くるみは生でも食べられる?
出典: https://tkjm.jp
くるみは生でも食べることができます。栄養素の観点から言えば生のほうが栄養価は高いと言われていて、ビタミンやミネラルは生のほうが豊富で、加熱してない分壊れていないので健康にはいいとされています。
また、くるみには抗酸化物質が多く含まれており定期的に摂取することで、アンチエイジングや生活習慣病の予防など健康に大きな貢献をしてくれるナッツでもあります。
なので、健康上では「生」で食べて、美味しく食べたいなら「ロースト」という判断がおすすめです。
食感と味の違い
食感は生のものとローストしたものの違いは、ローストしたもののほうがカリッとしてて軽い食感で食べられます。また油を使っていないので、べとつくこともないのが特徴です。
味は風味が違います。ローストしたもののほうが香ばしく、生のものはあっさりしています。これらの違いは食べる人の好みによるところが大きいのですが、多くの場合生ではなくローストしたものを好まれる方が多いようです。
くるみをローストする方法はいろいろ
くるみは様々な方法でローストできます。またローストの仕方で味わいも変わります。しかし基本は同じなので自分のやりやすいやり方でローストしましょう。
またお菓子などでもよく使われるし、料理に使われることも多々あります。料理に使われる際は香り重視の場合が多いので、ローストしたものを使う場合が多いようです。
お菓子には混ぜて使われることや、混ぜたあとに火を通すものもあるので生のくるみが使われるようです。しかし近年お菓子作りで需要が増えている生のくるみですが、多くの場合は乾燥くるみが出回っています。これは保存を目的としたものです。
なので自分で生のくるみを買ってローストする機会は少ないのかもしれませんが、健康ブームの昨今生のくるみに出会うこともあるので生のくるみの処理や食べ方とロースト方法など、覚えておくと良いでしょう。