ししゃものフライパンでの焼き方は?アルミホイルやクッキングシートが使える!
ししゃもは年間を通して市場に流通しており、非常に手に入りやすい魚です。ししゃもは実はフライパンで簡単に焼けるということを知っていましたか?今回は失敗しないフライパンでのししゃもの焼き方を紹介していきます。また、フライパンでの調理に便利なクッキングシートやアルミホイルなどの使い方についても解説していきます。フライパンで失敗なしのししゃもの焼き方をマスターしてみませんか?
ししゃもをフライパンで焼きたい!
季節を問わず手に入る手軽な魚のひとつがししゃもです。ししゃもは簡単に手に入り、調理も簡単ですが、フライパンで焼くことでさらに簡単においしく味わうことができます。
今回は、ししゃもをフライパンで簡単に調理する方法を紹介していきます。その前に、まずは日本で流通しているししゃもについて簡単に紹介していきましょう!
ししゃもとは?
おかずにもおつまみにもなるししゃもは、子どもから大人まで愛されている食べやすい魚のひとつです。
現在では広く知られていますが、ししゃもには大きく分けてカラフトししゃもと本ししゃもの2種類があります。
現在、市場に広く流通しているのはカラフトししゃもの方です。一方、本ししゃもは現在では貴重な魚となっています。それでは、カラフトししゃもと本ししゃもの違いについて、さらに詳しく見ていきましょう!
ししゃもの種類:カラフトししゃも
市場に大きく流通しているのがカラフトししゃもです。カラフトししゃもは英語ではキャペリンまたはカペリンと呼ばれ、スーパーや居酒屋などで「子持ちししゃも」と言われるものはほとんどがカラフトししゃもです。
カラフトししゃもはノルウェー、アイスランド、カナダなどから輸入され、日本の食卓に届けられています。お寿司屋さんのネタにあるししゃもっこも、このカラフトししゃもの魚卵を使っています。
もともとは1970年代にししゃもの代用品として流通してきましたが、のちにカラフトししゃもの流通量がししゃもを大きく上回るようになりました。そのため、現在では、ししゃもといえばカラフトししゃもの事を指し、本来のししゃもは本ししゃもと呼び分けています。
ししゃもの種類:本ししゃも
本ししゃもは世界中でも北海道の太平洋沿岸の一部の地域でしか獲れない非常に珍しい種類の魚です。もともと、ししゃもという名称は北海道の原住民であるアイヌ民族のアイヌ語のスサムから来ています。
スサムとは柳の葉の魚という意味です。アイヌ民族が飢えて困っていた時に、カムイ(神)が楊(柳)の葉を魚に変えたという伝説が由来となっています。ししゃもは漢字でも柳葉魚と書き、昔から神から賜った魚として北海道を中心に親しまれてきました。
ししゃものフライパンでの焼き方
ししゃもはフライパンでも簡単に焼くことができます。ちょっとしたコツを押さえれば、フライパンでおいしくししゃもが焼けます。
フライパンでししゃもを焼くコツは、クッキングシートや魚焼き用のアルミホイルを上手に活用することです。それでは具体的にどのようにすればいいのか見ていきましょう。
ありがちな失敗
フライパンでししゃもを焼く際によく起こる失敗が、フライパンにししゃもがくっついてしまいバラバラになってしまうことです。これは、あまり熱していない状態のフライパンにししゃもを入れてしまったときに起こる失敗のひとつです。
また、もうひとつの失敗は火力が強すぎて表面だけこんがりと焼けているのに、中に火が通っていない生焼けになってしまう失敗です。これらはちょっとしたコツを使うことで上手にフライパンでししゃもを焼き上げることができます。
クッキングシートを使う
フライパンでししゃもを焼くときに失敗しないためには、フライパンにクッキングシートを敷くと、おいしく焼き上げることができます。クッキングシートを使ってフライパンでししゃもを焼くコツは以下の通りです。
まず、フライパンをしっかり熱してからいったん火を止めてクッキングシートをフライパンに敷きます。クッキングシートの上にくっつかないようにししゃもを置いたらもう一度火をつけ、中火で片面5分ずつ焼き上げれば完成です。
ポイント
ししゃもを焼く際に気を付けるのは、フライパンの上のししゃもをあまり触らないことです。焼けていないししゃもは身崩れを起こしやすいので、ししゃもをひっくり返すとき以外は触らない方がいいでしょう。
また、フライパンにクッキングシートをしいて上手にししゃもを焼き上げるポイントとしては、必ずフライパンを熱した状態でクッキングシートとししゃもを置くことです。フライパンが冷たい状態でししゃもを焼いてしまうと、焼きムラができてしまい、あまりおいしく仕上がりません。
凍ったししゃもを焼く際にも注意が必要です。凍ったままフライパンに乗せて焼くようにしましょう。一度解凍してしまうと、ししゃものうまみがドリップとして流れ出てしまいます。そのため、凍ったししゃもを焼く際には凍ったままフライパンで焼きましょう。
アルミホイルでは綺麗にやける?
フライパンでししゃもを焼くときにクッキングシートをしくのがいいとされていますが、アルミホイルで代用は可能なのでしょうか?
通常のアルミホイルでししゃもを焼くと、ししゃもがアルミホイルにはりついてしまうため上手に焼くことができません。ししゃもを焼くときにアルミホイルを使う際には、魚焼き用の専用のアルミホイルを使用しましょう。
ししゃものフライパン以外での焼き方
ししゃものフライパン以外での焼き方を紹介します。ししゃもは小さくすぐに焼きあがることができるため、他の魚と違って比較的簡単に調理することができます。
ここではいくつかの道具を使ったししゃもの焼き方を紹介していきます。それぞれの生活やシチュエーションに合わせた焼き方でししゃもを楽しみましょう。
グリル
通常の魚と同じく、ししゃもは魚焼きグリルでも焼くことができます。他の魚に比べてししゃもは皮が薄く小さいため、焦げやすくなっています。そのため、魚焼きグリルでししゃもを焼く際には、グリルの網に薄くサラダ油などを塗っておくといいでしょう。
魚焼きグリルは魚を両面から焼くことができるため、フライパンよりも早く焼きあがるのがメリットです。ししゃもは焦げやすいため、魚焼きグリルで焼く際にはこまめに様子を見ながら焼きましょう。
トースター
ししゃもはトースターでも焼くことができます。焼く際には、トースターに付属している鉄板と、クッキングシートを使って焼きましょう。鉄板にクッキングシートをしいて、ししゃもを並べてトースターで10~15分ほど焼きましょう。トースターの火力は機種によって異なるので、様子を見ながら焼きましょう。
ししゃもをトースターで焼く際には、フライパンを使った焼き方よりもカリカリに焼きあげることができます。一方、やや焦げやすいので焼く際にはしっかりと焼き加減をチェックする必要があります。
ホットプレート
ししゃもはホットプレートでも焼くことができます。フライパンで焼くのと同じ要領で、ホットプレートにクッキングシートをしいてからししゃもをのせて焼き上げます。焼くときには、フライパンの時と同じくホットプレートを温めてからクッキングシートをしいてししゃもを焼きましょう。
クッキングシートがない場合は魚焼き用のアルミホイルでもししゃもを焼くことができます。また、クッキングシートも魚焼き用のアルミホイルもない場合は、ホットプレートにサラダ油を薄くしいてから焼きましょう。
その他
その他のししゃもの焼き方ですが、BBQの際などに炭火で焼くのがおすすめです。炭火の遠赤外線効果で、ふっくらとおいしくししゃもを焼き上げることができます。炭火でししゃもを焼く際には強めの火ではなく、やや遠火で焦げないように気をつけて焼きましょう。
ししゃもはクッキングシートで綺麗に焼こう!
ししゃもをフライパンで焼く際には、フライパンを温めてからクッキングシートをしいて焼くと失敗なく焼き上げることができます。フライパン以外でも、グリルやトースター、ホットプレート、さらにはBBQの炭火などでもコツさえつかめばおいしく焼き上げることができます。
ししゃもは年間を通して手に入れやすく、価格も安定している魚です。フライパンで簡単に焼き上げることができるので、ぜひ日々の献立に取り入れてみましょう!